俺、実は彼女がいるんだ………   作:生焼け肉

8 / 300
旅行!

 

 

八幡side

 

 

総武高校の1学期も終わって、今は夏休みに入った。俺からしてみれば、つまらない学校生活が漸くお休みになってくれた事がありがたく思える。それにあの部室にも当分は行かなくて良くなったってのもありがたい。まぁ、休みって事はいつしかそれは終わるって事なのだが、今はこの休みを満喫しよう。

 

ちなみに俺は今、泊まりで出掛けている。その場所はというと………

 

 

柊「あぁ〜すっずしぃ〜♪八幡君と涼風も早く早く〜!外の風が気持ち良いよ〜!」

 

涼風「お、お姉様……待ってください。」

 

八幡「相変わらずだな………」

 

御影「いやぁ八幡君、急な誘いなのに来てくれてありがとう。元々誘う予定だったんだけど、紫苑がサプライズにしようって聞かなくてね……」

 

紫苑「いいじゃないの。八幡君ならこのくらいの事、許してくれるわよ、ね?」

 

八幡「まぁ、連れて来てもらってるので……しかも北海道旅行に。」

 

 

そう、俺は日本47都道府県ある内の最北の地である北海道に居るのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柊「それにしてもお父さんとお母さんも酷いじゃない!行く寸前になるまで八幡君の事を黙ってたなんて!教えてよー!」

 

紫苑「あら?それじゃあ言っておいた方が良かった?サプライズなのに?」

 

柊「………お母さんありがとう、大好き♪」

 

涼風「お姉様ったら、調子良いんだから。」

 

八幡「調子が良いのも元気が良いのもいつもの事だろ。まぁ、そこが良いまである。」

 

柊「さっすが八幡君、私の事よく分かってるわね!けど、小町ちゃんは大丈夫だったの?私と八幡君の関係、知らないんでしょ?」

 

八幡「あぁ、だから書き置きだけ残しておいた。」

 

柊「なんて?」

 

八幡「友達と一緒に旅行に行くって。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柊「ぷっ、あはははははは!!!八幡君に友達?ふふふふふっ、居るわけないのにね〜!」

 

涼風「お姉様、八幡さんに失礼ですよ!」

 

紫苑「そうよ柊、少し笑い過ぎよ。」

 

八幡「別にいいんですよ、気にしないでください。俺に友達が居ないのは本当の事ですから。まぁ、最近1人だけ出来ましたけど。」

 

 

戸塚は今までに出会って来た奴等とは根本的に違う。多分柊も戸塚となら友達になれるだろう。

 

 

柊「は、八幡君に………とも……だち!?」

 

八幡「おい、その反応は流石に失礼だぞ。」

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

御影「しかし、自然が豊かで良い場所だ。北海道に住んでいる人達が羨ましいな。僕達が住んでいる所は住宅やビルが多くなってきているから、緑が少ないしね。」

 

涼風「えぇ、とても穏やかな気持ちになれます。あの草原に寝転んだらどれだけ気持ち良いか………」

 

柊「あっ、それ私もやってみたいかも!ねぇ八幡君、もし丁度いい草原があったら腕枕してねっ♪」

 

八幡「芝生の枕じゃダメなのか?」

 

柊「八幡君が居る時は八幡君の枕を使った方が良いじゃない。これ常識!」

 

八幡「へいへい、腕枕とついでに抱き枕になる運命なんだな、俺は。」

 

紫苑「あらあら。」

 

 

ーーー温泉旅館ーーー

 

 

御影「よし、着いたぞ。此処が3日間泊まる旅館だ。」

 

柊「わぁ〜立派!!」

 

涼風「とても立派ですね。」

 

八幡「……絶対高級旅館だろ、此処。幾らしたのか考えたくもないな。」

 

紫苑「八幡君は気にしなくてもいいわよ。いつも柊がお世話になってるお礼だと思って。」

 

涼風「いつも姉がお世話に……いえ、ご迷惑をお掛けしていますので。」

 

柊「ちょっと涼風、それってどういう意味?」

 

御影「まぁまぁ、チェックインして荷物を置いてから観光に行こうじゃないか。」

 

 

早速俺達は旅館の中に入って部屋に入ろうとしたのだが、問題が起きた。

 

 

柊「どうしてよ!?どうして私と八幡君が別々でないといけないのよ!」

 

涼風「男女別々にするべきです!お姉様のお気持ちは分かりますが、少しは自重して下さい!」

 

 

………姉妹が部屋割りで揉めているのだ。俺はおじさんと柊、どちらでも構わないんだが、柊は俺と一緒でないと嫌なのだろう。部屋は3つ取ってあるんだが………1人だけ1部屋使えるって個人的には凄い贅沢にも感じるけどな。

 

 

涼風「お父様とお母様からも何か言って下さい!旅館の中でくらいは節度を守れと!!」

 

柊「ちょ、何よそれ〜別にいいじゃない!!恋人と一緒に居たいって思うのは当然でしょ!?お父さんとお母さんもそう思うでしょ!?」

 

 

なんとも可愛い姉妹喧嘩だ……此処は俺が1人になるべきか?

 

 

八幡「じゃあ俺が1人に「それは絶対にダメ。」いや、そんなに言うのなら「お姉様が八幡さんの部屋に忍び込むのでダメです。」さ、さいですか……」

 

御影「うぅ〜ん、普段は泊まりなんてしないから、こういう時くらいは一緒でも良いんじゃないか?それに八幡君なら柊の良い抑止剤になるだろうしね。」

 

紫苑「そうね。涼風、今回は我慢しなさい。」

 

涼風「……はい、分かりました。」

 

柊「ふっふーん、私のかc「けど柊、旅館内で煩くしたり、走り回ったりしたら………すぐに私たちの部屋に来てもらいますからね?分かりましたか?」………は、はい、分かりました。」

 

紫苑「よろしい。」

 

 

流石は柊と涼風の母親だ、扱いに慣れてる。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。