俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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急展開!!

 

 

八幡side

 

 

文化祭から数週間後、漸く文化祭ムードも収まって普通の学校生活が始まったのだが、その間というか現在進行形で俺はとても居心地の悪い学校生活を送っている。その理由は文化祭にある。

 

何故かというと、文化祭に柊と涼風の3人で回っていたのを全生徒に見られていた為、噂されているからだ。更には戸部の奴からも色々と質問をされるばかりだ。アイツも俺を怒らせないようにする為か、そんなにぶっ飛んだ質問はしてこなかったがそれでも聞き耳を立ててるクラスメイトや他クラス、他学年の奴等が2-F組に押し寄せてきているのだ。マジでもう止めて欲しい。鬱陶しいにも程があるし、毎回毎回こんな事に付き合わされてる俺の気持ちも考えて欲しい。

 

 

こんな事を愚痴っていても意味は無いのだが、こうなりたくもなる。はぁ………俺に安寧の場所は無いのだろうか?

 

 

ーーー2-F組ーーー

 

 

数週間もあれば痛々しかった無数の視線も慣れ、今では何ともないが、だからといって何も感じないわけではない。さっきも言ったが、本当に鬱陶しいってだけだ。

 

 

戸塚「おはよう八幡!」

 

八幡「おぉ、戸塚……」

 

戸塚「あはは……やっぱり注目されてるから疲れてるんだね。」

 

八幡「はぁ……朝から何でああも元気なのかね?俺にはサッパリだ。人の恋愛沙汰を聞いて何が面白いんだ?俺からしてみればいい迷惑だ。」

 

戸塚「それって戸部君も入ってる?」

 

八幡「当たり前だろ?俺が好き好んでそんな事聞かれたい奴だって思うか?」

 

戸塚「あはは………あっ、それとね!今日このクラスに転校生が来るんだって!」

 

 

転校生ね〜………うん、興味ねぇ。

 

 

八幡「まぁ挨拶して終わりだな、俺は。」

 

戸塚「まぁ八幡ならそうだよね。」

 

 

キーンコーンカーンコーン♪

 

 

戸塚「あっ、予鈴だね。じゃあまた後でね。」

 

 

転校生、か……だから俺の隣と後ろが空いているのか?前居た奴もなんか移動してるし、何で俺の近く?勘弁して下さいよ平塚先生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平塚「では、HRを始める……だがその前に、知ってる者も居ると思うが、このクラスに転校生が2人入る事になった。」

 

戸部「センセーセンセー!」

 

平塚「なんだね戸部?」

 

戸部「それって男子ですか?女子ですか?」

 

平塚「全くお前は………一応女子だ。」

 

 

その途端に男子は喜びに満ちた声を上げたりして頬を緩めたりしていた。よくこんな事で喜べるもんだ。相手が美少女だって決めつけてんじゃねぇの?

 

 

平塚「だが先に言っておくぞ男子諸君。君達の期待はすぐに無駄なものへと変わるぞ。」

 

 

………?どういう事だ?

 

 

平塚「では、入りたまえ。」

 

 

ガラガラッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………はぁ!!!?!??!?

 

 

柊「初めまして、私立誠教学園から転校してきました夜十神柊です!変な時期に転校になってしまいましたけど、よろしくお願いします♪」

 

涼風「同じく私立誠教学園から転校してきました、夜十神涼風と申します。隣の柊の妹です。姉共々よろしくお願いします。」

 

平塚「というわけで今日から夜十神姉妹がウチのクラスメイトになる。皆仲良くするように。それと席だが比企谷の後ろと隣だ。それから比企谷、放課後か昼休みにでも2人の学校案内をしてやれ。理由は言わなくても分かるだろ?」

 

八幡「………」

 

平塚「……比企谷、返事は?」

 

八幡「っ!は、はい……」

 

平塚「よろしい。2人も席に着いていいぞ。」

 

柊「よろしくね、はっちまんくん♪」

 

涼風「よろしくお願いします、八幡さん。」

 

平塚「それからもうすぐ体育祭も近付いてきている。体育ではそれに向けての練習もするからそのつもりでな。連絡事項はこれくらいだな。それじゃあ今日もしっかりと授業を受けるように。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「おいお前等、こりゃ一体?」

 

柊「うふふふっ♪八幡君を驚かせる作戦大成功〜♪」

 

八幡「いやそれどうでもいいから。何で転校してきたんだよ!?」

 

涼風「実は………△△避けなのです。」

 

八幡「……は?」

 

柊「最近やたらと私達に構うようになってきたからさ〜、それはもう本っ当に気持ち悪いくらいに。だからお父さんにその事を説明したら………『じゃあ八幡君の居る総武高に転校しよう。』って事になったんだ!」

 

八幡「ゴメン、色々と待って?」

 

涼風「最近の彼のしつこさには本当に参りました。なので私達はこの学校に転校する為に色々と手続きをしていたのです。」

 

八幡「………っ!まさか文化祭の日に用事があるって言ってたのは………」

 

柊「そっ♪正式な手続きをする為でした〜!!」

 

 

いやいや何してくれちゃってんの!?2人は知らないだろうけど、今この学校では俺たち3人の事で持ちきりなのよ?その張本人達が勢揃いしちゃダメだろ!

 

 

柊「というわけで、これからよろしくね八幡君!これでいつでも一緒だね♪」

 

涼風「八幡さんと一緒の高校………私はとても嬉しいです。」

 

八幡「………あぁ、そうか。」

 

 

はぁ〜……もうなっちまったもんは仕方ない、受け入れるしかない。っていうかさっきからクラスの連中の視線が痛過ぎる。ていうか由比ヶ浜、お前それどんな感情?戸部に関しても変な顔してやがるし。いや、そういう顔したいの俺の方なんだけど?

 

 

由比ヶ浜→ (゚Д゚)

 

戸部→ (*´Д`*)

 

 

なんかこれからの学校生活、波乱の予感しかないんだけど。俺、もう帰っていい?

 

 

 

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