岡本信彦さんや松岡禎丞さんあたりかなって思っていました。
そういえば、親バカ公爵は誰が演じてんの?
声は出たのに声優明かさないって……
あと、他の魔王は誰が演じるのか教えて欲しいです。
特にルミナス様!
さて、これの次から第3章です。
はんたーさん申し訳ありません。
リムルがアユムを紹介するエピソードは上手く構築できませんでした。
それ以外のリクエストにはお応えできているかと思います。
テンペスト復活祭 それは、この国における一大イベントの一つ。
この国の盟主たるリムル=テンペストの魔王への進化、そして、多くの仲間達の復活を祝う祭りだ。
そんな時お祝いの日にも、小さなトラブルは付き物である
某日
「ではこれより、テンペスト復活祭を開催する!」
「「「ウオォォォォッ‼︎」」」
叔父さんの配下の魔物達が大騒ぎだ。
そして、このカオスな空間の中には1人当惑している人物の姿があった。
勿論、俺である。
「……えっと、叔父さん。何コレ? ドユコト?」
「さっきリグルドが言っていただろう? テンペスト復活祭だよ」
「いや、だからね。そのテンペスト復活祭って何?」
俺の質問に答えてくれたのはシュナさんだ。
「昨年、リムル様が魔王になられ、シオン達を蘇生したのはご存知ですね? それを記念して、毎年この日に開催する事になったのがテンペスト復活祭なのですよ」
「へ、へえ……」
「ま、何で毎年恒例になったのかは俺にも分からないが、せっかく皆が楽しめるイベントだから楽しまないとな」
自分でも分かってないのかよ!
まあいいや。実際楽しいイベントなのは間違いない。
招待されたからには隅々まで楽しまないとな。
ホール内にはいくつものテーブルが並べられ、その上にはシュナさんやその部下達が腕を振るった各種料理が並べられている。
それを、取り皿で取っていくビュッフェ形式だ。
勿論、酒類も豊富だ。俺は飲めないけどね。
まあ、そんな訳で俺は色々なテーブルを回って片っ端から食べていった。
中には、開国祭で人気を博したハクロウさんの寿司やヴェルドラさんのお好み焼きなんかもある。
久々の寿司はメチャクチャ美味かったし、ヴェルドラさんのお好み焼きも初めての美味しさだった。
そんな風に楽しんでいたところに水を注される事態が起きた。
「リムル様〜、アユム様〜」
叔父さんと俺に呼び掛けてきたのはシオンだ。
「なんだ、シオン?」
「私も一皿作ってみたので、良かったら食べて下さい!」
ニコニコ笑顔でそう誘ってくるシオン。
それに対し、叔父さんはこの世の終わりみたいに青褪めた表情をしている。
「え、えーっと……また今度にしておこうかな。色々食べてて、もう結構お腹いっぱいだからさ」
シオンにそう返す叔父さん。
すげえイヤそうな顔してる。
そんなにヤバいのか?
逆に気になるよね?
そんなにイヤそうにしていると、逆に食べたくなるよね?
「じゃあ、俺は頂こうかな」
「!?!?!?」
「分かりました。では、すぐお持ちしますね!」
そう言って、シオンはその場から立ち去った。
それを見届けると、叔父さんが心配そうに話しかけてくる。
「お、おいアユム。正気か? シオンの料理ってかなりヤバいぞ」
「大丈夫ですよ。クサヤとかシュールストレミングとか食べた事があるんで。なんなら、『食○のソーマ』で主人公やその父親が作ったヤバい代物も試した事ありますし、ゲテモノにはそこそこ耐性ありますから」
「いや、そんなレベルの話じゃないんだが……まあいいや。後悔しても知らないぞ?」
叔父さんはそう言い残して立ち去った。
しばらくすると、シオンが自身の手料理を持ってきた。
「どうぞ、私特製のカレーライスです♪」
一点の曇りもない純粋な笑顔でシオンがそれを渡してきた。
ナニコレ? いやホント、ナニコレ⁇
カレーライスだと? コレのどこがカレーライスだと言うんだ‼︎
パッと見の印象は、ギャグアニメとかに出てくるどう考えても不味い料理のソレだ。
問題はカレーの方だ。
見るからに毒々しい紫色をしていて、マグマのようにボコボコしており、そこからどう考えてもヤバそうな緑色のガスが湧き出ている。
試しに、スプーンですくってみた。
あ、うん。コレ、アカンやつですわ。
スプーンの上に乗っかっているのは料理ではなく、何かの生命体なのではないか?
顔がついていて、「グルォォォォォ」とかなんか呻き声みたいなのを上げている。
いや、落ち着け俺。
確かに見た目はアレだが、シオンは料理と言ったのだ。
顔に見えるのはいわゆる『シミュラクラ現象』ってやつだ。人間の目は3つの点が集まったものを人の顔として認識してしまうというアレだ。
呻き声のようなものが聞こえたのは、空耳だろう。周りはドンチャン騒ぎだし、聞き間違いに違いない。
そう自分に言い聞かせてスプーンを口の中へと運んだ。
思わず口から虹色のキラキラを放出するところだった。
味だけは美味かった。
そう、
それ以外はメチャクチャだ。
食感とか香りとか風味とか、その辺がこの世のものとは思えない。
それをなんとか根性で喉の奥へと押し込んでいく。
アレレ〜、おっかしいなあ?
なんだか急に寒気とダルさ、吐き気や頭痛がしてきたぞ?
聖人は一種の精神生命体だから体調不良とかとは無縁のはずだが……
「どうです? 美味しいですか?」
自信満々という顔を向けてくるシオン。
正直、総合的に考えればこの世の物とは思えないくらい不味い。
コレは断じて料理ではない。劇薬を通り越したリサールウェポンである。それも、『状態異常無効』ですら無効化できないほどのヤバい代物だ。
だがしかし、気配りができる俺は決してそんな事を言わない。
いくらなんでも、こんな顔で迫られたら「クソ不味い」なんて言えない。
「う〜ん。取り敢えず俺の好みの味じゃないな。もしかしたら、他の人は気にいるかもよ」
そう言ってシオンに皿を返すと、俺はそそくさとその場から逃げていった。
いやはや、ヒドイ目にあった。
シオンの料理はこれっきりにしよう。
『
そこからは口論が聞こえる。
どうやら、残り一つのケーキを巡っているようだ。
言い争いをしているのは軍服姿の金髪女子高生みたいな奴と紫髪にサイドテールのボクっ娘少女だ。
言わずと知れたカレラとウルティマである。
口論は激しさを増しており、いい加減止めないとヤバそうだ。
「ほらお二人さん、その辺にしとかないと……」
「アユム様は黙ってて!」
「そうだ、甥君。コレは私とウルの問題なんだから、口を挟まないで頂きたい!」
何この息の合い方。
やっぱり悪魔だから喧嘩でさえ楽しんでいるのかな?
「ちょっと貴女達、リムル様が魔王になられた記念すべき日にコレはどうなの?」
「クフフフフ、テスタの言う通りです。リムル様の前で諍いなど不敬でしょう」
お、テスタロッサとディアブロも仲裁に入ってきた。
「そんなに喧嘩がしたいなら、私が相手になりましょう」
あ、コレアカンやつ。
「いいだろう、今日こそはお前を倒す」
「そうだね、引き分け続きだしそろそろ決着つけないとね」
うわ〜い、嬉々として挑んじゃってるよ。
テスタロッサも黙認する感じだし、ここは俺が入らないと。
「はいそこまで。せっかくのお祝いの日にそれはダメだろ」
「いえ、アユム様。私がこの者共をまとめて 」
「だから、ダメだろ。こんなんじゃあ叔父さんに怒られるかもよ。『帰っていいよ』とか言われても知らないよ」
叔父さん出した瞬間、ディアブロが涙目になってガクブルし出した。
ウケる。最強の悪魔が叔父さん出した瞬間怯えてる。
どうやら、叔父さん自身がディアブロを召喚したことを忘れていた事が想像以上にトラウマになっているようだ。
「カレラにウルティマもいい加減にしろよ。こんなの叔父さんが見たら、気分を害すると思うけど。それに、ゴブイチやハルナ達が新しい分を作ってくれるだろうからそれを待っていればいいだろ」
「「……確かに」」
俺の言葉に2人は同意し、大人しくなった。
騒ぎが終わった後だった。
悪魔3人娘が話しかけてきた。
「ねえアユム様、昔のリムル様ってどんな人だったの?」
「あら、それは気になりますわね」
「確かに、良かったらお聞かせ願えるだろうか?」
「別にいいけど、面白い話じゃないと思うよ」
そう言って、俺は昔の
ちょっと顔立の整っていて、そこそこ人徳があった事以外何の変哲もない普通のサラリーマンだった事。
そして、通り魔に刺されて死に、今の世界へと来た事。
「 とまあ、あとは3人が知っての通りだね」
「そうなのですね。ところで、リムル様を殺した通り魔はどうなったのです?」
「叔父さん殺した数日後に捕まって無期懲役刑にされたはずだよ」
「うーむ、私だったら今すぐソイツを殺しに行ってやりたいところだな。まあ、判決としては妥当だろうが」
「そう? ボクは死刑にするべきだと思うけど」
「恨みがあっても、私怨を混ぜたらいかんだろ。一応私は最高裁判所の長官だから、その辺はしっかりやらないとな。ウルもこういったことは学べ」
「ええ〜、ボクに説教してんの?」
少しピリピリした空気になってきた。
このままではまた始まるな。
「はいはい貴女達、そこら辺にしなさい」
「そうそう、宴会の中で喧嘩はダメだろ」
そう言って、忠告しておいた。
復活祭が終わって少し
リムルの庵
「いや〜、ああいうパーティーは初めてだったな。楽しませてもらいました」
「そうか、そいつは良かった」
それにしても楽しいひと時は名残惜しいものだ。
近い内に帝国と戦争が始まる。
そのための準備やら何やらをまた明日からやらなければならない。
だが、憂鬱になっている暇はない。
二度とあんな辛い思い、大切な人を失うのは御免である。
そのために、やれる準備は全てやるのだ!
「あのイントネーション〜転スラコラボverその2〜」
『