八幡side
柊「ほれほれ、ココかなぁ〜?ココが良いのかなぁ〜?うりうり〜♪」
カマクラ「にゃ〜♪」
柊「あっははは、カマクラちゃん可愛い〜♪」
八幡「ふっ。」
涼風「お姉様、楽しそうで何よりです。」
八幡「お前はいいのか?カマクラと遊ばなくて。」
涼風「私もカマクラさんとお相手してしまっては、八幡さんがお1人になってしまうでしょう?なので私は八幡さんとご一緒します。」
八幡「それは、お気遣いどうも。」
涼風「いえ。」
猫は構い過ぎると反って嫌な気持ちになると聞くが、カマクラを見てると本当にそうなのかと疑いたくなるな。柊と30分くらい戯れてるが、飽きる様子が一向に無い。それどころか楽しんでるようにも見える。俺達が日頃から遊ばせてないからか?
涼風「しかし、どうしてこんなにも急に午前授業になったのでしょう?」
八幡「ん?どうした急に?」
涼風「だっておかしいではありませんか。八幡さんが学校にあの紙を貼り出ししたのは今日の朝です。教師だって確認したのは生徒が集まっているのと同じタイミングでしょう。たったそれだけでこうなるとはとても思えません。それこそ、学校外部にでも情報が漏れない限り………」
意外に鋭い涼風さん………
八幡「誰かがSNSで情報を撒いたとかか?」
涼風「そうしたとしても、お昼にもなってないのにこれだけの騒ぎになるとは思えません。それこそ、もっと大きなところにでも知られない事にはこんな事は無いと思います………」
とても鋭い涼風さん………
八幡「大きいところ………例えば?」
涼風「そうですね……やはり教育委員会でしょうか。そこに知られれば学校側も早急に対処せざるを得ませんから。こんな情報が委員会に届いているのに、のんびりと授業をしている場合ではないかと思いますし。」
エラく鋭い涼風さん………
いやもう降参、粘るのは無理だ。
八幡「実は、俺が学校に貼り出す以外にも協力してくれた人がいまして……」
涼風「は、はぁ………その方は?」
八幡「………おじさんが俺の作った用紙を教育委員会にメールで送っておりまして、恐らくそれのせいだと思います。」
涼風「お、お父様がっ!?」
八幡「あぁ。」
涼風「お父様までそんな事を………ですが、何故黙っていたんですか?」
八幡「知らない方がいいと思ったからだ。まぁ結局、話しちまったけどな。お前の勘良すぎだろ……お前のさっき言ってた事、全部当たってたぞ。こっちの肝が冷えたくらいだぞ。」
実際スゲェよ………名推理だよあんなの。これがもし本場での推理だったら俺、逃げ出したくなる。絶対冷や汗止まんねぇもん。
八幡「まぁ俺もおじさんがどうしてそこまでしたのかまでは分からないけどな、流石に。朝に連絡を受けて初めて俺も知ったし。理由も聞かなかったしな。手助けになるだろうとは言ってたけどな。」
涼風「学校では八幡さんが実行をして、教育委員会にはお父様が根回しをしていたのですか……だからこんな事態になっているのですね。私も納得が出来ました。」
八幡「そういうわけだ。これが午前授業になった本当の理由ってヤツだ。おじさんも2人の為にやった事だろうから、思う事があったとしても、あまり言わないでやって欲しい。」
涼風「いえ、私は特に言う事は無いのですが……そうですか、お父様が。」
八幡「多分俺のやろうとしている事だけじゃあ不充分だと思ったんだろう、だからおじさんも協力してくれたんだと思う。」
涼風「お父様ならやりかねませんね………しかしお父様も思い切った事をしたものです、八幡さんに事後報告という形で済ませるなんて。」
八幡「確かにな。」
本当なら許可を取ってから実行って形を取るんだが、まぁ俺だしその必要も無かったんだろう。それに遅かれ早かれこうなってただろうし問題無い。いつかは知られる事だったろうしな。
柊「ふぅ〜遊んだ遊んだ〜♪涼風もカマクラちゃんと遊んだら?楽しいし癒されるよ〜?」
涼風「いえ、私は結構です。カマクラさんとお姉様が遊んでいる場面を見ているだけでも充分楽しめましたので。」
柊「そう?なら良いけど。ねぇ八幡君、聞きたいんだけどさ。」
八幡「何だ?」
柊「どうなると思う、冬休み。やっぱり短縮されちゃうのかな?冬休み間近でこれだもん、ちょっと心配になっちゃってさ。」
八幡「可能性はなくもないな。明日以降の学校だって未定になってる、もしかしたら本当に年末辺りになるまで冬休みが延期になる可能性だって捨て切れない。流石に3日前には突入するとは思うが、それまでどうなるかは予測出来ない。ギリギリまで学校開くとは思えないしな。」
涼風「今日の夕方以降、ですね。本当にどうなるのでしょう。もしも冬休みが短縮してしまったら、全生徒からのクレームは免れないでしょうね。そうなってしまった場合、責められるのは………」
八幡「あの3人、だろうな。本当なら学校側なんだろうが、1番の悪とも言えるのはあの3人のやった事だからな。まぁ、先の事なんて起こってみないと分からないし、連絡を待つしか無いだろう。」
柊「そうだね。ちょっと心配だけど、平塚先生からの連絡を待つしかないね。」
どんな結果になるとしても、あの3人には最悪な事しか待っていない、言っておくが今日の事なんてまだ生温いからな?