ぐだぐだシンフォギア   作:クロトダン

5 / 7
今回ちょっとホラー要素あり。



今回の元ネタ:銀魂、Fate/hollow ataraxia




信勝編:信勝「クレイジーサイコ女!」未来「クレイジーサイコブラコン!」

――姉上の敵はみーんな、いなくなってもらいましょう――

 

 

うわぁあぁぁぁあああっ!?た、助けてください姉上ぇぇぇっ!?」

 

 アルカノイズが蔓延る真夜中の公園にある林に、気弱そうな少年の悲鳴が響き渡る。

 とある少女に似せた赤い軍服と黒いマントを着け、軍帽を被った気が弱そうな少年が悲鳴を上げながら多数のアルカノイズに追いかけられていた。

 

「姉上ぇええぇぇぇぇええっ!!何処にいかれたんですかぁぁあああぁぁぁぁっ!?ここです!あなたの弟の信勝はここですよォォォオオオォッ!?」

 

 気弱そうな少年――真名、織田 信勝がアスリート走りで爆走しながら自身の姉―信長の名を呼び叫んでいた。

 というか影虎に引き続きお前も真名ばらすの早すぎるけど……何で今言うの?

 

「いいじゃないか!姉上達といつの間にか離れ離れになった途端にアルカノイズ達に追いかけられているんだよ!姉上に僕の居場所を知ってもらう為なら真名をばらすなんて安いものなんだよぉぉォォおおおォッ!」

 

 いや安くねーよ!真名の重さより自分の姉の重さを優先させるなよ!これが聖杯戦争だったら終わってるぞ!?

 

「うるさいよ!僕みたいな貧弱英霊が召喚されたら、あっという間に退場するのは当たり前じゃないかっ!?」

 

 いや、自意識低すぎぃ!もう少し頑張ろうよ!少しくらい善戦するかもしれないだろ?

 

「嘘つけぇ!?そもそも、何でもできる姉上と違って僕はどちらかというと内政向きなんだよ……って、前からも来たぁぁあああぁぁぁぁっ!?」

 

 逃げながらナレーション(こちら)と話しに夢中になっていると彼の前方から別のアルカノイズ達が現れ、それを見た信勝は再び悲鳴を上げた。

 

「えーい!こうなればヤケだ!い、いくぞぉぉっ!」

 

 周囲をアルカノイズに囲まれて覚悟を決めたのか、信勝は腰に差した刀を抜いてへっぴり腰でアルカノイズの一体に斬りかかった。

 

「えいっ!えいえいっ!」

 

「「………………」」

 

 一体のアルカノイズの体に刀を振り下ろした状態で何故か互いに見つめ合う。

 

やっぱり駄目だったぁぁあああぁぁぁぁっ!?

 

 刀を放り投げて明後日の方向に再び逃走を開始した信勝とその彼を追うアルカノイズの群れ。

 

 ……やはりカッコいい信勝は無理なのは目に見えていたか。

 

「って、やっぱりって僕のことそう思っていたのかお前!?あーもう!早く助けてくださいよぉ!姉上ぇええぇぇぇぇええっ!!

 

 

◇◇◇

 

 

 〇月〇日

 

 今日は朝早くから姉上と挨拶できた。

 ああ、今日も姉上は素晴らしい……。

 

 

 〇月×日

 

 今日は装者達と訓練が終わって汗まみれの姉上にお茶とタオルを手渡した。

 その時に姉上の汗の香ばしい香りが僕の鼻孔をくすぐった。

 

 

 〇月△日

 

 今日いつも通り姉上にご挨拶をしようと姉上を探していたら、いつも姉上に可愛がられている女、立花 響と一緒にいるのを目撃した。

 あの女ぁ……いつもいつも姉上に可愛がられている癖になんでいつもそれを拒否するんだ!僕がいくら望んでも姉上のご寵愛を授けてくれないのにぃぃぃ!それがどれほど貴重なのかわからないのか!

 ああ、もう!今すぐそこを僕と変われ!変われ変われ変われ変われ

 

――中略――

 

 

 △月〇日

 

 姉上。

 姉上。

 姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上の使用済み杯…えへっえへえへ…姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上姉上――(以下、数ページまで同じ言葉が並んでいる)

 

 

「嫌ぁぁぁぁあぁぁぁぁっ!?キモい!」

 

―ブンッ―

 

―バシンッ―

 

「ヘブッ!?」

 

 日記を読んだ未来が悲鳴を上げながら日記をぶん投げ、投げられた日記が持ち主である信勝の顔面に当たりひっくり返る。

 

「いきなり何するんだ!姉上について知りたいと言うからこうして姉上の行動を記した手記を読ませてやったのに何が気に入らないんだよ!?」

 

「手記というよりどちらかというとストーカー日記でしょ!?なんて物を読ませてくれたの!しかも途中でノッブの使用済みの杯で興奮してるし!おかげで鳥肌が立ったよ!?」

 

「それがどうした!?姉上が使用した杯だぞ!世が世なら極上の聖遺物なんだぞ!それがどうしてわからないのか!」

 

「わかりたくないよ!?」

 

 

◇◇◇

 

 

――それから数日後――

 

 

「ん?なんだこれ?日記?」

 

 未来との言い合いから数日が経ったある日、信勝がS.O.N.G.本部の通路を歩いていると一冊のノートが落ちていた。

 

「誰が落としたんだ……って、あの女のか」

 

 落ちていた日記を拾い日記をよく見ると『楽しい日記――未来』と書かれているのを見て顔をしかめる。

 

「まったく無用心だな。こんな所に落としたら誰かに読まれても知らないぞ……いや」

 

 信勝が頭を振って日記を放り投げようとしたが、ふと数日前に自身の日記を読んだ未来からダメ出しをくらったのを思いだし、ニヤリと口角を上げる。

 

「ちょうどいいや。僕の手記にダメ出ししたんだ。あの女の日記の中身を読んでやろう。落としたあいつが悪いんだしな」

 

 そう言った信勝は近くのベンチに座り、未来の日記を開きそれに記された内容を読み始めた。

 

 

◇◇◇

 

 

 〇月〇日

 

 今日も響が先生に怒られた。

 この日は私より先に出たのに鐘がなった後に教室に現れた。多分、またいつもの人助けをしたと思う。

 まあ、そこが響の素敵な所なんだけどね。

 

 〇月×日

 

 S.O.N.G.本部の訓練が終わってから装者のみんなと一緒にふらわーに行って、お好み焼きを食べた。

 私や他のみんなは二、三枚くらい食べてお腹一杯になったのに響と切歌ちゃんは三倍の量を食べ続けていた。いつみても清々しいくらいの食べっぷりだけど、見てるこっちまでお腹一杯になっちゃうな。

 

 

 〇月△日

 

 食堂に行ったらノッブが響にセクハラをしていた。

 それを見て怒った私は弁解するノッブをお仕置き(話し合い)するために訓練室まで連れていった。

 許せない。

 

 

 〇月□日

 

 またノッブが響にセクハラをしていた。

 許せない。

 

 

 〇月▽日

 

 土方さんがまた響を沖田と呼んだ。

 いつも通り響をからかった後、響と一緒にご飯を食べに行った。

 許せない。

 

 

 □月×日

 

 響。

 響。

 響響響響ひびき響響響響響響響ひびきヒビキ響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響ヒビキ響響響響響響響響響響響響響ヒビキ響響響ひびき響ヒビキ響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響ヒビキ響響響響響響響ひびき響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響―――(以下、数ページまで同じ言葉が並んでいる)

 

 

うわぁあぁぁぁあああぁあぁぁぁああっ!?な、なんだこれは!?最初は普通の日記かと思ったら途中から姉上と土方への恨み言が続いているし、しかも最後の方はあの女の名前ばかりでお前も僕と変わらないじゃないか!?」

 

 悲鳴を上げて椅子から転げ落ちた信勝は放り投げた日記に怯えた表情で見下ろす。

 

「ん?何か書いて……ヒィッ!?」

 

 信勝が取り乱している中、放り投げた日記が床に落ちた拍子にページが開きとある文面が彼の目に入り、その文面を読んで悲鳴を上げた。

 

 開かれたページにはこう書かれていた。

 

 

―――読んじゃったんだ。お仕置きだね、信勝君―――

 

 

「信勝君?」 

 

「ひゃぁぁっ!?」

 

 背後から声をかけられ悲鳴を上げ、背後を振り向くと日記の持ち主である未来が笑みを浮かべて信勝を見下ろしていた。

 

「あーあ、読んじゃったんだ?人の日記を勝手に読んだらいけないんだよ信勝君。これは――」

 

 ――お仕置きしないと……ね?

 

「ちょ、ちょっと待て!日記を読んだのは謝る!不可抗力だ!それにお前が日記を落としたのが悪いじゃないか!だから僕は悪くないはずだ!」

 

「……でも、普通は拾ったら読まないはずだけど?」

 

「………………はい、その通りです」

 

 未来から正論を突かれて顔を背ける信勝。まあ、普通は読まない。(人にもよるが)

 

「それじゃあ……行こうか?」

 

「ま、まて!落ち着け!話しをき…………あ、姉上ぇええぇぇぇぇええっ!!

 

 姉と同じように信勝の悲鳴が本部に響き渡った。

 




何故こうなった。

いや、本来は斎藤さんと小川さんの話や書文先生と司令の組み手の話の予定だったんですが、アニメ銀魂ポロリ編を観てあんパンネタを思いだし急遽執筆しました。

何故こうなった(二度目)

シンフォギアはガメラコラボが始まり、FGOは新イベントがもうすぐ始まるので忙しくなりますね!
ところで新イベントの新星5サーヴァント、タイトル的に安倍晴明が出てもおかしくないと思う。
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