俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

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不屈の意思

 

 

森崎side

 

 

「へへ、これでいいのか?こんな仕事でこんな大金貰ってよ?」

 

森崎「あぁ構わない、よくやったなお前等。その金は好きにしろ。」

 

 

ははははっ!やったぞ、漸く夜十神さん達と3人きりになれる!奴等の周辺を1ヶ月調べた甲斐があった!今頃あのクズも狼狽えてるに違いないっ!!

 

 

柊「………」

 

涼風「私達をこんな所に誘拐して、一体どうするおつもりですか!?それにこんな事をして、ご両親や私達の両親が黙っていません!!」

 

森崎「うるさいっ!!君達が悪いんだ、君達があんなクズと一緒に居るから、しかも柊さんは付き合ってるだなんて……いい加減に目を覚ますんだ!!夜十神さん達が関わっていいような奴じゃないんだよ、アイツは!!」

 

涼風「お言葉ですが、私達の意見は変わりません!!貴方がなんと言おうと、私達は八幡さんと関わり続けます!!」

 

森崎「くぅ………まぁいい、此処に君達を連れて来たのは要件があったからなんだ。」

 

涼風「要件?こんな誘拐までしておいて何が要件ですか!!」

 

森崎「落ち着いて聞いて欲しい。君達にとっても悪い話じゃないから。1つ目、夜十神柊さんはあのクズと別れる。何度も言うけど、君達とあのクズは関わり合うべきじゃない。」

 

柊「………」

 

森崎「2つ目、その後に僕と婚約をする。そうすれば、夜十神家と森崎家はより良い関係になる。」

 

涼風「っ!………」ギリッ!

 

森崎「最後に3つ目、誠教学園に戻ってくる。君達に相応しいのは僕なんだ、他の学校に行くなんて、あり得ないよ。」

 

 

完璧だ………これなら2人も納得するだろう。それにだ、あんな雑草でクズな奴はもう要らない。むしろ夜十神さん達に寄生していただけの害虫だ!

 

これからはそうならないように、僕がしっかりと守ってあげないと!僕は警備員の両親の息子なんだ、納得してもらえる。今はまだ難しいけど、社長にも分かってもらえる筈だ。

 

 

森崎「答えは「当然お断りです!!そんな条件、誰が呑むものですか!!」なっ!?な、何故なんだ!!あんな奴といても碌な事が無い!!そんな生活を送るよりも、僕と一緒に居た方が楽しいに決まってる!!」

 

涼風「貴方の価値観で物事を決めないでください!!人攫いをするような方に誰がついていきますか!?貴方のような方、八幡さんと比べるのも烏滸がましいです!!」

 

森崎「なっ!!?こ、このぉ………っ!柊さんはどう思ってるのかな?」

 

柊「………」

 

 

 

柊さんは相変わらず口を固く閉ざしたまま、喋らずその場に居るだけだった。

 

 

涼風「お、お姉様?」

 

柊「涼風、お話は終わった?」

 

涼風「(あぁ、この場に居る全員見えなくなった、というわけですね?)はい、終わりました。それと今、その1人がこんな条件を出して来ました。」

 

 

な、何をしているんだ?あの2人は?それに柊さんは聞こえていた筈、なのにどうしてまた教えてもらってるんだ?

 

 

柊「………ねぇ涼風、ソイツってバカなの?呑むわけないじゃん、そんな1ミリも魅力の無い条件、誰が受けるの?」

 

森崎「んなぁっ!!?」

 

涼風「お姉さまの仰る通りです!!私達の意思は変わりません!!貴方の出した条件、私達は絶対に呑みません!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい依頼人さんよぉ。この娘流石にうるさ過ぎやしねぇか?外までキャンキャン声が響いてきてるぜ?どうやら自分の立場が理解できてねぇみたいだから、分からせてやるってのはどうよ?」

 

 

………はははっ、まぁ僕の本命は柊さんだ。涼風さんはおまけみたいなもので頂こうとは思ってたが、先に食うのもアリだな。

 

 

森崎「そうだな、先に口を黙らせる事にしよう。1度でいいから触ってみたいと思ってたところだ、僕達しか居ないんだ、堪能しても誰も文句は言わない。」

 

「おいおい俺達にもヤラせろよ……その為に言ったんだぜ?」

 

森崎「僕がした後にしろ。最初は僕だ。」

 

涼風「や、やめて下さい!!」

 

森崎「君の物分かりが悪いからこんな事になったんだ、恨むのなら自分を恨むんだね。さぁて、むふふふぅ〜♪」

 

 

涼風(八幡さん、助けて!!)

 

柊(八幡君、助けて!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

pipipi…pipipi…

 

 

森崎「チッ、誰だ良い時に!はぁ?不明発信者?一体誰だ……もしもし?」

 

八幡『よぉ、俺の彼女とその妹が世話になってるようだな?その礼をしに来た。』

 

森崎「お前、比企谷八幡か!!?はっ、残念だったな!お前に俺達の居場所が分かるか?見つけられるものなら見つけて『頭の悪い奴だ。』な、何だと!?僕をバカにするな!!」

 

八幡『俺が今なんて言ったのか、覚えてないのか?【礼をしに来た。】って言ったんだぞ?』

 

森崎「………っ!!?ま、まさか!!」

 

八幡『首洗って待ってろよ、最底辺の人間。』ブツッ

 

 

な、何故だ!!何故場所がバレた!?いやだが問題ない、まだ僕にはコイツ等が居る!!

 

 

森崎「おいお前等、新しい仕事だ!!今から来る奴をボコボコにしろ!!」

 

「んだよ、そのくらい自分でやれよ………まぁいい、報酬は高くつくぞ?」

 

 

くっはははは、お前もこれで終わりだ!目の前で好きな人を奪われるところを無様に見ていればいい………はははははっ!!

 

 

 

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