信長編始まります。
前回の土方編は見直すと誤字脱字だらけ文章に気付きました。後程時間がある時に修正します。ご迷惑をかけますがよろしくお願いします。
――我が前に立つもの、その尽く討ち滅ぼさん!――
「うっはっはっはっはぁ!これがアルカノイズとかいうやつか?全然歯応えがないのう!」
アルカノイズが現れた戦場の舞台になった火柱上がる公園にある電灯の上に立つ輝く木瓜紋をあしらった軍帽を被り、黒い軍服を纏った黒髪紅眼の少女が声高々に笑い声を上げていた。
「おっと……鉄砲隊、構えぇぇい!」
視界の端に新たなアルカノイズが数を率いてこちらに向かって来るのを視認し、少女が右手を上に掲げ声をあげると少女の周囲を十丁の火縄銃が展開されると火縄銃が一斉に銃口をアルカノイズに向ける。
「放てぃ!」
少女が手を下ろすと十丁の銃口から火花が迸り、向かって来ていたアルカノイズ達の体を穴だらけにすると、アルカノイズ達は赤い粉を撒き散らしながらその身を崩していった。
「甘いのう……」
「ギャあァッ!?」
その様子を見ていた少女の背後から隊列を組んだ飛行型のアルカノイズが回転しながら少女の体を引き裂こうと飛来してくるが、少女は足元に出した一丁の火縄銃の上に足を置くとまるで飛行機のようにその身体を浮かび上がらせ、バランスを崩す事なく飛行型アルカノイズの攻撃を避けると地上の木々に向けて手に持った一丁の火縄銃を撃ち放つと肉を潰す音がした後、木々の間からローブ姿の男が肩を抑えながらその姿を現した。
「その程度でこの儂を倒そうなどとは、戦を知らぬ者の指示とはいえ、あまりにも……お粗末すぎるわっ!」
少女が声をあげると少女の身体から紅い炎のような魔力の奔流が噴き上がる。
「第六天魔王であるこの儂の姿をお主の三流の目によぅく焼き付けるがいい!」
少女の周囲に一丁、また一丁と火縄銃が次々と展開されてゆき、三千丁の火縄銃が周囲に展開され、その全ての銃口が錬金術師の男に向けられる。
それをみた錬金術師の男は悲鳴をあげると懐から残していたテレポートジェムから大量のアルカノイズを召喚すると己の身を守るために少女を始末するように仕向けるが少女は慌てる事もなく、頭上に刀を掲げた。
「三千世界に屍を晒すがよい。……天魔轟臨!
これが魔王の
その言葉と共に刀を振り下ろすと三千丁の火縄銃から三千発の銃弾が一斉に放たれた!
少女の名は《織田 信長》戦国時代にその名を轟かせた第六天魔王の異名を持つ少女である。
◇◇◇
―― S.O.N.G.本部、食堂――
「よく食うのぅ……お主」
「そう?」
本部内の食堂で信長が頬杖を突いて目の前で大盛のかつ丼を食べている響に声をかけた。
「普通、お主くらいの年頃はカロリーを気にする年じゃろ?なのにそれを気にせずバクバク食ってよく太らんのぅ?」
「うーん。そんな事言われても、私って昔からいっぱい食べても太らなかったからねぇ……」
「ぉおう、まさかの太りにくい体質とは……どこかの腹ペコ王といい勝負じゃな」
響の発言を聞いた信長はアホ毛の某腹ペコ王の顔を思い出した。ちなみにかつ丼は四杯目である。
「しっかし、そんなに食ったもんが一体どこにいってるのか……やはりそこかの?」
「ん?そこ……って、どこ見てるの!?」
そう言って信長が視線を響の健康的なお腹を一度見てから彼女の形がいい健康的な胸に目を止めた。信長の視線を向けられた響は首をかしげてを視線を追うと自分の胸に向けられた事に気付き、顔を赤くすると慌てて両手で胸元を隠した。
「腹じゃけど?」
「いや、どう見ても胸を見てたじゃん!」
「しっかしそんだけ食ったのに全然肉がついとらんのぅ……ちょっと触るぞ?」
「いや私いいって言ってないよね!?あっ、ちょっと……ひゃんっ!?」
そう言って信長は席を立つと反対側に回りこんで手を伸ばし、響の断りもなしに彼女のお腹を両手で遠慮なく触り始めた。
「ちょっ、信長、ちゃんっ、やめ……ウヒャヒャヒャヒャッ!」
「おぉ…一見贅肉がない腹じゃが、こうして触れてみるときちんと腹筋がついておるの。しかし、ただの硬い腹筋ではなく指で押せばおなご特有の柔らかさも感じさせるとは……。意外と癖になる触り心地じゃなこれ」
「いや、知らないよっ!?いきなり人のお腹触ってそんな感想聞かされても困るんだけど!?……って、どこ触ろうとしてるの!」
「いや、いい機会じゃからついでに沖田と負けず劣らずのその胸を揉んでみようと」
「しなくていいよ!?ヌ、ググゥゥゥ……ッ!」
「クックックッ、よいではないか減るもんではないしのぅ。ほれほれ、後少しで手が届くぞ?」
お腹から上に手を伸ばそうとしたのを見た響は両手で信長の手を掴み自身の胸を触れるのを阻止するが、人より
信長は普段はおちゃらけてようが歴史に名を残した英霊である。響がどれだけ力強い腕力をもっていようが常人離れしたステータスを持つ英霊である信長の筋力が上回り、響の奮闘むなしくその手が響の形の良い胸元に伸ばされ、第六天魔王の手によって彼女の胸が揉みしばかれると思われたその時。
「ナニをしてるの?ノッブ?」
――その瞬間、空気が凍った。
「み、未来っ?」
「ヌオォッ!未来!?いつの間に来たんじゃお主っ!」
響はさっきまでいなかった日だまりである親友に驚きつつも名前を呼び、背後から声をかけられた信長は上ずった声を出しながら慌てて響から離れる。
「フフフ、ナニを驚いているのノッブ?まるでお化けでも見たような顔してるよ?」
小さく笑いながら慈愛の笑みを浮かべている未来。一見怒ってないように見えるが、目の奥は笑っておらず、笑みの代わりにどす黒い感情が宿っていた。
「それで?ノッブは響の胸に手を伸ばそうとしてナニをしようとしたのカナ?」
単刀直入に言うとマジギレしてるのである。
「い、いや未来。これはじゃな…沖田――じゃなくて響が太らん理由が気になっての!あんな大量の飯を食っておいて腹が出ないのかと触ってたんじゃよ!」
「へぇ、それじゃあなんで響の胸を触ろうとしたのかその理由を答えてくれる?」
「いや、沖田と負けず劣らずの美乳じゃからついでに揉んでおこうかと」
「…………そう」
――ゴォッ!と未来の身体から黒いオーラが吹き上がる。
「そっかぁそんな事をしようとしたんだぁ?いけないなぁ、そんな事を考えるノッブは少しお仕置きが必要だね?」ガシッ
「へっ?……ヌオォォッ!?ちょっ、待て待て未来!儂が悪かった!ちょっと悪ノリが過ぎただけじゃろ!?二度とせんから一度話し合おうではないか!なっ?」ズルズル
「フフフ、大丈夫だよノッブ。ちょっとお灸を据えるだけだから……一瞬で終わるから」
「待て待て落ち着けっ!?それはわしら英霊にとって相性最悪じゃろ!?落ち着け未来話せばわか――」
未来が微笑みながら胸元から取り出した神獣鏡のペンダントを見せるとそれをみた信長は青い顔をして逃れようと手足をバタつかせるが未来の手から逃れられず、ズルズルと訓練室に連行され、信長の努力虚しく訓練室の扉がピシャリと閉められた。
「ノ、ノブァァアアァァァァッ!?」
その後、信長の姿を見た者は誰もいない……。
◇◇◇
「いや、勝手に殺すでないっ!?まだ生きとるわっ!」by ノッブ
どうもクロトダンです。
今回ちょっとコハエースを意識して書きましたが、いかがでした?
この作品では魔を払う光を放つ神獣鏡はエーテルの塊であるサーヴァント達にとって天敵の存在です。
次回はコハエースのようなオマケコーナーを投稿する予定です。