俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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事態の発展

 

 

柊side

 

 

今、2時間目が終わって10分休みに入ってるんだけど、あの3人が朝のHRで生徒指導室に行ったっきり教室に戻って来ていない。きっと今も先生達が大勢集まってる中で話し合いや質問をしてるんだと思う。今もクラスではグループを作ってその話題で持ちきりだった。今頃どんな事をしているのか見当もつかない………だって2時間もずっとだよ?事実確認だけじゃないよね。

 

 

「アイツ等、一体何やってんだろうな?ひょっとしてまだ言い逃れしてたりして?」

 

「あり得るな。だって夜十神さんやヒキタニに押し付けるくらいだもんな。もしかしたら、まぁた誰かになすりつけたりしてんじゃね?」

 

「やってそうだな、アイツ等なら。」

 

 

「あたしあの3人のアカにコメントとかしてなくて良かった〜。してたらあたしもきっとタダじゃ済まないよね?」

 

「その可能性もあるよね〜。私はやってないからセーフ!」

 

「でも、相模さん達のアカウントに何もしてないなら皆セーフ、だよね?」

 

「「それね!」」

 

 

この通り、皆この話ばかり。やっぱりこうなっちゃうのは無理も無いって思うけどね。HRが終わった後も1時間目が終わった後の10分休みもこの話だった。

 

 

戸塚「なんか、ちょっと嫌な空気だね。確かに相模さん達が悪いのかもしれないけど………」

 

沙希「言いたい放題だね、あたしは別に気にならないけどさ。」

 

涼風「はい……」

 

八幡「良い奴も悪い奴も目立つもんだ、今回はそれがデカかった。プライベートな事ならまだ目を瞑れたかもしれないが、生徒や教師、学校の事で否定、誹謗するような事が書かれていたのなら、流石に黙ってもいられないだろう。もうこんだけの事になってんだ、何かしらの罰はあるって考えた方が自然だろう。話し合いだけで済めば奇跡みたいなもんだ。」

 

沙希「けど、あの3人のこれからがどうなるかなんて、ちょっと想像つかないね。」

 

 

私も川崎さんと同じ考え。あの3人がどうなるか想像がつかない。ついたところで私には関係無いけど。

 

 

柊「あの3人が学校から腫れ物扱いされるのに、時間は掛からないだろうね。初日でこれだもん。」

 

八幡「明日になったらまた変わるだろうな。女子同士と部活内での噂周りは早いからな。相模以外の2人は女子バスケ部だから余計に早いだろう。もう3年も引退してる時期にこの騒ぎだ、顧問も黙ってないだろうよ。」

 

戸塚「何だか怖いね………」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

川崎「あっ、チャイムだね。じゃ。」

 

戸塚「また後でね。」

 

柊「この時間も帰ってこなかったね。まだ話してるのかなぁ………」

 

涼風「かもしれませんね。ですがこんなに長引くとは思いませんでした。他にもまだ何かあったのでしょうか………」

 

 

ガラガラッ

 

 

あれ、次って現国じゃなくて歴史だったよね?何で平塚先生が来るんだろう?

 

 

平塚「全員に連絡事項を伝えに来た。放課後では伝えられないから、今伝える。今日の授業だが、午前授業のみ行う形となった。これは校長先生と教頭先生、そして各学年の主任教師が集まって決まった事だ。なので全生徒は4時間目が終わったらすぐに帰り支度を済ませるように。4時間目が終わったら10分後に担任教師が来る。HRを終えたら真っ直ぐ家に帰るように。部活動も無しだ。」

 

葉山「先生、何かあったんですか?」

 

平塚「………まだ生徒に教えられる内容ではない。今この場では教えられない。だがいずれ正式に君達にも教える形になるだろう。」

 

葉山「………」

 

平塚「兎に角、4時間目が終わったら帰り支度を済ませておくように。尚、この3時間目は自習とする。教師は来られないが、何をしても良い理由にはならないからな。私も緊急職員会議があるので、これで失礼する。」

 

 

そう言って平塚先生はすぐに教室から出てしまった。もしかして全教師が集まって会議するのかな?そんなに大事になってるって事?

 

 

柊「八幡君、何が起きてるのかな?」

 

八幡「分からん。だが俺達が思っているよりも事態は深刻らしいな。まさか教師全員が集まる程の事になってるとはな……(絶対に教育委員会だな。あの情報が教育委員会に回ってるとなれば、学校側だって無視は出来ない。それにしたってこれだけの効果があるのか。)」

 

柊「でも、どうしよう………」

 

涼風「何かお困りの事でもあるのですか、お姉様?」

 

柊「涼風、気付かないの?午前授業になったんだよ?ダメなヤツだよ………」

 

八幡「?午前授業になったら何がダメなんだ?」

 

涼風「八幡さんの言う通りです。こう申し上げては失礼ですが、学校が早く終わるのですから良かったではありませんか。」

 

柊「ダメに決まってるよ!だって……だって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しみにしてた八幡君と食べるランチタイムが無くなっちゃったんだよ?こんなのって無いよ………」

 

涼風「っ!!?そ、そうでした………そんな………私達の楽しみが………」

 

八幡「そ、そんなに楽しみだったのか?」

 

柊「当たり前だよ!!八幡君とのランチタイムが無くなるなんて………なんて事をっ!!!」クワッ!

 

涼風「酷いです……あんまりです………」ウルウル

 

 

八幡(なぁ、弁当が食べられなかったってだけでこの反応だぞ?俺も残念ではあるが、家で一緒に食べればよくね?それじゃダメなのか?)

 

 

 

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