ATLUS版マギアレコードRTA 難易度MANIACS ペルソナ使いルート 全コミュMAXチャート   作:めめん

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 最近競馬で馬券を外しまくっているので初投稿です。





Part5 Awakening Legend

 死の安らぎとガバは等しく訪れるRTA、はーじまーるよー。

 

 

 

 ……はい。それでは前回のラストに『子守りの魔女』とエンカウントした直後からのスタートです。

 正直生き残れる気がしませんが、とにかくゲームを進めていきます。

 

 このゲームの戦闘はシンボルエンカウント方式ですが、魔女やボスは敵が画面上に表示されず、プレイヤーが指定されたエリアに足を踏み入れることで強制エンカウントとなります。

 戦闘画面に突入後、まず最初にプレイヤーキャラの初手の行動を選択することで戦闘が開始されるというシステムです。

 

 今回の初手ですが――「ESCAPE(逃げる)」以外ありえません。当たり前だよなぁ?

 これで逃走に成功すれば再びフィールド画面に戻り、なおかつ一定時間魔女の動きが止まりますので、その隙にさらに逃げます。

 

 

 >……ダメだ! 逃げられそうにない!

 

 

 知ってた。

 

 え~……このゲーム、難易度が高いほど戦闘時の逃走の成功率が低くなるのですが、難易度「MANIACS」だと成功率は10%以下と言われています。

 ノクマニ以降の『真III』のHARDモードのように「ESCAPE」による逃走不可能ではないだけマシですが、それでもきっついねんな。

 

 ――で、逃走に失敗すると一定時間「ESCAPE」のコマンドが選択できなくなります。

 この時間も高難易度であるほど長時間になるのですが、今回は……120秒、(この難易度では)普通だな!

 

 

 うん。終わったわこれ。

 

 

 こうなってしまった場合、諦めて普通に戦い敵を37564にするところですが、今の乃彩ちゃんに戦う術はありません。

 魔女と使い魔に一方的にボコられてイゴるのがオチです。

 

 ……しかし、これは初戦闘かつ事実上のイベント戦闘。

 もしかしたら戦闘中に何らかのイベントが発生する可能性もありますので、リセットはせずにこのままゲームは続行します。

 

 戦闘が始まりましたので、とにかく魔女から離れるだけ離れます。

 逃げるんだよォォォーーーーッ!(CV.ジョジョ第二部主人公)

 

 あ。早速敵の増援が現れましたね。言わずもがな『子守りの魔女の手下』たちです。

 数は3体。難易度「MANIACS」で3体はかなり有情な数ではありますが、この状況で敵が1体でも増えるのはこちらからすれば十分「やめろォ!」と言いたくなります。

 ちなみに、この『子守りの魔女の手下』たちですが、鳥のような外見をしているとおり空を飛んでいるうえにすばしっこく、おまけに万能属性のスキル『吸血』まで持っているというこのゲームに登場する使い魔きっての強敵です。

 ――というか、こいつら通常攻撃そっちのけで『吸血』ばかり使ってきます。そのため、使い魔でありながら妙にしぶといです。確実にこちらの体力をじわじわと削ってきます。

 そんな奴が初めての戦闘でいきなり複数体現れて襲いかかってくるとか、乃彩ちゃんになにか恨みでもあるんですか?(白目)

 

 とにかく、魔女や使い魔の動きをよく見ながら距離をとり時間を稼ぎます。

 難易度「MANIACS」の主人公は一発でも攻撃を食らえば致命傷なので、敵の攻撃の射程内に入らないことが重要かつ基本戦術です。

 

 

 ――って、言っているそばからこっちくんな使い魔ァ!

 

 

 ぎゃああああああああ!

 早速『吸血』されたああああああああああっ!

 

 最大HPの4割くらい吸われたんですケドぉ!?

 これだから難易度「MANIACS」はぁ!

 

 

 ヤバいヤバい! マジでヤバい!

 このままだと乃彩ちゃんの血どころか体内の汁という汁を使い魔に吸いつくされてしまう……!

 離れないと……とにかく敵から離れないと……!

 

 

 

『子守りの魔女の手下が5体現れた!』

 

 

 

 \(^o^)/

 

 

 

 ここでさらに増援とかやめてクレメンス……

 

 ――あ。子守りの魔女の通常攻撃がこっちに飛んできた。

 

 

 わぁい♪ クリティカルだぁ。

 残りのHPが今の一撃で全部消し飛んだぞぉ♪

 

 

 ……やっぱり今回は駄目だったよ。

 HPが0になったので、乃彩ちゃんがその場で倒れ込みました。戦闘不能です。

 

 普通ならこのまま画面が暗転してイゴるところですが……画面が変わりませんね。

 やっぱり負けイベントだったっぽいなクォレハ……

 

 倒れた乃彩ちゃんの周りにどんどん使い魔が集まってきてますね。

 さて、いったいどうなるのか――

 

 

 

 

 

『乃彩、今すぐにボクと契約を!

 魔法少女となって魔女と戦うんだ!』

 

 

 お前はお呼びじゃねえわ、淫獣! すっこんでろ!

 契約はしねーって言ってるダルォ!?

 

 

 おぉ……使い魔たちが乃彩ちゃんに群がって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生は死に至る船旅。

死からの逃避に非ず。

もとより誰もが知る……

 

“命”とは、即ち航路を見出すもの。

それを成してこそ、死の先にも“道”が示される。

過去と未来を繋ぐ線と成る。

 

されど大海を揺蕩いし船は、

いま深淵へと沈みいき、

航跡を遺すことも叶わず……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………

 

 ……

 

 イゴりました。

 

 

 

 おいィ!?

 なんか思わせぶりな演出しておいて、キュゥべえとの契約蹴ったらGAME OVERとかどういうことじゃい!?

 ゲームシステムからも魔法少女になることを強いられるとか、縛りプレイができねーじゃねーか! ふざけんな!(声だけ迫真)

 

 これは再走? 再走すべきなの?

 い、いや待て。さっきは陰獣の奴を無視してしまったからこんな結果になってしまった可能性もある……

 そんなわけなので、ここは一度先ほどセーブしたところからリトライします。

 

 ――それでも駄目だったら? 

 その時はその時だよ!

 

 

 ――はい。そんなわけで、駅の改札を出る直前から再スタートです。

 

 早速改札を出てキュゥべえとファッキンエンカウントします。

 おう、白いの。こっちは急いでるんじゃ。言いたいことがあるんならさっさと全部話せ。

 

『ボクの名前はキュゥべえ!

 切江乃彩、ボクと契約して魔法少女になってほしいんだ!』

 

 

 1:話を聞く

 2:無視する

 

 

 先ほどは2を選んで失敗したので、今回は1を選択します。

 これでイベントの内容も少し変化すると思うのですが……

 

『ボクは君たちの願いごとをなんでもひとつ叶えてあげる。

 なんだって構わない。どんな奇跡も起こしてあげられるよ』

 

 へー。そーっすかー。すごいっすねー。

 とりあえず話は最後まで聞いてあげますよ。契約はしないけどなァ!(ゲス顔)

 

『……というわけなんだ。

 乃彩、だからボクと契約して魔法少女となって魔女と戦って――』

 

 嫌で~す♪

 

 ――と、言い返してやろうと思いましたが、陰獣の説明が終わる前に場所が魔女の結界に変わりました。

 

 お?

 なんだか先ほどとは結界の雰囲気が違いますね。

 やはりこっちを選択するのが正解だったか?

 

『マズい! 魔女の結界だ!

 どうやら魔女に見つかってしまったらしい……!

 乃彩、急いでボクと契約を!』

 

 だから嫌だっての。

 

 操作が可能になったので、再び白いのは無視して結界内の探索を始めます。

 ――って、ついてくるんじゃねえよキュゥべえ!

 

『万が一の時、ボクがそばにいればいつでも契約できるだろう?

 魔法少女になる決心がついたらいつでもボクに声をかけてくれ』

 

 やだよ(即答)。

 

 しかしこの流れ、また陰獣からの契約断ったらGAME OVERなんてことないですよね……?(震え)

 せっかくここまで比較的順調だったのに、レギュレーション違反的な意味で積んで再走確定とかやめたくなりますよ~RTA~。

 

 ――って、そんなこと言っていると目の前から使い魔がやって来ましたね。

 あのモコモコした外見とナイスなおヒゲは……Anthony君! Anthony君じゃないか!

 

 はい。というわけで、現れたのは『薔薇園の魔女の手下』ことAnthony君です。

 『魔法少女まどか☆マギカ』の原作アニメでも以降の派生作品でも親である魔女と共にやられ役やチュートリアル担当にされることが多いちょっと可哀想な奴ですね。

 どうやら今回もその白羽の矢が立ってしまった模様。悲しいなぁ……

 なお名前の読み方はアンソニーかアントニーかお好きなほうをお選びください。ちなみに走者は前者派だ!

 

 さて、そんなAnthony君ですが、このゲームでも使い魔の中では最低ランクのステータスの雑魚敵です。

 しかし、戦闘手段がない乃彩ちゃんにとっては当然脅威以外のなにものでもありません。

 おまけに難易度「MANIACS」はプレイヤーキャラが受けるダメージが1.5倍なので、Anthony君の攻撃1発食らうだけでも十分致命傷です。

 

 本当に誰ですか!?

 この難易度で走ろうなんて思った大馬鹿野郎は!?(お前だ!)

 

 ――で、この状況、すでにあちらには完全に見つかってますね。こっちに向かってきます。

 これじゃあ今さら身を隠しても意味がありません。

 というわけで、接触して戦闘に突入したらまたイゴりかねないので、華麗に戦闘を回避します!

 見とけよ見とけよ~。

 

 Anthony君がこっちにある程度近づいてきたところで……後ろからついてきていたキュゥべえを掴んでシュゥゥゥゥーーーーッ!

 はい。命中して怯みましたね。超エキサイティング!

 この隙に後ろに向かって全速前進DA!(CV.海馬コーポレーション社長) 

 

『いきなり酷いじゃないか』

 

 陰獣が後ろから文句言いながら追いかけてきてますけど、無視だ無視。

 こっちの事情も考えてよ(棒読み)。

 

 

 

 

 

 …………

 

 ……

 

 後ろに向かって突っ走っていたら、結界の出口ではなく最深部まで来てしまいました。

 

 ドンマイ☆

 

 

 

 ――じゃねーよ!

 道中ぜんぜん使い魔の姿なかったのに、なんでこっちが最奥なんじゃ!?

 

 そんなわけで、魔女の結界の最深部に来てしまったため、『薔薇園の魔女』と強制エンカウント&戦闘突入です……(すでに諦めムード)

 これはまたイゴかな? イゴだろうなぁ……

 

 一応、今のうちに『薔薇園の魔女』についても解説しておきましょう。

 手下であるAnthony君同様、こいつもこのゲームの魔女の中では最低ランクのステータスの敵です。

 先述しましたが、これも原作でやられ役兼チュートリアル担当だったせいでしょうな。

 アニメ版マギレコで登場した際も戦闘シーンはキングクリムゾンされてましたし……

 

 そんな薔薇園の魔女ですが、原作の時点で「シリーズ通して唯一使い魔が自らに従順な魔女」という設定があります。

 そのため、このゲームにおけるこいつとの戦闘は、倒して戦闘が終了するまで手下たちが無限湧きし、それによる数の暴力でプレイヤーを苦しめてくるのです。

 ただ、それでも1体1体は雑魚なので、経験値と資金を稼ぐためのいいカモなのですが……もちろん、それは通常のプレイでの話! このチャレンジにおいてそれはまさに地獄!

 常に死と隣り合わせな状況をさらに危機的状況へと陥れんとする恐ろしい存在――それが薔薇園の魔女なのです!

 最弱クラスとはいえ魔女は魔女。ただの人間にとっては脅威だってはっきりわかんだね。

 

 

『乃彩、今すぐにボクと契約を!

 願いごとを決めるんだ!』

 

 

 だから黙ってろって言ってるダルォ!?

 死んでもお前とは契約なんかしないっつーの!

 

 しかし、このままだと確実にまたイゴります。

 なんとか逃げられることを祈るしか――

 

 

「そこまでだ!」

 

 

 ひょ?

 

 

「よかった……やっぱり結界に引きずり込まれた人がいた……

 キミ! 危ないからここはアタシに任せてさがってて!

 説明は後でしてあげるから……!」

 

 

 …………

 

 ……

 

 も、ももこおおおおおおおおおおっ!

 

 

 なんと、ここでまさかの救援!

 しかも現れたのはみかづき荘とも縁が深い――というか元チームみかづき荘メンバーの『十咎(とがめ)ももこ』!

 いや、今走では時期的にやちよさんがまだ解散宣言をしていないっぽいから元メンバーというのはおかしいか?

 ともかく、これはツイてる! ツイています! 間違いなく乃彩ちゃんが生き残れる確率が大幅に上がりましたよこれは!

 メルか!? メルのタロットカードで『星』のカード引いたからか!? だからこの局面で現れてくれたのか!?

 

 ちなみにこのゲーム、属性相性はマギレコではなくメガテン準拠なのですが、薔薇園の魔女とその手下はどちらも火炎属性が弱点で、ももこは火炎属性攻撃スキル持ちです!

 そして、戦闘中スキルは一度使うと一定時間スキルが使用できないというシステムなのですが、相手の弱点となる属性の攻撃スキルを食らわせた場合か、スキルによる攻撃がクリティカルとなった場合はその制約が発生しません。

 要は『真III』以降のメガテンのプレスターンバトルや『P3』以降のペルソナシリーズのワンモアプレスを再現した戦闘システムです。

 つまり、この状況――「ずっとももこのターン!」となることがほぼ確定しました!

 勝ったな。風呂入ってくる。

 

 へっへっへ……ももこさん、そんな雑魚魔女と使い魔なんてさっさとやっちまってください。

 乃彩ちゃんは経験値と資金のおこぼれだけいただければ結構なんで……(小者ぶりが際立つ走者の屑)

 

 

 

 では、スーパーももこタイムに突入しそうな予感というところで、今回はここまでです。

 ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

『この国では成長途中の女性のことを“少女”って呼ぶんだろう?

 だったら、やがて魔女になる君たちのことは“魔法少女”と呼ぶべきだよね?』

 

『そんなに嘆くようなことじゃないよ。すべてはこの宇宙の寿命を延ばすためなんだ。

 長い目で見ればこれは君たち人類にとっても特になる取引だってわかってもらえるはずだよ?』

 

 

 知りたくもない、知らないほうがよかった真実を、その日アタシたちは知ってしまった。

 

 ソウルジェムが穢れに満ちて黒く染まり切った時、それはグリーフシードへと姿を変えて魔女を生む。

 そして魔法少女の命そのものであるソウルジェムが失われたことで、魔法少女はその生を終えて死ぬ――

 

 言い方を変えてしまえば、「魔女は魔法少女の慣れの果て」ということだ。

 つまり、これまでアタシたち魔法少女がしてきたことは――

 「魔女を倒す」というその使命は――

 

 

 メルが魔女となって死んで早数日、あの日以来アタシはなにもする気にはなれなかった。

 鶴乃やレナたちに悟られぬよう学校には通って普段どおりの日常こそ過ごしてはいたが、それも表向きのこと。

 心の内ではあの日になにがあったのかと鶴乃から問い詰められるのを恐れて彼女を避けるように行動していたし、みかづき荘にもあの日から足を運んでいない。

 ――後者に関しては、あの日の最後にやちよさんから「しばらくは1人にさせてほしい」と言われたからでもあるが。

 

「……うわ。マズいな、コレ」

 

 そしてアタシのソウルジェムに一目見てもわかるくらいの穢れが溜まっていたことに気がついたのがつい先ほど。

 ソウルジェムがなにもしていなくても自然と黒く濁っていくことは前々から知ってはいたが、魔法少女の真実を知ってしまった今ではそれが迫りくる死の宣告のように思えてならない。

 

 ――というか、明らかに以前よりも穢れによって濁るのが速くなっている。

 どうやらアタシの今の心境がそのままソウルジェムにもダイレクトで反映されているらしい。

 なるほど、そう考えるとこれが魔法少女の魂そのものだというのにも納得できる。

 真実を知ってしまったショックや、いずれ自分も魔女になってしまうという不安や恐怖が今まで以上にアタシの心に穢れを溜め込ませているんだろう。

 

「グリーフシード見つけないと……」

 

 あの日の戦いで手持ちのグリーフシードは全て使い切ってしまった。

 ソウルジェムの穢れを取り除くために――魔女にならないために、一刻も早く魔女を見つけ出して倒し、グリーフシードを手に入れなければならない。

 

 ……正直、今の状態で魔女とまともに戦えるのかはわからない。

 それでも、まだアタシはメルのように魔女になるわけには――死ぬわけにはいかない。

 たぶん今アタシまで死ぬようなことになったら、あの日同じく真実を知ってしまったやちよさんやみふゆさんもきっと――

 

「ああもう!

 とりあえず今は余計なことは考えないで魔女だけ探そう!」

 

 がむしゃらに頭を振って雑念を無理矢理振り払うと、アタシは以前までのように魔女を見つけ出すため市街に足を運ぶことにした。

 魔女や使い魔は普段は結界ごと隠れ潜んで人前に姿を現さないものだが、この時間帯なら人が多い場所にも結構な確率で湧くことはこれまでの経験から知っている。

 

 ――運が良いのか、市街に足を踏み入れるとすぐさまソウルジェムに魔女の反応があった。それもかなり近い。

 

「この近くで人が多い場所というと……駅かな?」

 

 とりあえず魔女や使い魔が獲物としそうな人が多くいそうな場所に目星をつけ、早速そこへ向かって駆け出す。

 数分もしないうちに慣れ親しんだ新西中央駅の前までやって来たが、そこには異様な光景が広がっていた。

 

「なんだ……これ?」

 

 駅前の広場には大勢の人が溢れかえっていた。

 ――しかし、そこにいた人たちは皆その場でボーっと突っ立っているだけで、誰一人としてピクリとも動こうとしていない。

 会社や学校帰りと思わしき人たち、駅の職員、駅前で客待ちをしていたタクシーの運転手――老若男女、誰もが上の空といった状態だった。

 

「魔女の仕業……なのか?」

「ももこ」

「――っ!?

 あ……やちよさん……」

 

 ふいに声をかけられたので驚いて振り返ると、そこには数日ぶりに見た頼れるアタシらのリーダーの――やちよさんの姿があった。

 すでに彼女は神浜市立大附属学校の制服から魔法少女としての姿に変身済みで、その様子からアタシよりも先にここに到着していたであろうことは容易に把握できた。

 

「あの……これってどういう状況?」

「残念だけど私にもよくわからないわ。

 駅の改札の前に魔女の結界があったからおそらくは魔女の仕業なんでしょうけど……それにしては妙だと思わない?

 どうして結界の中に引きずり込まず、こんなところに駅やその周りにいた人たちを放置しているのか――」

「言われてみれば……」

 

 アタシはもう一度周囲に目を向ける。

 やはり先ほど同様、誰もが虚ろな目であさっての方向を見てその場で直立不動だ。

 

 ――ん?

 よく見るとこの人たち、体のどこにも「魔女の口づけ」が見当たらないような……

 

「とにかく、いつまでもここで油を売っているわけにはいかないわ。

 結界の中に入り込んでしまった人がいるかもしれないし、急いで結界内の魔女を倒しましょう」

「えっ……?

 ――う、うん。そうだね」

 

 気にはなるが、やちよさんの言うとおり今は魔女を倒すことが先決だ。早速2人で駅の構内へと足を踏み入れる。

 ――確かに、駅に入ってすぐ、アタシもよく利用している改札の目の前に魔女の結界があった。

 それを確認すると、アタシもこれまでどおり制服から魔法少女の姿に変身する。そしてやちよさんと一緒に結界の中へと飛び込んだ。

 

 

 

「ああもう! これじゃあキリがないよ!」

 

 結界は思ったほど深くはなさそうだが、それに反して使い魔の数が異様に多かった。

 これまでの経験から魔女にも色々な奴が存在することは知ってはいるけど、いったいこの結界の主はどういうタイプの魔女なんだ?

 

「大量の使い魔たちによって自分の結界(テリトリー)を徐々に拡大していく魔女なのかもしれないわね。

 もしそうだとすると、急いで倒さないと駅全体が魔女の住処にされるおそれがあるわ」

 

 あたしが思っていたことを察したのか、隣で使い魔を次々と掃討していくやちよさんがそう口にした。

 もしこの結界の魔女が彼女が言ったとおりの存在であるのならば、急いで倒さなくてはいけない。

 終電の時間はまだまだ先。つまり、駅にはこれからも多くの電車が――利用者がやって来る。

 それは必然的に魔女や使い魔による被害者が増えるということだ。

 

「――ももこ、あなたは先に結界の最深部に向かって。

 使い魔たちは私が可能な限り引きつけておくから……」

「えっ!? この数相手に1人で大丈夫なの!?」

「――何年魔法少女をやってると思っているの?

 大丈夫よこれくらい」

「……それ、先日も言ってましたよね?」

「…………」

 

 アタシの言葉にやちよさんはほんの一瞬だけ眉間にしわを寄せると、なにも答えずに目の前の使い魔の群れへと突っ込んでいった。

 

「やちよさん!?」

「いいからあなたは先に行って!」

「…………!

 無茶だけは――先走るような真似だけはしないでよ!?

 なにかあったらみふゆさんだって悲しむからね!」

 

 こうなってしまった以上は仕方ない。

 アタシは言われたとおり群がる使い魔たちの間をすり抜けるように駆け抜け、結界の奥へと向かうことにした。

 

 

「――それでいいわ。

 1人でいるほうがきっとあなたは死なない――」

 

 

 やちよさんの横を通り過ぎた時、そのような声が聞こえたような気がしたが、たぶん気のせいだ。

 

 

 

 ――結果的にやちよさんの判断は正しかったようで、その後は難なく結界の最深部まで踏み込むことができた。

 結界の奥に行けば行くほど使い魔と遭遇しなくなったので、もしかしたら本当に使い魔たちによって結界を広げていくタイプの魔女だったのかもしれない。

 

「よかった……やっぱり結界に引きずり込まれた人がいた……

 キミ! 危ないからここはアタシに任せてさがってて!

 説明は後でしてあげるから……!」

 

 そして、そこには魔女と水名女学園の制服を着た見知らぬ女の子の姿があった。

 女の子の素顔は長く伸ばされたその髪に隠されて見えなかったが、おそらくはアタシと同年代だろう。

 見たところ怪我などはしていない。赤の他人とはいえ無事だったのは幸いだ。

 

「――よし。いくよ!」

 

 言われたとおり女の子が徐々に後ろにさがっていくのを確認すると、アタシは目の前の魔女に向かって突撃した。

 ここまでの戦いで使い魔たちはアタシの使う魔法――炎に弱いことは確認済みだ。使い魔は魔女の親であり分身。それならば本体である魔女も炎が弱点のはず。

 相性や結界が存在する場所などから考えても、小細工などは使わずに真っ正面から挑んで速攻で片をつけるのがここは正解だろう。

 ――というより、やちよさんやみふゆさんと違ってアタシはそういう戦い方のほうが性に合っている。

 やちよさんたちからは「もっと頭を使って行動しないさい」などと言われそうだが……

 

 アタシが突っ込んでくるのを見て、魔女のほうも巨大なハサミと思わしきものを取り出してこちらを攻撃してきた。

 しかし遅い。軽く横にステップを踏む要領でそれをかわす。

 

 使い魔たちが姿を現し、親である魔女を守らんとアタシの前に躍り出る。

 だけどさっきとは違って、その数は指を使わなくても数え切れるほど。武器である手にした大剣に炎をまとわせ横薙ぎに一度振り払うだけで一掃された。

 

 直後、再び魔女からハサミが繰り出されるがこれも難なく回避する。

 そしてアタシは完全に魔女のすぐそばまで近づいた。

 

「これで終わりっ!」

 

 先ほどより激しく炎を剣にまとわせて飛び上がる。

 両手でしっかりと剣を握りしめて頭上に掲げるように振りかぶった。

 後はこいつを魔女の脳天――本当にそこが頭なのかはわからないが――に振り下ろせばアタシの勝ちだ。

 今できる最大の一撃を魔女に叩きこむ!

 

 

 

 

 

『この国では成長途中の女性のことを“少女”って呼ぶんだろう?

 だったら、やがて魔女になる君たちのことは“魔法少女”と呼ぶべきだよね?』

 

「――ッ!?」

 

 

 

 

 

 ――こんな時に、あの日キュゥべえがアタシたちに真実を告げた光景がふと脳裏に浮かび上がった。

 

 

『もしそれが本当ならさ……

 アタシらが今まで倒してたのは魔法少女ってことだろう……?』

『ももこさん!』

『だってみふゆさん……

 願いを叶えた結果、アタシらは人殺しになるんだろ……?』

『ももこ』

 

 ――次の瞬間、アタシはやちよさんに思いっきり顔をはたかれていた。

 

『――メルは、あの子は精一杯魔法少女として生きたわ。

 それを勝手に人殺しになんてしないで……!』

『……ごめん』

『ももこ、そんなに嘆くようなことじゃないよ』

 

 ――こちらの心境などまるでわかってはいないかのごとく、再びキュゥべえが普段どおりの口調でアタシに語りかけてくる。

 

『すべてはこの宇宙の寿命を延ばすためなんだ。

 長い目で見ればこれは君たち人類にとっても特になる取引だってわかってもらえるはずだよ?』

『なっ……!?』

『――キュゥべえ、あなた本気で言ってるの?』

『本気もなにも、ボクにはそもそも君たち人類のように“感情”というものを持ち合わせていない。

 ボクたちインキュベーターは最初からそういう存在として生み出されたのだからね』

『…………』

 

 ――訂正。本当に、いや、はじめからキュゥべえはアタシたちの心など理解していなかった。

 

 この宇宙――この世界が滅びるのを防ぐために人間の感情から生まれ出るエネルギーを回収することを目的とした存在『インキュベーター』――それがキュゥべえの正体。

 そして契約によって魔法少女を生み出していたのは、魔法少女が魔女と化す際に大量の感情エネルギーを一度に回収できるから――

 キュゥべえに――あいつらにとってアタシたちはいわば使い捨ての電池のようなものに過ぎなかったんだ。

 

 

 

 

 

 ――気づくと魔女の巨体がアタシの目の前にものすごい勢いで突っ込んできていた。

 

 

 

 

 

「しまっ――!」

 

 完全に不意を突かれた。

 こんな時にあの日のことを思い出してしまうなんて――

 

 魔女からカウンターとして放たれた体当たりをモロに受け、アタシの体は後方へ吹き飛ばされる。

 ちょうどひとつの巨大なフロア状になっていた結界最深部の壁に勢いよく叩きつけられた後、そのまま重力に引っ張られる形で床に落っこちた。

 

「がはッ……!」

 

 全身に感じた痛みから思わず肺の中に溜め込んでいた空気を一瞬で全て口から体外に放出してしまう。

 魔法少女じゃなかったら即死していてもおかしくないほどの衝撃――我ながら派手に壁に突っ込んでしまった。

 すぐさま体内に酸素を取り込もうと、無意識に口が大量の息を吸い、そして吐く。

 

「くそっ……ドジった。

 ――ん?」

 

 すぐに体勢を立て直そうと起き上がるが、それと同時に突然足下から違和感が生じた。

 目を向けるとアタシの足下には小さな使い魔たちが大量に群がっていた。

 

「なっ……!?

 いつの間に――!?」

 

 そして次の瞬間、その小さな使い魔たちは合体して数本の黒い(ツタ)へと姿を変えてアタシの足と手、そして首に各々が巻き付いてきた。

 

「ぐあっ……!」

 

 そのまま激しく締め上げられて床に大の字で磔にされる。

 ――あ。これ、ちょっとマズいかもしれない。

 

 魔女のほうに目を向ける。

 こちらが動けなくなったのをいいことに、先ほどと同様巨大なハサミを取り出してこちらにじりじりと近づいてきているのが見えた。

 

 前言撤回!

 これはちょっとマズいどころじゃない。間違いなくピンチだ!

 

「くっそ……!」

 

 すぐさま両手に巻き付いた蔦を焼き切るために、手のひらから炎を出そうと試みる。

 ――しかし、それを察知されたのか、蔦の締め付ける力がさらに強くなった。

 

「ぐうぅ……!」

 

 ヤバい! これは本当にヤバい!

 このままだとアタシ本当に――

 

「――動かないで」

「っ!?」

 

 突然頭上から見知らぬ声がした。

 目を向けると、なんとそこにはアタシの剣――さきほど壁に叩きつけられた時に手放してしまった――を手にした先ほどの女の子の姿があった。

 その子はアタシの剣を引きずりながら、しかし両手でしっかりとグリップを握りしめてこちらに近づいてくる。

 

「だ、駄目だ……! こっちに来ちゃ……!」

「見過ごしてはおけない」

 

 首を今だ蔦に激しく締め付けられながらもアタシは必死に声を出してもう一度女の子にさがるよう促したが、聞く耳持たずと言わんばかりに彼女はこれを拒否する。

 そして、アタシの首に巻き付いていた蔦のそばまで近づいたと思うと、力の限りに剣を持ち上げた後、それを勢いよく蔦に対して振り下ろした。

 女の子は魔法少女ではないとはいえ、剣自体はアタシの魔力によって作り出されたもの。当然魔女や使い魔には効果がある。

 物理法則に従って刃の部分から落ちてきた剣によって、アタシの首に巻き付いて蔦はいとも簡単に寸断された。

 直後に首が解放されたことでアタシはまたしても大きく息を吸い込んで、また吐き出してと深呼吸する。今度は鼻からだ。

 頭の中に酸素が回ってきたからか、いまだピンチなことには変わりはしないけれど、少しだけ精神的に余裕ができた気がする。

 もう一度魔女のほうに目を向けてみると、どうやら魔女もこの予想外の乱入者に驚いているようで、その足をピッタリと止めていた。

 

「ふっ……!」

「えっ?」

 

 視線を戻すと、女の子が再びアタシの剣を握り、今度はそれを横薙ぎに大きく振り回す姿が見えた。

 そして剣の側面から白い“なにか”が野球のボールのごとく魔女に向かって打ち込まれて――

 

「――って、キュゥべえ!?」

 

 意外なことに、魔女に向かって打ち込まれた白いものの正体はキュゥべえだった。

 真っ直ぐ魔女に向かって飛んでいったキュゥべえは魔女の頭と思わしき部分に激突すると、そのままグシャッともゴキッともとれる鈍い音をわずかに響かせて、そのままゆっくりと床に落ちていった。

 

 ――あの日のことがあったせいか、そんなキュゥべえの惨状を目にしてもアタシはまったく同情や哀れみなどは抱かなかった。

 むしろ少しばかりスカっとした気がする。

 

「――っ!?」

「あっ――!?」

 

 自分たちや魔女を攻撃されたことに腹を立てたのか、また新たに小さい使い魔たちが現れる。

 そしてそいつらは再び合体して数本の蔦になると、今度は女の子の両足と体、そして首に巻き付いて締め上げ始めた。

 

「があッ……!」

「やめろ!」

 

 すぐさまアタシは両手から炎を出して自らの両手を今だ拘束している蔦を焼き切ろうとした。

 ――しかし、思っていた以上に炎の勢いが弱い。

 

「まさか――」

 

 アタシは思わず胸元へと目を向けた。

 その視線の先にあるのは変身に伴い普段とは形を変えたアタシのソウルジェム。

 普段は綺麗な朱色に輝いているはずのそれは、今は穢れによって見るからにドス黒く染まり、穢れによる濁りの中でわずかに朱色をのぞかせていた。

 

(魔力が尽きかけている――!?)

 

 アタシの中で再び焦りが生まる。

 落ち着け。考えろ。この状況を脱してあの子を救い出す方法を――!

 

「ぐぎぎぎ……!」

 

 力ずくで無理矢理蔦を引きちぎろうと両腕と両足に力をこめるが、蔦はビクともしない。

 同時に、アタシがそうこうしている間にも目の前で1人の女の子の命が少しずつ使い魔によって削り取られていく。

 

 急げ――!

 

 もう一度手から炎を出してみるが、やはり勢いが弱い。

 それでもなんとか蔦を焼き切ろうと両手にさらに力をこめて炎の勢いを増そうと試みる。

 

 

 ――ダメ押しと言わんばかりに、さらに小さい使い魔たちが現れて蔦となってアタシの腕や体に巻き付いてきた。

 

 

「あ……」

 

 終わった――完全に積みだ。

 体や両腕を締め付けられる痛みと同時に、アタシの脳裏にそのような言葉が浮かぶ。

 見ると、両手をだらんと下にさげて力なく俯いている女の子と、いつの間にかすぐそこまで迫ってきていた魔女の姿が目に映った。

 

「ああ……」

 

 もう駄目だ――

 頭の中が、心がそんな言葉や思いに支配されていく。

 あの時、メルもこんな感じだったのだろうか――?

 

「やちよさん……みふゆさん……ごめん。

 アタシもここまでみたい……」

 

 思わず口からそのような言葉が漏れる。

 視界も涙で滲んできた。

 

 意識が少しずつ“どこか”へと沈んでいくかのような感じがする。

 

 あ。せめてレナたちにも最期に一言謝っておかないと――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ペ――」

「え……?」

 

 

 ――暗転しそうになった視界と意識が、ふいに聞こえてきた声によって再び呼び戻された。

 

 声がしたほうに目を向けると、先ほどまでは力なく垂れ下がっていた女の子の両手が強く握りしめられ、右手が少しずつ上へ上へと上がっていく様子が見える。

 

 

「ル――」

 

 

 そして彼女の足下から突然青い光が発したと思うと、同時にそこを中心として突風のような衝撃が周囲に吹き荒れた。

 そのあまりの勢いに、アタシも魔女も思わず吹き飛ばされそうになるが、なんとか耐える。

 

 ――魔女のほうは少し仰け反ってしまい、慌てて体勢をもとに戻そうとしていた。

 今ばかりは全身を蔦で拘束されて床に磔にされていたことに感謝するべきかもしれない。

 

 

「ソ――」

 

 

 女の子の背後に青く光り輝く“なにか”がゆっくりと浮かび上がってくる。

 

 それは陽炎のようにぼんやりとしているが、確かに人の形を――いや、女の子とまったく同じ姿をしていた。

 その両目は深く閉ざされ、さながら眠っているように見える。

 

 

「ナ――!」

 

 

 青く光り輝く“もう1人の女の子”の目がかっと開かれ、その()()の瞳をきらめかせた。

 そして女の子が右手をさらに上に上げて拳を握りしめたかと思うと、それを背後に向かって思いっきり振り下ろしてその先に浮かんでいた青く光り輝く“もう1人の女の子”を一瞬で()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 ――そこから先は、本当に信じられない光景が広がった。

 

 先日のメルの死と彼女から魔女が生まれた光景も信じられないものだったが、今アタシの目に映っているものもそれと同じくらい衝撃的なものだ。

 

 

 

 

 

 女の子の手によって“もう1人の女の子”が粉々に砕かれたかと思うと、ソレを形作っていた青く光り輝く無数の欠片が少しずつ集まって別の形へと姿を変えていく。

 それと同時に、なぜか周囲が熱くなってきたかと思うと、いきなりあたり一面から火の手が上がり、女の子やアタシの体に巻き付いていた蔦や床を一瞬にして焼き尽くして灰にしてしまった。

 当然、これには魔女やその周りにいた使い魔たちも大慌てで後ずさるように女の子とアタシから距離をとる。

 

 やがて火の手は治まり、周囲から熱が引いていくのを感じながらアタシはゆっくりとその体を起き上がらせた。

 

「あれは……」

 

 ――そして見た。

 

 

 

 周囲に火の粉をまといながら、紅蓮に染まった長い髪を伸ばし、その顔は鉛のような漆黒の仮面をつけた人型――

 

 胴体には丸い空洞があり、その中心では赤い炎がめらめらと燃えていてさながらランタンか暖炉のようだ。

 

 その姿はアタシたち――人間よりも一回りも二回りも大きく、全長は軽く数メートルはある。

 

 一見すると魔女のようにも思えるが、その発している気配には禍々しさは感じられず、むしろ逆に安心感というか安らぎというか、そのような心地よさを抱かせる。

 

 

 

 ――そのような存在が、アタシの前に、そして女の子の背後に、まるでアタシたちを守るようかのように浮かんでいるのを。

 

 




 そろそろ狩猟が解禁されるので失踪します。



■TIPS

●切江 乃彩
 早くも今走1回目のイゴり。
 そしてついにペルソナ覚醒。
 魔法少女でもないのに、ももこの大剣を持ち上げて二度も振り回したやべーやつ。
 火事場のクソ力というやつだよ。言わせんな恥ずかしい。


十咎(とがめ) ももこ
 原作では元チームみかづき荘の1人。
 この世界線ではまだやちよによるチーム解散宣言がされていないので、まだみかづき荘メンバー。
 でもレナやかえでともすでにチームは組んでいる。このあたりは原作どおり。
 時期が時期なので精神的なショックなどから魔女化しかけていて結構ヤバい状況。というか魔女化しかけた。
 余談かつ蛇足だが、Googleのサジェストでは「咎目ももこ」と苗字を誤植されている。


●七海 やちよ
 早くも自分の固有魔法を勘違いし始めている。
 ここから原作どおりやさぐれモードに突入するか否かは走者次第。
 言い方を変えれば、ガバって原作以上に面白おかしいキャラになる可能性も否定できないということ。
 別の意味で変なフラグ立っちゃってますよ、やっちゃん!


●キュゥべえ
 早速ぞんざいな扱いをされる。
 まぁ、変わりはいくらでもいるんだから別に問題ないよネ♪
 「わけがわからないよ」


●薔薇園の魔女
 通称「チュートリアル担当」。
 まどマギを原作としたゲーム作品の多くはこいつを倒すことから物語が本格的に始まる。
 この世界線では結界内に侵入したやちよさんとももこの迎撃のために戦力を集中してしまったせいで、乃彩やももこにあっさり最深部への到達を許してしまった。
 もしかして意外とぽんこつなのでは? ボブは訝しんだ。


●薔薇園の魔女の手下
 Anthony君。薔薇園の魔女の使い魔の一種。
 薔薇園の魔女の手下には他にも数種類の使い魔がいるのだが、「薔薇園の魔女の使い魔」というとだいたいこいつのことを指す。
 アニメの最終話でもちゃっかり登場していたり、『叛逆の物語』にも姿こそ若干変わってはいるが()()()()()活躍したりと、公式からも結構優遇されている。
 というか、親である薔薇園の魔女よりも扱いが良くないか?


●子守りの魔女の手下
 ファッキンクソバード。子守りの魔女の使い魔。
 親である魔女を困らせることを生き甲斐としている畜生。
 こいつに限らず使い魔たちは一度Anthony君の爪の垢を煎じて飲むべき。
 外見が小鳥のような姿をしていることにはいくつかの考察がされているが――良い子は興味本位でググらないほうがいいゾ?(戒め)


●今回のイゴり
 子守りの魔女の攻撃を受けて戦闘不能になったところで、使い魔たちに体中の血を吸いつくされて死亡
 現在の通算死亡(GAME OVER)回数:1



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