先週投稿するつもりでしたが、色々あって今日になりました
先週からアニメ転生したらスライムだった件第二期第二部が放送開始しましたが、やっぱり転スラはいいぞ!
カガリ役は石川由依さんでしたね。
個人的には中々いい具合にハマっていると思います。
次回かさらにその次くらいに白氷宮のメンバーが登場でしょうか?
レインとミザリーとヴェルザードの声優が気になります。
ガドラさんが帝国へと向かって数日が経った。
今日は監視魔法お披露目の日だ。
場所は迷宮内に新設された“軍事管制司令室”だ。
ネーミングについては一悶着あり、叔父さん、ヴェルドラさん、ラミリスさんの3人だけで考えたら“戦略級軍事管制戦闘指揮所”というあまりにも長すぎる名前になってしまったので、半ば強引に俺が変更した。
そもそも、戦略というのは目的を達成するための長期的かつ総合的な計画、ようはシナリオのようなものだ。
それに、ここでは戦略レベルだけでなく戦術レベルでの命令を出す事の方が多いと思われるので戦略という言葉はよろしくないだろう。
また、戦闘指揮所というのは、大抵は艦艇の司令室を意味する言葉だ。
なので、この場には相応しくないと思う。
という訳でこの名前になった。
まあ、軍事管制司令室でも少々長いので、皆は大抵管制室と呼んでいる。
その内正式名称を知らない人の方が多くなりそう。
さて、話が逸れたな。
新型監視魔法の運用結果は上々で、かなり満足のいく物だった。
武道大会の時に使用した大スクリーンが複数セットされ、それぞれ異なる場所を映し出している。
ジュラの大森林各地や帝国との国境周辺、ファルメナス王国に接する海路にカナート大山脈山頂付近などが綺麗に映し出されている。
成層圏界面付近に巨大な水のレンズを展開して、目的地点の拡大した光景を映し出す。それを反射し、俺の作ったシステムで情報化して転送している訳だ。
叔父さんの能力で画像処理も行われているので、精度も高い。
テスタロッサの部下であるモスの小型分身体能力を参考に、叔父さんの小さなスライム分身を派遣して、これらが魔法発動媒体となっている。
しかも、これらは叔父さんの『空間支配』の権能で繋がっており、一瞬のズレもなくデータリンクしている。
分身を運ぶのには、ソウエイやモス達が頑張ってくれた。
一言で言えば、異世界版軍事偵察衛星と呼べるほど優れている。
その名も、物理魔法『
暖かい司令室で現地情報を得られる。素晴らしい魔法が完成したと皆大喜びだった。
特にディアブロなんかは少々はしゃぎすぎな気がしたな。
「クフフフフ、流石はリムル様です! 必要な魔素がごく僅かだというのに、これほど絶大な効果を発揮する魔法は私も初めてです。制御に必要な演算能力やスキルは想像を絶するというのに、さも当然のようにコントロールなさるとは(以下略)」
まあ、右から左に全て聞き流したけど。
さて、この魔法は思わぬ副産物を生み出した。
叔父さんが開発し、ファルムス軍を殲滅するのに使った物理魔法『
試しに、広場で訓練中だったゴブタの足下に向けて発射したら本当に成功した。
ビックリして飛び上がった彼の顔は中々面白かった。
また、『
ついでに改良を施した結果、常にいくつかのレンズを上空に展開できるシステムが完成したのだ。
『
多分、相手が普通の人間の軍隊ならば、これだけで殲滅できるだろう。
操作には複雑な演算能力が必要だが、叔父さんには俺の『
さて、迷宮の仕事に戻る前にやっておきたい事がある。
「ヴェルドラさん、ラミリスさん、今の迷宮の現状教えて下さい!」
俺は、迷宮の95階層にあるヴェルドラさんとラミリスさんの研究所へ殴り込みに来た。それに2人は激しく狼狽えていた。
「げ、現状とは?」
「今の
「うーん、そうだね。折角だからアユムちゃんにも教えてあげるのよさ!」
そう言って、ラミリスさんが解説をしてくれた。
まず、上階層はほとんど変わりはないそうだ。
まあ、それはそうだろうね。
強いて言えばゴズールとメズールで、武闘大会以降2人は競って戦闘訓練を繰り返しており、以前は力任せだったが技術面がかなり上昇して自分の力を上手く活かせるようになったそうだ。
60階層と70階層は、以前話した通りだ。
無茶苦茶な戦闘力を誇る
80階層はというと、ゼギオンという体長50〜60センチくらいでカブトムシとクワガタを足して2で割ったような見た目をしている
しかし、今のゼギオンは人型へと進化した。
ルベリオスでシオンが戦ったラズルと似た姿になり、近接戦闘ならばヴェルドラさんと良い勝負ができるくらいになったらしい。
今では“
因みに、その称号がどこぞの小型ロボットによるバトルが世界中で人気になったが、それを悪用する奴らと主人公達との戦いを描いたアニメに出てくる“秒殺の皇帝”の異名を持つ主人公のライバルが操る小型ロボットの必殺技みたいな名前だと思ったのは秘密だ。
そして、79階層の
彼女もゼギオンと同じ
そしてこちらも人型に進化して、しかもヒナタさんから戦闘技術を学んだときている。
魔物の中でもトップクラスのスピードと洗練された動きで敵を翻弄するスタイルのようだ。
さらにゼギオンと共に戦闘訓練を繰り返し、双方高い
事実、
そして、クマラは聞かなくても知っている。
彼女は尾獣の力を全て取り込む事で、大人の姿になる。
その時の戦闘力たるや絶句ものである。
聖人に至っていなかったら間違いなく負けていた。
そして、
それぞれが96〜99階層を守護している、4体の
99階層の
98階層の
97階層の
96階層の
そして、それよりも強いのが先程話題に出た彼らだ。
90階層の
80階層の
79階層の
70階層の
70階層の前衛 “
そして最後に、十傑のまとめ役である“迷宮統括者”ベレッタ
これが迷宮十傑の全容である。
うん、ヤバすぎるわ。
こんなの倒すの無理だわ。
敵が知ったら絶望感が半端ないだろうな……。
話を聞いて唖然としていると、叔父さんが研究所へと入ってきた。
そして、その後ろにはあの3人組が続く。
「ラミリス、シンジ達なんだけどお前のところで働かせてみるか?」
「あ、リムル! この前の子達でしょ?」
「そうそう」
ラミリスさんには自分の助手と呼べる研究員が居ない。
ここに来ている他国の研究員をそうする訳にはいかないし、我が国の住民でも知識が低すぎると問題だ。
そこで、シンジさん達を研究員として採用する事になったそうだ。
「ヤッホー! アタシはラミリス。君達、私の助手として働いてくれないかな?」
「え、えっと……」
「ファンタスティック! おい、シンジ! 本物の妖精がいるぜ‼︎」
シンジさんは返答に困っている様子だが、マークさんは初めての妖精で大喜びしている。
「アタシはちゃんと役に立つ助手を探していたのよさ。ちゃんとお給料も払うし色々面倒も見てあげるから、どうかな? 研究員は人手不足だし、ちゃんと教育された“異世界人”は凄く良い人材だってリムルも言ってたんだよ!」
「……僕は賛成かな。研究している方が平和だし、良いと思う」
「そうだね。それじゃあ、お願いします」
その返事を聞いて、ラミリスさんは嬉しそうだ。
そして、偉そうにふんぞり返ってこう言った。
「ふふん! アンタ達、中々見所があるわね。採用してあげるわ。でもね、アタシの命令には絶対服従で仕事して貰うわよ!」
うわぁ、さっきまでのが嘘のよう。
なんなんだ、この変わり身の早さは……。
「ちょっと、ラミリスさん?」
ジト目で突っ込むと、また変わり身した。
「えっへへ。冗談よ、冗談。でも、ウチの研究員になるからにはキッチリ働いてもらうわよ」
まあ、こちらとしても無駄飯食らいは雇いたくないしね。
当然っちゃ当然である。
ラミリスさんはあっという間に条件をまとめていく。
月給金貨3枚で、ボーナス有り。
もっとも、ラミリスさんは割と気分で払うだろうから、ボーナスはあまり当てにしない方がいいだろうね。
「それじゃあアユムちゃん、3人を案内してあげて」
何故、俺?
一応、研究所の中は大体把握しているけど、どうして俺が?
まあ、いいや。
「えっと、初めまして。迷宮研究員兼テンペスト学園非常勤講師の
「うん。僕は
「おう。マーク・ローレンだ、こっちこそ宜しくな」
「……シン・リュウセイ。宜しく」
互いに自己紹介し合った後、シンジさんから質問が来た。
「君も、やっぱり異世界人なの?」
「ええ。1年くらい前、高2の時にこっちの世界に」
「そっか。やっぱり、大変だったよね?」
「うーん。自由組合や叔父さんのおかげで、そこまで困りませんでしたけどね」
「叔父さん?」
「ああ、魔王リムルは俺の叔父さんですね。因みに、この事を知っているのは、この国の幹部とか一部の人だけなんで、内密に」
「「「……え?」」」
はあ、またこの反応か。
この事話すと、大抵皆こういう反応になる。
「おい、それ本当か⁉︎」
と、マークさんが聞いてくる。
「ええ。マジですよ」
一瞬疑った様子だが、本当だと分かったようで絶句している。
「まあ、ね。分かりますよ。俺もそれを叔父さん自身から教えられた時は驚きましたもん」
「スゲェことになってるな。異世界転移したら叔父が転生してて、しかも魔王って……」
「凄くカオスだね……」
マークさんとシンがそれぞれ口にする。
「まさかとは思うけど、リムル陛下と同じくらい強かったり……?」
「それは無いですね。叔父が戦っているところを見ましたけど、アレはもう勝負になりませんから」
シンジさんの質問に、そう答えておいた。
実際は叔父さんといい勝負できるくらいには強いんだけど、言わぬが花だろう。
そりゃね、ここで叔父さんと同等の力持ってるとか言おうもんなら、面倒な事が起こる気しかしないからね。
そんな他愛もない会話をしながら、俺は研究所を案内した。
シンジさん達が加わって、数日が経った。
様子を見る限り、あの人達も仕事に慣れてきたみたいだ。
さて、今日も今日とて管制室内にて『
ジュラの森の各地やカナート大山脈などだが、異常はない。
そして帝国との軍事境界線付近が映し出されている。
そこにある帝国軍の最前線基地は、大勢の兵士が集まりかなり慌しい様子だ。
数日前から慌しくなっているが、それ以上の変化はない。
「今日も動きは無いか」
「相変わらずですね」
叔父さんの言葉に俺は同意した。
「そうだな。それにしても、便利な魔法だ。ここ最近、リムル様とアユム様が研究していたのはこの魔法だったんだな」
今日は俺達だけなのでベニマルも口調がラフな感じだ。
流石に、人前ではきっちり敬語を使っているそうだけどね。
ただ、叔父さん的にはこっちのラフはな口調の方が好きらしいけど。
「その通りです! この魔法の素晴らしさは、その発想の柔軟さにあります。エネルギーコストは僅かながら、絶大な効果を発揮します。その利便性は言うまでもなく、発動を支える為の演算の複雑さは、美しい芸術品の様に無駄がありません。ですので 」
「ストップ、ストーップ! ディアブロ、その辺で。お前の自慢は長いから、俺のいないところで付き合ってもらえ」
ディアブロの自慢話を叔父さんが速攻で止めた。
そして、それにベニマルも追随する。
「そうだ、ディアブロ。お前はもう少し自重しないと、リムル様に迷惑だ」
「うんうん、興奮するのは分かるがな。ちょっと鬱陶しい」
「何を言うのですか、ベニマル殿にアユム様。そんな事ありませんよね、リムル様?」
「いや、ベニマルの言う通りだ。お前はさすリムさすリムって大袈裟なんだよ」
叔父さんの言葉を受けて、ディアブロはショックを受けた表情で項垂れている。
やれやれ、コレが原初の悪魔と聞いて呆れる。
だがしかしだ。
「戦争が始まる前に完成して良かった。あらゆる物事において、情報収集は最重要。情報は、何をすべきかを判断するのにおいて、唯一の指標になる。それに、“兵は詭道なり”といいますしね。相手を騙すために、相手に騙されないようにするするために、余計に情報は重要です。そして、これは情報収集の手段の中では最も有効だから、かなり優位に戦えますね」
ボソッと呟いた言葉に、叔父さんとベニマルが感心している。
ディアブロも「流石はアユム様、分かっておられる」って顔から出ている。
そんなほのぼのとした会話をしている中、叔父さんが表情を変えた。
「ラミリスから、ガドラが戻って来たって報告が入った。何かあったみたいだから、確認しに行くぞ」
「了解です、俺はここで引き続き帝国の動向を警戒しておきます」
「それでは、私がリムル様の護衛に」
叔父さんの言葉に、ベニマルとディアブロが応じた。
「俺も、ベニマルと一緒に警戒しておきます」
「ああ、頼む!」
そう言って、叔父さんは去って行った。
後で聞いた話によると、以下の通りだ。
ガドラさんは御前会議で言われた通りに反戦を主張した。
しかし、結果としては予想通り開戦へと傾いたそうだ。
そこまではいいのだが、問題はその後だ。
ガドラさんは帝国の皇帝ルドラに、最後の奉公がてら直訴しに行ったそうだ。
そして今日、皇帝に面会しに行ったところ、皇帝の居城の中で何者かに刺されたそうだ。
まあ、あらかじめ用意しておいた緊急脱出用の転移魔法で迷宮まで跳び、叔父さんから渡されていた復活の腕輪で事無きを得たそうだけど。
それにしても、誰がやったのだろうか?
ガドラさんは
その上、常に警戒を怠らず、徹底した魔法による防御術式を常に発動していたにも関わらずだ。
そんな人に不意打ちを成功させられる人物など限られているだろう。
ガドラさん自身は思い当たる人物がいるそうだが、信じ難い相手なのだそう。
やはり、帝国は侮れない。
魔王になる前の叔父さんを殺せるほどの実力者いたはずなのだが、他にもいると考えるべきだろうな。
さて、ガドラさんの話によると、帝国は本格的に開戦に向けて動き出した。
帝国が戦争を行う際、宣戦布告は行わず降伏勧告が行われる。
皇帝を、そして帝国を唯一無二の存在と定めており、他国の存在は認めていないからだ。
まあ、それはあくまでも建前であり、実際はドワーフ王国なんかとも国交があり、その統治に口出しなどはしていない。
帝国が他国を侵略する時、それは全ての準備が整った事を示すものであり、それ故に宣戦布告ではなく降伏勧告が行われる。
それも、たった1度だけだ。
それに従えば良し、逆らうならば開戦。
その後は一切容赦しないとの事。
やれやれ、上から目線にも程がある。
どれだけ傲慢な国家なのだろうか?
勿論、“
敗戦時の取り決めや捕虜の扱い、戦時中の禁止行為などの取り決めが無いので、西側諸国は東の帝国を非常に恐れていた。
まあ確かに、そりゃ怖いわな。
最悪の場合、戦略爆撃など第二次世界大戦に敢行された敵国の民間人に対する無差別殺戮まで行われそうだ。
帝国相手に敗北する事は、全てを失う事と同義である。
何故なら、全てが帝国の所有物にされて敗戦国の権利など何も残らなくなる。
最低でも引き分けに持ち込まないと、帝国に話は通せないとの事だ。
という訳で、こちらも一切の手加減は必要無い。
一気に勝負を片付けて禍根を断ち切る。
帝国の動向が確定した今、
まずは管制室内に作戦司令部を設置する。
ここから『
さて、この時点でこちら側の優位性はかなりのものになった。
この世界では、軍隊と軍隊が遭遇してからが本番らしい。
流石に、斥候を出したり遠距離魔法での監視などによって敵軍の動向を探る事は当然行われているが、戦う直前に行われるのが普通らしい。
まあ、近代以前における向こうの戦争でも割とそんな感じだった気がするしね。
こちらの世界にも情報戦の概念はあるが、これほどの警戒網と監視能力を持っているのはありえないらしい。
そして、『
「こ、これは、空からの映像……⁉︎」
「クフフフフ。これはリムル様の魔法によるものです。消費する魔素量は極少量であるにも関わらず絶大な効果を誇る。その上、その反応は大気圏の外側にあります。これを感知できる者など、ほんの僅かしかいないでしょう。それこそ、『超直感』のような危険予知能力を持つ者くらいでしょうか?」
「さ、左様ですな。ワシも魔法の感知には自信がありましたが、この魔法は自然すぎて、何者かの意思が介在しているなどとはとても思えません出したわい……」
「そうでしょうとも! 魔法に長けている
「思いますとも! これは本当に素晴らしい魔法ですわい‼︎」
何故かディアブロがドヤ顔で自慢し、ガドラさんもしきりに興奮している。
正直言って、鬱陶しい。
「アユム、シオン、よろしく」
「へーい」
「承知しました」
俺は叔父さんの言葉に頷き、シオンと一緒にバカ2人を別室に追い出した。
さて、静かになったところで話を戻す事にしよう。
宇宙空間からの監視映像とか、この世界においては反則技もいいところだろう。
どのくらい反則かというと、一部を除いてせいぜい20世紀中期レベル(魔法込み)の技術力しかないこの世界において、現代の最新鋭兵器を我が国は持っているという事だ。
情報戦では圧倒的な優位に立て、敵を掌の上で転がすなど造作もないだろう。
相手が一方的に侵略してくるのはかなりの恐怖だが、侵攻のタイミングにルート、大まかな戦力まで分かってしまえば、そこまで怖くはない。
その上、単純な戦力でもこちら側には魔王種クラスがゴロゴロいるので問題無い。
さらに、迷宮があるので民間人の犠牲は相当な事がない限りほぼ出ない。
手筈通り、帝国軍をボコボコにするだけである。
さて、この戦争にはルールなど無いが、叔父さんは2つルールを定めた。
その1『民間人には手出ししない』
その2『こちら側からは仕掛けない』
まあ、当然である。
これが為されなければ、第二次世界大戦のような地獄が待ち構えているはずだから。
さて現在、この国の幹部達が管制室に集合している。
こうして見ると、かなり壮観だ。
そんな中、遅れてやって来た人物が1人。
俺の親友であるマサユキだ。
彼は現在、義勇兵団の軍団長になっている。
だがまあ、ほとんどただの御輿なんだけどね。
そして、彼が軍団長に任命された際に泣きつかれて俺がその義勇兵団副軍団長としてマサユキをサポートする事になった。
やれやれである。
教師、研究者に加え軍の幹部とか、もう大変だよ全く……。
因みに、俺が副軍団長になる事については所属している冒険者や傭兵達から文句が出るどころかむしろ喜ばれた。
何故なら、俺はときどき迷宮攻略に勤しんでおり、そのペースが1人での攻略にも関わらずかなりの速さなので、最近では“電光石火”の異名が付くくらいだ。
そのせいで、マサユキやヒナタさんに次ぐ西側屈指の実力者なんて言われている。
まあ、
まあ、悪い気はしないけどね。
「待ってたよ、マサユキ。今やお前は人民の心の支えだから、ちゃんと参加してね」
と、叔父さんがボサリと呟いた。
その言葉にマサユキがツッコミを入れる。
「ちょっと待って下さいよ! どうして僕が人民の心の支えなんですか⁉︎ テキトーな事言わないで下さいよ、まったく!」
マサユキもマサユキで苦労してるんだよね。
やれやれ、叔父さんはどうしてこんなに人使いが荒いのやら?
前世の三上悟だった頃でも大概だったが、こっちに来てから間違いなく悪化している。
まあ、マサユキが人民の心の支えというのには異論無いけど。
「ははは、悪い悪い」
そして、叔父さんは部屋の中を見渡す。
そして、真面目な顔をして言い放った。
「さて、今日集まってもらったのは言うまでもなく、帝国に対抗するための会議を行うためだ。作戦の概要は既に考えてはあるが、皆の意見も聞きたいのでどしどし発言してくれ!」
「「「ハッ!」」」
かくして会議は始まった。