俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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生焼け肉「前話のコメントでこの方から言いたい事があるそうです。さっ、どうぞ。」

神田「アンタ達よぉ……気持ちは分かるが、俺は別にあのガキをぶん殴りたいわけじゃないからな?ただの鑑定だからな?」

生焼け肉「いやだってさぁ………貴方のキャラ考えてよ?顔に十字傷出来てる上にスキンヘッドだよ?どっからどう見てもヤクザ「あ?」いえ何でもないですはい。」

神田「ったく………さっさと本編に行けよ。」




それぞれの反応

 

 

涼風side

 

 

涼風「そんなっ!!八幡さんは……八幡さんはご無事なのですか!!?」

 

柊「落ち着いて涼風、八幡君なら無事。今は病院の個室で安静にしている筈だから。」

 

涼風「そ、そうですか………けど何故、何故私を呼んで下さらなかったのですか?」

 

柊「呼んだら涼風、きっと止まらなくなるでしょう?だから。悪いとは思ったけど、私達も落ち着いて話が出来る状態になってから報告した方が良いと思ったの。何も言わなかったのは悪いって思ってるから。」

 

涼風「………」

 

 

これはお姉様が私の事を考えて取ってくださった行動………であれば、お姉様を責めるのは無礼になります。感謝こそすれど、責め立てて良い理由にはなりません。

 

 

御影「涼風、これは柊が涼風の事を思って取った行動なんだ、分かってあげなさい。」

 

涼風「い、いえ!お姉様の取った行動に文句はありません。私も少しだけ熱くなりました。お姉様の言う通り、私がその時に病院に行ったら、きっと実行した方に対して悪感情を抱いていたかもしれません。お姉様は間違ってはいません。」

 

紫苑「幸い明日もお休みなんだから、2人で行ってきなさいな。八幡君も喜ぶわ。」

 

柊/涼風「は〜い♪(はい。)」

 

御影「僕達は今日の分を明日確実に終わらせないとね。机の上にはある程度の書類が溜まっているだろうしね。頑張らないと!」

 

紫苑「そうね。あっ、そうだわ。八幡君の家族にも連絡を入れておかないといけないわ。きっと病院側がもう掛けていると思うけど、一応私達からも伝えておいた方がいいから。」

 

御影「そうだね……じゃあ頼めるかい?」

 

紫苑「分かったわ。」

 

御影「2人は明日病院に行くんだったね、くれぐれも他の患者さんの迷惑になるような事や、常識を欠いた事はしないようにね。」

 

涼風「はい、分かりました。私も姉をしっかりと監視しておきます。」

 

柊「涼風が八幡君に会って大声で泣かないか、私がしっかりと見てるから安心して!」

 

御影「………本当に大丈夫かな?」

 

 

八幡さん………お元気にしているといいのですが。

 

 

涼風sideout

 

茅ヶ崎side

 

 

茅ヶ崎「そうですか……比企谷君に被害が出てしまいましたか。」

 

校長『えぇ。ウチの生徒が本当に申し訳ございません。この件ですが、今の所はこの事件に関係している人の家族、そして我々学校という事になっています。畑山先生にも既に伝えてありますので、そちらの担任である平塚先生にもお伝えください。』

 

茅ヶ崎「分かりました。しかし、まさか休日に行動するとは………そこまで目が届かなかったというのもありますが、刃物まで用意するとは予想外でしたね。」

 

校長『えぇ、全くです。比企谷君は無事のようで本当に何よりです。後日私の方からも謝罪を入れたいと思います。その際はご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。』

 

茅ヶ崎「勿論ですとも。比企谷君が退院して学校に来るようになりましたら、その時はご連絡いたしますので。」

 

校長『よろしくお願いします。じゃあ報告は以上ですので、失礼します。』

 

 

………はぁ、やられました。土日の休みを利用するなんて。本当にしてやられました。

 

 

茅ヶ崎「週が明けて月曜日の学校で全教師に報告、平塚先生にはその前……一応今電話をしておきましょう。比企谷君のご家族には病院の方々がして下さったので、しなくてもいいでしょう。」

 

 

さて、やる事も決まりましたし、早速平塚先生に電話を入れましょう。出てくれるといいのですが……

 

 

茅ヶ崎sideout

 

神田side

 

 

質疑応答も大体終わって、今は少しだけ頭を使った事も答えさせてる。と言っても簡単な事だけどな。だがコイツが少しでも考え込んだり、答えを出すのが遅れた時は答えが肯定でも否定でも、調べる必要がある。それで鑑定が決まると言ってもいい。

 

 

神田「じゃあ次の質問だ。お前は今日以外にも誰かに何かをした事があるか?あー今回みてぇに人に刃物ぶっ刺したりとかそういうのじゃねぇぞ?ちょっかいとかかけた事あるかって事だ。」

 

 

天之川「(比企谷以外に………南雲か?いや、あれはただ香織が優しいから声を掛けているだけだ、俺はただ南雲がだらしないから少しアドバイスをしているだけだから、該当はしないな。)……いいえ。」

 

 

神田「……本当にいいえか?思い当たる節とか何かねぇのか?」

 

天之川「今少し考えてみましたけど、思い当たる事は特にありませんでした。」

 

神田「(こりゃ調べる価値有りだな、コイツの在籍してる高校の校長か担任にでも聞いてみるか。)そうか、じゃあ最後だ。お前は今回のこの事件、自分が引き金になってるって思ってるか?それとも他の誰かか?」

 

天之川「比企谷が引き金になっていると思ってます。俺の周りがおかしくなったのは比企谷のせいだと思ってるので、アイツが元凶だと思ってます。」

 

 

一切の迷いなしで答えやがったな……本気で思ってるんだろう。このガキ嬢ちゃんの中学の出来事知ってんのか?知ってたらこんな事は言わないと思うが、まぁそれは次に聞けばいい事だ。

 

 

神田「一応今日はこれで終了だ。次また来るからそん時もまた答えろよ。ただし、俺の質問にちゃんとだぞ?他に指定されてねぇ答えはいらねぇからな?そんじゃあな。」

 

 

………はぁ。

 

 

医者「おぉ、神田先生!如何でしたか?」

 

神田「取り敢えず今知りたい事があるから、それを知った上でもう1度アイツを鑑定する。今日だけの質疑じゃあ疑問に思うところが多過ぎる上に情報が足りない。俺の欲しい情報が手に入るまで、奴はあの場所に拘束しておけ。無許可で外には出すなよ?」

 

医者「も、勿論です!」

 

検察「それで、今の所はどのような判定なのでしょうか?」

 

神田「建前的には統合失調症って事になる。だがアイツの場合、ステージレベルが分からねぇってところだ。普通なら急性期ってのに該当するんだが、不安定な様子も見られなかったから、一概に統合失調症とは言えない。だからあれはマジで答えているのかもな。それはそれでかなりヤバい考え方してるけどな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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