俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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部署案内

 

 

柊side

 

 

お父さん達の会社に来て、時間が10時になった。この会社でいうところの営業開始、職務開始の時間みたい。それまでは自由ってわけではないけど、身の回りの整頓や準備をする時間なんだって。お父さん達も10時になるまで私達とお話してたから、強ち嘘でもないみたい。

 

 

紫苑「じゃあ案内していくわね。近い所から順番に案内していこうかしら。貴方達が通って来た所にあった部署、経理局からね。」

 

 

ーーー経理局ーーー

 

 

紫苑「経理局って名前だけで貴方達もおおよそ理解はしていると思うけど、お金の管理をしている部署ね。ウチの会社は1日でも相当なお金の動きがあるから、この部署は他のに比べると仕事量が多いと言えるわ。その分、やりがいのある職場でもあるのよ。」

 

八幡「じゃあこの部署が1番大変?」

 

紫苑「いいえ、部署によって内容は千差万別。私は仕事量が多いからって1番大変だって考えは無いわ。まぁこの部署は他の部署に比べると、1番頭を使う部署でもあるから皆甘い物とか用意してあるのよね。何故かは知らないけど、此処に配属された人ってみんな、先輩にそう教わりましたって言うのよね。」

 

 

(((糖分摂らないとやってられないからじゃないですか[かな?]?)))

 

 

ーーー情報局ーーー

 

 

紫苑「この会社の強みと言えば、私は1番にこの部署が出てくるわね。それがこの情報局よ。この部署は、世界各地の商品の情報収集をしている部署よ。例えば今流行りの物、これから流行りそうな物、旬の物、急上昇している物、まだ選択の幅はあるけど、大まかに分けるとこの4つで情報を得ているわ。けれど、得ている情報はそれだけでは無いわ。」

 

涼風「相手の交渉の成功率とか、ですか?」

 

紫苑「鋭いわね、その通りよ。幾ら物が良くても交渉を受けてくれなければ意味は無いわ。そのお店の店主が『この商品はこの店でしか販売しないっ!』っていう強い気持ちがある人なら、諦めるしかないもの。粘って交渉したところで逆に相手をしてくれなくなる可能性だってあるもの。」

 

柊「?けど此処って情報を集める部署なんだよね?交渉もこの部署の人達が行くの?」

 

紫苑「いいえ、あくまでも此処は情報専門。さっき言った4つの内容に当てはまっている物をピックアップして、それで交渉に持ち掛けやすいお店を選んでから、担当部署に回す事になってるわ。」

 

柊「成る程………」

 

 

ーーー通信局ーーー

 

 

涼風「この部署は他の部署に比べるとなんだか静かで人も少ないですね………通信局、ですか。」

 

紫苑「この部署は主に通信をする時に使う部署なのだけど、使う頻度はそうそう無いわ。ならなくしてもいいんじゃないかって思うかもしれないけど、そうもいかないのがこの部署なのよ。何故かというと、他の会社との定例報告会や幹部会、緊急時の作戦会議をする為にある部署なのよ。それにこの部署に居る人達はかなりの戦術家で、色々な角度からの視線で今後の方針を決める事ができるエキスパートなのよ。だから私や社長も会議をする時は必ずこの中の誰かを側に置いているの。」

 

八幡「そういう思想もあるんですね、意外です。」

 

 

ーーー商品局ーーー

 

 

紫苑「此処が機能してなければウチは機能しない、それ程までに重要なのがこの商品局よ。外国産の商品だってあるし、生物や海産物といった保存の扱いが難しい物だって此処で管理してるの。食材のみならず、家具や工具、花とかも販売しているのよ。」

 

八幡「じゃあ俺が来た時に食べてる高級食材とかっておじさんかおばさんが此処で買って貰ってるって事ですか?」

 

紫苑「そういう場合もあるけど、予め分かってる時は私達が先に買っておく事が多いわね。その方が余計な手間が掛からないもの。」

 

 

八幡(わぁ……用意周到。)

 

 

紫苑「チラッと見えたと思うけど、この会社自体も販売店とかあるから、お客様の出入りもあるのよね。その人達の対応もこの商品局の人達がしているのよ。商品管理からお客様対応までこなせるこの会社の要ね。」

 

 

ーーー警備局ーーー

 

 

紫苑「貴方達も知ってる通り、此処は警備局。この会社を守るのもそうだけど、それ以外にもやる事があるのよ。あら、ちょうど来たわね。」

 

 

トラックが来たかと思ったら、警備の人が点検をしている。トラックの点検が終わったら最後に運転手の顔に何かをかざしてから通したわ………何だろう?

 

 

紫苑「見ての通り、運ばれて来た商品の確認をするの。本当にあるのかどうかをトラックの中を確認してね。貼ってある表だけが正しいとは限らないもの。だからああいう風に2重で確認しているってわけ。」

 

柊「あの警備員さんが翳してたのって何?」

 

紫苑「あれはカメラよ。」

 

柊「アレがっ!?」

 

紫苑「そう。あの大きさならはみ出る事も無いし、正確に撮る事も出来るから。それに、もしも何かあった場合の似顔絵にもなる優れ物よ。」

 

 

そんなのあったんだ………

 

 

紫苑「とまぁ大まかではあったけど、大きな部署の説明はこれで以上よ。後はこの部署から分けられた部署がいくつかあるのだけど、20部署もあるのよね。」

 

八幡「そんなにあるんですね………」

 

紫苑「けれど、どの部署もやりがいのある職場だと思うわ。実際私もこの職場からスタートして来たから分かるのよ。まっ、経験者は語るってヤツよ。」

 

 

 




難しい事はよく分からないので、自分の解釈+自分の考えで色々と付け足しました。
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