短いですが、影虎編始まります。
エルキドゥすり抜けで来るの心臓に悪いからやめて……(切実)
――刀八毘沙門天よ、我が道を拓け!――
月光が降り注ぐ夜の街に、月光に煌めく銀髪を持つ少女が翻しながら無数にひしめくアルカノイズを次々と左手に刀と右手に槍を握りしめアルカノイズに向けて疾走し、両手に持った得物を振るい縦横無尽に斬り、凪払い、突き貫きアルカノイズの体を赤い粉に変えていく。
「あっははははははっ!何ですか?あるかのいずというのはこの程度ですか?斬れば倒せるこの程度のモノに恐れるなんて、相変わらず人の感情を理解するのは難しいですねぇ!」
無数のアルカノイズを斬り裂いたというのにその身に纏う汚れ一つない白い衣をはためかせ、少女は戦場に似つかわしくない陽気な笑い声をあげると右手に持った槍を旋回させ石突きを地面に突き立て、刀をアルカノイズに突き向ける。
「聞け!魑魅魍魎の化生共!運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり。死なんと戦えば生き、生きんと戦えば死するものなり。我が名は毘沙門天の化身にして、越後の軍神、長尾景虎!我が槍にて貴様ら全てを斬り伏せてしんぜよう!」
そう、彼女の名は越後の軍神《長尾景虎》……って、ちょっと真名名乗るの早すぎだよ!真名開示するのはもう少し後だよ!
「知りませんよそんなこと。私の名を名乗るのは私の勝手です。あなたに指示される筋合いはありませんし黙って下さい」
ひどくない!?
「さて、美味しいお酒が恋しくなってきたので、そろそろ終わらせるとしましょうか!」
「オンベイシラ…(ごにょごにょ)…ソワカ、いざ参る!」
ちゃんと言えていないが、正しくは毘沙門天真言、『オン・ベイシュマンダラヤ・ソワカ』と言おうとしていたが忘れたのか、それとも詳しく覚えてないのか小声で真言を誤魔化す景虎。それでいいのか越後の軍神よ……。
「いいのです。では、推して参る!」
そう告げた彼女の背後から鎧を着けた白馬、影虎の愛馬《放生月毛》を召喚すると景虎は地面を蹴り、自身の愛馬に跨がり前方に残るアルカノイズの群れに向けて駆け出すと景虎の身体が一瞬ぶれ初めると彼女から一体、また一体と増えていき、計8体の完全武装騎馬形態の景虎が現れる。
「駆けよ、放生月毛!毘沙門天の加護ぞ在り!」
8体の景虎はそれぞれ《姫鶴一文字》、《山鳥毛一文字》、《谷切り》、《五虎退》、《禡祭剣》、《七星剣》、《小松明薙刀》、そして本体が持つ愛用の《毘天の宝槍》を握りしめアルカノイズの群れに向けて次々と斬り掛かる。
本来は軍勢をいくつかに分け、入れ代わり立ち代わり敵陣に攻めかかるという陣形を対人戦に転化した景虎の宝具、その名は――。
「
にゃーっ!」(>ω<)/
最後に猫になっちゃった!?
◇◇◇
――居酒屋『ぐだぐだ屋』――
商店街の片隅にある居酒屋『ぐだぐだ屋』。ここでは様々な並行世界から英霊達が足を運ぶ不思議な居酒屋。その店内のある個室で銀髪の少女と青髪の女性が共に酒を飲んでいた。
「んく…んく…ぷはーっ!仕事上がりのお酒は美味しいですねー。どうししました?せっかくの美味しいお酒なのに苦手ですか?飲まないのなら私が頂いきますよ?翼」
「いや、大丈夫です。苦手ではありません景虎さん……」
銀髪の少女――景虎が既に出来上がって頬を赤らめた顔を青髪の女性――風鳴 翼に向けて話しかけていると、翼はその手に持つお猪口に注がれ日本酒を一口付ける。
「あははははははっ!もう、さんなんてヨソヨソしいですよ。気軽に景虎ちゃんと呼んで下さい。あ、すいませんそこの眼鏡のお姉さん!イカの塩辛と唐揚げ、それと魚の塩焼きを下さい!」
「わかりました。――ぐだぐだイベントではないのに、何故私はここにいるのでしょうか?ハァ……」
景虎に呼び止められ、注文を受けた足首まで伸ばした長い紫髪の眼鏡の女性は二人に聞こえないように小声で疑問を呟き、小さくため息を吐いた。
「あの景虎さん。そんなに塩分をとるとお身体に悪いですよ?」
「心配無用です。それにサーヴァントは体調を崩しません」
「ですが、生前の貴女は塩分の取りすぎが原因でかわ――」
「その話は結構ですので!」
「は、はい……」
翼の発言を遮るように凄みを込めた声で止める景虎。大抵のことは飄々と受け流す彼女も、さすがに
どうも、剣盾で色違い厳選して更新を怠っていたクロトダンです。
今回は内容が薄い上に短くてすみません。
酔った景虎の可愛さを伝えたかったのですが、自分の腕ではこれが限界でした……。m(_ _)m
ところでイマジナリイベントのゴッホちゃんがかわい過ぎの上に最後の最後に更にかわい過ぎて、自分の心の中が本能寺……(伝われこの想い)