目覚めたらまさかの竈門一家の一人で禰豆子となぜか炭治郎が鬼化していた件 作:時長凜祢@二次創作主力垢
二発分の銃声が響くと同時に、側にいた積怒の頚が一瞬にて吹き飛び、可楽はまさに、皮一枚だけで頚を繋げている状態になっている。
それを見た玄弥は、腰に下げていた脇差サイズの刀剣を引き抜き、可楽へと近寄った。
「おおおお。これは楽しい。面白い。初めて食らった感触の攻撃だ。」
一方の可楽は、楽しげに笑いながら首元の切り口をあえてゆっくりとしたスピードで修復していく。
薄皮一枚で繋がっているだけの状態である可楽の頚を、玄弥は容赦無く斬り落とす。
原作では、炭治郎が玄弥にただ頚を斬るだけでは倒せないと知らせていたが、私はそのことを彼に告げることなくその姿を見据えた。
可楽と積怒の頚が離れる中、再び斬り離された頚から胴体が現れ、新たな鬼を作り出す。
“透き通る世界”を使い、どこに半天狗の本体があるのかを探すが、最大まで分裂を作り上げた半天狗の分身の中に、あの小さな本体は紛れ込んでおらず、今は見つけることができなかった。
しかし、すぐに自分の方に近寄ってきている気配に気づき、その場で刀を振り上げれば、短い悲鳴がその場に響く。
同時に私は、その場で床を蹴り上げ、玄弥の側にあったもう一つの気配を切り裂いた。
「うお!?って優緋!?どうなってんだこれ!?」
刀を振るったことにより感じ取れた確かな手応えと同時に、玄弥の側に並べば、驚いた様子の彼に話しかけられる。
私は四つの半天狗の気配に対して警戒を行いながら、静かに口を開いた。
「玄弥がさっさと斬るから説明するの忘れちゃったけど、上弦の鬼は、場合によってはただ頚を斬るだけじゃ倒せない。
上弦の陸がそれでね。あの二体は、二人で一つの鬼だったから、同時に頚を落とさなくては勝つことができなかった。
多分、この鬼もそれに近い。核となるものを狙う必要があると思う。」
「それを早く言えよ!?核ってどこにあんだ!?」
「今探してる。警戒を怠らないで!!」
頚を斬ったにも関わらず、ピンピンしてる半天狗を見て、混乱したような様子の玄弥に説明をすれば、彼は一瞬目を見開いたのち、すぐに武器を構え直した。
私もすぐに刀を構え直し、再び口を開く。
「こいつら、頚を斬られることに関して頓着しているように見えない。核を常に探しているけど、戦いながら探すことになると思う。協力してもらうよ。」
「言われなくても協力する。だから核を見つけたら教えてくれ。」
「・・・・・・お兄さんに会うために頑張ってるって話をしてたもんね。わかった。玄弥の手柄になるように、こっちも協力するよ。」
玄弥のサポートは惜しまないことを告げれば、玄弥は口元に笑みを浮かべたのち、南蛮銃と脇差を構えた。
その姿を見つめながら、私は背中にあった木箱を二回叩く。その瞬間、箱の中から炭治郎と禰豆子が姿を現し、それぞれ姿を戦いやすいものへと変化させる。
「優緋の弟たち!?」
「相手も四体だから、分散させるにはちょうどいいからね。炭治郎。禰豆子。無理はしないように。なるべく一体だけを狙って。」
「わかった!」
「う!!」
私の言葉を聞き、炭治郎は日輪刀を構え、禰豆子も戦闘モードに切り替える。
それを確認しながら、視線を巡らせれば、独特な笑い声が辺りに響いた。
「カカカッ!!喜ばしいのう!!分かれるのは久方ぶりじゃ!!」
「何を笑っている空喜!!分裂していながら真っ先に斬られているではないか!!腹立たしい・・・・・・!!哀絶!!貴様もだ!!童の一人くらい始末しろ!!」
「そこまで叫ばなくとも聞こえている・・・・・・。」
半天狗の分裂であり、新たに現れた空喜と哀絶。しかし、真っ先にこちらに攻撃をされる前に攻撃の手を私が見切ったからか、積怒からどちらも叱咤される。
叱咤されてもなお、こちらに攻撃を仕掛けようとしている空喜は、持ち前の速さを利用して勢いよく私の方へと近寄ってきた。
「俺の動きを真っ先に見切って攻撃してくる小娘に出会ったのも久方ぶりじゃ!!喜ばしいのう!!俺が殺してやろう!!」
「うっわ、真っ先に狙ってきやがったよこの鳥野郎。」
かなりの速さで距離を詰めてくる空喜を見て、“透き通る世界”で動きを把握しながら、挑んできた空喜の足を斬り裂き、その頚を狙うように刀を振るう。
しかし、空喜は脚を斬られるだけで攻撃を回避し、同時に、こちら側が斬った脚で相打ちを狙うかのような動きを見せる。
ダメージはあまり受けたくないため、すぐに脚を細切れにすることでダメージを受けることはなく、攻略する。
だが、その瞬間、こちら側に振られた槍の一撃に気づき、私はすぐにその槍を捌き、容赦なく腕を切り飛ばした。
「優緋!?大丈夫か!?」
「うん。問題はないよ。全て捌ける範疇だったし。」
「平然と言うなよ・・・・・・」
心配して損したと言わんばかりの様子でツッコミを入れてくる玄弥に、小さく笑みを浮かべるだけで返事をして、真っ直ぐと半天狗達を見据えた。
楽しげに笑う空喜と可楽。苛立ちを隠さない積怒。不意打ちを図ったはずなのに攻撃を捌かれてしまったことに驚く哀絶。
四者別々の反応を見せる中、私は静かに四体の鬼を睨みつけた。
最近の傾向から、話が獪岳VS煉獄さんの流れになりそうなのでここで一つアンケート。最終的な√は・・・
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これまで通り煉獄さん√へ
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獪岳が巻き返す獪岳√へ