八幡side
八幡「………」
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・To:比企谷 八幡
・From:平塚 静
内容:明日の学校についてメールしました。明日の学校も午前授業になります。なお授業ですが、3時間目までは通常の授業を行い、4時間目からは全校集会を開きます。明日の準備を忘れずにして下さい。そして急ですが、明日の学校が終わったらそのまま冬休みへと突入します。学校再開日は現時点では予定通りです。後、比企谷君から夜十神さん2人にこの事を伝えて下さい、お願いします。
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平塚先生がメールではこういう話し方するのってやっぱ変にしか思えないんだよな。普段の話し方を知ってるから余計にそう思えちまう。なんていうか……気持ち悪いって感じてしまう。メールでもいつもの話し方で良いと思うんだが………
柊「八幡君、どうしたの?」
八幡「あぁ、明日の事でだ。どうやら明日も午前授業みたいだ。」
柊「えぇ〜………」
涼風「では明日はお弁当を作れないのですか?」
八幡「そうなるな。後、明日の学校が終わったらそのまま冬休みに入るってよ。学校もかなり切羽詰まってるようだ。学校がこの動きなら、教育委員会も動いてるって事だろう。」
柊「やっぱり早くこの騒ぎを沈静化させたいんじゃないかな?しかもよりにもよって年末だからね、次の年に仕事を持ち越したくないんじゃない?」
涼風「その年の厄を次の年に持っていくと災いが起きる、なんて言い伝えもありますからね。それが本当かどうかは分かりませんが、新しい年を迎えるなら悪い物は全部祓ってから迎えたいですからね。」
まぁ学校側からしてみれば、こんな騒ぎは早く終わらせたいのだろう。こんなのを新しい年に持ち越しだなんてしたくないもんな。しかも冬休み真っ只中で呼び出しなんてされたくもないしな。
八幡「まっ、そういう事だ。だから明日は弁当無しになっちまった。今日は突然だったからこんな形で食べる事になっちまったが、分かってて弁当作ってくる程、お前達もバカじゃないだろ?」
柊「けど作りたいよぉ〜!」
涼風「私達の楽しみの1つなのですよ?それを取り上げるなんて………非情な方達です。」
八幡「いやいや、そこまで言うか?そんなに酷い事はしてないと思うぞ、涼風さんよ?」
2人の中では学校に行く過程でお弁当を持つのは当たり前になっているらしい。そしてお弁当を持って行く必要が無くなる=非情らしい。なんかすっげぇ短絡的なんだが、否定出来ないんだよなぁ………何故かって?俺も2人の特製弁当食えないから。
柊「でも明日の学校が終わったら冬休みかぁ……学校が延長にならなくて良かったよ、そしたら私達の慰安旅行もどうなっちゃうのかなぁ〜って思ってたもん。これなら旅行に行けるね♪」
八幡「あぁ、少し安心だ。まぁ流石に年末3日前まで学校やるとは思ってはいないが、コレだもんなぁ〜………いや、まぁ俺がやった事なんだけど。」
……よく考えたら俺が引き金だったわ、うっかり。年明けにやった方が良かったか?いや、でもそれじゃあなぁ〜………やっぱ今だよな。涼風もさっき言ってたが、悪い物は年越し前に祓っときたいしな。
柊「そういえば平塚先生からのメールで固まってたけど、何で?」
八幡「あぁ、あの人とのメールのやり取り(一方的ではあるが)の言葉遣いがな………敬語なんだよ。見るか?平塚先生の話し方と照らし合わせると言葉にならない違和感があるから。」
柊「どれどれ〜………わぁ、確かに違和感すっごい。これ本当に平塚先生?違う人が打ってるとかないよね?まるで別人じゃんコレ。」
涼風「同一人物とはとても思えませんね。これが平塚先生の打ったメールですか………」
八幡「夏休みの時のもあるが、それは見ない方が良い。ある意味刺激的だからな、マジで。」
柊「余計気になるけど、八幡君が言うなら……」
涼風「はい、遠慮しておきましょう。」
その後は小町が帰ってくる時間になるまで雑談やゲームをしたりして、時間を潰した。(2人はカマクラとも遊んでいた。)そして大体3時くらいになって、2人は宮間さんに連絡を取って俺の家に迎えに来る手筈を整えた。
柊「分かっているとはいえ、楽しい時間や幸せな時間っていうのは本当にあっという間だよね。もっと長く続いて欲しいよ。」
涼風「逆がそうであって欲しいものです。苦しい時間や辛い時間を短くして欲しいです。」
八幡「涼風がそういう事を言うとはな……まぁ俺も思った事あるし、分からなくもない感情だな。」
柊「お父さん達もそうだけど、八幡君も私達の家の事家族にお話してないよね?それって何で?」
八幡「親父や母ちゃんは多分大丈夫だとは思うが、小町が買ってもらえる事に味を占めて、何でもかんでもおじさん達に買ってもらうのを阻止する為だ。やらないって俺も信じたいが、無い物強請りする時や欲しい物がある時のアイツって、絶対猫撫で声になったり語尾伸ばすから。調子の良い時は『お兄ちゃん♪』なんて言うからな、流石におじさん達の家の事を話すのは得策じゃないと思ったからだ。」
涼風「八幡さん。偶に思うのですが、妹さんの扱いがぞんざいなところがありますよね。」
そうか?普通だと思うがなぁ?