俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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両親の思いと姉妹の考え

 

 

御影side

 

 

娘達にも困ったものだね、まさか比企谷さんの家が完成するって話をしただけであんなに過剰反応するなんてね………しかも八幡君にこの家に住むように逆に説得するとはね。予想してた事だからそんなに驚きはしないけどさ。←姉妹に情報流した本人

 

個人的にはこの家に住んでもらいたいんだよね〜。だって八幡君が居る日常はとても新鮮だし、刺激もある。今までは金曜日に来て日曜日に帰るのが普通だったけど、今の生活環境に慣れてしまった娘達はそれでは足りないだろうからね。八幡君にどうしてもこの家に住んでもらうように言うだろうね。何日もかけて。

 

 

御影「さて、八幡君はどうするかなぁ?」

 

紫苑「何がどうするかなぁよ?御影、貴方絶対に八幡君と一緒に居たいから柊達に比企谷家の事バラしたでしょう?」

 

御影「そうだよ。だって僕も娘達と一緒の想いだしね。流石に柊には負けるけど、この家に住んで欲しいというのは本当さ。」

 

紫苑「はぁ………御影、貴方本性が偶に見える時があるけれど、欲張りなのね?」

 

御影「あれ、今更かい?そうだよ、僕はとっても欲張りなんだよ。だから八幡君を手放す気はないよ、君もそれは知ってると思うけど。」

 

紫苑「それについては同感よ。八幡君を手放すなんてあり得ない選択肢よ。会社は捨てても八幡君は捨てないわ。」

 

御影「流石は僕の妻だ、そういうところも好きだよ。だって、僕と似てるからね。」

 

紫苑「あら、御影も今更かしら?私だって貴方と同じくらい欲張りだもの。」

 

 

罪でいえば【強欲】。それにしても、この家は本当に強欲一家だね〜。何せ八幡君を絶対に手放したくないんだもの。勿論、八幡君の意思は尊重するけど、この暮らしに慣れてしまった僕としては、このまま住んでもらいたいんだよね〜。

 

 

御影「娘達よ、八幡君の説得を頑張ってくれ。」

 

紫苑「御影、全部丸投げじゃない………」

 

御影「僕が言っても軽く流されるだけだよ。なら八幡君に対して全力投球の娘達に任せた方が効率が良いと思わないかい?」

 

紫苑「とんだ策士ね、貴方は。よくそんな悪知恵が働くものだわ。」

 

 

失敬なっ!知略に長けてるって言って欲しいよ!

 

 

御影sideout

 

柊side

 

 

結局八幡君には答えを濁されちゃったなぁ………もうっ!あの場で「しょうがねぇな……分かったよ。」って言ってくれれば丸く収まるのにっ!

 

 

涼風「お姉様、どうしましょう?」

 

柊「うぅ〜ん……八幡君はもうこの家の味に慣れてるから食べ物は使えないし、そもそも物欲があまり無いし、私はやっても良いけどあんまり色仕掛けはしたくないし………詰んじゃってる?」

 

涼風「……っ!でしたら涙ながらに懇願するというのはどうですか?」

 

柊「やめておいた方が良いと思うよ?八幡君ってそういうところかなり敏感だし、嘘泣きにしろそういうところも簡単に見破ると思うよ?」

 

涼風「そうですよね………何せお姉様の恋人で未来の旦那様にして、私の義兄になる御方ですから。」

 

 

なぁんか色々と発展してるけど、間違っていないから良しとしましょう!寧ろナイス♪

 

 

柊「でも本当にどうしよっか?さっきは少しおふざけ気味に言ったけどさ、今度は真剣に言ってみたりする?『1度帰るのは構いません、その後はこの家で一緒に暮らしては頂けないでしょうか?』って。」

 

涼風「八幡さんならこの言葉が本心だとお気付きになられるでしょうから、そこは問題ありませんが、受け入れてくれるかどうか、ですね………」

 

柊「うん。だって八幡君だからね、油断できないよ。八幡君だから。」

 

涼風「そうですね、八幡さんなので気は抜けませんね。八幡さんですから。」

 

 

※あの、お2人さん?会話が成り立っ「黙ってくれる(下さい)?」………すみませんでした。

 

 

柊「やっぱりお願いするしか無いよね、八幡君なら真剣に言ったら真摯に答えてくれると思うし。」

 

涼風「………そうですね。期待していた答えとは違っていても、八幡さんならきっと考えた上での答えをして下さるでしょう。」

 

柊「けどさ、もしもだよ?全く違う答えが帰ってきたらどうしようか?」

 

涼風「………案が浮かびません。」

 

柊「あっ!!その時は八幡君の家に居候するとか!」

 

涼風「お姉様、流石にそれはお止め下さい!居るのは八幡さんだけではないのですよ?我が家なら構いませんが、比企谷さん達が居る中で八幡さんを束縛して良いわけなんてありません!」

 

柊「それはそうだけどさ〜………」

 

 

あ〜ぁ、八幡君が『はい。』って言ってくれればなぁ………そしたらこんな悩まずに済むのに。

 

 

八幡「お前達、まさかさっきの事で何か企んでるんじゃないだろうな?」

 

柊/涼風「八幡君(八幡さん)!?」

 

八幡「さっきも言ったが、俺だって家に帰りたい思いがあるんだ。汲み取ってくれないか?それに最後はお前達の口撃で言えなかったが、1度帰りたいって言おうとしたんだ。その後の事はそれからでも考えられるだろう?」

 

柊「は、八幡君………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えはすぐ欲しいのっ!そうでないと先延ばしにされちゃう可能性だって捨て切れないんだからっ!!」

 

八幡「俺の恋人がすげぇ必死なんですけど………」

 

 

八幡君、逃がさないからね?

 

 

 

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