俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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最近、新しい曲を入れたのですが、【ウマ娘プリティダービー season2】の挿入歌【ささやかな祈り】が良過ぎて………(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

石見舞菜香さん、凄過ぎました………!


昼食と告白?

 

 

八幡side

 

 

昼休みになり、俺達は家庭科室で弁当を食べている。俺達がこの学校内で平和な一時を過ごせる数少ない場所だ。誰の視線も無く、話し声も無く、雑音も無い。とても穏やかな空気で弁当を食べられる。はぁ………良い時間だ。

 

 

八幡「この教室を用意してくれた先生には感謝だな。この家庭科室程、俺達にとって安全な場所は無い。そして涼風にもな。」

 

涼風「いえ、とんでもないです。私はただ八幡さんやお姉様と一緒に過ごしたかっただけなのですから。その為ならこのくらいの事何でもありません。いつでも頼ってください。」

 

柊「あぁ〜もぉ〜私は本当にとても良い妹を持ったって思うよ〜。」ナデナデ

 

涼風「お、お姉様、擽ったいです……///」

 

 

少し困ったような顔をしている涼風だが、その表情に拒絶等といった悪感情は見られない。心では満更でもないのだろう。褒められて素直に喜べないか、照れ臭いのだろうな。

 

朝の話ではないが、今の涼風に犬の尻尾が付いていたら、尻尾ブンブン振ってるだろうな。

 

 

柊「そういえば八幡君。話は変わっちゃうんだけど、生徒会って結局どうなっちゃったの?あれなら何も音沙汰無しだけどさ、何とかなったの?」

 

八幡「いや、そこは俺も知らない。俺も特段興味があるわけじゃないから、そんなに気にならないしな。何だ、気になるのか?」

 

柊「まさか!もしも八幡君が会長をやるっていうのなら、私は副会長に立候補するけど、八幡君が興味の無い事なんてしたくないもの。」

 

八幡「まぁ、だよな………」

 

 

まぁでも、奉仕部の2人もこれで納得はするだろう。けど少し嫌だなぁ〜………来週から参加だって思うと、少しだけ学校に来たくなくなる………

 

けどそうも言ってられねぇんだよなぁ。

 

 

柊「八幡君に意味も無く白羽の矢が立たなければいいんだけど………ちょっと心配だなぁ。私達はただ静かに生活してたいだけなのにね。」

 

涼風「はい。何故か八幡さんの周りにはトラブル、というよりも厄介事が嵐のように舞い込んできますから。」

 

八幡「勘弁して欲しいもんだ………」

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

柊「ふぅ〜あっともう少しっ!!八幡君とのお泊まりデートまで後2時間と少しっ♪」

 

涼風「お姉様とお気持ちは同じですが、お姉様は待ちきれないご様子ですね。」

 

柊「早く時間が経過しないかなぁって思っちゃうくらい!何とかならないかなぁ〜。」

 

八幡「そればっかりは自分の気持ち次第だろうな。まだかまだかと思ってたら時間ってのは長く感じるもんだ。心掛けの問題じゃね?」

 

柊「それって前にも言ってた、嫌な時間は長くて良い時間はあっという間ってヤツの事?」

 

八幡「まっ、それに近いな。」

 

 

実際、俺が奉仕部に入れられた時なんてマジで時間が長く感じたし。土日に柊とデートする時間が異様に短く感じる程に。ホントあの時程、時間を無駄にした日は無いと思っている。返して欲しい。

 

 

八幡「本当にそういう時間って長く感じるから嫌なんだよな………無駄に精神を削られるっていうのか?その感じがどうにもな。」

 

柊「確かにそうかも。その時も八幡君と繋がれるのはメールか電話くらいだったからね。八幡君に、恋人に会えない辛さは分かるなぁ〜。」

 

涼風「私も八幡さんに会えず、とても寂しい思いをしておりました。ですので、八幡さんが月曜日のみ部活へ参加と聞いた時は、不謹慎ですがとても嬉しかったですし。」

 

 

まぁ、俺の月曜のみの部活動参加はこの2人にとっては吉報以外の何でもないしな。まぁ実際、俺も嬉しかったし。あの時はそんな事よりもあの2人の行動に腹立ってたからそれどころじゃなかったけど。

 

 

涼風「それに今はこうして一緒に学校生活を送れている、これはとても幸せな事です。」

 

柊「そうね。転校の理由自体はとっても下らないけれど、結果的には嬉しい方向に進んでくれたから良かったって思ってる。アイツが居なかったら、私達は誠教学園のままだったと思うし。」

 

 

森崎の事か………少年院入りしたとは聞いているけど、今はどんな生活してんだろうか。そんな事どうでもいいか。思い出したくもないしな。天之川同様、もう2度と関わる事のない奴だろうし。

 

 

八幡「そこだけはアイツに感謝しないとな。俺もお前達2人と一緒に学校生活を送れるのは嬉しい。」

 

柊「えへへ、私もっ♪」ダキッ!

 

涼風「わ、私も同じです///」ギュッ

 

八幡「それに……この空間だけは誰にも譲れない。俺達の日常は俺達のだしな。グループだろうが何だろうが、そんな些細な事の為に俺達の日常を壊させはしない。」

 

柊「八幡君………」

 

八幡「俺の数少ないプライドって奴だ。俺にだって譲れないものの1つや2つあるんだ、それをあんな訳の分からん奴の頼みなんかで潰されてたまるかよ。そんな事よりも俺はお前達の方が大切だ。」

 

涼風「八幡さん………」

 

 

………っ!?な、なんか告白みたいになってる!?

 

 

八幡「ま、まぁだから………要するにだ。お前等も俺から離れるなよ?」

 

 

あれ、違くね?これじゃもっと一緒にならね?

 

 

柊「うん、分かった♪私も八幡君が大切だから離れないようにするね!」

 

涼風「私も同じ気持ちです。八幡さんのお言葉、自身の胸にしかと刻みました。私も八幡さんから離れません!」

 

 

………まぁ、いいか。

 

 

 

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