目覚めたらまさかの竈門一家の一人で禰豆子となぜか炭治郎が鬼化していた件 作:時長凜祢@二次創作主力垢
鬼殺隊。
その数、およそ数百名。
政府から正式に
だが、古より存在していて今日も鬼を狩る。
しかし、鬼殺隊を誰が率いているのかは謎に包まれていた。
鬼。
主食・人間。
人間を殺して喰べる。
いつ、どこから生まれたのかは不明。
体の形を変えたり、異能を持つ鬼もいる。
太陽の光か、特別な刀で頸を切り落とさない限り殺せない。
身体能力が高く、傷などもたちどころに治る。
斬り落とされた肉も繋がり、手足を新たに生やすことも可能。
鬼殺隊は生身の体で鬼に立ち向かう。
人であるから傷の治りも遅く、失った手足が元に戻ることもない。
それでも鬼に立ち向かう。
人を守るために。
「儂は“
「……はい。わかりました。」
鬼滅の刃の原作にもあった鬼殺隊についての説明と、鬼についての説明……そして、鱗滝さんが行なっている"
この修行の間に、ヒノカミ神楽の呼吸の強化も行いながら、水の呼吸をマスターする……気を引き締めていかなければならない。
「ああ、鱗滝さん。眠りについてる炭治郎たちが起きた時、自分が何をしているのかを知らせるために、念のため日記を書いておきたいのですが、紙と筆を貸していただけますか?」
「……ふむ……日記か。わかった。すぐに用意しよう。」
「ありがとうございます。」
そう思いながらも、私は鱗滝さんに日記を書いておきたいことを告げれば、鱗滝さんはすぐに頷いてくれた。
しばらくして、彼は、紙と筆を私に手渡してくれた。
これで日記を書くことができる。
まぁ、ヒノカミ神楽の呼吸に関しては記さないけどね。
炭治郎と禰豆子に向けて、修行の始まりである今日から日記をつけることにした。
私は今日も山下りだ。
炭治郎と禰豆子、二人を人間に戻すためにも、私は鬼殺隊に入るための“最終選別”を乗り越えないといけないからね。
しっかりと鍛えて、必ず二人とまた穏やかな生活を送ることができるように頑張るよ。
姉ちゃんな。
毎日毎日罠だらけの山を下りまくったんだ。
おかげでどれだけ罠の難易度が上がろうとも、無傷で下り切れるくらいにはなったよ。
日々の走り込みのおかげで体力が向上してきてさ。
同時に鼻も今まで以上に利くようになって、前以上に鋭く匂いを捉えるようになったからだと思う。
今日は刀を持っての山下り三昧だ。
意外と刀を持ってると走りにくくなるみたいで、今まで軽々と避けることができていた罠が少しだけ避けにくくなった。
でも、ちゃんと無傷のままだよ。
私が怪我なんか作っちゃったら、炭治郎と禰豆子は悲しむ。
長年一緒に過ごしていたから、二人がどれだけ私を大切にしてくれているか知ってるから、その気持ちを踏みにじらないように頑張ってる。
今日は刀の素振り。
いや、「今日は」……って言葉はちょっと語弊があるな。
最近はずっと素振りを続けているよ。
山下りを終わらせたあと、何度も何度も重たい刀を振り回したから、手にマメができて、何回も潰れちゃった。
まぁ、今じゃかなり慣れてきたから、痛いとか思ってないし、二人が心配するほどでもないよ。
手を繋いだ感触は、結構変わっちゃっただろうけどな。
私が刀の素振りを何度もしてる理由は、刀は折れやすいからと最初に鱗滝さんから言われたからだ。
刀って、縦の力にはかなりの強さを発揮するみたいだけど、横からの力にはめっぽう弱いみたいでね。
だから、刀には力を真っ直ぐに乗せることって言われた。
刀の向きと刀を振る時、込める力の方向は全く同じじゃないと、すぐに折れてしまうらしい。
刀は一本作るだけでもかなり時間がかかるものだから、絶対に折るなと注意もされた。
今日やったのは転がし祭り。
どんな体勢になっても受け身を取って素早く起き上がるための訓練だ。
私は刀を持って、鱗滝さんを斬るつもりで向かう。
対する鱗滝さんは素手、丸腰のままだ。
でもこれがまたなかなかの難易度でさ。
いくら襲いかかっても私の体は軽々と吹っ飛ばされてしまったよ。
まぁ、最初のうちに鱗滝さんから受け身の取り方を軽く教えてもらえたから、それを応用することですぐに体勢を立て直せたから、ここも無傷だよ。
鱗滝さんには褒められた。
これほどまでできる子供は、あまりみたことがなかったらしいよ。
今日教えてもらったのは呼吸法と型のようなものを習った。
鱗滝さんが教えてくれたそれはちょっと難しくてね。
何度か腹に力が入ってないって怒鳴られた。
叩かれることはなかったけど、何度かお腹押さえられてちょっと厳しかったかな。
それから、炭治郎と禰豆子……二人が目覚めなくなって半年経つ。
鱗滝さんはすぐに医者を呼んで診せてくれたけど、異常はなかった。
でも、眠り続けるのは明らかにおかしいと思った。
怖かったよ、すごく。
私が朝起きたら、二人がいなくなってしまうんじゃないかって……母さんたちのところに逝ってしまうんじゃないかって……不安に思わない日は一日たりともなかった。
なぁ、炭治郎。
禰豆子。
私を置いていかないでくれ……姉ちゃんを、一人にしないでくれ。
山下りはもっと険しく、空気の薄い場所での訓練になった。
何度か失神してしまうんじゃないかって思った。
でも私は、なんとか堪えてそれを終わらせたよ。