俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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兄妹の会話

 

 

八幡side

 

 

八幡「ただいまぁ〜……」

 

小町「お帰りお兄ちゃん、なんか今日はいつもの疲れとは違うね?なんかあった?」

 

八幡「あったといえばあったが、多分今日以降は無くなると思う。はぁ〜………」

 

小町「こんなに遅くなったって事は、柊さんの家でご飯食べてきたの?」

 

八幡「あぁ、まぁな。悪いな、夜中に腹が減ったら食べるから置いといてくれ。」

 

小町「オッケー。それにしてもよく毎回用意してくれるよね?行くって分かってるからかな?」

 

八幡「今日はアポ無しだぞ?それで用意してくれるってどんだけだよ。んで小町よ、つかぬ事ちょっと聞いていいか?」

 

小町「変な口調なのは突っ込まないけど、聞いてあげましょう。なぁに?」

 

八幡「………例えばなんだが、この家に松茸があったらどうやって調理する?」

 

 

これはアレだ、別にさっき松茸の天ぷらを食べたからまた食いたくなったとかではない。普通に、普通に聞いてみただけだ。まぁ、また食べてみたいとは思うけどよ、そりゃね?畑の肉って言ったら大豆だろ?野菜の肉っていうか、キノコの肉って松茸じゃね?天ぷらなのに旨味がジュワァ〜って……むっちゃ美味かった。

 

 

小町「………え、嘘?お兄ちゃんもしかして松茸食べてきたの?」

 

八幡「いや、偶々そういう話になってよ。松茸食べるのならどうやって食べるって話になったからよ。炊き込みとか焼くとか天ぷらとかあるだろ?小町だったらどうすんのかなぁって思ってよ。」

 

小町「うぅ〜ん……悩みますなぁ。因みにお兄ちゃんは?食べてみたいのは?」

 

八幡「俺は天ぷらだな、1番美味そうだしな。醤油で焼くのもありかもしれないな。」

 

小町「じゃあ小町はホイル焼きかなぁ〜ほら想像してみてよ!松茸を包んだホイルの中にバターと醤油と何か他に合うものを入れて一緒に焼いたら………」

 

 

ヤッベ、めっちゃ美味そう………

 

 

八幡「………超美味そうだ。」

 

小町「1度でもいいから食べてみたいよね〜。まぁ、小町達は人生に何回か食べられれば、それで良いよね。食べ物の話してたらお腹空いたから、小町なんか食〜べよっと♪」

 

 

………ごめん小町、俺一足先に松茸の天ぷら食べちゃったわ。ものすっごく美味しかったです。

 

 

小町「でもお兄ちゃん、何で今日はこんなに遅かったの?デートにしてはちょっと長くない?」

 

八幡「ん〜ちょっとな、デートではない。それとこれはおいそれとは説明出来ない内容だな。口の軽い堅いの問題では無いしな。」

 

小町「それって家庭の事情ってヤツ?」

 

八幡「まっ、そんなところだ。深入りするなよ?」

 

小町「しないしない!」

 

 

どうだかなぁ〜。

 

 

小町「あっ、そういえばお兄ちゃん最近部活とかどうなの?あんまりそういう話とかしてなかったから気になっててさ〜。」

 

八幡「………あぁ、部活か。そういや話してなかったよな、最近。」

 

小町「雪乃さんとか結衣さんから聞こうにも、まずは兄の口から聞こうと思ったわけですよ。あっ、今の小町的にポイントたっかい〜♪」

 

八幡「……あぁ、実は少し前にな、」

 

 

俺は奉仕部で起きた出来事をそのまま伝えた。ストーカーをされた事から始まって、今に至るまでをだ。流石に俺もこれを隠し通せる自信はねぇしな。小町だって雪ノ下と由比ヶ浜の連絡先知ってるしな。

 

 

小町「そっかぁ……そうなんだ。お兄ちゃんが席を残してくれたのは小町は少し嬉しいかな。」

 

八幡「何でだ?」

 

小町「小町もね、奉仕部に入りたいなぁ〜って思ってたんだ。けどその中にお兄ちゃんが居ないんだとしたら、なんかちょっと行く気無くなっちゃってたかもしれないしね。だからちょっと嬉しい♪」

 

八幡「来年になったら抜けてるかもしれないぞ?柊とだって出掛けたりしたいからな。」

 

小町「うわぁこのタイミングで惚気るの?小町的にポイント低〜い。」

 

八幡「マジトーンでそれ言うのやめろよ。けど俺だって最初は抜けてやろうって思ってたんだぞ?平塚先生がアレを言ってなけりゃ、確実に退部してただろうしよ。」

 

小町「まぁ確かに雪乃さんと結衣さんのやり過ぎかもね〜。お兄ちゃんは?復帰とか考えてないの?関係修復とかさ。」

 

八幡「復帰は考えてない。修復もそうだ。けど2人にはそれとなく伝えてある。お前等でなんとかしてみろって。まぁ、現状を言うとあまり変わってねぇけどな。」

 

 

俺も特にアイツ等にしてやろうとは思ってない。仮に思ったとしても、その行為は俺の欺瞞によるものだ。本意じゃない。なら俺は何もしない方が良いだろう。アイツ等が俺と本気で関わる気があるのなら、その内行動を起こすだろうしな。

 

 

小町「お兄ちゃん。お兄ちゃんも偶には自分から声を掛けてあげてよ?幾らあの2人がやり過ぎたとはいえ、放置っていうのもちょっと可哀想だしさ。」

 

八幡「週1でも良いなら偶にはやってやるよ。あまり気は進まないけどな。けど話題とかには期待するなよ?あくまでも俺からあの2人に吹っかけるってだけだからな?」

 

小町「そこはお兄ちゃんも少しは考えなよ……柊さんとの会話の幅も広がるかもしれないんだしさ。」

 

 

おぉ、そう考えるとやる気が出るな。よし、少し真面目に考えてみるとするか。

 

 

 

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