俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

255 / 300
賑やかな昼食

 

 

涼風side

 

 

戸部「………出ないべ。やっぱ家の用事だべか?きっと忙しくしてんだろうなぁ〜。」

 

大和「隼人君だしな。」

 

大岡「それな。」

 

 

……本当は八幡さんにご迷惑を掛けたせいで謹慎を受けているのですが、それを説明する必要は無いでしょう。そこまで親しいというわけでもありませんし。しかし意外です、このクラスの皆さんならもっとざわつくと思っていましたが、意外にも皆さん静かですね………

 

 

「どう思う?」

 

「どう思うって……うぅ〜ん、どうなんだろう?」

 

「けどさ、修学旅行の時とか色々あったじゃん?それ見ちゃうとさぁ………」

 

「やっぱそうだよね〜……ちょっと印象悪くなっちゃうよね。」

 

 

 

「葉山君もしかしたらだけど、身内で問題起こしたんじゃねぇの?」

 

「おいおい、何でそう思うんだ?」

 

「だって修学旅行とか相模さん達の事とかで比企谷に言われてただろ?だからだよ。」

 

「あぁ〜……確かにアレ見ちゃうとなぁ。」

 

「納得出来るだろ?」

 

「説得力はあるよな。」

 

 

成る程、修学旅行後の葉山さんの印象が皆さんガラリと変わってしまったようですね。以前のような印象は無いようですね。八幡さんに声を掛けているところも、お叱りを受けていたところも加味されてこうなったのでしょう。

 

 

三浦「隼人の事なんてもうどうでもいいけどさ、ヒキオなんか知ってんじゃないの?」

 

八幡「何で俺?」

 

三浦「だってさ……昨日、隼人が口走ってたの聞くとさ、無関係じゃない気がしただけだし。」

 

海老名「あぁ〜確かにね。アレって絶対他の人に言いふらしたらダメな内容だもんね〜。」

 

八幡「お前等意外と鋭いな。一応半分正解だ。」

 

海老名「半分?」

 

八幡「あぁ。だがこれ以上は答えない。流石に言うわけにもいかない内容だしな。」

 

柊「けどさ、葉山君って何考えてるんだろうね?」

 

三浦「あーしにもサッパリ。」

 

涼風「寧ろ、理解したいと思いません。」

 

八幡「お前等、言いたい放題だな………まぁ俺もだけどよ。」

 

海老名「比企谷君も負けてないよ?」

 

 

三浦さんと海老名さんはすっかり葉山さんを見限っているようですね。今の口調で分かります。

 

それはそうと、今はお昼休みなのですが何故私達の近くでお食事をしているのでしょうか?いつもなら私達3人で食べているのに………いえ、今の状況が不満だというわけではありませんが、今日は何故一緒にご飯を?

 

 

八幡「なぁ、何で今日はこっちに来たんだ?」

 

三浦「ん〜?なんていうか、気になってたから。アンタ達の弁当が。」

 

八幡/柊/涼風「弁当?」

 

海老名「私達だけじゃないけど、3人のお弁当っていっつも美味しそうに見えるから気になってたんだよね〜。それにいつも重箱で3人一緒じゃん?何でかなぁ〜って。」

 

柊「最初は別々を考えてた(ホントは考えてない)んだけど、もうこれが習慣になっちゃったから変える気も無くなっちゃってさ〜。八幡君も何も言わないし、いっかなぁ〜って。」

 

三浦「……あのさ、もしかしてこれって夜十神さんが作ってんの?」

 

涼風「はい。八幡さんにはより美味しく食べて貰いたいので、全て手作りです。最近は洋食も勉強中なのですが、和食メインで作ってきましたので、中々上手くいきません。」

 

八幡「いや、充分美味いから。何なら他の奴にお裾分けなんてしたくないくらい美味いから。」

 

柊「いやぁ〜そんなに言われると照れるよ〜。」

 

涼風「恐縮です……///」

 

三浦「嘘、これが手作り?レベル違い過ぎるし。」

 

海老名「女子力高いね〜2人共。」

 

 

八幡さんに不味い料理を食べさせるわけにはいきませんから!

 

 

三浦「ん?じゃあさ偶に持ってくるデザートも?」

 

柊「手作りもあるけど、お土産もあるって感じだから半々かな。お菓子作りも最近勉強中だから。最近だとマドレーヌとかタルトかなぁ〜。クッキーとかは簡単に作れちゃうから別に何でもないし。」

 

八幡「この2人、スゲェだろ?」

 

三浦「女子力では完全に負けてるし………」

 

海老名「あはは……完敗だね。」

 

八幡「気を落とすなって。この2人が異常なくらい女子力が高いだけだから。普通のお嬢様はこうはならん、多分。」

 

柊「八幡君、そんな事言うとデザートあげないよ?欲しかったら私達に謝って?」

 

八幡「すみませんでした、もう言いません。」

 

三浦「頭まで下げんの?プライドは?」

 

八幡「2人の飯とデザートが食えなくなるくらいなら、俺はプライドを捨てるっ!」

 

三浦「……そ、そうなんだ。」

 

涼風「ではどうぞ八幡さん、今日はマカロンです。」

 

 

三浦(うわぁ……これホントに手作りなん?レベル高過ぎ。あーしも食べたくなってきたんだけど。)

 

海老名(お、美味しそう………)

 

 

柊「良かったら、2人も食べる?」

 

三浦「え、いいん!?」

 

涼風「久しぶりに賑やかな昼食でしたので。」

 

海老名「ありがとう!」

 

八幡「相変わらず美味いなぁ〜2人の作るお菓子は。何度食べても飽きない気がする。」

 

 

ふふふっ、八幡さん。それは最高の褒め言葉です。それに気付いておられますか?私達以外のクラスメイトは私達に釘付けになっている事を。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。