俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

51 / 300

やったぁ〜!お気に入り登録者数1,000突破〜!!

正直、この作品では行くとは思ってなかったです……皆さんが呼んでくださるおかげです、ありがとうございます!!




夜十神家の朝

 

 

柊side

 

 

柊「♪〜」

 

涼風「♪〜」

 

 

はい、皆おっはよぉ〜!!夜十神柊だよっ♪今日は秋のイベント第2弾、体育祭の日でぇ〜す!!なんかやっとだね、うん!でも個人的には体育祭ってあんまり楽しみじゃないんだ。じゃあ何でそんなにテンションが高いんだって?知りたい?ねぇ知りたい?ふふふぅ〜ん、特別に教えてあげるっ♪その理由はぁ〜………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柊「はい、ごま油を使った卵焼きの完成〜♪」

 

涼風「お姉様、私の方もチーズの卵焼きが仕上がりました。」

 

柊「丁度だね、じゃあ切り分けて入れよっか。」

 

涼風「はい。」

 

 

私達のお弁当を作ってるからだよ♪それに今日は体育祭だからね、いつもはお弁当箱だけど、今日は重箱にして持ってくよ♪それに今日は妹の涼風と一緒に作ってるんだよね。八幡君、何回(まだ転校して2〜3週間)も私達のお弁当食べてるんだから、ちゃんとどっちが作ったのかを当ててよね?

 

 

紫苑「ふふふっ、やっぱり早起きしてお弁当を作ってたのね?」

 

柊「あっ、お母さんおはよう!」

 

涼風「おはようございます、お母様。」

 

夜十神母「えぇ、2人共おはよう。ふふっ、精のつきそうなお弁当ね。重箱って事は八幡君とか3人で囲んでって事かしら?」

 

柊「うん!誰がなんと言おうと、このお弁当は私達も八幡君の3人だけのお弁当だもん!!誰にもあげたり、交換したりなんてしないんだも〜ん!!」

 

涼風「……との事らしいです。」

 

紫苑「まぁ柊は八幡君一筋だものね、他の男の子には興味無いでしょうから。あっ、聞きたいのだけど、朝ご飯って用意してあるのかしら?」

 

柊「してあるよ、和食メインだけど。」

 

紫苑「そう、よかったわ。柊が料理に夢中になり過ぎてなくて本当によかったわ。」

 

 

うっ、お母さんまだ覚えてたんだ………

 

 

涼風「あの時は宮間さんが早起きをしてくれて本当に助かりました……まさかお姉様が八幡さんへお弁当を作るのに夢中になり過ぎて、食材を使い過ぎてしまったのですから。」

 

柊「本当にすみませんでした……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「いただきます。」」」」

 

 

と弁当も作り終わってから数時間、お父さんとお母さんと涼風と私の4人家族全員で朝ご飯を食べている。我ながら良い出来だよ、この卵焼きっ♪

 

 

御影「今日は確か体育祭だったね?本当なら見に行く予定だったんだけど、大事な会議があるからね。2人には申し訳ないんだけど。」

 

柊「大丈夫だよお父さん、お父さんが忙しいのは私も涼風も知ってるんだから。それに宮間さんを側近に連れて行くんでしょ?ならお母さんは見に来てくれるんじゃないの?」

 

紫苑「えぇ、流石柊ね。私は見に行くから。貴女達と八幡君の頑張ってる姿をしっかりと撮ってあげるから安心しなさい。なるべくツーショットも撮れるようにするわ。」

 

柊「そこは本当にお願い!!」

 

涼風「私も強く希望します!!」

 

御影「はははっ、本当に八幡君は娘達から好かれているね。」

 

柊「当たり前!!だって婚約してるんでしょ?」

 

 

御影(いや、婚約の話は嘘なんだけどなぁ………けど今更否定しても別に意味は無いし、2人だったら僕も安心出来るから、そのままでいいよね?)

 

 

涼風「近い将来、私の義兄になるお方です!それに八幡さんなら私は全てを信じられますから!!」

 

紫苑「物凄い信頼ね……これなら将来も安心じゃないかしら?ねぇあなた?」ボソッ

 

御影「そうだね。八幡君がウチの会社の就職に望んでも望まなくても、柊とは結婚させるしね。あんな事があったのに、柊の心を掴んだ子だ。ウチに引き入れない方がおかしいさ。」ボソッ

 

紫苑「ふふ、そうね。それに内気な涼風からもあんなに好かれてるんだもの、八幡君を逃すなんて選択は無いわね、絶対に。」ボソッ

 

涼風「お父様にお母様、2人で一体何をコソコソされているのですか?」

 

御影「ん、いや?ただ八幡君と柊を結婚させるとしても、婿入りか嫁入りかどっちになるのかと思っていただけだよ。」

 

柊「でもきっと八幡君なら、こっちに婿入りに来るって私は思うよ?」

 

紫苑「なんでそう思うの?」

 

柊「だって八幡君ならそうしそうだもん。」

 

 

八幡君なら、私を比企谷には連れて行かないと思うなぁ。私の中での八幡君なら『俺の家に嫁いだら、嫌でも大変だぞ?なら俺がそっちに行った方がまだ楽だ。』って言いそう。

 

 

紫苑「ふふふっ、女の勘ってヤツね?」

 

御影「まぁ、それは本人とあちらの両親に聞いてみないと分からないね。まぁ僕としては、こっちに来てくれると嬉しいなぁ………義息子と相手出来るんだからね。今でも偶にしてもらってるけどさ。」

 

涼風「結論は、私達家族全員は八幡さんの婿入りという事ですね。」

 

紫苑「おかしな朝の会議ね?柊、涼風、そろそろ出る時間も近くなってきたわよ?」

 

柊「あっ、ホントだ!まぁ荷物も全部昨日の内に済ませてあるから、余裕だけどね〜。」

 

涼風「ですがお姉様、お早めにお口と手を動かして頂かないと、私が八幡さんを1人占めする事になってしまいますが?」

 

柊「待って!!食べる!すぐ食べるから1人で行かないで!!私を置いて八幡君とイチャついて登校しないで!!」

 

 

それだけはぜったいにゆるしません!!!

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。