目覚めたらまさかの竈門一家の一人で禰豆子となぜか炭治郎が鬼化していた件 作:時長凜祢@二次創作主力垢
里の人々に基礎的な火薬の使い方と、どう言う場面で使うべきかを教え、無一郎君にも、火薬の使い方の中で最も鬼に有効打を与えることができる方法を教えた私は、玄弥を連れ、人が少ない場所へと足を運んだ。
彼が言い淀んだ言葉・・・・・・それを教えてもらうために。
「それで?玄弥の戦い方って?」
ある程度離れた場所まで玄弥を連れてきた私は、彼の口から独自の戦い方を説明してもらうために問いかける。
原作を読んでいるため、内容を知っているが、この世界で過ごしていた私は、それを知らないのだから、彼から話を聞かなくてはならない。
「・・・・・・俺は、優緋や柱の人、それと、優緋と一緒にいた獪岳って奴みたいに呼吸を使えないんだ。
どうも、呼吸が体に合わねーらしくてさ・・・・・・。その代わり、別の戦い方を使って、鬼殺隊として頑張ってたんだ。」
私の言葉を聞き、彼はすぐに口を開く。
私は、彼の言葉に耳を傾けながら、玄弥を真っ直ぐと見据える。
「俺の戦い方は、鬼喰いって言って、いわゆる、鬼の一部を取り込むことで力をつけて、その上で日輪刀や、これを使って滅殺してる。」
そう言って玄弥が見せてくれたのは南蛮銃。
刀もそうだが、目覚めた先の別の世界で、本来ならば触れることがないはずの様々な武器に触れることになろうとは・・・・・・。
そんなことを思いながら、南蛮銃を見つめていると、玄弥が再び口を開く。
「これだけでも、雑魚の鬼なら狩ることができる。だけど、十二鬼月とかを相手にすると、後一手が足りない気がしてさ・・・・・・。
そんな中、里の奴らが、優緋が爆薬丸の使い方を教えるって言ってるのを聞いて・・・・・・」
「それで、今日、あの場にいたわけだ。」
私の言葉に、玄弥は頷く。
そして、真剣な眼差しで私をまっすぐと見据えてきた。
「頼む!!俺にも爆薬丸の・・・・・・音柱が使ってる戦い方を教えてくれ!!
少しでもいいんだ!!さっき、優緋が里の前で見せた、もう一つの爆薬丸の使い方を教えてくれないか!?」
玄弥から真剣な眼差しでそのように問いかけられて、私は少しだけ考え込む。
まさか、毒爆薬の方ではなく、もう一つの爆薬の使い方を問われるとは思いもよらなかった。
一応、私は宇髄さんと肩を並べて刀を振るっていたし、“透き通る世界”を併用しながら連携できるようにと行動の一つ一つを見ながら動いていたため、彼の戦い方は把握することができているが、あれは教えられるような技術じゃない。
私でも、軽い真似事として爆薬を自ら起爆させることはできるが、教えられるかと言われたら無理である。
それに、この爆薬丸はかなりの爆破威力を持つため、あまり教えることはできない。
「そうだね・・・・・・爆薬丸の使い方程度ならまぁ、教えられるけど、宇髄さんのような戦い方はあまりおすすめできないよ。」
「何でだよ!?優緋だってできるんだろ!?」
噛み付くように告げられた問いかけに、少しだけ私は表情を曇らせる。
確かに、私は宇髄さんと同じように自ら起爆することができる。だが、それは自身が持ち合わせている日輪刀の長さがあるからであり、玄弥が持ち合わせているサイズの日輪刀ではかなり厳しい。
「確かに私はできるよ。だけど、それは日輪刀の長さがしっかりとあるからなんだ。
あれは、打刀の長さがしっかりあれば、爆発の範囲外から起爆することができる。だけど、玄弥の日輪刀は、脇差くらいの長さに見えるよ。」
「!」
私の言葉に、玄弥は目を見開く。
そして、自身が背中側に携えている日輪刀に視線を向けた。
「もう一つの爆薬丸の爆発威力を君も見ただろ?あの爆発力を、その日輪刀の長さで意図的な起爆をしたとしたら、間違いなく玄弥も巻き込まれて、命の危険がある。」
「・・・・・・でも・・・・・・」
「でもじゃない。厳しいことを言うようだけど、玄弥の日輪刀では自ら起爆するのは不可能だ。
刀の切先で起爆したところで、巻き込まれて命を落とす・・・・・・運良く命だけ助かったとしても、四肢の喪失は免れないのが確定している。
お兄さんに謝りたいんだろ?その前に自ら命を失うような選択をしてどうするんだ?」
「・・・・・・・・・。」
私の言葉に、玄弥は黙り込む。
物言いたげな様子を見せているが、私が言った命を失う可能性に、彼も言い返せない様子を見せている。
「・・・・・・毒爆薬の方なら、幾つも使い方がある。爆発の規模もそこまで大きくないし、これの使い方の基本的なものや、応用なら教えられる。
ただ、これは藤の花の毒が使われてるからね・・・・・・。鬼を喰らうことで戦う力を得ている玄弥に、どんな影響がでるか・・・・・・」
「だったらそれでもいい!!優緋が使ってる、爆薬丸を使った戦い方を教えてくれ!!」
「・・・・・・わかった。一応、宇髄さんの戦い方を参考にした、もう一つの爆薬丸の使い方も教えるけど、自ら起爆する戦い方だけは諦めてもらえるかな?」
「・・・・・・わかった。」
そんな玄弥の姿を見て、私は少しだけ考え込んだあと、自身が教えられる範囲を提示すれば、彼は渋々ではあるが、その話を飲み込んでくれた。
それならと、私は玄弥に自身が使っている技術を教えるのだった。
܀ꕤ୭*
爆薬丸を使用しながらの戦い方・・・・・・それを教えるのは中々大変だった。
爆薬を爆破しながら教えるわけにもいかないため、程よい大きさのどんぐりなどの木の実を使った教え方しかできなかったために。
まぁ、里の人達にも、どんぐりや石ころを使った教え方をしたため、苦ではなかったけど。
・・・・・・私が教えた戦い方は、爆薬丸を鬼に投げつける方法と、爆薬丸を投げつけると同時に、銃による起爆をする方法だ。
玄弥の戦い方を見せてもらったが、この2種類ならば、玄弥でも十分使えると思ったため、提案してみたところ、彼はすぐにその方法を教えて欲しいと言ってくれた。
ただ、方針が決まったあとが大変だった。
なんせ、鬼のような動き回る大きな的ではなく、滞空する爆薬丸を撃ち抜かなくてはならないために。
玄弥もかなり苦戦しているようだった。
豆粒にも近いサイズの爆薬丸を撃ち抜かなくてはならないのだから、当然かもしれない。
「くっそ!!中々当たらねー!!」
あまりにも当たらないため、頭を抱えてしまう程だ。
何度も木の実を投げては撃ち抜き、石ころを投げては撃ち抜きの繰り返し訓練なのだから、頭がバグりそうになるのも仕方ないかもしれない。
「どうやったら当たるんだよこんな小さい奴!!」
「そうだね・・・・・・こればかりは滞空時間の計算とかも重要になるからなんとも・・・・・・。感覚で覚えていくしかないかもね。」
「そんなんじゃすぐに使えねーじゃねーか!!良い方法ねーのかよ!!」
玄弥から怒鳴りつけられ、申し訳なさを抱く。
こうなったら、彼ができるまでしっかりと練習に付き合って行くしかなさそうだ・・・・・・。
最近の傾向から、話が獪岳VS煉獄さんの流れになりそうなのでここで一つアンケート。最終的な√は・・・
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これまで通り煉獄さん√へ
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獪岳が巻き返す獪岳√へ