八幡side
八幡「………」ペラッ
雪乃「………」ペラッ
結衣「………」モジモジ
………
………………
………………………………
結衣「………ねぇヒッキー。」
八幡「何だ?」
結衣「ヒッキーはさ、何で彼女の事を黙ってるの?隠す理由とかあるの?」
八幡「………俺が言いたくないからってだけだ。別に理由なんてない。それに、自慢にはなるだろうが、わざわざ人に言いふらすような事でもない。」
結衣「そ、そうだよね〜………」
八幡「何だ、今朝の事か?」
結衣「うん、ちょっとね。」
雪乃「私はそこに居なかったから知らないけれど、戸部君が比企谷君に彼女の事で言い過ぎたっていうのは聞いているわ。」
八幡「まぁ大体そんな感じだ。」
にしても戸部の奴、なんであんな雑誌持ってたんだ?アレって女子学生向けの本だぞ?姉か妹がいるのなら納得はできるが………いや、別にアイツの家族構成とかには興味ないが、戸部自身が購入したのなら………少し引くな。
結衣「けど、ヒッキーってあんな風に怒る時もあるんだね。」
八幡「何言ってんだよ、夏休み前の事忘れちゃったわけ?別にもうどうでもいいけど、俺が怒るような原因を作った奴って誰と誰だっけ?」
雪乃「……その事については本当にごめんなさい、夏休みの時に事情を聞いた姉さんからも強く言われたわ。」
結衣「あっ……そ、そうだよね〜あはは………」
柊……そっちの学校が噂好きなら、こっちの学校は無自覚に人を怒らせるのが得意な学校みたいだぞ。
結衣「そういえばもうすぐ文化祭じゃん!ゆきのんのクラスでは何か話とかあるの?」
な
雪乃「由比ヶ浜さん、文化祭の前にテストがあるでしょ?9月にある前期期末考査テストを忘れているのかしら?」
結衣「ゆ、ゆきのん……その話をしないでよ!折角文化祭が始まるのに〜!」
八幡「お前は楽しい事しか頭にねぇのかよ………」
けど、文化祭かぁ………去年の事はあんま覚えてねぇんだよなぁ。誠教学園の文化祭なら覚えてるんだけどな。色んな出し物あって柊と涼風の3人で回ったよな。
雪乃「由比ヶ浜さん、また勉強会を開いて一緒に勉強しましょうか。」
結衣「えっと、お手を柔らかく?」
雪乃「………厳しく行く必要があるわね。」
結衣「うえぇ!?な、何で!?」
当たり前だろうが。流石に俺も叫びそうになったわ!まさか『お手柔らかに。』を知らない高校生が居るとは思わなかったぞ!?
雪乃「どうやら現代文を徹底的にやる必要がありそうね。前回の勉強会同様に。」
結衣「ゆ、ゆきのん?お願いだから優しくね?」
雪乃「ふふっ、安心しなさい由比ヶ浜さん。」
結衣「ゆきのん………っ!」
雪乃「それは貴女次第だから。もしも内容が酷いようであれば、この前以上に厳しく行くわ。」
結衣「ゆ、ゆきのぉ〜ん!」
安心しろ由比ヶ浜、お前よりも下にいる奴はあまり居ないから。多分だけど。
ピロリンッ!
八幡「ん?」
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・To:夜十神 柊
・From:比企谷 八幡
内容:八幡君、もう大丈夫かな?部活ちゃんとやれてる?私今からそっちの校門前に行くんだけど、大丈夫そうかな?
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………来るのか、まぁいい。今更だな。とりあえず返信しておくか。
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・To:比企谷 八幡
・From:夜十神 柊
内容:分かった、着いたらまた連絡くれ。そしたらそっちに向かうから。
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うし、これでいいだろ……ん?もう返信来やがった。絵文字付きでで了解って、流石は女子高生だな。俺には無理だ。まぁいい。
八幡「雪ノ下、由比ヶ浜。柊がウチの学校の校門まで来るから、もし来たら俺は部活切り上げてそのまま帰る。それでもいいか?」
雪乃「分かったわ、伝えてくれてありがとう。」
結衣「大丈夫かなぁ?ウチのクラスメイトに声掛けられたりとかしないかな?」
八幡「無いとは限らないが、居ない事を祈るばかりだな。そんなバカな奴は居ないようにってよ。」
ーーー数十分後ーーー
ピロリンッ!
八幡「っ!」
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・To:夜十神 柊
・From:比企谷 八幡
内容:着いたよ〜♪八幡君が来るまで1分おきに名前を叫んであげよっか?
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なんだその拷問。絶対にお断りなんだけど。
八幡「来たみたいだから帰るわ。」
雪乃「えぇ、分かったわ。」
結衣「ヒッキーまたねっ!夜十神さんにもよろしくね。」
八幡「……おう。」
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・To:比企谷 八幡
・From:夜十神 柊
内容:叫ばなくていいからそのまま待ってろ。もし叫んだら次のデートを無しにして、涼風と2人で出掛けてやるからな?
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よし、これで叫ばないだろう。叫んだらデートチャラになってその時間が妹に奪われるんだからな。