GOD EATAR 〜血と意志を継ぐ者〜   作:?BOX

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お久しぶりです。
しばらく執筆をしていなくて全く投稿できておらず申し訳なかったですm(_ _)m

続きが気になっていた方がいてもらえたなら、お待たせしてすみませんでした(>_<)
今後は少しづつ書いていくつもりなのでゆっくり待っていて頂ければ幸いです‼

今回はアリサとの初任務です。
アリサのあの名言も飛び出します‼


No.014 新型と油断

No.014

 

昨日はアリサの紹介の後一回ミッションに行ってその日のソウルの仕事は終わった。

現在、ソウルはこれからアリサとリンドウと一緒にミッションがあるのでヘリポートに来ている。アリサも既にヘリポートにいる。

ミッションの内容はシユウとコンゴウの討伐だ。

今日のソウルの神機の刀身は火属性の朱雀である。

 

「リンドウさん、遅いです。もう出発予定時刻から10分も過ぎてます」

「まあ、リンドウさんのことだからいろいろ忙しいんだよ」

「遅刻するなんて隊長としての自覚が足りません!!多少忙しくてもなんとかして時間は守るべきです」

「そんなにリンドウさんのこと怒らないであげてよ…おっと、ちょっと待ってね」

 

ソウルの電話の着信音が鳴る。

 

「もしもし、ソウルか?」

「はい、そうです」

「ちょっと用事に時間がかかりそうだから先にヘリで向かっていてくれ。俺は出先からそのまま向かう」

「わかりました。任務ですか?」

「まあな。大丈夫だ、すぐ終わる。

着いたらいつもの所で待機していてくれ。くれぐれも警戒を怠るなよ?」

「了解です。リンドウさん、無理しないで下さいね」

「おう、じゃあ、そろそろ切るぞ」

 

そこで電話が切られた。

リンドウはいつもより早口でしゃべっていたので、ソウルは任務中にアクシデントがあったのかと思っていた。

 

「リンドウさんは出先からそのままくるって。だから僕達はもう出発しよう」

「そういう連絡はもっと早くするべきです」

 

アリサは髪をいじりながらそういう。

 

「まあまあ、とりあえず行こうよ」

 

ソウルは苦笑いしながらヘリに乗り込む。

 

 

その頃、リンドウは特務(デート)をこなしていた。

任務内容はボルグ・カムランとヴァジュラの素材回収だった。

ボルグ・カムランを討伐したところまでは良かったが、ヴァジュラと交戦を開始したところへもう1体のヴァジュラが現れたのだった。索敵に時間がかかっていたためそんな事態が起きてしまったのだろう。

現在はなんとか分断したあと、ヴァジュラを1体減らし、隙を見てソウルに連絡したところである。

 

「よし、さっさと終わらせるか…」

 

リンドウは物陰から飛び出し、辺りを見回しているヴァジュラに駆け寄る。

警戒していたヴァジュラはすぐにリンドウの存在に気づきその方向を向く。

リンドウはそのまま一直線に進んでいく。

ヴァジュラは右前足でリンドウへ殴りかかろうとする。

リンドウはその動きを見て地面を強く蹴る。リンドウは走ってきた勢いを殺さずに宙へ跳ぶ。

 

〈…よっと〉

 

ヴァジュラの右前足は空を切る。

リンドウは空中で神機を捕喰形態へ変形させ、ヴァジュラの背中へ着地する。そして、マントを神機に捕喰させ引き千切る。

ヴァジュラは背中からリンドウを振り落とそうと暴れ始める。

 

「おいおい、暴れんなよっ!!」

 

バースト状態になったリンドウは尻尾を根元から切断しながら素早くヴァジュラの後ろ側へ着地する。

ヴァジュラは少し怯んだあとすぐにリンドウの方向へ振り向く。

 

「くらえっ!!」

 

その瞬間にリンドウは下から神機を振り上げ、ヴァジュラの左前足ごと顔面を切り裂く。左目を潰すことに成功した。

怯んだ隙にリンドウは神機を左脇に構えながらすぐにヴァジュラの左半身に沿って後ろ側へ走り出す。助走の勢いを乗せて左足へ水平に神機を振り抜いた。

ヴァジュラの左足は体から離れて地面にドサッと落ちる。

さらに少し遅れてさらにドシンと大きな音がした。ヴァジュラの体が地に伏したのだった。

 

「動けるか?」

 

リンドウは振り向きながらヴァジュラに話しかける。

しかし、ヴァジュラはいくらもがいても思うように体が動かないからか、怒りに任せて唸るだけだった。

 

「トドメだな」

 

リンドウはヴァジュラの正面に移動してそういいながら、神機を振り上げ、構えを取る。

するとヴァジュラの体の表面がバチバチと音を立てる。

 

〈これは…ヤベッ!!〉

 

リンドウは慌てて回避する。

その瞬間ヴァジュラの周りに電撃が放たれ爆音が鳴り響く。

 

「ふぅ〜…。まだそんな元気があったとはな。さっさと片付けるか」

 

リンドウは電撃が収まったあとに素早く駆け寄り、ヴァジュラの頭部を真っ二つに深く切断した。その一撃でヴァジュラは動きを止めた。

 

「ふう、終わったな。

…おっと、急いでソウル達のところへ行かないとな」

 

リンドウは捕喰をすぐに済ませて移動を開始する。

 

 

その頃ソウルとアリサはもうすぐヘリを降りるというところだった。

 

「リンドウさん大丈夫かなー?なんか慌ててたみたいだし」

「いざというときは私達2人で十分です」

「もうすぐ着陸体勢に入ります」

 

パイロットが声をかけるとソウル達は着陸の準備をする。

そしてヘリは着陸した。

 

「とりあえず、行こうか」

「はい」

 

しばらく歩くと集合場所へ到着する。

 

「ちょっとリンドウさんに連絡とってみるね」

「わかりました」

 

ソウルは携帯を取り出し電話をかける。

 

「ソウルか?」

 

先ほどより落ち着いたリンドウの声が聞こえてくる。

 

「はい、いま到着したところです」

「そうか。俺はいまそっちに向かっているところだ。あと少しで着くぞ」

「了解です。では、待ってますね」

「おう、じゃあ急ぐから切るぞ」

 

その声が聞こえるとすぐに通信が切られた。

 

「リンドウさん、あと少しで着くって」

「そうですか」

 

さっきからアリサの反応が薄くてソウルは少し困惑する。

 

「アリサって狙撃兵なんだよね?やっぱり射撃も得意なの?」

「まあ、剣戟よりは得意ですよ。それがなにか?」

「いや、コウタも射撃が上手いし羨ましいなって」

「あのバカは射撃が上手いんですか?」

「バカって……。まあ、かなり上手いと思うよ?」

「そうなんですか」

「ああ見えて結構いいやつだから嫌いにならないであげてね?」

「努力はします」

 

アリサの返答にまたも苦笑いするソウル。

そのあとも、軽く雑談を続けながらリンドウを待っていた。

ちなみに話題を振るのは全部ソウルだったが。

 

「すまんすまん、遅くなっちまったな」

 

リンドウが2人の後ろから現れる。

 

「お疲れ様です。大丈夫ですか?」

「大丈夫だ。さてと、今度は新型2人とのミッションか。楽ができそうだな」

「リンドウさんもちゃんと働いて下さいよー」

「旧型は旧型なりの仕事をして頂ければと思います」

 

アリサがズバッといい切る。

 

「おっと、そうかそうか。まあ、ご期待に沿えるよう努力するとするか。よろしく頼むぞ」

 

そういいながらアリサに近づき肩をポンと叩く。

 

「きゃぁ」

 

その瞬間アリサが悲鳴をあげて飛び退く。

ソウルはそれを見て驚く。

 

「あーあ、そんなに嫌われちまったか」

「いえ、すみません。なんでもないです…」

「冗談だ。うーん、アリサ。混乱したときは空を見ろ。そして動物でも人でも食べ物でもなんでもいいからなにかに似た雲を探せ」

「な、何で私がそんなことを…」

 

アリサは困惑している。

 

「いいからやってみろ。これは命令だ。それまでここを動くなよ」

「…わかりました」

 

アリサは不満そうに了承した。

 

「よし、ソウルは俺と先行くぞ。アリサ、まずは教会内を捜索するから、雲を見つけたらそっちへこいよ」

「はい」

 

そういってリンドウは高台から降りていく。ソウルもそのあとに続く。

 

「リンドウさん、何であんな命令出したんですか?」

 

歩きながらリンドウに話しかける。その間も周りの警戒は怠らない。

 

「ああ、実はなアリサは少し精神的な問題を抱えていてな。まあ、このご時世だから何にもないやつの方が珍しいんだが」

「…そうだったんですか」

「だから、同じ新型のよしみとして気をかけてやってくれないか?お前なら任せても大丈夫そうだしな」

「わかりました!!」

 

そこで教会の前にいるコンゴウを発見した。

 

「なかなか早く見つかったな。さっそくやるか」

「僕が銃で援護します」

 

リンドウはソウルの言葉を聞き終えるとすぐに走り出す。

コンゴウはその足音に気がついて振り返るが、既にリンドウは十分接近しており、踏み込みの体勢に入っていた。

そのままコンゴウの左腹部を切り裂き、ステップを踏み距離をとる。

 

「ヴオォォ」

 

コンゴウが呻き声を上げて怯む。

そこへ間髪いれず、神機を銃形態に変形したソウルの雷属性のバレットが複数胴体に命中する。

さらにコンゴウがよろめく。

 

「ナイスだ、ソウル!!」

 

リンドウは神機を捕喰形態に変形し、コンゴウの左拳を捕喰する。

立て続けに攻撃を受けたコンゴウは怒りに身を任せ、残った右拳をリンドウへ向けて振るう。

リンドウはそれをバックステップで回避する。

空振りの反動でバランスを崩したコンゴウの右足に向けて神機を振り抜き、空中へジャンプする。

そのまま地面に倒れていくコンゴウの頭部へ向けて捕喰形態にした神機を突き立てる。

するとコンゴウは最後にビクビクと動いたきり、全く動かなくなった。

 

「リンドウさん、さすがですね‼僕が援護する暇もなかったですよ」

「まあ、こんくらい朝飯前だっ…ソウル‼危ねぇ‼」

 

リンドウが振り返りながら叫んだその瞬間、ソウルの視界は影が差したように暗くなった。

ソウルが素早く振り返り、空を見上げるとそこにはソウルに飛びかかろうとするシユウの姿があった。

 

〈これはマズいっ…‼〉

 

ソウルの神機が銃形態だったため変形してから装甲を展開しなくてはならず、防げるかどうかという距離だった。

ソウルが装甲をなんとか展開して構えようとした瞬間、ソウルの目の前が真っ白になり爆音が辺りに響いた。

 

〈うわっ‼〉

 

ソウルはその衝撃で軽く吹き飛ばされる。なんとか体勢を立て直しシユウのいたところへ目をやる。しかし、そこにはシユウはおらず離れたところへ吹き飛ばされていた。

ソウルはなにが起きたのか理解できず辺りを見回す。

 

「極東では新型のあなたまでたるんでるんですか?」

 

そこへ銃形態の神機をかかえたアリサが駆けてくる。

 

「アリサが助けてくれたの?ありがとう…」

「そんなこといっている暇があるなら早く構えて下さい。アラガミが起き上がりますよ」

 

見るとシユウがちょうど起き上がっているところだった。

 

「ソウル、大丈夫か‼」

「は、はい。アリサのおかげでなんとか…」

 

リンドウが駆け寄ってきてソウルに声をかける。

 

「そうか。とりあえず、さっさと片付けちまうぞ」

 

そういってリンドウはシユウへ向かって駆け出していく。ソウルもそのあとに続いていく。

 

〈…ほんとに危ないところだった。油断しないようにしなくちゃ〉

 

シユウは向かってくる2人に向かってエネルギー弾を乱射してくる。2人は左右に分かれて回避する。

その間を縫うようにアリサの弾がシユウの顔面に向かっていき、炸裂する。その衝撃にシユウは怯む。

怯んだ隙にリンドウは左から、ソウルは右から、それぞれシユウの翼を切り落とし、ステップで距離をとる。

両翼を切り落とされたシユウはあまりの痛みに高台に飛び乗り、逃走しようとする。

しかし、アリサはさらにシユウ弱点である顔面へ弾丸を打ち込む。そのダメージによりフラついたシユウは高台からドサッと落ちてくる。

そこへ神機を捕喰形態にしたリンドウとソウルがシユウの上半身を喰い千切る。シユウは絶命した。

 

「これで仕事は終わりだな」

「はい。…さっきは油断してすみませんでした」

 

リンドウはそのままシユウの亡骸を捕喰し始めた。ソウルはリンドウに向かって頭を下げる。

 

「おいおい、頭を下げることはねぇよ。だが、気をつけろよ。アラガミを倒したときが一番油断しやすい。俺も少し気が緩んじまった」

「はい、気をつけます」

 

リンドウはソウルの頭をワシャワシャと撫でながらそういった。

 

「あなたもゴッドイーターとしての自覚が足りていません。同じ新型としてどうかと思います」

「ごめん、アリサ。あと助けてくれてほんとにありがとう」

「まあ、そんなに責めてやるなよ、アリサ。ところで、お前の射撃の腕はなかなかだな」

「そんなあからさまに話を逸らさないでください。…まあ、いいですけど」

 

アリサは相変わらず、冷たい態度を崩さない。

リンドウはこりゃ、おっかないと肩をすくめる。

 

「よし、それじゃあアナグラに帰るかー」

 

ソウルは少し肩を落としながらヘリとの合流地点へ向かっていく。

 

 

「おーい、ソウルくーん‼」

 

アナグラへ帰還し、神機保管庫を出ようとしていたソウルはリッカに声をかけられる。

 

「ただいま、リッカさん」

「…ソウルくんなんだかちょっと元気なくない?どっかケガしたの?」

「いや、そんなことはないよ。ただ…」

「なんかあったの?あたしでよければ話聞くよ?」

「さっきのミッションでちょっと油断しちゃって、リンドウさんとかアリサに迷惑かけちゃったんだ」

「そっかー。でも、過ぎたことで落ち込んでも仕方ないよ。次から気をつけるしかないんじゃない?」

「まあ、そうなんだけどね」

「ネガティブに考えないで次に活かしていこうよ。自分の身の安全のためにも大切だよ?あたしもソウルくんにケガとかして欲しくないし」

「…ありがとう、リッカさん。次からは油断しないようにするよ」

 

リッカの言葉にソウルの声が少し明るくなる。

 

「うん、しっかりね‼

ところで、話変わるけどこの前いってた服完成したよ」

「ほんとに⁈」

「うん、いま持ってくるね」

 

リッカはそういうと保管庫の奥から紙袋を持ってきた。

 

「はい、これ」

「いま見てもいい?」

「もちろん‼」

 

ソウルはリッカに手渡された紙袋から中身を取り出す。

 

「うわぁ、すごい‼」

 

紙袋の中には頭からすっぽり被るタイプの白いパーカーが入っていた。背中には金色のフェンリルのエンブレムが、正面には少しポップな雰囲気の「SOUL」文字のがデザインされていた。

 

「どう?気に入ってもらえたかな?」

「うん‼背中のエンブレムもかっこいいし、名前を入れてもらったのもすごい嬉しい‼」

「なら、よかった。少し子どもっぽいかな〜って思ってたんだけどね。ソウルくんにはそのくらいがちょうどよかったみたいだね」

「それってどういう意味?」

「別に深い意味はないよ」

 

リッカは笑いながらいった。

 

「あ、そうだ。その服はね、アラガミの素材をかなり使ってるからだいぶ丈夫にできているよ」

「普通の戦闘服よりも多いってこと?」

「そうだね。前みたいな攻撃じゃ全然問題ないと思うよ。あと、その服は洗濯しなくても大丈夫だよ」

「何で?」

「アラガミ素材のオラクル細胞が汚れとかを食べてくれるんだよね」

「そんなの着ても大丈夫なの⁈」

「捕喰力はほとんどないから体とかを食べることはないと思うよ。ソウルくんには偏食因子もあることだしね」

「リッカさんがそういうなら大丈夫なんだろうけど…」

「ただそれを着たまま寝たりするとベッドにはよくないかもしれないけどね」

「その辺りは気をつけるね。でも、そんな機能ついてるなんてすごいね‼」

「…あ、うん。ちょうどいい機会だったからね」

「とにかく、ありがとね‼大切にするよ‼」

「あたしもソウルくんが喜んでくれてよかったよ」

「じゃあ、またね」

「うん、じゃあね〜」

 

元気を取り戻したソウルは手を振りながら保管庫から出ていく。




前と文章の感じが変わっているかもしれませんが、その辺りはご容赦下さい。

相変わらずゆっくりのストーリー進行となってます(笑)
書いていない間もいろいろ妄想していたのですが文字にするのはやっぱり大変ですねー
次はいつになるかわかりませんがなるべく遅くならないようにしたいと思ってます‼
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