宰安side
宰安「……そうか!よし良くやった!!お前等はそのまま帰って来い!!ククククックッハハハハハハハッ!!!最高の気分だ!!どうだ思い知ったか比企谷八幡っ!!この俺にかかればお前の住んでるボロ家なんて一瞬で燃えカスに出来るんだ!!クククククッ、笑いが止まらん………これでアイツは住む場所を失った。どうする事も出来んだろう!さぁ比企谷八幡、次はどうする?惨めな顔をしながら俺様の所に来るか!?泣いて謝るのなら、俺は寛大だから許してやるがなぁ!!!」
まぁ、俺はアイツに予言をしたからな。必ず此処に来るだろう。だがその時の顔は絶望に染まった顔になっているに違いない。今から楽しみだ、なぁ?
宰安sideout
八幡side
ーーー千葉県立中央中学校ーーー
八幡「……小町。」
小町「あっ、お兄ちゃん!急にメール来たからビックリしたよ〜しかも学校の校門で待ってろなんて………どしたの?」
八幡「今は説明出来ない………とにかく車に乗れ、話はそれからだ。」
小町「車って……この黒塗りの!?」
八幡「そうだ。早くしろ待ってんだから。」
小町「う、うん……あれ!?柊さんに涼風さん!?どうしてっ!?」
柊「うん、こんにちは。」
涼風「ご説明は私達からは………」
八幡「宮間さん、お願いします。」
宮間「かしこまりました。」
ーーー夜十神邸ーーー
小町「………ねぇお兄ちゃん、この家って誰の家?」
八幡「柊と涼風の家だ。事情は中入ってから話す、今はとにかく着いて来い。」
小町(え、何この豪邸!?広っ!!?ていうか柊さんと涼風さんってお金持ちだったの!?)
ーーー居間ーーー
小町「うっわぁ………中も広い。」
宮間「お嬢様方、若様、小町様。私はお茶を淹れて参りますので、失礼します。」
涼風「お願いします。八幡さん、これから一体何をなされるのですか?」
八幡「一先ず、俺の家族に連絡する。俺の両親は一緒の職場で共働きしてるから、どっちかに繋がればそれで大丈夫だ。」
小町「それよりもお兄ちゃん、何で柊さんの家に来たの?彼女の家がお金持ちだっていう自慢ならもう分かったけどさ、家に帰らないの?」
八幡「………」
prrr…prrr…prrっ!
凛『もしもし八幡、どうしたの?』
八幡「あぁ、お袋。親父と2人でテレビ電話って今出来るか?話さなきゃならない事がある。」
凛『?えぇいいけど、ちょっと待ってなさい。』
そう言ってお袋は親父を連れて何処かの部屋に入ってからテレビモードに切り替えて画面に顔が映し出された。
凛『お待たせ……ってアンタ達今何処に居るのよ?周り豪華に見えるんだけど?家に居ないの?』
尚人『八幡、小町。お前達何してるんだ?』
小町「怪しい所じゃないから。此処は柊さんと涼風さんの家。夜十神さんの家って言った方がいい?」
八幡「そんな事よりも、俺たちが今家に居ない訳を説明する………20分前くらいに、俺達の家が火事にあって全焼した。」
尚人『八幡、お前は何言ってるんだ?俺達は今仕事中なんだぞ?お前の冗談に付き合ってる場合じゃないんだぞ?』
小町「そ、そうだよお兄ちゃん。家が全焼したって小町も笑えないんだけど。幾らお兄ちゃんが人を笑わせる才能が無いからってその冗談は無いよ?」
八幡「………本当に冗談だったら良かったのにな。写真も動画も無いけど、俺は目の前で自分の家が燃えているのを見た。きっと今頃は火は消されてる頃だろうが、真っ黒になってると思う。」
凛『………それ、ホントなの?』
八幡「こんな時に嘘なんかつくかよ………こんな苦笑も失笑も出来ない冗談、俺が作れるわけねぇだろ。全部本当だよ。」
小町「う、嘘………」
尚人『っ!八幡!!お前達は平気なのかっ!?』
八幡「あぁ。小町は学校に居たし、俺は帰る途中で煙が上がってたから大丈夫だ。そんで俺達は今、衣食住の衣と住が無い状況にあるが、俺から柊の父親にこの家に住めるように頼んでみる。部屋は余ってるから問題無いと思うけど、もし大丈夫だったら地図と一緒にメールを送る。」
正直、俺の家族にこの家が金持ちだって事は伏せておきたかったが、この状況じゃ背に腹は変えられない。俺だけってわけにもいかないしな。
凛『………分かったわ。一先ず夜十神さんに確認が取れたらメールを頂戴。私達も事情を説明して今日は早退させてもらうようにするから。だから八幡、それまでの間は小町をよろしく。』
八幡「分かってるよ。じゃあまた後で。」
………信じられないって顔してたな。それもそうだ、無理も無い。俺だってあんなの信じたくもない。
八幡「涼風、小町を頼めるか?今からおじさん達と話すから。」
涼風「分かりました。小町さん、こちらで少しゆっくりしましょう?」
小町「は、はい………」
ガチャッ バタンッ
八幡「………ふぅ〜。」
柊「八幡君、大丈夫?」
八幡「あぁ………一応はな。」
柊「お父さんとお母さんには私から話そっか?小町ちゃんが居るでしょ?」
八幡「いや、これは俺の口から言っておきたいんだ。けど、ありがとな。」
柊「ううん、気にしないで。けど、隣には居るからね。その方が安心するでしょ?」
八幡「………あぁ。」