久々に何もビジョンが浮かばなかった………執筆に3時間もかかってしまった。
八幡side
秋乃「…確か【Nigh-Ten・Group】のご令嬢の恋人、でしたね。確か学年は雪乃と一緒でしたね?いつも雪乃がご迷惑をお掛けしております。」
八幡「いえ………」
秋乃「折角なのでご一緒に、と言いたいところではありますが、本日は仕事の関係でこちらに赴いております。また後日、改めてゆっくりとお話をさせて頂いてもよろしいですか?」
八幡「……いや、俺に挨拶してもしょうがないと思いますけど……」
秋乃「そうお考えですか?」
八幡「はい。だって欲しいのは夜十神家とのパイプでしょう?俺ではなく夜十神家という名のブランド。違います?」
秋乃「………」
葉山(な、何を考えてるんだ比企谷!?小母さんにあんな事を言うなんて!!)
秋乃「……成る程、ただお付き合いをしているだけではない、という事でしょうか。物怖じしない態度に度胸、胆力もある。すぐに謙る方達とは違うようですね。」
八幡「こんなの普通でしょう。初対面の人に何を謙れと?それに雪ノ下さ……陽乃さん経由でおじさんの意思をお伝えしてもいますよね?俺を道具にしないって。それが理由で強がってるわけではありませんからね?」
秋乃「ふふふっ………駆け引きが上手いのね?」
八幡「ただ小生意気なだけですよ、俺なんて。じゃあ俺はこれで。」
秋乃「えぇ、道中お気をつけて。」
陽乃「またね〜♪」
………はああぁぁぉぁぁ〜怖かった!!俺何口走っちゃってんの!!?相手大魔王だぞ!?その大魔王相手にたかが村人Aの俺が何言ったところで無駄だろうにっ!!けど幸い、あの場所から離れる事は出来た。その事に関してはマジで良かった………さて、本屋本屋。
八幡sideout
陽乃side
いやぁ……まさか比企谷君があんな風に言うなんて完全に予想外だったよ。心無しかお母さん、少しだけ楽しそうだし。久しぶりに骨のありそうな人を見つけた、みたいな顔してるよアレ。
秋乃「ふふふっ。陽乃、比企谷さんは中々面白い方のようですね。今までに類を見ない方でした。」
陽乃「そりゃそうでしょ、私のお気に入りだもの♪彼って斜め下と斜め上の答え両方出して来るからさ、退屈もしないし飽きもしないんだよね〜。まぁ私は比企谷君を本気で怒らせようなんて絶対にしないけど。」
秋乃「それが賢明ですね。あぁいう方を怒らせたら後が怖いですからね。」
葉山「比企谷があの世界有数の大企業の令嬢の恋人だったなんて……陽乃さんはいつ知ったんだい?」
陽乃「去年の秋。社長と副社長にも会ったけど、一目で見抜かれちゃった。」
秋乃「……それ程なのですか。」
陽乃「うん、それも淡々とさも当然かのように。」
あの時は内心ちょっとビビったよ……いきなりあんな風に言われるんだもんね。
秋乃「1度お会いしてみたいものですね。しかし現状ではそれは叶いません。地道に進めていくしかありませんね。」
陽乃「もし認められたら、世界でも有名ブランドの家具を使わせてもらえるかもしれないしね。」
秋乃「お会い出来ている貴女が羨ましいですよ、陽乃。私も直接会ってお話したいものです。」
陽乃「名刺に番号あるからそれ使えば良いじゃん?それはダメなの?」
秋乃「材料が足りません。ただ提携したいというだけでは交渉するには不充分です。それにあちらの会社は目をつけた会社に提携を持ちかけるという話でも有名です。こちらにその話が来ないという事は、我々の会社にはまだ魅力が足りないという事なのでしょう。」
ははは……まぁウチは建設業だから、向こうの興味を引きにくいっていうのもあるけどね。
秋乃「では、そろそろ参りましょうか。それともまだゆっくりしたいですか?」
陽乃「ううん、私は平気。隼人は?」
葉山「俺も平気だよ。」
陽乃sideout
八幡side
八幡「おぉ〜結構新作出てるなぁ………最近来れてなかったから全巻最新刊勢揃いだ。こりゃ帰ったら持ってるやつから読み直しするのもアリだな。」
にしてもあんな所で葉山と雪ノ下さん、そして大m………雪ノ下の母親に会うとは思わなかった。いやでも、あの場で何であんな事言ったんだ俺はっ!?自分でも理解出来ない、本当の事だったとはいえ別に言わなくても良い内容だ。それをわざわざ………
八幡「……いや、もう思い返すのはやめよう。思い出したとしても意味なんて無い。この新刊買って、今日はもう帰るか。」
そう思う事にした俺は持ってる小説の最新刊を手に持ってカウンターに向かって会計を済ませる事にした。なんか過ごした時間は短い筈なのに、とてつもなく濃い内容だった。これはもう柊を愛でる事で発散させるしかないな。
残りの冬休みどうしようか……家で過ごすのは当たり前だが、あの家族(特に柊)がこのまま俺を家に泊めずに冬休みを終わらせるとは考えづらい。何かはあると踏んでも良いだろう、柊主催の何かが。
八幡「今更だが、これもうお泊まり会の範疇超えてるよな。半同棲みたいになってる気がする。向こうが俺の家に………いや、無いな。俺が向こうの家に泊まるのがベストだ。」
色々と要らん事聞きそうだしな、小町と母ちゃん。