柊side
柊「八幡君、ソレ何?いや本当に。」
八幡「俺も聞きたいくらいだ。」
涼風「なんと言いますか、滅茶苦茶ですね。」
柊「私はその件に関して物申したい気分だよ、八幡君。」
八幡「じゃあ2人同時に言ってみてくれ、今何に対して呆れているのか。行くぞ、せーのっ。」
2人「告白を遊びだと思ってるの?(ですか?)由比ヶ浜さんって。」
八幡(やっぱり。俺も最初の戸部の依頼については指摘して変更をしたから、そこは2人も納得してた。そしてその後の由比ヶ浜の対応、というよりも態度だ。あの時は俺もそんなに強くは言わなかったが、戸部はフォローを入れるだけでいいと依頼してるのに、何故そんな依頼に対して『つまんない。』という言い方をしたのかだ。恐らくその場に柊が居たら、間違いなく由比ヶ浜に集中砲火を浴びせてる事だろう。『告白をナメているのか!?』とか『一世一代の告白は遊びじゃない!!』とか言ってそうだしな。今も言いそうな顔してるけど。)
涼風「それで、由比ヶ浜さんはお1人で戸部さんのサポートをしていると?」
八幡「あぁ、よく分からんサポートをな。その点に関しては、告白が終わった後にでも色々聞く予定だけどな。戸部から。」
柊「そっか。けどさ、言い方すっごくムカ〜って来た!!何さつまんないって!!1から教えてあげようかぁ!!?告白は何たるかをっ!!」
涼風「1番協力的な態度だったとはいえ、あの発言はどうかと思います。戸部さんが居なかったのも幸運ですね。」
八幡「あぁ、そうだな。由比ヶ浜が戸部にフォローやサポート入れるのは由比ヶ浜の勝手だが、何故俺も一緒にやる流れになっているのかは意味不明だったけどな。」
柊「さっきのロビーの時でしょ?あの子フォローの意味分かってるのかな?」
もうそこまで突っ込む気も無いけど、奉仕部の理念って『飢えた人に魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教える。』だよね?自立を促すんだよね?なのにあの子がやってるのは何?もうお手伝いの領域じゃん!それフォローじゃなくてヘルプッ!!
八幡「多分分かってない、アホだから。」
涼風「八幡さん、それはどうかと………」
八幡「じゃあ千葉の名物はと聞かれて、答えが味噌ピーと茹でピーって答える奴が頭良いと思うか?」
涼風「………」
うん、私も涼風と同じ思い。その子アホだね。
ーーー呉服店ーーー
八幡「俺も着替えるのか?」
柊「その方が良いじゃん♪折角の京都なんだよ?なら服装もそれっぽくしないと♪」
八幡「俺は着物着るだけ無駄だと思うんだがなぁ。着物に着られてる人間って思われるだろ。」
涼風「まぁまぁ。私達は八幡さんの着物姿を見た事が無いのです、これを機に着物姿を見せては頂けませんか?」
よし来たっ!涼風の上目遣い&涙目攻撃!これは《みずタイプ》の攻撃だから八幡君にも効果はある筈!さぁどうする八幡君!?
八幡「分かった着る、着るからその顔をやめてくれ。俺が悪い事したみたいになるじゃねぇか。」
柊「よしっ、涼風の勝ちっ!」グッ!
八幡「何を言ってんだアイツは?」
涼風「きっと着物を着てくれるのが嬉しかったのでしょう。後は脳の中で変な事でも考えていたのでしょう。」
八幡「………そうか。」
ーーー数分後ーーー
「なぁ、アレ………」
「うわっ、メッチャ綺麗やん………」
「何やアレ、ごっつ可愛えぇやん。」
「嘘やん………あんな美人おった?」
柊「えへへ、凄い注目だね……」
涼風「うぅ、恥ずかしいです……///」
八幡「流石と言うべきなんだろうな、やっぱ美人で着物着てると注目されるもんなんだな。」
柊「何で八幡君は注目されないのさ?着物着てて物凄くカッコ良くなってる筈なのに!」
八幡「俺はアレだろ、目が濁ってっからだろ。目で台無しになってるパターンだって。」
柊「……なんか納得出来ないんだけど。八幡君カッコ良いのに。」
涼風「ですがお姉様、逆に思えば良いのです。私達しか八幡さんの魅力に気付いていないと。他の方々は八幡さんの魅力に気付けていない、そう思えば多少は、いえ、大分良くなると思います。」
柊「成る程……八幡君の魅力に気付けていない有象無象が殆どで、それに今この場で気付けているのは私と涼風の2人だけ………えへへ、良いねソレ♪」
八幡君の魅力に気付いているのは私と涼風の2人だけ………えへへぇ〜♪
八幡「有象無象って言い方が少し気になるが、柊の機嫌を良くしてくれてありがとな、涼風。」
涼風「いいえ、これくらいお安い御用です。」
八幡「頼りになるな、涼風は。」ナデナデ
涼風「あ………あぅ……/////」モジモジ
「ねぇ、あの男の人見て。さっきは不釣り合いって思ったけど………」
「せやね、笑うと男前やん………」
「あの人、なんかタイプやわ。ギャップあって良えと思わへん?」
「同じ事思った!アタックしてみよか?」
っ!!何か良く無い気配を感じる!!
柊「ほら八幡君、涼風!早く行こっ!時は有限なんだから早く楽しもうよっ!」
八幡「分かったよ、じゃあ行くか。」
涼風「は、はい……/////」
柊「それから八幡君、後で私の頭も撫でるように!!いいえ、撫でてくださいっ!!」
八幡「欲望に忠実だな、お前。」