俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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心強い味方

 

 

八幡side

 

 

茅ヶ崎「という事があり、京葉高校の校長先生と教頭先生が丁寧に説明したにも関わらず、理解も納得も反省もしていない様子だったそうです。あちらの先生方の苦労を思うと胸が痛くなる報告でしたよ。」

 

八幡「まさかそれでもダメだったなんて………」

 

茅ヶ崎「えぇ、我々としても予想外の結果です。これで納得しないとは思いませんでしたので。私の立場でこのような事を聞くのは些か気が引けますが、君達は今後はどうするおつもりなのですか?恐らく彼はまた来るでしょう。」

 

八幡「向こうの出方次第ですね。それに処分もまだ決まってないんでしょう?ならそれを待ちますよ、報告では放課後には決めておくって話でしたしね。今頃天之川を呼んでそれを報告して、天之川がいちゃもんをつけているんじゃないですか?アイツが少しでも利口なら、退学寸前まで足を踏み入れる事はしないでしょう。」

 

茅ヶ崎「それなら良いのですが………いずれにしても、比企谷君も気をつけて下さいね?」

 

八幡「はい、ありがとうございます。」

 

 

○曜日の放課後、俺は校長先生から呼び出されて校長室で話し合いをしていた。当然柊達も着いてきたがっていたのだが、流石に2人での話を求められていたので、待ってもらう事になった。しかし天之川の処分かぁ………どんなものになるんだ?まぁ確定であって欲しいのは総武高への侵入禁止と俺等との接触禁止だな。これがあれば最高だ。もし破ったら間違いなく停学モンだろうしな。

 

 

茅ヶ崎「ではまた追って報告をします。お付き合いして頂いてありがとうございます。」

 

八幡「いえ、こちらこそありがとうございました。失礼します。」

 

 

よし、教室で待ってる柊達の所に行くか。柊が拗ねてなければいいんだが………いや、きっと拗ねてるだろうな。涼風が拗ねるとは思えないし。

 

 

ーーー教室ーーー

 

 

八幡「柊、涼風………と新堂先輩?」

 

柊「あっ、八幡君おかえり♪」

 

八幡「あぁ。何で先輩が?」

 

新堂「偶々通りかがったんだけど、2人が退屈そうにしてたから話相手になってたんだ。僕も3人の過ごし方とか気になってたしね。」

 

八幡「なるほど………余計な事言ってないよな?」

 

柊「言うわけ無いじゃん!」

 

涼風「はい、あり得ません!」

 

新堂「あはは……それよりも比企谷君、また何か厄介事に巻き込まれているみたいだね?もしよかったら聞かせてくれないかい?」

 

八幡「いや、でも先輩受験でしょ?そんな場合じゃないんじゃないんですか?」

 

新堂「少しなら心配は無いよ。それに力になってあげたいしね。君達は僕の同級生よりも友好的な関係を築けていけそうだしね。」

 

 

何この人の良さ、そうそういねぇよ?何でこんなに良い人なの?

 

 

涼風「どうしてそんなにも私達によくしてくれるのですか?」

 

新堂「どうして、かぁ……正直僕もよく分からないんだよね。けど君達になら力を貸せるって思えるんだ。ただの直感だけどね。」

 

柊「………八幡君、話して。」

 

八幡「っ!いいのか?」

 

柊「うん、この先輩は信用出来る。」

 

八幡「……そうか、じゃあようやく俺以外で1人目って事だな。」

 

新堂「?どういう事だい?」

 

八幡「色々事情があるので、帰りながら説明します。行きましょうか。」

 

 

俺は帰り支度を済ませてから、4人で歩きながら中学の事や今回起きている事を説明した。

 

 

新堂「そんな事があったんだね………それでこうなってしまったと。けど、それじゃさっき比企谷君が言ってた1人目っていうのは?」

 

八幡「あぁ、あれは柊が俺以外の誰かを初めて関心を持った人って事です。凄い分かりづらいですけど、柊は他人には無関心です。その柊が先輩に、というよりも誰かに対して初めて関心と信用を持ったんですよ。だから1人目っていう事なんです。」

 

新堂「そういう事だったんだね……うん、素直に嬉しいよ。信用してくれたのは。比企谷君、夜十神さん達も。僕もこの件に協力させてもらうよ。出来る限りって事になっちゃうけどね。」

 

八幡「………いいんですか?さっきも言いましたけど、先輩って受験生ですよ?」

 

新堂「確かに大切なのは変わりないけど、困ってる人がいるのにそれを放っては置けないのが僕なんだ。それに何かあっても君達の責任にはしないよ。僕が君達に協力するって言ったんだからね。自分の責任くらい自分で取るよ。」

 

 

イ、イケメン過ぎる………

 

 

涼風「でしたらもし、本当にもしですよ?受験に失敗してしまったら我が家に来てください!父の会社に入れてもらいないかどうか相談しますので。」

 

柊「あっ、それ良い!森崎の件でも今回の件でもお世話になってるから、お父さんも断る事はしない筈!先輩、その時は私達に言ってくださいね!」

 

新堂「ありがとう2人共。もしそうなったその時は相談させてもらうよ。」

 

柊「あっ、八幡君はもう内定もらってるから!ウチに永久就職する事は決定してるから!」

 

八幡「俺の未来設計図を勝手に作るなよ………」

 

 

だが、心強い味方が増えた。俺も新堂先輩なら信用出来るしな。そういやあの時の小切手100万円、どのくらい使ったんだろう?

 

 

 




新堂先輩が仲間に加わった!
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