俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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実行!

 

 

八幡side

 

 

ふぅ………よし、この日が来た。12月24日、クリスマスイヴだ。まぁ夜ではないんだけどな。プレゼントを頼む子供達にとっては夢のような日だろう。だがそれは今の俺も同じ、今日だけはサンタの気分だ。まぁ、贈るプレゼントは良い物ではなく、悪い奴を懲らしめる為の物なんだけどな。

 

さぁて、今年最後の大仕事と行きますかね。

 

 

♪〜

 

 

八幡「ん?誰だ?………おじさんから?はい、もしもし?」

 

御影『八幡君おはよう。ちょっとした手助けになるだろうと思って電話をしたんだ。』

 

八幡「手助け、ですか?」

 

御影『うん。君が調べてかき集めた投稿をまとめた紙を貰ったよね?その紙を千葉の教育委員会に匿名で送っておいたんだ。』

 

八幡「匿名、ていってもアドレスとかで逆探知されるのでは?」

 

御影『そこも大丈夫。送ったアドレスもその為だけに作ったアドレスで、もう無いから。』

 

 

………流石はおじさんだ、仕事が早い。

 

 

御影『そういうわけだから、今日の朝は生徒だけでなく教師も大騒ぎになるだろうから、よろしくね?真犯人さん?』

 

八幡「俺の仕事手伝った人が何言ってんですか、共謀者さん?」

 

御影『あははは、違いないね!じゃあもう切るよ、君の仕事の邪魔はしたくないからね。頑張ってね、心から応援してるよ。』

 

八幡「……はい。」

 

 

そう言って電話は切れた。そんな事をしてくれてたのか、おじさん………改めて、ありがとうございます。

 

 

八幡「よし、俺も行くか!」

 

 

ーーー総武高ーーー

 

 

やっぱ開いてる、クリスマスでも関係無く朝練やるって信じた甲斐があった。んじゃ、俺も入らせてもらいますよ〜。しかし、この時間は本当に教師も居ないんだな。駐車場スペースがガラガラだ。数台しか停まってない。

 

 

ーーー3階(1年生廊下)ーーー

 

 

八幡「此処だな。周りに気を配りながら急いでやらないとな。スペースの確認とかしとけばよかったかもな〜、こんなに余裕ならA3用紙でも行けたな。」

 

 

文句垂れててもしょうがない。今は少しでも早く貼ってかないとな。足音がしたら急いで隠れなきゃならないからな。貼ってもいないのに中途半端な状態で隠れたら、それはもうおしまいだしな。

 

 

八幡「よし、完了。次は俺達2年だ。」

 

 

ーーー2階(2年生廊下)ーーー

 

 

八幡「いつもこの場所通ってるのに、こんなに静かだとなんだか変な感じだな。いつもの煩さが嘘のようだ。まぁ今日の7時半には、違う意味で騒がしくなってるだろうけどな。」

 

 

あっ、ちなみに俺は今ゴム手袋を着用している。この紙を作った時もゴム手袋をつけていた。指紋がつかないようにする為だ。もし鑑識なんかに回されたら、俺だってすぐにバレちまうしな。別にバレても良いんだけどさ。だってどっちが悪いかなんて見れば分かるだろ。

 

ネットのSNSで悪口書いて投稿してる奴と、その情報を学校に晒す奴、皆さんならどっちが悪いと思いますか?

 

 

八幡「よし、終わりだ。さて、次が1番の難関ポイントだよな。」

 

 

ーーー1階(3年生廊下)ーーー

 

 

この1階は1番教師や生徒との遭遇率が高い。何せ出入りが激しいったらないからな。だから今まで以上に周りに気を配らないといけない。そうでないと、すぐにバレる。それに今は外とはいえ、生徒と教師が居る。休憩に学校の中に入って来ないとも限らないしな。

 

 

八幡「3回目だからちょっと慣れたし、手早く出来たな。よし、3年廊下も終わった。よし、撤収するか。学校から出る時もバレないようにしないとな。特に同級生とかに見つかると厄介だ。今の俺、制服だし。」

 

 

その後は問題無く、校舎から出る事が出来た。多分誰にも見つかってない筈だ。俺にはステルスヒッキーっていう能力があるんだ、きっと大丈夫だ、多分。

 

さて、今日の登校した時が楽しみだ………試しに全階回って見てみるか。どんな反応してるのか気になるしな。その時は柊達も連れて行こうか。

 

 

ーーー自宅ーーー

 

 

八幡「ふぅ〜………一仕事終えた後ってこんな感じなのかねぇ〜。」

 

小町「アレ、お兄ちゃん?どしたの?こんな朝早くからそんな支度して。今日ってそんなに学校早いの?あっ、柊さん達に早く会いたいんでしょ〜?」

 

八幡「悪りぃけど用事済ませた後なんだわ。ほい、お土産。朝飯の時にでも食おうぜ。」

 

小町「わおっ、エクレアじゃん!しかも中身が生クリーム&ストロベリーのクリスマス限定バージョンじゃん!さっすがお兄ちゃん、気が利く兄を持てて小町は嬉しいよ〜♪」

 

 

心にも無い事を言いおってからに………けどまぁ、今はこの軽口が少しはありがたい。張り詰めた身体を少しだけ解してくれる。

 

 

八幡「そういや母ちゃんからなんか言われてないか?チキンとケーキの用意とか。」

 

小町「うん、言われてるよ。買っといてって。お金も貰ってる。」

 

八幡「それくらい俺に頼んで欲しいもんだ。小町は今年受験生だってのによ。」

 

小町「いいよいいよ、小町も良い気分転換になるし。ずっと勉強しっぱなしもストレスになっちゃうしね。丁度いいよ。」

 

八幡「そっか……じゃあ頼むわ。」

 

小町「うん、任せといて♪」

 

 

………取り敢えず少しだけ休むか。

 

 

 

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