俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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昨日の分はお昼に出したので、今日の分は今書き上げました!!

調子の良い自分に感謝!!(調子悪い時本当に書けないです。4〜5時間くらいかかります。)


さらば北海道!ただいま、千葉と我が家!

 

八幡side

 

 

ーーー新千歳空港ーーー

 

 

柊「北海道とももうお別れかぁ〜……涼しくて良い所だったのになぁ〜。」

 

涼風「大丈夫ですお姉様、また来年もお父様とお母様のご予定がつけば行けます!」

 

柊「そうだと良いんだけど。あっ、その時は八幡君も一緒かなぁ!?一緒だと良いなぁ〜えへへ♪」

 

涼風「お姉様………」

 

御影「ははははっ、2人はやっぱり仲が良いね。君も八幡君もそう思わないかい?」

 

紫苑「えぇ、ホント。」

 

八幡「確かに。」

 

 

喧嘩とかした事あるんだろうか?いや、旅行中にあった口喧嘩とかそういうのじゃなくて、もっとこう………激しい言い合いとか叩き合いとか?

 

 

柊「あっ、八幡君!飛行機の席は隣になろっ!」

 

涼風「は、八幡さん!私も八幡さんのお隣にっ!」

 

八幡「お、おう………」

 

紫苑「ふふふっ、八幡君は本当に娘達に懐かれているわね。どっちを娶ってもいいのよ?」

 

八幡「は、はぁ!?」

 

柊「な、何言ってるのさお母さん!!八幡君は私の彼氏なんだから私と結婚するんだよ!!そうだよね八幡君!?」

 

涼風「は、八幡さんはお姉様の彼氏で……で、ですがチャンスがあるのなら………八幡さんはお優しいですし、もしかしたら一押しすれば………」

 

八幡「なんて事言うんですか……柊は兎も角、涼風が別世界に行ってしまったんですけど?」

 

紫苑「あら、少し刺激が強かったかしら?」

 

御影「けど八幡君なら、柊と涼風のどちらを選んでくれても構わないからね。」

 

八幡「だからその発言をやめて下さい。エスカレートしたらどうやっておさめるんです?」

 

 

ーーー飛行機ーーー

 

 

八幡「んで、こうなったと。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柊「まぁ、席を隣同士にするのなら、こうするしかないものね♪涼風1人除け者にしたくないもの。」

 

涼風「お姉様……ありがとうございます。」

 

 

結論から言うと、俺が真ん中で両サイドに姉妹がいるって構図だ。そしておじさんとおばさんは真ん中のシートにいるから、俺達を見ながら笑っている。ていうか俺を見て笑ってないアレ?

 

 

※物凄く簡単に表すとこんな感じです。

 

○○○ 通路 ○○父母 通路 涼八柊

 

 

八幡「それよりもそんなにくっつくなよ、そんなにくっつかなくても俺はどこにも行かねぇから。ていうか行けないから。」

 

柊「いいじゃない別に♪八幡君の腕に抱き着けるのは彼女である私の特権なんだから!」

 

涼風「は、八幡さんは姉の大事な恋人であり、私の……お、お兄様のような方でもありますので、す、少しでもその温もりを感じたいのです!」

 

 

この2人、俺を逃さない気だ。俺が自由に動かせるの、もう足しかないんだけど。足でどうしろというの?腕は2人に抱き着かれているせいで幸せなメロンに包まれている天国気分と同時に目的地に着くまでホールドされたままという地獄気分の両方を堪能しなければならない。食いもん食う時くらいは離してもらえるんだよな?

 

 

涼風「八幡さん、お腹が空いた時はいつでも仰ってください。僭越ながら私とお姉様が食べさせて差し上げますので。」

 

柊「そーそっ♪いつでも言って!あっ、飲み物もだからねっ♪」

 

 

終わってた、もう既に終わってたわ。ハチマンウッカリシテタ………嗚呼、さらば快適な空の旅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ、これって寝れば「「寝たい時は私に寄って……何言ってるの(涼風?)(ですかお姉様?)」」………いやダメだわ、寝る事もできねぇわコレ。

 

 

ーーー千葉駅ーーー

 

 

御影「本当に此処でいいのかい?君の家なら知ってるんだからそこまで送れるのに。」

 

八幡「ありがたいんですけど、少し歩きたい気分なので。」

 

御影「そうか、なら無理強いはしないよ。八幡君、今回の旅行は楽しかったよ。急な誘いを受けてくれてありがとう。妻も娘達も喜んでくれてたみたいだしね。」

 

紫苑「八幡君、また行きましょうね。」

 

涼風「八幡さん、また次にお会いしましょう。」

 

柊「じゃあ八幡君、次はプールかお祭りの時に会おうねっ!今年の夏も目一杯楽しもうね〜!」

 

八幡「あぁ、そうだな。俺も旅行楽しかったです。じゃあ、また。さようなら。」

 

柊「うん、ばいば〜い!」

 

涼風「次にお会いする時までお元気で!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ〜〜〜やっと解放されたぁ〜!!腕が!腕がもう痺れて痺れて!飛行機乗ってから降りるまでずっと抱き着いてるし、車も乗ったら乗ったで抱き着いてくんの!!あれは流石にダメだって。腕が少しだけ悲鳴あげてたから、『僕達に自由を下さい〜!!』って。

 

 

八幡「少し手の感覚ねぇもんな……バッグ落とさねぇように気をつけないとな。お土産も入ってるから落としたら大変だ。」

 

 

ーーー比企谷家ーーー

 

 

八幡「ふっ、着いた………小町の奴、玄関には居ないだろうが、待ち構えて聞き出そうとはするだろうな。まぁ何も言ってなかったしな、聞かれたら聞かれたで正直に答えるか。」

 

 

ガチャッ

 

 

八幡「ただいま〜。」

 

凛「あぁ八幡、帰ってきたのね。おかえり、旅行どうだった?」

 

八幡「あぁ、楽しかった。コレ、お土産。」

 

凛「ありがと。さっ、アンタもゆっくり休みなさい。疲れてんでしょ?」

 

八幡「何で分かるんだ?」

 

凛「伊達にアンタの母親やってないわよ。麦茶ならあるけど飲む?」

 

 

………意外な一面、だな。

 

 

八幡「あぁ、貰うわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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