俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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明らかな敵意

 

 

???side

 

 

???「で、首尾は?」

 

『はい、予定通りやりました。全クラスの黒板に書いてきました。』

 

???「それで、あの2人の反応は?」

 

『それが、あの2人は俺達1年の教室には来てないので何とも………ただ、昼休みにでも様子を見に行こうかなって思ってます。その方が怪しまれる事もなく行けると思いますんで。』

 

???「いいや、この後HRがあるんだろ?それが終わった後にでも行け!俺は早くその2人の様子が知りたいんだっ!!」

 

『けど俺にも授業が「口答えするんだったらお前にやる金は無いっ!いいか、お前がやると言ったからお前に頼んでるんだ、当然お前の協力者にもな!その事を忘れるなよ?」………分かりました。終わったらすぐ行きます。』

 

???「最初からそうしていれば良いんだよ、間抜けな奴だっ!!【ピッ!】まぁいい、この2人がどんな反応だったのか、聞かせてもらおうか。」

 

 

???sideout

 

柊side

 

 

「夜十神さんってあのグループの社長の娘だったんだ〜!」

 

「って事はさ、お嬢様じゃん!!」

 

「ソレソレ、社長令嬢じゃん!!」

 

「しかも超絶金持ちなんだってな!!」

 

「凄いよね〜!!あんなに大きい会社なんだもん、きっと凄い家なんだろうなぁ〜!!」

 

 

………HRが終わった後なんて私と涼風の周りに人だかりが出来て凄い。正直に言うと、凄い迷惑。朝のあの静けさは何処に行ったのさ。

 

 

柊「えっと……あんまり騒がしいのは好きじゃないからやめて欲しいんだけど。私も涼風もこういうの嫌なんだ。だからやめて。」

 

「えぇ〜何で?すっごく羨ましいじゃん!!けど何でお金持ちの事隠してたの?気になるなぁ〜。」

 

「あっ、俺も気になってた!何で?」

 

涼風「あ、あの……隠していたわけでは……」

 

「えぇ〜でも教えてくれなかったじゃん!そんな素振りも無かったし!!」

 

「やっぱ困る事があったりしたのか!?」

 

 

ワイワイガヤガヤッ!

 

 

………久しぶりに私の周りでこんな賑やか……騒がしくなったような気がする。中学2年生以来かな?前までは好きだった雰囲気だけど、今は………好きになれない。寧ろ嫌いかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタッ!!

 

 

私のすぐ隣の席の机から激しい音がした。八幡君だった。きっと組んでる足で机を膝で蹴ったんだと思う。こっちは向いてないけど雰囲気で分かる、アレはイライラしてる顔だね。

 

その行動で私と涼風の周りに居た人達はすぐに静かになって八幡君に注目した。

 

 

八幡「………ガヤガヤうるせぇよ、人の気も知らねぇで騒ぎやがって。」ギロッ

 

柊「ご、ごめんね八幡君。私が早く注意してれば良かったのにね。」

 

八幡「いや、お前はちゃんと言ってただろ。それは別に気にしてねぇよ。ただ、注意されたのにも関わらず隣の教室にまで聞こえそうなくらいの大声で質問なんかしてんじゃねぇよ。お前等は柊や涼風にとって騒がしいのが迷惑だってのが分かんねぇのかよ。」

 

『………』

 

 

八幡君の威圧的な態度で周りの人達は私達の前から消えていった。八幡君は1度このクラスでキレちゃったからその恐ろしさを分かってるからだろうね。

 

 

涼風「……すみません八幡さん、ご迷惑をお掛けしてしまいまして。」

 

八幡「お前達のせいじゃねぇから謝るなよ。考えなしに大声で質問したり聞いてきたりするアイツ等も迷惑だが、1番迷惑なのは黒板に書いた野郎だ。アレがなければ普通に過ごせていたのによ。」

 

柊「うん、そうだね………」

 

三浦「ヒキオも人の事言えないし………クラスの雰囲気悪くしてるって私に言っときながらヒキオだって悪くしてんじゃん。」

 

八幡「俺が悪いって言いたいのか?俺は悪くないぞ、興味だけで突っかかってきたアイツ等が悪い。」

 

三浦「それただの屁理屈だし。」

 

海老名「まぁ確かに煩く感じはしたかもね、集まるのは良いとしても声量に限度はあるよね〜。」

 

涼風「お姉様は兎も角、私は多くの方と接するのは得意ではありませんので。寧ろ人見知りなのであぁいうのはちょっと………」

 

柊「私もだよ涼風。中学2年の時はまだ大丈夫だったけど、今では皆と一緒にワイワイなんて出来ないよ。したくもないし。八幡君とならしても良いけどっ♪」

 

八幡「俺はそんなキャラじゃねぇよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

柊sideout

 

???side

 

 

♪〜♪〜

 

 

???「チッ、漸くか。ノロマな奴だ……俺だ。様子はどうだ?」

 

『今教室前で確認したんですけど、割と普通というか………俺が偶に見てる時とあんま変わんない様子でした。』

 

???「変わんない?見間違えじゃないのか?」

 

『はい。けどやっぱあの男が居るからかもしれないっス。あの目の腐ったアイツです。』

 

???「んな特徴的な事言われても分かるかっ!!その男の名前と他に情報は?」

 

『名前は比企谷八幡で、あの2人とよく一緒に居る男っていうか、姉の方の恋人だとか……』

 

???「恋人だとっ!!?………随分とまぁ調子に乗った奴みたいだなぁ。」

 

『俺が知ってんのはそれくらいです。』

 

???「そうかよ、まぁいい。今度はあの男について調べろ。悟られるんじゃねぇぞ、良いな!」

 

『で、でもそろそろ金下さいよ。そういう約束でしょ?依頼はこなしたでしょう……』

 

???「ならこの依頼が完了したら倍額出してやる!!途中放棄なんてしたら金なんてやらん!!さっさとやって来いっ!!【ピッ!】比企谷八幡……なんとも馬鹿らしい名前だ。だが今に見てろよ?お前をそこから引き摺り下ろしてやる!!」

 

 

 

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