俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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釘刺しとゲーム

 

 

葉山side

 

 

はぁ……漸くだ、漸く学校に復帰出来る。そして奴だ、奴に……比企谷にやられた分だけやり返す!俺をこんな目に合わせたんだ、それなりの報いを受けさせてやるっ!

 

 

葉山父「隼人、お前も知ってるとは思うが、今お前の学年の生徒達は春休みに入っている。お前は春休みが明けた時点で学校に復帰を許可する。」

 

葉山「……はい。」

 

葉山父「お前も学校に行けて嬉しいと思っているだろうがこれだけはしっかりと頭の中に入れておけ。もし少しでもこれを破るようであれば、お前をこの家には置いておけない。」

 

葉山「………それって?」

 

葉山父「簡単な事だ、向こうからの希望でもあるからな。比企谷君達に接触しない事だ。どんな理由であれ彼等に接触するのは一切禁止だ。お前は彼に多大な迷惑を掛けたんだ、向こうからも関わりを持ちたくないという声をもらっている。いいか?これが最後のチャンスだ。もしこれを溝に捨てるようなら………この家の敷居は跨がせん。いいな?」

 

葉山「それだと俺は比企谷に謝りに「その必要は無い。それに比企谷君は『謝罪ならもう受け取ったから、もし葉山隼人君が謝罪を希望したとしても、断りを入れて欲しいです。』と言っていた。だからお前からの謝罪は必要無い。それよりもお前は彼と関わりを持たない事だけを気にしていればいい。」………」

 

葉山父「だからといって、夜十神さんに取り入ろうともするなよ?一応お前の為に言っておくが、お前は常に監視されている。」

 

葉山「………」

 

 

最初から分かっていたのか?俺がこんな行動をするのを予測していたのか?いや、そんな筈は無い!奴にそんな頭がある筈が無いっ!きっと誰かの入れ知恵だ、そうでなければこんな事になってない!誰の………っ!陽乃さんか!!

 

 

葉山父「分かったのか?」

 

葉山「っ!わ、分かった………」

 

葉山父「抜けた返事だな………まぁいい、話は終わりだ。行きなさい。」

 

 

ーーー葉山の部屋ーーー

 

 

まさか最初から行動が制限されるなんて思わなかった………最初に陽乃さんが様子を見に来た時から決めていたのか?いや、あの人はその後も3回くらい見に来た。多分それで決めたんだろう。だがどうする?これで俺からは奴に話す事も出来ない。したら最後、俺は家には居られない………いや、父さんのハッタリか?違うな、父さんは嘘や冗談を言うような人じゃない。

 

 

葉山「………」

 

 

思い通りにならない………くっ、比企谷の奴!俺の親にまで取り入るなんてっ!!

 

 

葉山sideout

 

御影side

 

 

御影「………それで、新学期からは大丈夫そうかい?葉山君も復帰するんでしょ?」

 

八幡「そこは何とも言えませんね………葉山に関してはアイツ自身がどうするかで決まりますし。まっ、俺に何かしようものなら向こうが黙ってませんよ。それこそ厳罰ものじゃないですか?」

 

御影「そうだね………まぁ君からも色々と提案したからね、早々に問題が起こる事は無いとは思うけど、初日からはやめてもらいたいね。」

 

八幡「はい、全くです………あっ、ダブルイン。」

 

御影「八幡君やっぱり強いなぁ〜……ビリヤードの才能があるんじゃない?」

 

八幡「いや、それ程でも………それに今のは入りませんでしたし。」

 

御影「角度難しかったからね、仕方ないよ。じゃ、今度は僕だね。」

 

 

僕達は今、ビリヤードの対戦中でそれなりに良い勝負をしている。今八幡君が2つのボールをポケットするというナイスプレーを見せてくれた。僕も負けてられないね!

 

 

御影「あっ………」

 

八幡「………ファウル、ですね。」

 

御影「………僕、ビリヤードでは八幡君に羞恥プレーに加えて負け続きだよね。どうしてかな?」

 

八幡「いつもはこんなではないんですよね?」

 

御影「普段ならトリプルインも狙えば出来るんだけどな〜八幡君にカッコ良いとこ見せようとするからかなぁ?だから余計にダメダメなプレイになっちゃうのかな?」

 

八幡「けどよくありますよね、そういう時って。」

 

御影「うん、あるよね〜。」

 

 

結果は僕の負け。あの後八幡君がまたダブルインをした。5番をポケットしたんだけど、9番にも当たってそれがポケットしたからゲームセットになった。僕、1番しか入れれなかった………

 

けど八幡君とゲームするのって楽しいんだよね〜。娘達とは確かトランプをしてたっけ?

 

 

八幡「ふぅ………」

 

御影「今は何も起こらない事を祈るしかない、かぁ………それも不安だね。」

 

八幡「しかも必ずと言っていい程、面倒な事を持ってくる奴ですからね。初日からしてくる可能性も捨てきれません。」

 

御影「雪ノ下さんと葉山さんを信じるしかないね。僕達は僕達で出来る事をしないと。」

 

八幡「……そうですね。」

 

御影「そういえば八幡君は退屈してないかい?柊ともデートに出掛けてるみたいだけど、他の曜日はこの家に居る事が多いからね。娯楽があるとはいえ、飽きてしまったら元も子も無いからね。」

 

八幡「それなら大丈夫です。暇にさせてもらえない存在が居ますので。助かってますよ。」

 

御影「そっかそっか、それは何よりだよ。」

 

 

 

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