ATLUS版マギアレコードRTA 難易度MANIACS ペルソナ使いルート 全コミュMAXチャート   作:めめん

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 マギレコのアニメ版第2期の放送が始まったので初投稿です。





Part6 はじめてのたたかい(Take2)

 我は走者、走者は我なRTA、はーじまーるよー。

 

 

 

 それでは、前回ラストに神様仏様ももこ様が助けに来てくれた直後からのスタートです。

 

 見てください、ももこ様のあの華麗――とまではいきませんが見事な戦いっぷりを。

 属性相性的に超有利というのもありますが、薔薇園の魔女程度の存在がももこ様を相手取ろうなど1万光年お早いでしてよ!

 あまりの余裕っぷりに走者も画面の前で思わずベガ立ちお嬢様モードですわ。

 

 

 ――あ。魔女から1発カウンターもらって吹っ飛ばされた。

 

 まぁ、こういうこともあるか。

 格ゲーの対戦とかでも暴発的にぶっぱしちゃった技が意外にも直撃したってこと結構あるし……

 あの程度ならすぐに体制を立て直せるでしょう。

 

 ――ん?

 ちょっと待ってください。

 ももこ様の胸元がなんか黒いような……

 

 

 ――って、ももこォ!?

 お前のソウルジェム、よく見たらまっくろくろすけじゃねえかよ!

 

 どうしてそんな黒くなるまで放っておいたんだ!?

 グリーフシード持ってなかったのか!?

 

 

 あっ……(察し)

 そういえば今の時期ってメルが死んでからあまり日時が経過していないっぽかったですね。

 確かももこたちはその時の戦いでそれまで持っていたグリーフシードを全て消費してしまっていたはず。

 おまけにメルの死をきっかけに「魔法少女はいずれ魔女になってしまう」という事実を知ってしまったので、精神的に大ダメージを食らっています。

 それならソウルジェムがあれくらい黒くなっているのも納得です。

 

 ――って、ダメじゃん!

 これ下手したら薔薇園の魔女との戦いが終わった直後にももこが魔女化しちゃうって!

 畜生! 魔女撃破時に「1万光年は時間じゃなくて距離でしてよ」とセルフツッコミしようとしていた予定がご破算だよ!

 

 ああ、ほら!

 原作でマミさんも食らっていた使い魔の蔦に全身ギチギチに締め上げられちゃってるし!

 早く助けないとマジでヤバいわあれ!

 

『乃彩! 願いをボクに言ってくれ!

 魔法少女となって魔女と戦うんだ!』

 

 絶対にノゥ!

 俺は縛りプレイヤー(トリーズナー)でね。(レギュレーション違反には)「ノー」としか言わない走者さ!

 

 というわけで、早速ももこを救出しようと思います。

 ももこは……(みかづき荘の)ファミリーみたいなもんやし。

 

 おっ。ちょうどいいところにももこの剣落ちてんじゃーん。これ使お。

 このように魔法少女の武器は床などに落ちていた場合はプレイヤーキャラが拾って一時的に使用することが可能です。

 これを使えば魔法少女ではない乃彩ちゃんでも使い魔や魔女に雀の涙程度ですがダメージを与えることができます。

 まどマギ原作序盤にマミさんの魔法で強化された金属バットをさやかが振るっていたシーンなどを思い出す人もいるのではないでしょうか?

 とはいえ、魔法少女の武器を持っているとはいえ、今の乃彩ちゃんで魔女や使い魔を相手取るのは自殺行為に等しいどころではありません。自殺です。

 なので、ここはももこの体に巻き付いている蔦を切る程度に留めておきます。そうすればももこが魔女との戦闘を再開してくれますからね。

 

 

 ――ももこのソウルジェムが濁り切ってしまった場合?

 

 そんときゃリセットだよ(白い目)。

 

 

 おう、ももこ! 大変そうだな!

 乃彩ちゃんが助けにきてやったZE!

 

「だ、駄目だ……! こっちに来ちゃ……!」

 

 俺だって本当は近づきたくなんかねえよ!(マジレス)

 

 動くと切れないだろ?

 動くと切れないだろぉ!?

 

 そぉい!

 

 はい。まずは首に巻き付いていた蔦の切断に成功しました。

 これで締め付けによるダメージが軽減します。

 続いて腕に巻き付いている蔦を――

 

 

『乃彩! いくらなんでも無謀すぎる!

 魔女と戦おうというのならボクと契約を――!』

 

 

 うっせえわ!

 もうお前目障りだし耳障りだから消えちまえ!

 キュゥべえを薔薇園の魔女に向かってホムーランじゃあ!

 

 ダメージは――1。

 チッ。あいつ本当に使えねえな。

 

 

 ――って、うわああああああああああ!?

 蔦が乃彩ちゃんにまで巻き付いてきやがったああああああああああっ!

 

 ヤメロー! シニタクナーイ! シニタクナーイ!(CV.ダメギ)

 

「やめろ!」

 

 ほら! ももこだってそう言ってるダルォ!?

 やめろよホント!

 またイゴったらタァイムの大幅なロスになっちまうからさ、マジで!

 

 

 

 

 

 ……落ちたな(確信)。

 

 はぁ~……(クソデカため息)

 

 早くも2回目のイゴりとか、もうやめたくなりますよ~RTA~。

 

 

 

 

 

 ……あれ?

 

 画面が暗転したのに画面がベルベットルームに変わりませんね。

 

 これはもしかして――

 

 

 ヒャッホーウ!

 乃彩ちゃんまだ生きてるー!

 

 というか、これ完全にペルソナ覚醒イベントだ!

 ktkr!

 

 おっ。ちょっとだけ乃彩ちゃんの過去の回想も入っていますね。

 今後経歴ガバが起きる可能性もゼロではないので、ここは倍速せずに確認しておきましょう。

 

 

 …………

 

 ……

 

 

 ――は?

 

 今流れた回想シーンでの乃彩ちゃんの着ていた服、あれ明らかに虎屋町学園の制服でしたね。

 

 しかも顔は映っていませんでしたが、乃彩ちゃんと話していたのは間違いなく……

 

 

 おいィ!?

 乃彩ちゃん、あんた二木市の人間で『紅晴 結菜』の知り合いなのかよぉ!?

 しかも結構仲良さそうな感じだったんですけどォ!?

 

 

 やべえよ……やべえよ……

 これ下手したら結菜や二木市の連中がコミュ対象になる可能性出てきちまった……

 

 い、いや、原作1年前スタートならほぼ100%(100%とは言っていない)メインストーリー第2部の主要キャラはコミュ対象にならないと調べがついているはず。

 ここは恐れずにプレイ続行だ!

 

 

 

 

 

『そう。我は汝、汝は我――

 我は汝の心の海より出でし者――』

 

 

 

 

 

 ――というわけで、己の「影」と向き合い、それを受け入れたことで乃彩ちゃんペルソナ覚醒です。ヤッター!

 これで以降は乃彩ちゃんも魔女や使い魔、そして魔法少女と渡り合うことができます(倒せるとは言っていない)。

 

 よっしゃ! 見てろよ薔薇園の魔女!

 この走者様のスーパープレイと乃彩ちゃんの力で秒殺してやるからな!

 あとAnthony君、悪いが経験値と資金のために君たちにもある程度犠牲になってもらおう。死ぬがよい。

 

 記念すべき乃彩ちゃんの初期ペルソナは――ヘスティア!

 

 

 

 

 

 …………

 

 ……

 

 アカン! ハズレだ!

 

 

 

 

 

 え~……知らない方のために解説させていただきますと、主人公の初期ペルソナは難易度「HARD」以上だとキャラメイクの結果などをもとに数種類の中からランダムで決定される仕様なんですね。

 そして、ヘスティアは主人公が女性だった場合の初期ペルソナ候補の1体なのですが、総合的な性能が候補中ぶっちぎり最弱という雑魚ペルソナでして……

 それも男性主人公、女性主人公双方の初期ペルソナ候補全体における、文字どおりの「最弱」……

 よりによってなんでお前なんだよぉ……

 

 

 ヘスティアが初期ペルソナ候補中最弱とされる理由は、大きく挙げると5つあり――

 

 1・能力値が耐久寄り

 2・レベルアップで習得するスキルが回復と補助

 3・攻撃スキルは最初から使える『アギ』だけ

 4・弱点である水撃属性のスキルを使う敵が序盤から多く出現する

 5・高難易度だとその耐久寄りのステータスが完全に死ぬ

 

 ――というわけなので、難易度「HARD」以上でプレイする場合は完全にハズレ扱いされているわけです。

 一応、特性とスキルを継承させるための合体素材としては悪くないということと、最初から火炎属性に対する相性が「吸収」であるという長所もあるので、リセット必須というほど弱くはないのですが……

 

 それでもこの状況でヘスティアはなぁ……

 

 

 ――まあ、今回は相手が火炎属性が弱点の薔薇園の魔女とAnthony君なので、このまま続けようと思います。

 他のペルソナが手に入ったら即お役目御免なので、今のうちに酷使してやりましょう。

 

 

 はい。ペルソナ覚醒イベントが終わり再び操作可能となったところで戦闘再開です。

 早速近くにいたAnthony君にアギをぶち込みます。

 チュートリアル的な戦闘なのでヘスティアでも弱点を突けば1発で倒せました。

 

 ――で、前回も説明しましたが、このゲームはスキルによる攻撃で相手の弱点である属性のものを叩き込むかクリティカルが出ると次にスキルを使えるようになるまでに必要な時間が0となるシステムです。

 この恩恵を最大に利用して近くにいるAnthony君たちに根こそぎアギをぶち込んで殲滅していきます。

 こちらを攻撃する隙なんて与えません。「ずっと俺のターン!」と言わんばかりに()られる前に()る――まさにメガテンの基本です。

 

 

「危ない!」

 

 

 とか言ってるそばから死角からすっ飛んでくるように現れたAnthony君のハサミがヘスティアにヒットしちまったああああああああああっ!

 

 いてええええええええええっ!

 

 ももこ、見ていたならもっと早く教えろ!

 

 

 このようにペルソナ使いルートの場合、顕現させているペルソナにも当たり判定があり、敵の攻撃を受けると本体であるキャラがダメージを受けてしまうので注意が必要です。

 そのため、必要な時以外はペルソナは引っ込めておきましょう(自戒)。

 

 一度攻撃を中断して『ディア』でHPを回復しておきます。

 ついでに昼休みに購入していた『カフェシャキーンZ』も1つ使って――

 

 

「ももこ!」

 

 

 おお! やちよさんじゃないか!

 ここで救援が来てくれるのは助か――って、あぶねえ!

 あの女、魔女や使い魔だけじゃなくてヘスティアにまで槍飛ばしてきやがりましたよ!?

 

 なにやってんのお前!?

 まだ味方判定出てないから、あんたの攻撃もヘスティアに当たったら普通に乃彩ちゃんにダメージ入るんだよ!?

 乃彩ちゃんをイゴらせ――殺す気か!?

 

 

 あっ、そっかぁ……やちよさんはペルソナなんて知るわけないから、外見的にヘスティアも魔女か使い魔に見えるわな。

 

 そうとわかれば、急いでやちよさんに状況を説明しなくてはなりません。

 こういう状況説明や説得などには人間パラメータの「伝達力」のランクが重要になってきますが、やちよさんなどは敵対でもしていない限りこちらの話はちゃんと聞いてくれます。

 

 ヘイ、やっちゃん!

 あれは魔女じゃなくてこちらの味方――というか、乃彩ちゃんの能力だぜ!

 

 ……OK?

 それじゃあ、乃彩ちゃんはこれから魔女をボコるから周りにいるAnthony君は任せるぞい。

 火炎属性の攻撃スキル持ってないとはいえ、やっちゃんならあれくれいは一撃で倒せるっしょ?

 そんなわけでシクヨロ~☆

 

「なっ……!?

 ま、待ちなさい!」

 

 さぁ、いくぜ!(BGM・クリティウスの牙)

 目の前にいるAnthony君たちの間をすり抜けるように最短最速で駆け抜けて薔薇園の魔女がアギの射程に入るまで近づきます。

 Anthony君たちは――うん。予定どおりやちよさんが槍飛ばして撃破およびタゲ取りしてくれていますね。ヨシ!

 

 そして、薔薇園の魔女が射程に入った瞬間、即アギぶっぱ!

 よっしゃ! 弱点突いただけでなくクリティカルも出て、おまけに「炎上」の状態異常にさせることに成功しました!

 これはおいしい!

 

 「炎上」は一部の火炎属性の攻撃スキルをぶち込んだ際に付与させることができるバッドステータスで、30秒間1秒ごとにHPが1減少していきます。

 さらに、この状態異常の時は火炎属性の攻撃スキルによって受けるダメージが15%上昇するうえに、火炎属性の攻撃スキルを受けるたびにバッドステータス付与時間が30秒延長するという、なかなか恐ろしい性能を誇る状態異常です。

 反面、炎上中に水撃属性の魔法攻撃を受けたり、一部の水撃属性の攻撃スキルを使用するとフィールド上にできあがる水たまりの上に5秒間いるだけであっさり取り除かれるという欠点もあります。

 先のヘスティアの解説の際にも述べましたが、このゲームは水撃属性の攻撃スキルを有する敵が序盤から多いため、この状態異常が猛威を振るえる機会は今回を含んで非常に限られることは覚えておきましょう。

 こちらが「炎上」対策を疎かにしてしまい、敵による火炎地獄を味わうことは結構ありますが……(3敗)

 

 ――と、話が少しそれてしまいましたね。戦闘に戻りましょう。

 炎上した薔薇園の魔女に対してもう1発アギを叩き込み、火の勢いを増します。

 乃彩ちゃん、派手にやるじゃねえか! これから毎日魔女を焼こうぜ?

 あ。そういえばさっきやちよさんのログインで『カフェシャキーンZ』を飲むの忘れてたわ。飲んどこ。

 

 飲んどる場合かーッ!(CV.シュトロハイム)

 

 ――などと思う方もいるといるかもしれませんが、大丈夫です。

 画面のこ↑こ↓、乃彩ちゃんのHPとSPのゲージの下を見てください。別のゲージがありますね。

 これはMG――「マギアゲージ」です。マスターグレードじゃないゾ?

 原作マギレコをプレイしている方にはすっかりお馴染みですが、このゲームにもマギアが実装されています。

 しかも、『Reincarnation編』では魔法少女だけでなく悪魔やペルソナたちにも各々マギアが用意されているんですね。

 このゲージが満タン――100%になったキャラは、マギレコ原作同様マギアを任意で発動できます。

 そういえば、『真・女神転生V』にもこれに似た「マガツヒゲージ」と「マガツヒスキル」ってシステムがありますね。ゲーム中の表記が一貫して「MG」なのは、もしかしたらそれも含んだ略称なのかもしれません。

 

 さて、現在は画面を見てもらえばわかるとおり、乃彩ちゃんのMGはすでに100%です。

 最初にAnthony君を燃やしまくっていたのは、実は経験値と資金を稼ぐ以外にもMGを溜めるためでもありました。

 というわけで、早速マギアをパナします!

 

 

 ――はい。無事に薔薇園の魔女を撃破しました。

 今見てもらったのがヘスティアのマギアである『不浄を払う焔』です。

 ヘスティアもとい乃彩ちゃんを中心にした一定範囲内にいる敵全体に火炎属性でダメージを与えます。

 一見カッコいい演出をしていますが、初期段階では『マハラギ』相当の威力しかありません。悲しいなぁ……

 一応補足しておきますと、このゲームでのマギアはキャラのレベルが一定値に達することでランクが上がっていき、最大で5段階まで強化されます。

 ヘスティアの『不浄を払う焔』も最大ランクまで強化されれば強力なのですが、RTAでこいつをそこまで育て上げる意味もうまあじもないのでやりません(無慈悲)。

 

 

 ……しかし、ようやくペルソナ覚醒までこぎ着けましたね。

 まだここまでタァイムも総プレイ時間もそんなに経過していないのに、めちゃくちゃ長かったような気がします……

 ぬわああああああああああん疲れたもおおおおおおおおおおん!

 

 乃彩ちゃんにもこちらの意思が伝わっているのか、RTAにおける伝家の宝刀「気絶ワープ」を発動させました。ナイスゥ!(本音)

 (また画面が)暗くなってんぜ?

 

 

 

 

 

 ベルベットルームからおはよーございまーす!

 

 無事にペルソナに覚醒したので、『P3』以降のペルソナシリーズではすっかりお馴染みとなったイゴールからのペルソナとコミュニティに対する説明タイムです。

 途中でいくつか選択肢が出てきますが、会話の内容が若干変化するくらいなので適当に選んでぱっぱと進めていきます。

 そして今走におけるベルベットルームの住人との顔合わせと『契約者の鍵』の受け取りも済ませたら、さっさと現実世界へログアウトしましょう。

 じゃあな! ヤルダバオトって悪神に気をつけろよ! このゲームのベルベットルーム時系列的には『P5』の後っぽいけどな!

 

 

 

 

 

 ――そんなわけで、ベルベットルームから現実世界に戻ってまいりました。

 クォクォア……みかづき荘の乃彩ちゃんの部屋ですね。あの後やちよさんたちにここまで運ばれたのでしょう。

 どうやらまだ先ほどの戦いから時間はそんなに流れていないようなので、部屋を出てやちよさんたちがいるかどうか確認しましょう。

 いたらペルソナのことを改めて説明しておかなければならないでしょうからね。

 

 

「ようやく目を覚ましたか、“揺蕩(たゆた)う者”よ」

 

 

 ファッ!?

 乃彩ちゃんが寝ているベッドの枕元になんかいるんですけど!?

 

 お、お前は……昨夜の夢の中に出てきた銀髪和装狐面幼女! 銀髪和装狐面幼女じゃないか!

 

 ――いや、お前なんでここにおる?

 

 

 

 長かった1日がようやく終わるって前に、なにやらもう一騒動ありそうな気がしてきたので今回はここまでです。

 ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 ――あれはなに?

 

 目の前で紅蓮の炎に焼かれていく魔女と使い魔たちの姿をよそに、私の目は“それ”にくぎ付けになっていた。

 切江さんが魔女の結界に引きずり込まれていたことにも驚きはしたが、あれはそれ以上だと断言せざるを得ない。

 

 切江さんのそばに浮かぶ巨大な人型の異形――

 一見魔女にしか見えないが魔女ではないという“それ”は、確かに終始彼女を守るように魔女と戦っていた。

 魔法少女となってすでに6年ほどになるが、少なくとも今まであのようなものは見たことも聞いたこともなかった。

 

 ――切江さんもキュゥべえと契約して魔法少女となった?

 

 最初はそう思ったが、彼女が現在身にまとっているのは朝に見た時と同じ水名女学園の制服だ。魔法少女の装束じゃない。

 もし切江さんも魔法少女になったというのならば、あれは彼女の固有魔法による産物だということで説明がつくのだけれど――

 

「本当に……あれはなんなのかしら?」

 

 私の口から思わずそのような言葉が漏れるのとほぼ同じタイミングで、魔女たちがその身を焼いていた炎ごと消滅し、結界全体がぐにゃぐにゃと歪み始める。

 やがて結界は消えて、駅の改札前のホールへと私たちは戻ってきた。

 

 ――切江さんのそばにいた異形は、結界が消えるのと同時に姿を消していた。

 

「いない……?」

 

 隣に立っていたももこもあれがいなくなったことに不思議に思い、周囲を見回し始める。

 気持ちはわかるが、魔女も倒した以上ここに留まっている理由はない。正気に戻った人たちが戻ってくる前に切江さんを連れてここを離れよう。

 あれについては帰りながら聞けば――

 

「――!?

 切江さん!?」

「えっ……?」

 

 

 ――突然、目の前に立っていた切江さんの体が前へと傾むいていった。

 

 いけない。

 あのままでは勢いよく床に――!

 

 

「よっと。

 はぁ……危なかった……」

 

 ――倒れた切江さんの体が床に叩きつけられそうになったギリギリのところで、いち早く動いていたももこが間に滑り込む形で切江さんの体を抱きとめた。

 おそらく私と違って考えるよりも先に体が動いたのだろう。今回は彼女のそんな性質がプラスに働いた。

 

「――よかった。気を失っているだけだ。

 たぶん緊張の糸が切れて疲れちゃったんじゃないかな?」

「そう。それなら安し――ッ!?

 ももこ……あなたソウルジェムが……!」

「あ……」

 

 

 ――ももこが振り返ったその時、私は彼女のソウルジェムが今にも限界を迎えそうなほど真っ黒になっていることに気がついた。

 

 

「まさかグリーフシードを……!」

「……うん。あの日から今までずっと魔女退治していなかったんだ。

 あんなことがあっていろいろとショックだったから……」

 

 ももこがそう言いながら苦笑いを浮かべる。

 その顔は明らかに黙っていたことを詫びる意味合いが含まれているのが見て取れた。

 

 ――って、今はそんなことを考えている場合じゃない!

 急いでももこのソウルジェムから穢れを取り除かないと!

 このままでは彼女まで――

 

「――!」

 

 その時、私の視界の隅に黒光りする小さなものが床の上に転がっているのが映った。

 

 見間違えるはずがない。グリーフシードだ!

 おそらく先ほどあの異形に倒された魔女が落としたもの――私は大急ぎでそれを拾い上げると、慌ててももこの胸元にそれを押し当てた。

 

「やちよさん……それ……」

「いいから。今は黙っていて」

 

 グリーフシードはももこの胸元にある彼女のソウルジェムから次々と穢れを吸い取っていき、あっという間に穢れを完全に取り除いた。

 ももこのソウルジェムが再び普段どおりのまばゆい輝きを放つのを確認すると、私はゆっくりとグリーフシードを離し、それを自分の懐に入れた。

 さすがにこれはもう穢れを吸い取ることはできないだろう。後で私からキュゥべえに処理させよう。

 

「……ごめん。

 最初に言わなくて……」

「別に謝らなくていいわ。あなたまで――」

 

 

 ――魔女にならなくてよかった。

 

 そんな言葉が私の口から出る前に――

 

 

「とぅおおおおおおおおおおう!

 最強の魔法少女、由比鶴乃ただ今とうちゃーーーーく!」

 

 

 ――うるさいのが来た。

 

 

「やっぱり、やちよとももこだ!

 魔女の気配と一緒に魔力を感じたから急いで飛んできたよ!

 それで、魔女はどこに――!?」

「もう終わったよ」

「鶴乃、うるさいから黙ってて」

「えぇ~……?

 ――あれ? 乃彩ちゃん?」

 

 いまだにももこの胸に抱かれている気を失った切江さんの存在に気がついた鶴乃が、彼女の顔をのぞき込むように近づいてくる。

 

「――魔女の結界に引きずり込まれていたの。

 今は安心したのか気を失っているだけ」

「そっか~。

 何事もなかったようで安心した~」

「…………」

「…………」

「――え?

 も、もしかして、なにかあったの?」

 

 

 何事もなかった――その一言に思わず私とももこは口を閉ざして目を泳がせてしまう。

 そして察しのいい鶴乃は、そんな私たちの様子からなにかがあったことに気づいてしまった。

 

 ――困った。

 先ほどのあれについてなんと説明すればいいのかしら?

 私たちですらあれがなんであったのかさっぱりわからないのに……

 

 

 

 結局、その後すぐにももこが「誰かに見つかったら大変だ」とフォローを入れてくれたため、私たちはいまだ目を覚まさない切江さんも連れて駅を後にすることになった。

 思わず私も「なにがあったかはみかづき荘に戻ってからする」などとと言ってしまったけれど、正直切江さんが目を覚ましてくれないことにはあれの説明のしようがない。

 

 

 ――しかし、本当にあれはなんだったのだろう?

 

 そして、あれを魔女ではないと言い放ち、明らかに意のままに操っていた切江さんは――

 

 みかづき荘への帰路につきながら、私は自分の胸の中に疑念と同時に一抹の不安が生まれているのを確かに感じていた。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

「――なんだったの、アレ?」

 

 先ほどまでと違って騒がしくなった新西中央駅をビルの屋上から見下ろしながら、あたしは先ほどの光景を思い返していた。

 

 水名女学園の制服を着た見知らぬ女――背格好からしてたぶん高等部だろう。あたしが通っていた中等部ではあんなやつ見かけたことなかったし――がキュゥべえと一緒に魔女の結界に呑み込まれたと思いきや、その後そのキュゥべえを使い魔に投げつけるわ、魔女に叩き込むはのやりたい放題。

 そして、おまけとばかりに魔女のような人型のバケモノを喚び出しての大暴れ――

 

 本当になんだったんだ?

 キュゥべえとの会話の内容からして、あの女が魔法少女だったとか契約をしたとは考えにくい。

 

「――そういえば」

 

 思い出す。

 確かあの女、あのバケモノを喚び出す時になんか叫んでいたな。

 

 確か――「ペルソナ」だったっけ?

 

 

「“ペルソナ”か……」

 

 少しの間視線を上げて思考にふける。

 

 ペルソナ――おそらくそれがあのバケモノの名前だ。

 魔女や使い魔を相手取れたのだから、たぶん使う魔法と似て非なる力なんだろうね。

 それなら外見や雰囲気が魔女と似ているのにも説明がつくし納得もいく。

 

 魔法少女を相手取ることも、へたすりゃ殺すことだって――

 

 

 …………

 

 ……

 

 

「少し調べてみるか……」

 

 視線を再び駅のほうに戻したあたしは、そう結論づけると早速今度の行動について頭の中で計画を立てていく。

 

 ――まずはあの女、そしてその近辺から探っていこう。

 可能ならばそれと並行してあの「ペルソナ」というものについても調べていく。

 

 そして、ある程度情報が集まったらその次は――

 

 

「あっは……♪

 なんかますます楽しくなってきたかも……!」

 

 

 思いついたことは全部やって、そして最後にバーンと弾けてやろうと思ってここまでいろいろとやってきたけどさ――

 まさかここにきてさらに面白くなりそうなものが見つかるとは思わないじゃん!?

 

 あはははははははは! いいねいいね!

 最後の最後になってようやく神様があたしにお恵みをくださったのかな!?

 

 ――まあ、神様なんているとはこれっぽっちも思っちゃいねーけど。

 仮に本当にいるとすれば、それはきっと誰よりも悪い奴でとんでもねーほどのゲスだろうね。

 あたしみたいな奴にツキを回してくれるんだからさ。

 

 

 はぁ~……

 しかし、グリーフシードを貯めておこうと魔女を狩るついでに、ちょっといたずらでもするかと駅にいた人間たちに片っ端から『暗示』をかけていたらまさかこんなことになるとはね。

 世の中なにが起こるか本当にわからないもんだ。だからこそ面白いんだろうけどさ。

 

 ――余談だが、「駅構内で放火による小火(ボヤ)騒ぎが起きた」という表向きの筋書きもわざわざ用意しておいた。

 これなら他の魔法少女たちにあたしの存在を感づかれることもない。魔女の仕業だと思うだろう。

 

 

 

 ああ本当、人生がこんなにも楽しめるものだともっと早く気づいていれば、また別の楽しみ方も見つけられたかもしれないのに――

 

 

 

「……まっ。もうどうでもいいことだけど」

 

 遠くからパトカーと消防車のものと思わしきサイレンの音が聞こえてくるのを耳にしながら、あたしはその場を後にする。

 

「――あ。確か最近おかしな噂があちこちで流れていたっけ?

 昏睡事件だかなんだか知らないけど、せっかくだしちょこ~っと便乗させてもらおうかな?」

 

 

 楽しみだ。

 これから今までよりももっと楽しいことが起きる――

 

 そして、すべてが明るみになってそれが終わりを告げる時、最後に笑っているのはあたしか、それとも――

 

 

「……あっは」

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

「再び、お目にかかりましたな」

 

 

>気がつくと、見知らぬ青い部屋にいた。

 ここは確か――“ベルベットルーム”だっけ?

 

>……どうやら、また奇妙な夢の世界へと誘われてしまったようだ。

 

 

「貴方は“力”を覚醒したショックで意識を失われたのです」

 

「しかし、ご心配にはおよびません。

 少し休まれるといい」

 

 

>――イゴールが口にした“力”というワードに思わず体が反応してしまう。

 

 

1:ペルソナのことですか?
 2:ヘスティアのこと?

 3:(黙って話を聞く)

 

 

「左様」

 

「貴方が手に入れられた“ペルソナ”――

 それは、貴方が貴方の外側の事物と向き合った時、表に現れ出る“人格”――」

 

「様々な困難と相対するため自らを鎧う、“覚悟の仮面”とでも申しましょうか?」

 

 

>……“偽りの仮面”を打ち破ったことで得た“覚悟の仮面”か。

 

>ペルソナ――ヘスティアが“もう1人の自分”だということはなんとなくわかってはいたけれど……

 

 

「――とはいえ、今の貴方の力はまだ弱い」

 

「だからこそ、進まれる前に知っておかれるがよろしい。

 ご自身の“力の性質”というものをね」

 

 

 1:どういうこと?

2:性質?
 3:お願いします

 

 

「貴方の“力”は、他者とは異なる特別なものだ」

 

「からっぽに過ぎないが、無限の可能性も宿る――

 そう。いわば、数字のゼロのようなもの」

 

「ペルソナ能力とは、“心”を御する力――

 “心”とは“絆”によって満ちるものです」

 

「他者と関り、絆を育み、貴方だけの“コミュニティ”を築かれるがよろしい。

 “コミュニティ”の力こそが、ペルソナ能力を伸ばしていくのです」

 

 

 1:コミュニティ?

2:絆を育む?
 3:ちょっとよくわからないです

 

 

「“コミュニティ”――他者との間に絆を育むことは、単にペルソナを強くしていくだけではございません」

 

「育まれた絆は、お客様がこの先進んでいくべき未来を示す道しるべともなってくれるでしょう」

 

 

>……?

 

 

>気がつくと、イゴールのそばに1人の青年が立っていた。

 前回この部屋に来た時は、あのような人はいなかったはずだが……?

 

 

「おっと、ご紹介が遅れましたな」

 

 

>イゴールの視線が私から青年のほうに向くと、青年がこちらに対して一礼する。

 

 

「主ににお仕えさせていただいております、ウィリアムと申します。

 どうぞお気軽に“ビル”とお呼びください」

 

「主と共にお客様へのご支援をさせていただきます。

 以後、お見知りおきを……」

 

 

 1:よろしく

 2:ご支援?

3:お客様って……私のこと?

 

 

「はい。

 お客様は見事、内なる声の呼び掛けに応じて“契約”を果たし、そして“力”を覚醒されました。

 ゆえに、主は貴方様をこの部屋に招くに足る者――客人とお認めになられたのです」

 

「これをお持ちなさい」

 

 

>――!?

 

 

>イゴールの言葉とともに、突然目の前に青色の鍵が姿を現した。

 

>……言われたとおり、それを手に取る。

 

 

>“契約者の鍵”を手に入れた。

 

 

「今宵から貴方は、この“ベルベットルーム”のお客人だ」

 

「貴方は“力”を磨くべき運命にあり、必ずや私共の手助けが必要となるでしょう」

 

「貴方が支払うべき代価はひとつ――

 “契約”に従い、ご自身の選択に相応の責任をもっていただくことです」

 

 

1:わかりました
 2:どういう意味ですか?

 3:……正直自信がないです

 

 

「結構」

 

 

>私の返事にイゴールが満足気に頷いた。

 

 

「貴方に覚醒した“ワイルド”の力は、何処(いずこ)に向かうことになるのか――

 ご一緒に旅をしてまいりましょう。ふふ……」

 

 

>イゴールはどこか嬉しそうだ。

 

>しかし、今彼が口にした“ワイルド”とはいったい――?

 

 

「さて……

 いよいよ私も忙しくなりますな」

 

「次からはご自分の意思で扉を開けて、ここへ来られるといい」

 

「その時こそ、私の本当の役割――

 貴方への手助けについてお話しましょう」

 

「では、再び見えます時まで……ごきげんよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

>……目が覚めた。

 

 

>ここは……“みかづき荘”の私の部屋だ。

 どうやらあの後、七海さんたちに運び込まれたらしい。

 

 

>――時計を見る。

 まだあれから時間はそれほど経過していないようだ。

 

 

>部屋の外――下の階からかすかにだが人の声が聞こえる。

 おそらく七海さんたちだろう。

 

>心配させてしまったかもしれない。

 急いで部屋を出て無事であることを伝えにいこう。

 

 

「ようやく目を覚ましたか、“揺蕩(たゆた)う者”よ」

 

 

>――!?

 

 

>気がつくと、ベッドの枕元に誰かが立っていた。

 

 

「――ふむ。どうやら無事に偽りの仮面を打ち破り、ペルソナを目覚めさせることができたようじゃな。

 結構結構!」

 

 

>――よく見たらその正体は昨夜の夢の中に出てきた少女だった。

 

>昨夜の夢の時と同様、その顔は狐面をしているためどのような表情を浮かべているのかはわからない。

 少なくとも見た感じ嬉しそうな様子だが……

 

 

「――ん?

 どうした? ぼーっとして?」

 

 

 1:あなたは誰?

 2:どうしてここに?

3:……もしかして、まだ夢の中?

 

 

「そんなわけあるか!

 ここはとっくに現実じゃ!」

 

「前回はこちらからお主を招いたからな。

 じゃから今回は逆にこっちからお主のところへ来たんじゃよ」

 

 

>…………

 

>……

 

>どうやら、今夜は長くなりそうだ……

 

 




 『真・女神転生V』の予約したので失踪します。



■TIPS

●切江 乃彩
 『契約者の鍵』を手に入れて本格的にペルソナルートに突入。
 (RTA的な意味で)ここからが本当の地獄だ……


●ヘスティア
 初期レベルは1。アルカナは愚者。
 初期スキルはアギ、ディア、ラクカジャ。
 習得スキルはレベル2でパトラ、レベル3でスクカジャ、レベル4で紅蓮のベール、レベル5で破魔耐性。
 特性『聖火の炉』の効果と『破魔耐性』を低レベルで習得できることから合体用の素材としては非常に優秀。それ以外は全体的にイマイチな性能。
 まあ、主人公の初期ペルソナが弱っちいのはペルソナシリーズではよくあること。ぶっちゃけ『P4』のイザナギだけ妙に強かった。そして『P5』のアルセーヌは弱すぎる……


●不浄を払う焔
 ヘスティアのマギア。
 初期性能(ランク1)では自身を中心とした範囲内の敵全体に火炎属性の小ダメージを与える魔法攻撃。
 レベル15でランク2になり、威力が中ダメージにアップ。
 レベル20でランク3になり、自身を含む範囲内の味方全体にかかったンダ系魔法の効果を取り除く効果が追加。
 レベル30でランク4になり、威力が大ダメージにアップ。
 レベル45でランク5(最高性能)になり、味方全体のHPを中回復する効果と戦闘不能を除く全ての状態異常を治療する効果が追加される。
 こうして効果だけを並べてみると非常に強力に見えるが、ヘスティアをレベル45まで育てること自体に大したメリットがないうえに、同様の効果のスキル一式を揃えたほうが明らかに効率がいい。
 それでもヘスティアにとっては貴重な攻撃手段なので、攻略の最序盤ではそこそこお世話になる。


●紅蓮のベール
 このゲームオリジナルの補助スキル。
 一定時間味方全体の火炎属性攻撃の威力を上昇させ、火炎属性攻撃から受けるダメージを軽減する。
 スキル効果の持続時間と威力上昇および被ダメージ軽減の割合は、スキル使用者のレベルによって変わる。


●水撃属性
 文字どおり水の流れや波などを操ることで対象を攻撃する属性。
 基本的に氷結属性と被る面が多いため、原作では『罪罰』とデビチルにしか登場せず、本家メガテンには一度も登場していなかったりと結構レア。
 このゲームではATLUSのマギレコ側に対する配慮から久々に復活したが、悲しいことにマギレコの水タイプキャラは魔法をパナすよりも物理で殴る奴らばかりなのである。


●ウィリアム
 今走におけるベルベットルームの住人。通称および愛称はビル。本作オリジナルキャラクター。
 金髪に白磁器かと思いたくなるような真っ白い肌、金色の瞳に青い服の青年。
 ベルベットルームが特急列車ゆえか、その外見のイメージは鉄道員。
 名前の由来は原作同様フランケンシュタインの映画の登場人物――ではなく、フランケンシュタインの怪物を始めて演じた俳優ボリス・カーロフの本名ウィリアム・ヘンリー・プラットから。


●謎の幼女
 なんかいつの間にか乃彩ちゃんの枕元に立っていた銀髪和装のじゃロリ狐面娘。こえーよ!
 なお、みかづき荘には不法侵入の模様。
 正体は次回明らかになる――かなぁ?


●???
 乃彩ちゃんたちのことを隠れて様子見していた魔法少女。
 いったい何者もとい何紗帆奈なんだ……?


●昏睡事件
 原作では某混沌のせいで魔法少女の間で広まった噂だが、今走ではまさかの無関係。
 なん……だと……



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