俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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37話のコメント欄を見て思った事………△△すんげぇ目の敵にされてる。(違う意味で)人気者だなぁ。

そして自分、今日【鬼滅の刃】の映画を見に行きました!!いや何あれ反則………もう煉獄さんが本当にスゴ過ぎて(泣)




ランチTime!

 

 

柊side

 

 

やっとお昼休みね。授業の合間にある10分の休み時間には正直疲れたわ。皆して色んな事を聞いてくるんだもの。それに私と八幡君の事も………八幡君には話しかけ辛いのか、私にだけ交際の話を持ち掛けてくる。もう、私は八幡君と一緒に居たいのにどうして邪魔をするのかしら?

 

 

柊「八幡君、お昼にしよっ♪」

 

涼風「八幡さん、ご一緒しても?」

 

八幡「あぁ、別にいいぞ。」

 

柊「やった♪今日からは私が八幡君にお弁当を作ってくるから!毎朝丹精込めて作るからね♪」

 

涼風「あの、お姉様。その……私もお弁当を作るの、お手伝いをしても?」

 

柊「いいよいいよ、一緒に作ろ♪あっ、卵焼きは譲らないからね?」

 

涼風「ふふっ、分かりました。」

 

 

涼風と私、八幡君の3人分だからお弁当箱を3つ用意しなきゃならない。でも今家には3つのお弁当箱は無いから、重箱に詰めて持って来た。

 

 

八幡「予想はしてたが、重箱だったとはな。」

 

柊「お弁当箱無くってさ、ゴメンね。」

 

八幡「いや、気にしてない。自分の弁当箱なら自分が買うから。」

 

涼風「お弁当箱くらい、私達が買いますのに。」

 

八幡「いやいや弁当箱くらい俺が選んで俺が買うって。そのくらいの金ならあるから。」

 

 

けどどの道そのお弁当箱、私達が家に持ち帰るから(お弁当作るのに必要だから)八幡君が買ったとしても、八幡君の使い時って殆どないと思うなぁ。

 

けど今はお昼ご飯だよね!

 

 

八幡「おぉ……美味そうだな。」

 

柊「ふふんっ!私達、料理は好きだからね〜。まぁ、今日作ったのは私だけだけど。」

 

涼風「次からは私も作って来ますので。」

 

 

お弁当の中に入ってるのは1段目に俵お握り数個、2段目にはおかずとしてタコさんウィンナー、ハンバーグ、ブロッコリー、唐揚げ、煮たサツマイモ、ポテトサラダ、そして私の得意料理の卵焼き(カツオ節入りだよ♪)のメニューだよ♪3段目は流石に多いから2段で終わり。

 

 

柊「じゃあ食べよっか!」

 

涼風「はい、頂きます。」

 

八幡「あぁ、じゃあ頂くわ。」

 

柊「はぁ〜い、召し上がれっ♪」

 

 

多分八幡君も感じてると思う、クラスメイトからの目線が。気になるんだろうね〜私の作ったお弁当。でもあ〜げないっ!交換もしてあ〜げないっ!八幡君と涼風の為に作った特製お弁当だもん!

 

 

八幡「………うん、美味い。やっぱ柊の作る料理は美味いよな。」

 

涼風「はい、とても美味しいです。私もお姉様に追いつきたいと思っているのですが、中々辿り着けません。」

 

柊「そんな簡単に来られても困るけどね……まぁ私の場合、このお弁当には八幡君への愛情っていう最大のスパイスを使ってるからね〜。」

 

涼風「八幡さん関連ではお姉様に勝てそうにありません………」

 

八幡「張り合うなよ。」

 

柊「あっ、お味噌汁もあるからねっ!」

 

八幡「うわぁ〜気遣い完璧かよ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「そんでよ、その△△ってのは転校先の事は知ってるのか?多分だけどソイツ追ってくんだろ。」

 

涼風「今の所は何とも言えません。ですが△△さんも私達が転校した事はもうご存知でしょうし、この事を親に話してまた面談しに来ると思います。そしてその時に私達にもお会いする事を希望してくると思います。」

 

八幡「執着心も強いのか?」

 

柊「うぅ〜ん、どうだろう?中学時代を知らないから何とも言えないけど、小学と誠教時代は私達に事ある毎に絡んで来てたかなぁ………頼んでもいないのに鬱陶しかったなぁ。」

 

八幡「それって明らかにお前達に「あー止めて、本当に止めて。それ以上先は聞きたくないから。」………本当に嫌なんだな、ソイツが。」

 

涼風「彼が私達を追って転校して来なければいいのですが………」

 

柊「ちょ、やめてよ涼風!本当にそうなったら完全に私達狙いって事になるじゃん!」

 

 

それでいてこのクラスだったら絶対に八幡君の影に隠れるから私!!絡んできたとしても無視を決め込んでやるんだから!!

 

 

八幡「ズズ〜……ッ、まぁそれは無い事を願うしかねぇだろ。向こうの考えはわからないが、おじさんがその△△の親父さんになんか言えば少しは抑えられるんじゃないのか?」

 

涼風「それは最後の手段です、最初の段階でそれをやったとしてもうまく行かなかったで終わりますから。ですが今回の転校で理由を作る事には成功してます。△△さんが嫌だったから転校をした、と。」

 

柊「それで引いてくれれば良いけどね〜。」

 

八幡「それでもし相手が納豆みたいに粘着質で執着心の強い奴だったら?」

 

柊「全力で逃げる!!」

 

八幡「それがもし俺だったら?」

 

柊「真正面から受け止める!!」

 

八幡「コイツすげぇな………ブレねぇ。」

 

涼風「私も同じ気持ちですよ、八幡さん。」

 

八幡「そ、そうか………あむっ。」

 

 

あっ、お弁当箱が綺麗になってる!!八幡君、私の卵焼きを最後の一口として取っておいてくれたんだ………嬉しいっ!

 

 

八幡「ご馳走さん、美味かったわ。柊また料理の腕、上げたんじゃねぇの?」

 

柊「デートする日のお弁当、誰が作ってると思ってるのさ?八幡君に美味しいお弁当を食べさせる為の研究は毎日欠かさずにやってるんだからね♪」

 

八幡「俺も料理覚えよっかなぁ………柊に毎日作らせんのもアレだし。」

 

柊「一緒に作るっていうのもアリだよ?」ニヤニヤ

 

八幡「お前、俺を揶揄う気満々だろ?」

 

柊「やだなぁ〜そんな事ないってば〜!」

 

 

八幡君と一緒にお弁当作りなんて、まるで夫婦みたい!なんていうのは流石にまだ恥ずかしいから言えないかなぁ///

 

 

 


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