俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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6種の水晶

 

 

御影side

 

 

……………まさかあんな査定金額になるとは思わなかったよ。僕も八幡君も聞いた時は10秒くらい時が止まったかのように呆然としてたからね。それもそうだよ、1つのお椀が最低でも5000万円、最大で1億もしくはそれ以上なんだからね。しかもその後に

 

 

高城『このお店での査定価格は今の通りだけど、美術館とかで鑑定してもらったら今の倍以上はするんじゃないかな?僕は1つの茶器としての価格を提示したけど、そこに茶器本来の価値なんかも合わさったらとんでもない数字になる事は間違いないね。』

 

 

とか言ってたしね。八幡君は帰りに『お椀用の入れ物ありますか?』って聞いてたしね。流石に値段聞いた後にそのまま鞄に入れるような真似は出来ないよね………

 

 

八幡「まさかあんな価格になるだなんて……【耀変天目茶碗】でしたっけ?たかが茶器にそんな価値があるなんて思いませんでした。」

 

御影「物によっては今でも価値のある物はあるらしいけど、10万円〜50万円とかだからね。さっきのを聞くと、この価格が可愛く思えるよ。」

 

八幡「………さっきの事は忘れましょう。じゃあ次は原石の鑑定ですよね?」

 

御影「うん、宝石鑑定士の所に行くからね。」

 

 

ーーーJewel forteーーー

 

 

八幡「此処が……」

 

御影「そっ!僕の知り合いがいる宝石を専門としたアクセサリー屋さんだよ。さっ、入ろっか。」

 

 

カランコロンッ

 

 

「いらっしゃいませ。」

 

御影「すみません、鑑定の予約をしていました夜十神です。馬場さんは居ますか?」

 

馬場「待ってたわよ〜御影、随分と久しぶりね。こっちに全く顔を出さないんだからどうしてるのかと思ってたわ。」

 

御影「ごめんごめん、最近はプライベートでも忙しくてね。来る暇が無かったんだよ。」

 

馬場「忙しくて、ねぇ〜……まぁそういう事にしておいてあげる。それで、隣の子は?」

 

御影「あぁ、彼が今回の依頼主の八幡君。査定をお願いしたい物は6つあるんだ。八幡君、この人がこのお店のオーナーで僕の知り合いの馬場奏美(ばばかなみ)。この人も墨ちゃんと一緒で僕の同級生なんだ。」

 

八幡「比企谷です、よろしくお願いします。」

 

馬場「よろしく。じゃあ鑑定してもらいたいのを出してもらえるかしら?」

 

八幡「はい。」

 

 

八幡君は鞄の中から原石達を次々と取り出していたんだけど、最初の1つを取り出した瞬間に馬場さんの目の色が変わった。

 

 

馬場「御影、1つ聞いていいかしら?この原石達は何処で手に入れたの?」

 

御影「何か分かったのかい?」

 

馬場「えぇ。この原石達、純度が普通のよりも圧倒的に高いわ。しかもこんなにも土台の部分が少ないのも珍しい………」

 

御影「僕は手に入った過程は知らないんだけど、八幡君が伊吹山で取ってきたんだよ。」

 

馬場「………よく分からないわね、まぁいいわ。じゃあ鑑定してくるわ。その間、店内で待っててもらえるかしら?少し時間は掛かるけど、その分ちゃんと鑑定させて貰うわ。」

 

御影「お願いするよ。」

 

八幡「よろしくお願いします。」

 

 

さて、またもやこんな時間が出来てしまった。八幡君って宝石に興味あるのかな?

 

 

御影「八幡君は宝石に興味はあるのかい?」

 

八幡「俺はあまり興味は無いですね。綺麗だとは思いますけど、ただそれだけです。」

 

御影「そっか。まぁ取り敢えず店内の掲示物を見て回らないかい?何か良いのがあるかもしれないよ?八幡君も男の子だからカッコ良いネックレスとかあるかもしれないよ?」

 

八幡「けど此処そこそこ良い店ですよ?若者向けというか、遊び心を入れたアクセサリーって扱ってるんですかね?」

 

御影「まぁまぁそう言わずに。見てたら良いのがあるかもしれないじゃないか。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

馬場「御影、比企谷君、査定が終わったわ。」

 

八幡「っ!」

 

御影「あっ、終わったみたいだね。」

 

馬場「えぇ。じっくりと見させてもらったわ。」

 

御影「じゃあさ、値段を聞く前にコレがなんなのかを聞かせてもらっても良いかい?僕達は宝石に関しては素人だから、そこから知りたいんだ。」

 

馬場「結果から言うと、全て水晶の類よ。普通の水晶、紫水晶、黄色水晶、白水晶、黒水晶、青水晶の6つね。そしてどれも驚くくらい純度が高かったわ。不純物がこれでもかってくらい無いの。普通はこの大きさの原石ならあまり良い値段はしないのだけど、これだけの純度、質、輝き、透明度が優れているのであれば………私なら合計で1000万円出すわ。」

 

 

………え、1000万円?

 

 

八幡「そ、そんなにですか?」

 

馬場「それだけの価値があるのよ、この水晶達には。見ただけでも分かるわ、店頭に並んでるアメジストドームなんかよりも遥かに良い質だもの。極めつけはこの水晶ね。ココの突起を見て頂戴。これだけ異常に透明感があって光を当てると虹色に輝くでしょ?これはレインボー水晶って言って、とても珍しいのよ。これが500万円で他が………物によるけど、50万円〜200万円の価値ってところね。」

 

 

………八幡君、君ってもしかしてお金を作る天才?

 

 

 




因みに作者は宝石の価値なんて全く分かりません。ネットで色々調べましたけど、全然出て来なくて………

この価格だって取り敢えずって感じでやったに過ぎません。宝石に詳しい方、マジレスはちょっと勘弁してください………
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