俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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祝、お気に入り登録者数2,000人突破!!

皆様ありがとうございます!そして、自分の投稿した作品のお気に入り登録者数が合計で10,000人を突破しました!!これだけの人が登録して下さっているのかぁと思うと、大変嬉しく思います。

これからも活動は続けていきますので、2,000字程度の短い内容ではありますが、これからもよろしくお願いします!!

では、本編へどうぞ♪




これからの話

 

 

八幡side

 

 

カマクラが無事だと分かった俺達は、おばさんにカマクラを任せて夜十神邸へと戻った。それで今はおじさん達とおふくろ達の帰りを待っている。

 

おじさん達からは『仕事が終わったから今から家に帰るよ!!』と連絡が来たし、おふくろ達も『上司が【早く帰って安心させてあげなさい、落ち着くまで休んでもいいから。】って言ってたから、今すぐ向かうわ。』との事だ。いや良い上司じゃん。

 

 

ガチャッ!

 

 

御影「っ!八幡君、それに柊も!」

 

八幡「お帰りなさい、おじさん、おばさん。」

 

柊「お仕事お疲れ様。」

 

紫苑「えぇ、ありがとう。」

 

八幡「それと、すみません……俺の為にわざわざ早退なんてさせるような事して。」

 

紫苑「何言ってるのよ。」ダキッ

 

八幡「っ!?」

 

紫苑「私達も現場を見てから来たけど、貴方は焼けてる瞬間を目の当たりにしたのでしょう?1番ショックを受けているのは八幡君なのに、それを放っておくような真似は出来ないわよ。もう大丈夫よ……辛かったわね。」

 

八幡「………」

 

御影「もう1度言うけど、よく僕達にも言ってくれたね。説明するのも辛かっただろうに。」

 

八幡「………はい。」

 

御影「うんうん。それで、八幡君のご両親はまだ到着されていないようだね。詳しい話はご両親も到着してからの方が良さそうだからね。」

 

紫苑「さっ、私達も少し落ち着きましょう。」

 

 

それよりもおばさん、そろそろ離れて下さい。慰める為なのはもう分かりましたから。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

『旦那様、奥様。若様のご両親がご到着されました。お入れしても?』

 

御影「構わないよ、入れて差し上げて。」

 

『かしこまりました。失礼致します。中へどうぞ。若様………失礼致しました、八幡様もおいでですので。」

 

尚人「っ!八幡!!」

 

八幡「親父、おふくろ。」

 

凛「八幡、大丈夫!?怪我は無い?」

 

八幡「俺は大丈夫だ、怪我もしてない。」

 

尚人「そうか、それは良かった……ところで小町は?」

 

八幡「客室で寝てる。ショックがデカかったんだろう、泣き疲れて寝ちまった。」

 

凛「無理も無いわよ……」

 

御影「お2人も立ち話をされていては寛げませんし、お座りになられて下さい。宮間、あの2人にも紅茶をお出しして。」

 

宮間「かしこまりました。」

 

御影「さて、それじゃあ早速ではありますが、本題に移りましょうか。」

 

 

今この場にいるのは俺、柊、おじさん、おばさん、親父、おふくろ、宮間さん、もう1人の執事さんの計8人だ。小町は寝てるし、涼風はその様子を見てもらっている為、この場には居ない。現場の事を知ってるのは、俺と柊と宮間さんの3人だけだからその場での分かる事を説明した。

 

 

御影「さて、今の説明を受けた上で皆に聞きたい。犯人は誰だと思う?」

 

尚人「誰だ、と言われましてもそれだけでは分かりませんね。」

 

紫苑「手掛かりになる物とかはなかったの?」

 

柊「そういうのは無いけど、八幡君の家を焼いた人に心当たりはあるよ。というよりも、その人が首謀者だって私は思ってる。きっと八幡君もそうだと思ってる。」

 

尚人「何か知ってるのか?」

 

八幡「あぁ、少し前から俺達にちょっかいをかけてる奴がいてな。多分ソイツの仕業だ。」

 

凛「それで、その首謀者って?」

 

八幡「泰納グループの御曹司、泰納宰安。コイツがこの件の黒幕だ。」

 

 

寧ろコイツしかあり得ない。他にやる奴が居るとも思えない。それにだ、人を使って柊と涼風の事をバラしたり、放火をするような奴だ。自分の手を汚さない辺り、コイツが黒だろう。

 

 

紫苑「断定するの?」

 

柊「私もこの人だと思う。嫌がらせの域を通り越してこんな事ができるの、権力のある人間だけだもん。実際は権力なんて無いけど。」

 

 

ガチャッ!!

 

 

???「待たせたわね御影。カメラの時間遡って連中の目的地までを調べてたら時間が掛かったけど、相手は泰納グループみたいよ。」

 

「「「っ!!」」」

 

御影「そのようだね。今皆とも話してそのグループの御曹司だっていう所まで話してたんだ。どうやらそれで確定みたいだ。そうだ、君を皆に紹介するよ。石嵜(いしざき)エルナ、ICPO…所謂国際警察に所属している日本支部局長だよ。」

 

石嵜「よろしく。一応説明するけど、実行犯は黒いバンで比企谷家付近まで走行した後に停止。その後は比企谷家周辺にガソリンと思わしき物を撒いてからライターで火をつけてその場を離れる。後は予想通り泰納グループの家族が住んでる家に向かってたわ。首謀者の確認は取れてないけど、そこの2人が断言するのならそうなのでしょうね。私が調べた限りではこんな所よ。」

 

御影「ありがとう。これであのグループがやった事は明確になったわけだけど、どうする?」

 

石嵜「一応私から忠告よ。アンタ達が犯人だと断言していても、間違いだったって可能性もあるわ。今、貴方達が話しているのはまだ仮説の域でしかないのだから。」

 

 

仮説の域………っ!

 

 

八幡「あの、石嵜さん。それを本当の話にすれば良いんですよね?」

 

石嵜「えぇ、その通りよ。」

 

八幡「なら俺に考えがあります。聞いてくれませんか?多分アイツは気付きもしないと思いますので。」

 

御影「……聞かせてくれるかい、その考えを。」

 

八幡「はい。」

 

 

 

 




石嵜エルナ…【俺だけ入れる隠しダンジョン】に出て来る教師、エルナ・ストーングス先生です!

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