ーFFI決勝 ウミヘビスタジアムー
『さあ!とんでもないことになりました。相手チームのラフプレイによりリトルギガントのFWは小田切たった一人になってしまいました。残り15分で3点のビハインド。もはや絶対絶命か!?』
「なあ、一人で大丈夫か?」
サークルの中に入ってきたチームメイトに心配された。
はっきり言ってなんの問題もなかった。
それよりも、怒っていた。
小「大丈夫だよ。それよりも今はすごい怒っているから」
殺気をむき出しにして相手を睨んだ。
「そう、ならよかった。まあ、相手が潰れないようにね」
小「善処する」
しない人がする返事をして前を向いた。
ピーーー
合図と同時に一気に飛び出した。
まず、最初の二人を軽くかわして三人目を加速して抜いた。残り何人かは置きざりにして、ゴール前に飛び出した。
「何をやってるのよ!ディフェンス!」
相手のゴールキーパーが叫んでディフェンスが二人前に立ちふさがる。
「いかせないよ」
「男子の癖に調子乗らないで」
そんな言葉を浴びせてくる。
小「意味無いのに」
そう呟いてシュート体勢に入った。
小「“日輪 彼岸花”」
「そんな弱いシュートなんて通用するはずがないでしょ“ギガントウォールG3”」
「“メテオスラッシュV3”」
この技の組み合わせで何人ものストライカーを泣かせてきた。いつもならこの2つの技の前にシュートはなす統べなく沈んでいった。
しかし、今放った技はーーー
「「きゃーーー!!!」」
秒で2つの技を打ち破りゴールめがけて飛んでいく。
シュートを打った時よりも威力を上げて。
そんなことは露知らず、ゴールキーパーはいつも以上に力を込めた。
「(あの二人がいとも簡単に破られた。あのボールこれまでとは桁違いに強い)“真インフェルノシールド”」
ピーー
『ご、ゴール!!!』
『なんということでしょう!小田切選手一人であの鉄壁ディフェンスを打ち破った!!これで2点差に詰め寄った!』
6ー4
「そんな、なんで」
相手チームが動揺しているなか急いで自陣に戻る。
合図があり、相手が攻めこんできたところを素早くボールを奪いカウンターを仕掛ける。
「戻って!!」
そんな相手の言葉から逃げるように加速する。そして、ゴールキーパーと1対1になる。
小「“日輪 彼岸花”」
さっきと同じシュートを打つ。
「“絶インフェルノシールド”」
キーパーが技を進化させて対応する。しかし
バシューーー!!
先ほどと同じようにゴールに刺さる。
6ー5
そこから先は、ほぼワンサイドゲームだった。
そして試合終了直前、放たれたシュートは今までとは違った。
小「これが今までの一つの集大成だ“ニューホライズン”」
これまでとは比にならないエネルギーがゴールに迫っていく。
「くそっ!“真インフェルノシールド”!!!」
今までの技とは性質が違う。だから少しは持ちこたえた。しかし、
バシューーー!!!
いとも簡単にゴールに突き刺さった。
ピピーーー!!
『ここで試合終了!FFI優勝はリトルギガント!』
6ー14
一試合に10得点。
これが俺、小田切 龍太のこの試合成績だった。
“FFI優勝はリトルギガント!優勝に導いたのは男子サッカープレイヤー”
このニュースは大いに世界を騒がせた。何しろ女性が優位に立つスポーツで一人の男子サッカープレイヤーが圧倒したのだから。
そんな中、日本のとある場所では
「やっぱすごいな小田切先輩は」
ある一人の少女がパンを食べながらニュースを見ていた。
「よし、私も頑張らなきゃ!」
そう言ってサッカーボールを持って階段を降りた。
「ちょっと練習してくる!」
「お姉ちゃん!店番!」
「あとで!」
「ちょ、お姉ちゃん!!」
そう言って、店を飛び出していった。
また別の場所では
「すごいなー、先輩は」
そういいながら嬉しそうに画面に映るある一人の男性を見ていた。
「どうしたんですの?」
「あ、お姉ちゃん」
そこに一人の女性が入ってきた。
「この人この事」
「ああ、小田切さんですか。確かにすごいですね」
「一人で10点もいれるなんてすごい。しかも、ほとんどがチームの力を十分に生かした上でとっているんだもん」
「確かにそうですね。さ、早く寝なさい。明日も早いのだから」
「はーい」
促されて布団に入る。
(凄いです先輩。もっと近づけるようにがんばるから見ててください)
数ヶ月後
ー成田空港 国際線ターミナルー
小「やっと着いた」
小田切 龍太が日本に戻ってきていた。
小「それにしてもあいつらの試合が今日だったとはね。飛行機のチケット用意してくれた親父に感謝しなきゃだな」
彼は持っている一つのパンフレットに目をやる。
“FF全国大会決勝 音ノ木坂学園対浦の星女学院”
どうもこんにちは小鳥と点心です。
ラブライブ×イナイレ
思いつきで書きました。続くかどうかはわかりません。それでもいいよという人は気長に待ってくれると嬉しいです。