目覚めたらまさかの竈門一家の一人で禰豆子となぜか炭治郎が鬼化していた件   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 私からのお知らせです。


 + もしかしたらあったかもしれない、優緋と炎柱のお話



番外編・・・?
読者の皆様へ


 本日の更新を書き納めとし、2週間ほど小説の更新をお休みします。

 

 理由としまして、しばらくの間、仕事先の繁忙期、および、自宅の手伝いと、体調管理のための休息を取ることをお伝えします。

 

 楽しみにしてくださっている読者の皆様には、大変申し訳ないのですが、万全の状態で新年を迎え、体調を崩すことなく執筆をするために、ご理解の程をよろしくお願いします。

 

 それにしても、2023年に、一時的に更新を停止し、別の物語の執筆を行い、2025年の2月に更新を再開し、遊郭編の完走、および、刀鍛冶の里編への突入といった流れで更新してきましたが、長らく待たせてしまったにも関わらず、読者の皆様がこれまでと変わらず、なおかつ新規の読者様まで目を通していただけた上、度々ランキングにもお邪魔させてもらうことになるとは思いもよりませんでした。

 

 この場をお借りして、皆様に感謝を伝えます。ありがとうございます。

 

 煉獄さんの乱入、予定にはなかったはずの獪岳の救済、獪岳という剣士を加えての刀鍛冶の里・・・・・・オリジナル要素がかなり強くなり始めていたと言うのに、多くの方々に閲覧してもらえて、本当に嬉しかったです。

 重ねてお礼を申し上げます。

 

 最近は、どうやって今のメンバーで原作の戦闘を描いていくか、どのようにして、主人公である優緋の強さを全面に出していくかなどの試行錯誤により、一つの話が短くなってしまったりしておりますが、これからも、少しでも皆様が読んでいて楽しい、いい暇潰しになると思っていただけるように、物語を自分なりに改変しながら更新していきたいと思います!

 

 次回の更新は、1月21日、水曜日の20時となります!

 

 それでは、良いお年を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       ܀ꕤ୭* おまけ ܀ꕤ୭*

 

 

 大晦日の夜。

 鬼殺隊、炎柱たる青年、煉獄杏寿郎と、その継子たる女剣士、竈門優緋は、年末年始であるにも関わらず、人々を食らわんとしている鬼の出現、および情報を聞きながら、星々が瞬く夜空の下、刀を手に持って歩いていた。

 

 現在の時刻は23時。あと1時間もすれば、新たな年を迎えるという状況下にある。

 

「相変わらず、鬼はお盆やお彼岸、年末年始と関係なくうろついてますね・・・・・・」

 

「全くだな!いくら斬っても必ずどこかで湧いてくる!相変わらずの厄介さとしか言いようがない!」

 

 新たな鬼の出現情報が入るまで、わずかな時間ができた優緋と煉獄は、共に並んで道を歩く。

 ひらひらと羽織っている羽織の裾を翻し、しばし与えられた休息に、安堵の息を吐きながら、ゆっくりと言葉を交わして。

 

「鬼殺隊の道に足を運んでいなければ、炭治郎達と今年も穏やかな時間を過ごせていたのですがねぇ・・・・・・。全く、鬼舞辻無惨・・・・・・本当に厄介極まりない存在です。」

 

「そうだな。鬼舞辻がいなければ、我々も皆、穏やかな時間を過ごせていた。だが、どういう因果が働いたのか、鬼舞辻という悪鬼がこの世に生まれ、多くの人の命を食い荒らす鬼を生み出し続けている!

 だからこそ、俺たちは刀を振い、少しでも多くの人々の穏やかな日々を守るんだ!

 確かに、かなり大変かもしれないが、それが俺たちのやるべきことであり、背負うべき責務と言えるな!」

 

「杏寿郎さん。ちょっと声の大きさを抑えましょうね。いくら人通りが少なくても、周りに聞こえたらまずいですよ。」

 

「む!?そ、そうだな。忠告、感謝する・・・・・・!」

 

 そんな中、少しだけ煉獄の声の大きさが鋭くなっていることに気づいた優緋は、やんわりとした態度で声を抑えるように声をかける。

 彼女から注意された煉獄は、すぐに声を抑えながら、恥ずかしそうに頬を赤らめた。

 

 珍しい姿を見せた煉獄に、優緋は小さく笑い声を漏らす。

 しかし、すぐに自身の視界の端に映った石の階段に気づき、思わずその場で足を止めた。

 

「ん?どうかしたか、優緋。」

 

 先程まで自身と同じ位置に並んで歩いていた優緋が、急に後ろの方へと行ってしまったことに気づいた煉獄は、すぐに足を止めて優緋の方へと視線を向けた。

 足を止めた彼女の視線の先には、階段と一つの鳥居があり、それを見つめて彼女が止まっていたのだと把握した煉獄は、鳥居の方を見つめる優緋へと歩み寄る。

 

「おお、こんなところに神社があったのか!道から逸れているため、なかなか気づかなかったな!」

 

「・・・・・・そうですね。私も、階段が視界に入らなかったら、気づかなかったと思います。

 人・・・・・・はいないようですね。一応、鳥居の近くに幟はあるので、しっかりと神様がお祀られていて、管理が届いている場所のようですが。」

 

「ふむ・・・・・・」

 

 鳥居を見つめながら、ポツポツと言葉を紡いだ優緋を見て、煉獄は少しだけ考え込む。

 しかし、すぐに彼女が何を考えて、小さな神社へと視線を向けていたのかを悟っては、口元に小さく笑みを浮かべた。

 

「まだ、鬼の情報は入ってきていないしな。少しだけ寄ってみるか?」

 

「え?」

 

 煉獄から言われた言葉に、優緋は思わず目を丸くして固まる。

 彼女が固まった理由がよくわからなかった煉獄は、疑問符を浮かべながら首を傾げた。

 

「ん?何を驚いているんだ?神社に行きたかったのだろう?」

 

「えっと・・・・・・行きたかったと言うか、今年一年、生き抜くことができたことへの感謝を伝えておきたかったと言うか・・・・・・」

 

「それならば行けばいいじゃないか。俺も、今年もまた、しっかり生き抜くことができた身だからな。お礼を行くことくらいバチは当たらないさ!」

 

 モゴモゴと言い淀む優緋の背中を押すように、煉獄はお詣りに行きたいのであればお詣りに行けばいいと口にする。

 明るい笑顔で告げられた優緋は、少しだけ無言になった後、静かに頷き、目の前にある階段へと足を運ぶ。

 その姿を見て、煉獄は一度頷き、彼女の背中を追うようにして、階段を上がる。

 

 程なくしてたどり着いた小さな神社。

 神主と思わしき存在は見当たらないため、用事で外しているのか、初詣が始まる時間まで体を休めているかのどちらかだろう。

 しかし、煉獄と優緋は、むしろ刀を持っていることがバレない状況にあることに安堵して、ゆっくりとお社の前にある賽銭箱へとお金を入れる。

 

 人に見られないように、気づかれないように、目の前に書かれていた作法に従って手を合わせ、しばらくの間、無言で目を瞑った。

 

 今年いっぱい、五体満足で生き抜くことができたことへのお礼と、来年もまた、しっかりと一年間生き残れるようにと言う願いを込めて。

 

 “今年も、多くの人を助けられますように。あわよくば、鬼舞辻との決戦で、自身が守りたいと手を伸ばしている大切な人たちと共に、最後まで生き抜けますように”

 

 少しだけ、欲張りすぎかもしれないと、優緋は一瞬考える。

 だが、明日もわからぬ我が身なれば、多少なりとも大きく欲張りたいと言う気持ちもあるために、これくらいはおまけして欲しいと、少しだけ思いながら。

 

「うむ!久々に神社に参ったが、なんだか清々しい気分だな!」

 

「そうですね。これなら、新たな歳になっても頑張れそうです。」

 

「そうだな。」

 

 感謝を告げて、願いを掛ける・・・・・・優緋と煉獄は、それを済ませるなり、その場から立ち去ろうと踵を返した。

 しかし、すぐに二人の足は止まることになる。

 

「姉ちゃん。俺と禰豆子もお詣りしてもいいかな?」

 

「う!」

 

 踵を返すと同時に、優緋が背負っていた木箱の中から、彼女の家族である竈門炭治郎と、その妹である竈門禰豆子の二人が顔を出し、自分たちもお詣りがしたいと優緋に告げる。

 思わずキョトンとした表情をして、炭治郎と禰豆子を見つめる優緋。そんな彼女の意識を戻すように、煉獄は彼女の頭に優しく手を乗せた。

 

「いいじゃないか!折角の機会だからな。竈門少年と、竈門少女の二人もお詣りをするといい。」

 

 そう言って、煉獄は自身の財布から、お金を取り出そうとするが、すぐに優緋がそれを制した。

 止められるとは思っていなかったのか、今度は煉獄が驚いて目を丸くする。

 

「流石に、弟と妹のお賽銭を杏寿郎さんに出していただくわけには行きません。

 炭治郎。禰豆子。はい、お賽銭。そこに、お詣りをする際の作法が書かれてるから、しっかりと確認してね。」

 

「うん。わかった。」

 

「むん!」

 

 優緋からお賽銭用のお金を受け取り、炭治郎と禰豆子は少しばかりなれない動作に四苦八苦しながらも、丁寧に作法に則ってお詣りを始める。

 しばらくの間、続いた静寂。しかし、程なくしてそれは終わりを告げ、明るい笑顔を見せる炭治郎と禰豆子が優緋の方を振り向いた。

 

「姉ちゃん達が、来年も無事でいますようにってお願いしておいたよ。」

 

「う!むー!」

 

「禰豆子も、早くみんながゆっくり過ごせますようにだって!」

 

「ふふ・・・・・・うん。しっかりと伝わったよ。ありがとう、炭治郎、禰豆子。」

 

 明るい笑顔を見せながら、何をお願いしたのかを伝えてくる炭治郎と禰豆子を見て、優緋は穏やかな笑みを浮かべながら、その頭を優しく撫で付ける。

 

「それじゃあ、行きましょうか、杏寿郎さん。」

 

「ああ!新たな一年も、無事に生き抜き、鬼舞辻に刃を届かせるぞ!」

 

 煉獄の言葉に頷きながら、優緋は神社に向かうために上がった階段へと向かう。

 煉獄と炭治郎、そして、禰豆子も彼女のあとに続くようにして歩みを進め、一度、鳥居をくぐる前に足を止めた。

 

 四人揃って神社の社を振り返り、口元に笑みを浮かべながら、静かに頭を下げて、鳥居をそっと潜り抜ける。

 

 人々のため、刀を振るい、共に戦う彼らを応援するように、大晦日という歳の節目、冬場であるにもかかわらず、少しだけ暖かな風が吹き抜けるが、優緋たちはそれに気付かぬまま、羽織を靡かせながら階段を駆け降りた。

 

 

 

 




 

※需要があれば、番外編として残す・・・・・・かもしれません。

最近の傾向から、話が獪岳VS煉獄さんの流れになりそうなのでここで一つアンケート。最終的な√は・・・

  • これまで通り煉獄さん√へ
  • 獪岳が巻き返す獪岳√へ
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