泰納side
泰納「ククククッ、今頃奴は余裕たっぷりでのんびり過ごしている事だろう………だがそれも今の内だ。何故なら………ククククッ、今から想像するだけで笑いが止まらないっ!!あのバカな男に目に物を見せてやる、俺をバカにした事を絶望しながら後悔させてやる………」
「宰安様、お食事の用意が………どうかされましたか?何やら企てておいでのようですが?」
泰納「あぁ、これから楽しい事をしようと思ってな、それを想像するだけでも楽しみで仕方ないのだ!!ククククッ!!」
「左様ですか………何にせよお食事です、皆様お揃いですのでお早めに。」
泰納「分かった、すぐ向かう。」
今に見ていろ比企谷八幡………この先の未来が楽しみで仕方ない気分だぁ!!
ーーー食堂ーーー
父「宰安、お前は今日何処に行っていたのだ?仕事場には居なかったようだが?」
宰安「お言葉ながら父上、私は定時で上がった後に夜十神家のご息女にご挨拶に行った次第です。」
父「何?何故そんな事を?」
宰安「今の我が家には残念ながら全盛期ほどの力はございません。しかし、夜十神家の財力と知識、権力を持ってすれば如何様にもなりましょう。その為に私は動いている所存です。ご報告が遅れてしまい、申し訳ありません。」
父「……そうか、夜十神家をか………確かにあの家柄なら問題は無いな。分かった、そのまま進めろ。ただし、しくじる事は許さん。その時は我が家に居られるとは思わぬ事だ。分かったな?」
宰安「も、勿論でございます父上。この宰安、必ずやものにして見せましょう!!」
よし、ひとまずは乗り切ったぞ!この俺が失敗などするものか!!それに相手はただの一般庶民だ、恐れる事など何も無い。その辺の雑草と何ら変わりのない存在だ!幾らでも居る。ソイツさえ始末してしまえば、あとは俺の物だ………ククククッ!!
だがそれには兵隊が必要だな。あの学校の奴を使うとして、他には………あの学校の他に比企谷八幡に少なからず悪印象を持っている奴が居ないだろうか?ソイツをこちら側に引き込めば………充分だな。
宰安「よし、食事が終わったら奴に電話だな。ククククッ、楽しみだ。」ブツブツ
父「どうした宰安?」
宰安「いいえ、何でもありません父上。」
宰安sideout
御影side
食事を終わった僕と紫苑は自室に戻って少し話をする事にした。この話はちょっと子供達の前でするには抵抗があったからね。
御影「紫苑、3人には警護をつけようと思う。」
紫苑「………けどそれは3人の嫌がってる事なのよ、特に柊が。」
御影「勘違いしないで欲しいんだけど、常に近くに行動させるわけじゃない。遠くに離れた位置でさ。多分学校では何もないとは思うけど、校外に出たら何が起きるか分からないからね。だから常に3人を見ておこうと思うんだ。まぁこの家に居る間は安心だと思うけど、八幡君は平日自宅だからね。少し心配な部分もある。」
紫苑「警護っていってもどうするのよ?宮間達を出すのではないんでしょ?会社の警備局を使うの?」
御影「ううん、僕の知り合い。個人的にお願いしようと思ってる。」
紫苑「また貴方の友達?」
御影「うん、彼女なら安心してお願いできるしね。彼女には八幡君の警護を任せようと思ってるんだ。柊と涼風は普段は八幡君が傍に居てくれるし、この家は安全だろうから要らないしね。だから八幡君を守るようにお願いするよ。」
紫苑「前から思っていたけど御影、貴方の知り合いや友達や同級生って凄い人しか居ないわよね?貴方の交友関係どうなってるのよ?」
御影「そんな事言われてもなぁ〜………僕は普通に接してただけだし、将来の夢についても応援してただけだよ?だから普通だよ?」
紫苑(もしかしたらその普通の中に普通じゃない事が紛れているのかも………)
紫苑「それでその知り合いだけど、一体どんな人なの?お仕事は?」
御影「前までは警察官をしてたよ。一応階級もあって警視長だったんだけど、辞めてるんだ。」
紫苑「辞めてる?じゃあ今は無職って事?」
御影「ううん、ICPO。」
紫苑「ごめんなさい御影、今なんて言ったの?私の聞き間違えでなければ今、ICPO……つまりは国際警察の人に依頼をしようって事?」
御影「うん、そうだよ。今は警視庁に居るから頼もうと思ってるんだ。腕もそうだけど、彼女の執念深さはかなりの物だからね。敵と見做したら何処までも追いかけるタチだから。」
紫苑「明らかに過剰戦力でしょうがっ!!それならまだウチの会社の警備員使いなさいよ!?八幡君の警護と監視をするのにどうして国際警察の人を呼ばなきゃならないのよ!?しかも元警視長!?上層部の人間じゃないのっ!?」
御影「でも皆だって仕事があるしさ、無理は言えないよ。それに大丈夫!今も彼女はそれなりの地位にいるから。日本の警視庁に居てリーダーをやってるんだよ。確か局長だったかな?」
紫苑(違う、私の言いたい事はそんな事じゃないの!!しかもまたとんでもない事を言ったわね!?局長に依頼するってどういう事よっ!?この人それがどれだけ凄い事か分かってるのかしら!?)
御影「やっぱり八幡君を守るのなら腕の良い人に頼まなきゃだもんね。その点彼女なら問題無いよ。今はそんなに動く事は無いけど、動いてた時は凄い数の人を捕まえてたからね〜。暴れる人に関節技決めながら。」
紫苑「………もう何も言わないわ。」
生焼け肉「御影さん、本当にやり過ぎじゃない?人もそうだけど、関節技決めるんでしょ?」
御影「大丈夫大丈夫!彼女って動きたくて仕方ないって感じの性格の人だから!それにね、関節技に関して何だけど。」
生焼け肉「え、危険な技してくるの?」
御影「ううん。なんか彼女の話では、技かけられた男に人が何故か嬉しそうにするんだって。どうしてだろうね?」
生焼け肉「………ホントどうしてでしょうね?」