俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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柊の禁断症状?

 

 

柊side

 

 

柊「えへへ、やっぱり八幡君が居る時はこうでなくちゃいけないよね♪そうじゃないと、一緒に居る意味がないもんね!そう思わない、涼風?」ギュ~!

 

涼風「はい、お姉様。私もそう思います。普段は少しだけ気を使いますが、この時間は誰にも邪魔される事はありません。なので思う存分楽しむ事が出来ます♪」ギュ~!

 

八幡「いや、もう慣れたから良いんだけど………抱き締める力強過ぎない?もうちょっと緩めてくれない?そんなにキツくしなくても俺逃げないから。」

 

 

ダーメッ!この別荘に来てから八幡君とあまり話せてないんだもん!それに明日は八幡君からの命令でお父さんとお母さんのお手伝いをしなくちゃいけないから、今の内に八幡君成分の補充をしておかないと!でないと明日の私達きっとダメダメになっちゃうから。

 

 

柊「ダメだも〜ん♪明日は八幡君と一緒に居られないから、今の内に八幡君成分の補充をしなくちゃいけないんだから!だから緩くもしてあげない!」

 

八幡「俺の腕が紫色になっちまうよ………」

 

柊「大丈夫大丈夫、その時は私達が誠意を以て癒してあげるから♪」

 

八幡「主犯お前達なのに?」

 

涼風「あ、あの………癒しますから。」ウルウル

 

八幡「よし、その時は頼んだ。」

 

柊「ねぇ、なんか私と違くない?」

 

八幡「気のせい気のせい、気にしすぎだって。」

 

 

むっ、八幡君が誤魔化そうとしてる………けど私は心が広いから許してあげちゃう♪それにこれ以上、八幡君から罰を受けたら、私発狂しちゃうもん!

 

 

柊「じゃあ八幡君、涼風、お休み〜♪」

 

涼風「お休みなさい、お姉様、八幡さん。」

 

八幡「おう、お休み。」

 

 

あぁ〜八幡君の匂いに温もり〜♪うん、これの匂いを嗅ぐとすっごくリラックス出来るんだよね〜。

 

 

八幡「………あの、2人共?本当に頼むから抱き締める力緩めてくんない?俺、痛さで途中で目を覚ましたくないからよ、頼む………」

 

涼風「……………………八幡さんの嫌がる事はしたくありません。このくらいで如何ですか?」

 

八幡「……あぁ、左腕が楽になった。ありがとな、涼風。」

 

涼風「いえ、とんでもありません。八幡さんの為ですから。」

 

八幡「(そう思うのならもう少し早くにそうして欲しかったんだが、贅沢は言わないでおこう。)そうか、それじゃあ柊も少し緩めてもらえないか?」

 

柊「もぉ〜しょうがないなぁ………本当はしたくないけれど、八幡君の為だもんね。」

 

八幡「あぁ〜楽になった、サンキューな。」

 

柊「それじゃあ身体で支払ってもらうぜ?」

 

八幡「………ほう?」

 

柊「嘘嘘!嘘だからね!!1度言ってみたかっただけだから!!本気にしないでよ!?個人的にはいつでもOKなんだけど、涼風が居るから今日はダメ!!もしも私と2人きりの時だったら………ゴーサイン出すかも/////」

 

八幡「分かったから変な方向に話を持って行かないでくれます?涼風が耐えられなくなって爆発しそうだから。」

 

涼風「わわ、私は別に「顔真っ赤にしながら何言ってんの?嘘はダメです。」あうぅ……」

 

 

あららぁ〜涼風には刺激が強いお話だったかな?まぁそうだよね〜八幡君の裸を見ただけでも頭から湯気出てたしね〜私もだけど///

 

 

八幡「まぁとにかく、少し楽になった。じゃあ改めて、お休み。」

 

柊「うん、お休み〜♪」

 

涼風「また明日です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー翌朝ーーー

 

 

柊「………んんぅ〜、んん………」

 

 

………んん?あれ、もう朝かなぁ?ちょっとだけ日が差してるような?起きないとね〜………

 

 

柊「んんぅ〜………はぁ〜朝だぁ♪けどまだ2人は寝てるみたいだし、私はこの時間で八幡君を堪能しちゃおう♪うん、そうしよう!それが良い!むしろそれ以外に時間を使うべきでは無いとみた!」

 

 

では早速、八幡君にもう1回抱き着いてから八幡君の匂いを………あぁ、大好きな匂い〜♪

 

 

柊「えへへ、えへへへへ♪私にとって八幡君の匂いはもう麻薬そのものだよ〜えへへへ♪」

 

 

八幡(少し前に起きたが、柊の発言がちょっとだけヤバい。何、俺の匂いが麻薬って………嬉しいけど笑えない。)

 

涼風(お、お姉様………まさかそのようなお考えだったなんて思いもしませんでした。私も八幡さんの匂いはとても好ましく思っておりますが、麻薬という表現はどうかと思います。)

 

 

柊「はぁ♡………八幡君成分を過剰摂取しちゃうかも。離れられなくなっちゃったらどうしようか?ねぇ、八幡君?その時は腕じゃなくて身体に抱き着いちゃうかもしれないよ?けど八幡君は優しいから許してくれるよね?」

 

 

あはは、ちょっと変な考えしちゃってるかも。頭を冷やさないと………けど嘘じゃないからね?でも初めて口に出しちゃったかも、八幡君と涼風は寝てるから聞かれてはいないよね?

 

 

涼風(………お姉様、私はお姉様のとんでもない一面を見てしまったのかもしれません。先に謝らせてください、申し訳ございません。)

 

八幡(あの、勘弁して?抱き着くのはいいけど、せめて腕にしてくれ。身体に抱き着かれたら敵わん………それと柊さん、貴女はもう末期のようだ。)

 

 

 

 

 

 


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