俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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八幡、大激怒!そして………

 

 

八幡side

 

 

八幡「じゃあトイレに行ってるから少しの間、席を外す。先に食べててもいいからな。」

 

柊「八幡君を置いて先に食べるわけ無いでしょ?八幡君が来るまで待ってるよ♪」

 

涼風「はい、皆で食べた方が美味しいですから。」

 

八幡「そうか?じゃあ待っててくれ。」

 

 

俺はトイレに行く為に2-Fの教室を一時的に後にした。なるべく早く戻んないとな、少し心配だし。今日は何が入ってるのか、楽しみだ。きっと卵焼きは入ってるだろうが、隠し味に何を使っているかも最近の楽しみだ。それに最近は和食だけでなく洋食の具も入れるようになってきたから、俺達3人の満足度もかなり高くなっている。でも、卵焼き作ってあるのに、スクランブルエッグとかをチョイスするのは何故かと思うけどな。柊が入れてるんだろうけど。

 

 

八幡「今日の献立は何か考えながら行くか。」

 

雪乃「あら、比企谷君。1人だなんて珍しいわね。夜十神さん達は一緒ではないの?」

 

八幡「雪ノ下……俺はトイレだ。2人には教室で待ってもらってる。だから早く済ませて早く行ってやらないと拗ねちまう。」

 

雪乃「そう……ではあまり時間は掛けない方がお互いの為のようね。」

 

八幡「そのようだな。お前は部室でか?」

 

雪乃「えぇ、日課だから。」

 

八幡「由比ヶ浜の奴もか?」

 

雪乃「最近は偶に来る事が多いわね。前のように毎日来るみたいな頻度では無いわね。」

 

 

由比ヶ浜もグループの事で忙しくなったんだろう、雪ノ下ともお気軽に飯を食えなくなってるって事か。それもそうか、今の葉山グループ絶対窮屈だろうしな。

 

 

雪乃「じゃあ、私はここで。」

 

八幡「おう、また月曜にな。」

 

雪乃「えぇ、また。」

 

 

そう言って雪ノ下は奉仕部のある特別棟の方へと向かって行った。さて、俺もトイレトイレ。

 

 

ーーー1分後ーーー

 

 

よし、これで万全だ。さぁて柊と涼風の作った弁当を食べに行きますか。楽しみだ、本当に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沙希「あっ!居た!!比企谷!!!」

 

 

なんか目の前で川……崎?が走りながら俺の方へと向かって来た。ていうか何であんなに慌ててんだ?

 

 

八幡「どした川崎?何そんなに慌ててんの?」

 

沙希「はぁ……はぁ……さ、相模達がまた、夜十神さん達にちょっかい掛けてんの!しかも今度は弁当で揉めてる!」

 

八幡「………は?」

 

沙希「兎に角急いで比企谷っ!!!」

 

 

俺は川崎の言われた通り、2-Fへと全力疾走で戻った。川崎は置いていったかもしれないが、そんな事はどうでもよかった。

 

 

ーーー2-F前ーーー

 

 

教室前に着くと扉が閉まっていた。だから俺はすぐに扉を開けようとしたが、中から声が聞こえた。

 

 

相模『ア、アンタ達が悪いんでしょ!折角私達が分けて食べようって言ったのに、抵抗したからこんな事になったんじゃない!』

 

ゆっこ『そ、そうよ!私達は悪くないし!』

 

 

俺はその会話が途切れたと同時に教室の扉を開けた。柊と涼風の周りに居る女子3人と三浦と海老名さん、それを遠巻きに見るクラスの連中、だがそんな事はどうでもよかった。俺は今、怒りを抑えるのに必死だった。俺は教室の中の床に落ちているのを見て、それを誰が落としたのかを頭の中で想像するだけで怒りが爆発しそうだったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柊と涼風が作ってくれた弁当を落とした奴を。

 

 

三浦「ヒ、ヒキオ………」

 

八幡「おい、どういう事だコレ………誰がやった?

 

三浦「ヒ、ヒキオ!落ち着くし!」

 

八幡「俺は落ち着いてる、質問に答えろ。この弁当落としたの、誰だ?

 

 

三浦(ダ、ダメだし………ヒキオ凄い怒ってるし!ビリビリ伝わってくる、これヤバい!!)

 

 

相模「ソ、ソイツ等が悪いのよ!!私達が折角一緒に分けて食べようって誘ったのに、アンタが来ない限り手はつけないって言うから……それで中見ようとしたらこうなったのよ!み、見るくらい良いじゃない!!」

 

八幡「言い訳なんてどうでもいいんだよ。3回目だ、誰が落としたんだよ?お前か?」ギロッ

 

相模「ひぃ!!!」

 

涼風「は、八幡さん……」ウルウル

 

八幡「………説明、してくれるか?

 

涼風「………はい。」ウルウル

 

 

俺が教室から出てちょっとしたところでこのバカ共が話しかけて来たらしい。内容はさっき言った通りで一緒に飯食わないかってヤツだ。2人(涼風が返事)は俺と食うからって断ったが、その3人はどんな脳みそ使ったかは知らんが、2人の弁当を急に取ったらしい。それを見ていられなかった三浦と涼風が弁当を取り返そうとしたのだが、手を滑らせてしまったのか、はたまたわざとかは知らんが、弁当を教室の床に落として今に至る………

 

 

涼風「………折角お作りしたのに、申し訳ございません。」ウルウル

 

八幡「お前の謝る事じゃねぇよ。涼風は何も悪い事してねぇんだ。」ポンポン

 

涼風「は、はい……」ウルウル

 

八幡「………どうやらお前みたいだな?

 

相模「は、はぁ!?ウチだけのせいって言うの!?ならこの2人も連帯じゃん!!」

 

遥「やったのは南でしょ!?私達まで巻き添え食らわせないでよっ!!」

 

ゆっこ「そうだよ!!南が1人でやったのに私達まで連帯とかそれなくない!?」

 

相模「提案したのはそっちでしょ!?何で「……るせぇよ。」……え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、コイツ等マジで………クズだ。

 

 

ダァン!!!!

 

 

八幡「ウダウダうるせぇんだよ!!!罪のなすり付け合いしてる暇があったら、拾うもん拾ってからにしろやっ!!!お前等の弁当を同じ風にしてやってもいいんだぞこっちは!!言い合ってる暇があんのなら、さっさと弁当箱拾って中身の掃除しろ!!

 

3人「ひっ!!!」

 

 

今までにないくらい低くて大きい声を出したせいか、目の前の3人も震えながら掃除を始めた。だがこの程度で俺の鬱憤は晴れない、晴れる筈も無い。

 

こりゃ冬休みが始まる前に大掃除しないと行けなくなっちまったらしい………

 

 

 

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