俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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ポンコツと世界に1人だけ

 

 

柊side

 

 

紫苑「それで柊?申し開く事は?」

 

涼風「お姉様、流石に私もそれはフォローに回れませんからね?」

 

御影「言い訳を聞こうじゃないか?」

 

柊「本っ当に申し訳ございません!」

 

 

私は今、目の前に居る両親と妹に頭を深々と下げて謝罪をしている。理由は………八幡君との婚約するという約束をした事を黙っていた事です、はい。

 

 

御影「全く、八幡君からはするっていう返事を貰えたから良かったけど、まさか事前にその約束をしていただなんて思わなかったよ。しかもその報告を忘れるだなんて………柊、いつからそんなにポンコツになってしまったんだい?」

 

柊「ポ、ポンコ「本当です、その日はそのまま寝てしまったから仕方ないにしても、その次の日にはお父様にご報告をしておけば良かったではありませんか。そこまで頭が回らなくなってしまう程、ポンコツになってしまったのですか?」だ、だからポン「サプライズだったら分かるけれど、どうして忘れられたのかしら?変な物でも食べてしまったのかしら?」う、うわあぁぁぁん!!八幡君〜、皆が酷いよ〜!!家族が皆して私の事イジメる〜!!」

 

八幡「あー……まぁ俺も皆さんには言ってなかったので、すみません。」

 

御影「八幡君はいいんだよ、気にしなくても。」

 

紫苑「そうよ、八幡君は謝らなくてもいいのよ。」

 

涼風「お姉様が忘れていたのが悪いのですから。」

 

柊「ちょっと!何で私と八幡君とでそんなに反応が違うのさっ!?」

 

御影/紫苑/涼風「何か問題でもあるのかな?(あるの?)(あるのですか?)」

 

柊「………無いです。」

 

八幡「ま、まぁそんなに柊を責めないで下さい。俺も忘れていたんですから、それでおあいこという事にしてもらえませんか?それに俺だって自分の家族には報告してないので。」

 

御影「………」

 

八幡「俺は18になった時に家族に言おうと思ってますので。それまでの間、少しだけ待っててはもらえませんか?」

 

 

は、八幡君………

 

 

紫苑「八幡君はそのつもりだったのね……分かったわ、誕生日が来たら親に報告をしなさいね?」

 

八幡「はい。」

 

御影「まぁ君のご両親だから心配は無いと思うけど、もし反対された時は………僕が何が何でも八幡君を獲りに行くから心配しないでね♪」

 

 

八幡(何だろう、今【とる】っていう部分のニュアンスが致命的に違ったように感じるんだが………)

 

 

八幡「まぁ大丈夫だとは思いますけどね。」

 

涼風「八幡さんはお姉様とのご婚約に抵抗は無かったのですか?他意があるわけではありませんが、随分とすんなり受け入れられていると思いましたので。やはり見据えておられたのですか?」

 

八幡「まぁ、な。普段の柊を見ていればそんな事はすぐに分かる。それに柊は障害が出る前もそうだったが、あまり男には寄りたがらなかったからな。恋人である事も込みで考えると、本気なんだと感じてはいた。」

 

柊「当然っ!!だって私は中学3年の時から八幡君にしか興味無かったもん!他の男の人なんて知〜らないっ!!私にとって八幡君が全部だもんっ!!」

 

御影「ははは……どうやら愚問だったようだね。」

 

涼風「はい、そうですね。」

 

柊「私と八幡君は切っても切れない、伸ばしても千切れない、撃ってもはね返す、潰しても押し返せるくらいの強い絆と愛で繋がってるんだよ〜?そんな私達を誰も引き裂けるわけないじゃん!」

 

 

寧ろやれるものならやってみるといいよ!後悔するのは自分なんだからさっ!八幡君にかかれば刑務所送りなんてチョチョイのチョイなんだからっ!!

 

※柊さん、その発想はちょっと………

 

 

紫苑「ふふふっ、貴女達の仲が相変わらずのようで何よりだわ。」

 

涼風「うぅ、羨ましいです………」

 

柊「幾ら可愛い妹でも、八幡君はあげないからね?八幡君は私の旦那様なんだから♪」

 

涼風「そんな事分かっています!」

 

御影「しかし、そうなったら涼風は「私は独身を貫きます。」え、えぇ……けど結婚は「八幡さんと同等かそれ以上の殿方が居るのであれば少しだけ考えます。」………参ったねぇ、そんな子なんて何処にも居ないじゃないか………」

 

 

うん、絶対に居ないよ?八幡君よりも上の人間なんて居るわけ無いじゃん。

 

 

八幡「いやいや、俺よりも優れた人格の人なんて探せば居るでしょう。」

 

柊「ふぅ〜ん?じゃあ八幡君は1人イジメられている子を1人で助けて、それ以外の人達には目も暮れずに居られる人は居るって言うんだ?私はそんな人、八幡君しか知らないなぁ〜………」

 

八幡「………多分居るって。」

 

柊「そんなレアな人間、この世界中何処を探しても八幡君しか居ないよ!!そんな事出来る人なんて八幡君以外には居ませんっ!!」

 

八幡「そこまで言うか?」

 

紫苑「えぇ、断言するわ。この世でそんな人は八幡君しか居ないわ。」

 

御影「うん、そうだね。八幡君だけだね。世界中を探しても八幡君しか居ないね。」

 

涼風「はい、八幡さんしか居ません!なのでもし、八幡さんがこの世に2人居るとしたら、私は迷わず八幡さんに猛アプローチしてますっ!」

 

 

そうだよね〜涼風も八幡君の事大好きだもんね〜。それに分かってる?今の涼風、目がキラキラしてるよ?流石にダメだからね?八幡君はこの世に1人しか居ないんだよ?

 

 

 

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