俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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毒の葉は周りを犯す

 

 

八幡side

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

さて、今日の学校も終わりだな。それにしても2人の弁当パワーは凄まじいの一言だ。眠くならない上に目が冴えてるくらいだ。授業にも集中出来るから一石二鳥……いや、三鳥くらいか?そのくらいのレベルだ。おまけに超が付く程美味いしな。

 

 

柊「八幡君、行こっ♪」

 

八幡「あぁ、そうだな。んじゃ「夜十神さん、なんか先生が呼んでたよ〜。」ん?」

 

涼風「それは私ですか?それとも姉ですか?」

 

「2人共だって。なんか少し頼みたい事があるんだってさ〜。」

 

涼風「……仕方ありません、少し行って来ます。」

 

柊「そうだね、すぐ済むと思うし。八幡君、ちょっとだけ待ってもらっても良いかな?」

 

八幡「あぁ、分かった。じゃあこの教室で待ってる。終わったら連絡してくれ。」

 

柊「うん、分かった!」

 

涼風「では、行って参ります。」

 

 

頼み事かぁ……2人にだろ?一体どんな頼み事なんだろうか?難しい事なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー10分後ーーー

 

 

八幡「………遅い。」

 

 

何でだ?遅過ぎる……あの2人がこんなに手間を取るとは思えない。先生はどんな頼み………待て、アイツはただ先生って言っただけだ。どの先生かまでは言ってなかった。まさか………

 

俺はすぐさま携帯のGPS機能を使って2人の居場所を特定した。すると案の定、職員室ではなく、此処からかなり離れた場所に居た。

 

 

八幡「まさかっ!!」

 

 

俺はすぐに教室を飛び出た。すると………

 

 

「意外と早かったですね、気付くの。」

 

「いや、10分くらいだし遅い方じゃね?」

 

「15分掛からなかっただけ早い方だろ。」

 

八幡「……お前等、柊達をどうした?」

 

「さぁ?知〜らねっ♪」

 

 

……っ!アイツ、よく見たら宰安の時のスパイしてた奴だ。まさかコイツが………

 

 

八幡「兎に角、行かせてもらうぞ。」

 

「いやいやダメっすよ?大人しくしててくださいよ。そうすれば痛い思いなんてしないんスから。」

 

八幡「……退け、2度は言わねぇぞ?」

 

「5対1ですよ?勝てると思ってんスか?」

 

八幡「数合わせれば勝てると思ってんのか?だったらお前………バカだろ?」

 

「おい、もうコイツやっちまおうぜ?前からだけどさ、段々とムカついて来るんだよ。コイツの顔を見てるとよ。」

 

「もうやっちまうか!先輩、今更謝っても遅いですからね?」

 

八幡「誰がお前等みたいなバカに頭下げるかよ。死んでも下げねぇよ。」

 

 

クソ、ハナからこれが狙いかよ!足止めする事が想定内か!!待ってろよ、柊、涼風!!

 

けどよ………高校生になって初めての喧嘩がこれかよ!!ざっけんな!!

 

 

八幡sideout

 

柊side

 

 

柊「………」

 

涼風「最近大人しいと思っていたら………貴方の仕業だったんですね、葉山さん。」

 

葉山「あぁ、そうだよ。比企谷には随分と借りがあるからね。ここで返させてもらう。」

 

涼風「何が返させてもらうですか!八幡さんが何をしたって言うんですかっ!?」

 

葉山「決まってるじゃないか………俺を、俺をこんな目に遭わせたからに決まってるだろ?3学期の殆どを謹慎な上に借金まで抱えさせて……新学期が始まったら今度はクラスメイトどころか学年の全員が俺に冷たい!奴が何かしたに決まってるだろ!!」

 

涼風「それは貴方の自業自得です!八幡さんは何もしておりません!」

 

葉山「それを信じろと?あんな奴誰が信じるんだっ!?俺が助け舟を求めた時、1度だって助けた事があるかい?いいや無いっ!!それどころか冷たくあしらったりもしていた!誰がそんな奴を信じるんだ?」

 

涼風「それは貴方が誤解をしているだけです。それに八幡さんは貴方が思うような人ではありません。貴方が八幡さんに無理な事をお願いしているからこうなったのではありませんか?修学旅行の事や三浦さんの事だってそうじゃないんですか?」

 

葉山「………君は僕が悪いって言いたいのかい?」

 

涼風「その気が無くても、八幡さんにはそう見えていたかもしれない、という事です。ですが私は八幡さんの行動を否定するつもりはありません。」

 

葉山「………まぁいいさ、別にそんな事はどうでも良い。それに君達はただの人質だしね。安心して欲しい、君達を痛めつけようなんて思ってない。ただ、今頃比企谷はボコボコにされてるだろうけどね。」

 

涼風「っ!!八幡さんに何をしたのですかっ!!?」

 

葉山「別に?アイツが気に入らない奴に声を掛けたら数人くらい居てね、ソイツ等に思う存分比企谷を懲らしめさせているだろうさ。奴のボロボロになっている姿を見るのが楽しみだよ。」

 

涼風「あ、貴方は………っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柊「………ねぇ涼風、目の前に居るのってさっきから何言ってるの?」

 

 

私はもう目の前に居るのが誰なのか分からない。ううん、知りたくもないんだけど。

 

 

涼風「じ、実は………八幡さんが今、傷つけられているかもしれないんです!この人の命令で………」

 

柊「………じゃあそこに居る人はもう終わりだよね?だって、その人って葉山君でしょ?」

 

涼風「っ!?まさか見えて?」

 

柊「ううん、見えてないけど、今八幡君にちょっかいを出しそうなのって葉山君くらいでしょ?」

 

葉山「それよりも、終わりっていうのはどう言う事だい?」

 

柊「………」

 

葉山「聞こえてるのかい?」

 

涼風「……貴方の犯した事を貴方のお父様に報告させてもらうからです!聞いている筈です、私達に接触する事を禁じられている事を!」

 

葉山「あぁ、それの事かい?それなら心配無いさ、そこの所は比企谷とじっくり話をして解決する予定だからね。だから此処でゆっくり待とうじゃないか。」

 

 

何を言ってるのか分からないけど、きっと八幡君の事を待ってるんだと思う。けど残念、もう勝負は着いてるんだよ。

 

 

 

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