カオス転生ごちゃまぜサマナー   作:どくいも

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非常に遅れてすいません!
どれもこれも年末が悪いんじゃ……


なお、前回に引き続き今回もこの時期にこんな話をかいてしまってry



★ガイア連合山梨支部雑談スレ その58

──ここは東北【恐山】

 

A森県にある日本三大霊山にも数えられるその山は、この怪異や伝承が薄れた現代でなお、霊気があふれ、怪異が存在し、力が生まれる、そんな山である。

そんな霊山の山中にとある人里離れた隠れ里が存在する。

その場所は【イタコの里】とも呼ばれ、その場所には無数の女霊能力者が今なお集団で、昔の生活様式のまま暮らしている。

そんな彼女らは、古来よりこの地に住んでおり、日々霊的素質を成長させ、地を守り、人々や人間社会を陰ながら支えていく、そんな古き良き正義の霊能力者集団であった。

 

……が、そんな彼女らも昨今の異界の活性化には大いに困窮していた。

活性化した異界は数々の怪異悪魔を周囲に放出させ、いくつかの霊的防衛拠点も失う。

周囲の鎮霊のために人手が足りず、危険な悪鬼悪霊のせいで人命すら危うくなる始末だ。

古来より優れた異能者を輩出し、かつてはあのヤタガラスや葛葉などからも一目置かれていたのも今や昔、だ

 

――だからこそ、彼女らは今この様な事態に遭遇し、このような緊急会議を開くのも当然の流れであった。

 

「……え?私が……ですか?」

 

恐山隠れ里の大屋敷。

その中で行われている会議で、一人の若いイタコが声を上げた。

その声をあげた彼女はこの隠れ里で今急成長中の異能者であり、数少ない悪鬼悪霊と正面から素手で戦うことの出来るイタコとして、里の中でも特に注目を浴びている、いわゆる若き天才と言われるイタコであった。

が、そんな期待の新星ではある彼女だが、それでも彼女の実力では本来この里の行く先を決めるような会議に出席できるほど地位と実力があるかと聞かれれば、それは違うといえるだろう。

だからこそ、彼女が今ここに呼ばれたのはそれなりの理由があってのことであった。

 

「うむ、おぬしもそろそろいい年であるし……そろそろ縁談の一つでもな、と」

 

そうして彼女に告げられたのは、婚姻の話であった。

そう、古来より霊能力者や権力者同士で行われた契約。

男性と女性が合意のうえ、あるいは強制によって生まれる最古の契約の一つへのお誘いであった。

 

「あの、わたしよりもほかの先輩方は……いえ、何でもありません」

 

一瞬万年伴侶不足に悩まされているこの里で、仲間内では若い方の自分になぜその話がと思ったが、どうやら年齢関係や先輩の婚姻については今回は禁忌のようだ。

おかげで、彼女の周りにいる先輩方の視線がただでさえきつめであったのに、今はまるで射殺さんばかりの冷たい視線にまで変わってしまった。

帰りたい。

 

「なぁに、話はそこまで難しいものではない。

 先日、件の【ガイア連合】から一つの打診があってな。

 そこで我等とさらに交友を深めたい、さらには【同盟】を結ばないかとまで話が進んだそうな。

 ならばと、今回縁談の話が出たわけじゃ」

 

「それに、相手も知らぬ相手ではない。

 よくこの里に来てくれるあの殿方じゃ。

 おぬしも何度かともに異界へと行ったりもしたであろう?」

 

幸か不幸か、その相手はある程度自分が知っている人であった。

大きな体に筋骨隆々の肉体、無数の傷があり少々風貌に威圧感があるものの、根はやさしく実力も確かな異能者。

さらには強い霊視能力と抜群に強くて高性能な式神を連れている、そんな強い異能者であった。

 

「でも……本当に私でもよろしいんですか?」

 

「かまわぬ、年が近い方が向こうとしてもありがたいじゃろう」

 

「無論里の他の者からも候補には上がったが……

 おぬしがあの方と最も親しそうであったが故な」

 

だからこそ、そんないわゆる優良物件である彼と、里公認で婚姻を結べるのは彼女にとっては非常に喜ばしくも意外なことであった。

 

「でも、年が近いと言っても私は彼よりも7つも上なのですよ?」

 

「それくらい、異能者なら誤差の内じゃろう」

 

「でも、私と彼はまだ知り合い始めてから数年もたってないのですよ?」

 

「別に1年以上知り合えば、十分じゃろう。

 電撃結婚というわけでもあるまい」

 

「でも、まだ彼のご両親とまともにあいさつしたことが…

 それに、まだちゃんと彼の好物料理の練習をしてません!

 ああ、後はきちんとしたデートも何回か挟んで……」

 

「……ちょっと静かにせい」

 

「はい」

 

なぜか、彼とのこれからの婚約についての相談をしようと思ったが止められてしまった。

大事なことであるのに。

 

「それに、まだこの婚姻は正式に決まったわけではないぞ?

 あくまで、里の意向であって彼や彼の所属する組織ときちんと話が通ったわけではないからの」

 

―――(´・ω・`)

 

「そんな顔をするな。

 ……というか、今回のこの話はあくまで、表向きという話ではある。

 そのことはおぬしもわかっておるじゃろう」

 

長老のその言葉の後、室内の空気がピリリと引き締まる。

室温がまるで何度か下がったようにも感じられ、どこか浮ついた空気がまるでなかったかのように消え去った。

 

「……そう、これは【見極め】なのじゃ。

 先日彼と彼の所属する【ガイア連合】から提案された【同盟】と【友好の条約】。

 その真意を引き出し、その組織の在り方を見抜く、これがこの婚姻という建前でお主が課せられた使命じゃ」

 

「【ガイア連合】……彼らは確かに強い。

 その単純な戦闘力も霊能力も、異能者の質という面では確かではあるし、護国の意志も強く、数もそろっておる。

 ……しかし、彼らはあまりに怪しすぎる」

 

「煩雑すぎる血統に若すぎる組織。

 なにより、それなのに一定には統一されている思想とその実力。

 ……歴史と伝統を重んじ、国と封魔のために体魂をささげてきた我等とは大違いなのじゃ」

 

「ゆえに、おぬしはこれから彼とガイア連合の信頼を勝ち取り、内部へと潜入。

 そして、彼らが真に【信頼】と【信用】に値できるものかを見極め、その本質を暴く。

 そのうえで、我らが彼らと同盟を結ぶかどうかを決める、里の未来を決めるための大事な勤めじゃ。

 ……わかったな?」

 

長老たちのその真剣な言葉に、彼女もまた真剣な表情でうなずき、ゆっくりと首を下げるのであった。

 

 

 

なお、数日後。

 

「という感じの、密談が里の方でありましたね」

 

「いや、それは俺にいったらダメな奴だろう」

 

東北某所、とある料亭の一室で某所で【霊視ニキ】と呼ばれている彼と食事をしながら、彼女はそのことを口にした。

なお、今回話してみて分かったのが、どうやらこの婚約話はあくまで話のタネ程度にガイア連合と里側での軽話として出た程度で、別に互いに正確に伝わっていたり、ましてや彼自身に話が通っている内容ではなかったらしい、ガッデム!!!!!!!!!

 

「別に問題ねーって言ってるから問題ねーんだろ?

 それに、最近向こうの態度も変わったから、何かある事くらいはマスターでも気づいてたんだろ?」

 

「まぁ、そりゃそうだが……」

 

「それに、マスターの霊視ですでにここに変な目やネズミもいない。

 そもそも、この程度の話なら、どっちに漏れたとしても大した問題になんねぇだろ」

 

なお、今回の料亭の食事は完全な2人デートと言うわけではない。

私と彼以外にも、彼の持つ式神がもぐもぐと食事をとりながらも、会話に割り込んでくる。

この女性型の式神は相当の美少女ではあるものの特に主人と恋仲とかそういうのではないらしい。

うん、二号さんでもいい覚悟はあったが、これはまさに圧倒的僥倖だ。

 

「で、どうしますか?

 とりあえず、式場の予約、いえ、籍を入れておきますか?」

 

「いやいやいや、流石に結婚はこういうものでするもんじゃないだろ。

 もっと段階をふむとか、そもそも、同盟のために婚約って。

 流石に現代でそれは時代錯誤が過ぎる」

 

「……それは残念です」

 

勇気を出してさりげなく改めて婚姻話を進めてみたが残念ながら、振られてしまったようだ。

彼の優しくも厳しいセリフに、ちょっと感激しながらもしょんぼりし、目じりに涙が浮かぶ。

でも、あくまで同盟を名義に婚約することを断られただけで、嫌われたり、付き合うこと自体を拒否されたわけではないよね!っと、ずずいっと味噌汁を飲み干し気を取り直す。

 

「……まぁ、実際問題として、ここであなたにこの話を暴露しても問題ないのは確かですね。

 そもそも、里内部では霊能力者としては浅くとも、年齢が若くてあなたと関係の良好な私があなたの婚約者に選ばれる。

 これだけで大体の回答が出ているようなものですしね」

 

おいしそうに寿司をほおばる彼とその式神を見ながら、改めて彼女は話を続ける。

そうなのだ、今回の婚約の話と同盟の話と見極めの話は色々とちぐはぐではあるのだ。

そもそも、ガイア連合の内部を見極めたいのなら、そのための【里に忠誠が高い】とか【実力者】を婚約者にするべきなのだ。

たとえそれが多少彼の好みから外れていたとしても、その場合は色仕掛けやら懐柔やらで丸め込むか、彼のような実力者ではない、もっと与しやすい相手を見つけてからこのようなことを行うべきなのだ。

それなのに今回は、彼女のような【やや未熟気味ではあるが将来性はある】【すでにガイア連合と仲がいい】というだけで、無理やり外堀を埋めようとする。

密会を開いて、【諜報の一種だ】といって婚姻を進めようとするもそれも結局は言葉だけで、呪いや誓いすら行っていないのだ。

 

「……つまりは、あまり恐山サイドとしては、こちらを警戒してない、信頼してるってことか?」

 

「いや、ちがうな。

 これはつまり、こいつらイタコ共は【下手に探りを入れて警戒されるくらいなら、無抵抗で話を受け入れる】つもりなんだろ。

 ようするに、完全降伏だ完全降伏」

 

主人の回答に、式神が補足を入れる。

あまりの式神の答えに、彼は叱りを入れようとするも、彼女はそれを否定はしなかった。

 

「そうですね、そういう認識で間違いないと思います。

 そもそも、今回のガイア連合との【同盟】がそちらから持ち掛けられた時点で、こちらとしても断る気も、いえ、断ることのできるだけの体力は残ってませんからね。

 さらにいえば、我々はあなた方に無数の返しきれないほどの恩がありますから」

 

「つまりは、今回の同盟の提案はおおむね受けてくれる。

 そう考えていいんだな?」

 

「そう考えていいと思います」

 

彼女の返答がうれしかったのか彼はうれしそうな顔をする。

そんな彼の表情を見れてほっこりしつつも、それでも気を引き締めて、彼女は改めて彼にこう尋ねた。

 

「……そう、だからこそ、私たちはどうしても【真意】が知りたいのです」

 

「……!」

 

その真剣な口調に空気が変わったことを彼も気が付いたのだろう。

式神もいったん食事をする手を止め、彼女の話をじっと聞き始める。

 

「そう、私たちはすでに崖っぷちなのです。

 確かに、私たちはあなたのおかげで【死】からは逃れることはできました。

 押されていた魑魅魍魎の群れを抑えていただいただけではなく、里周囲の警備に、奪われていた霊的拠点の奪還、けが人の治療に霊遺物の修理など、してもらったことはそれこそ数えきれず。

 おかげで、すぐに死ぬことはなくなりました。

 ……でも、それは【今死んでないだけ】なのです」

 

「そう、この日本で有数と言われている我等恐山のイタコですら、現在この日本全土を覆う前代未聞の霊地活性の前に存亡の危機に瀕しております。

 この【霊地の活性】は収まるところを知らず、近年ますます強くなっています。

 そして、この脅威で唯一我々がとれる手が、これからも【ガイア連合】と手を組むことだけなのです。

 ……たとえ、それが【罠】であったとしても」

 

そう、この【霊地の活性化】はそれほどに重篤な問題であったのだ。

長いイタコの歴史の中でも見たことのないほどのこの霊地の活性化は、文字通り全国の霊能力者や退魔師を襲いかかったのだ。

文字通り国難レベルであるはずのこの危機に対し、本来ならば全国一致団結し、霊能力者のみならず国民総出で解決しなければならないのだ。

……だが、それが誰もいないのだ。

まだ先の戦争から100年もたってないこの現代。

先の戦争で、全国の霊的組織はすっかり破壊あるいは解体されつくされ、この緊急事態に先導を切って解決しようとする霊的国防組織などどこにもいなかったのだ。

戦争で何とか生き残ることのできた地方の組織はみなどこもわが身を守るので精一杯であり、頼みの根願寺は首都の防衛のみに力を注ぐ。

だからこそ本来ならば、ここ恐山を含め、地方の霊的組織は順番に滅び、日本という国そのものは遠からずこの霊地の活性化により滅ぶ運命にあったはずであった。

 

……【ガイア連合】がいなければ。

 

「そう、私達イタコは既にこの同盟に【全て】を捧げるつもりなのです。

 それは私たちの誇りや伝統、そして命と霊魂、長年受け継がれた全てと我々の生涯全てを差し出すと言っても相違ないでしょう。

 ……だからこそ、我々は知りたいのです。

 あなた方ガイア連合が、我々の全てを捧げる相手が、どの様な存在か」

 

冷たい緊張感が周囲を支配する。

彼女の首に冷たい汗が流れ、彼はそれを冷静な目で見つめる。

そして次に先に口を開いたのは彼の方であった。

 

「……ガイア連合山梨支部は、基本的に自己中の集まりだ」

 

が、その内容は基本的に残念ながらあまりよろしくない物であった。

 

「ガイア連合山梨支部の奴らは基本的に、自分の願望のために動いてる奴らばかりだし、理性的なのはどいつもこいつもほとんどが数年前まで表社会で生きてきたオカルト素人ばかりだからだ。

 構成員ごとに悪魔への対処はバラバラだし、その強さも割とばらつきがあるし、トップや運営も基本的に自由人、組織をまとめる気があるかも怪しいくらいだ」

 

彼が話すガイア連合についての話は、その実績に反して、えらく酷い話ばかり。

その話を聞けば聞くほど、不安になり、頼りなく感じられ、何よりそれに頼らざる得ない自分達の未来さえ絶望にさせるほどであった。

 

「……が、それでも皆が真面目に【終末】を乗り越えるつもりだ」

 

「……【終末】とは?」

 

「世界規模の文明の崩壊。

 東京から始まり、恐らくは世界規模、人類という種の根絶が近い未来に始まる」

 

「……それは、霊地の活性化とは違うのですか?」

 

()()()()比較にすらならない」

 

ただ一つ、この言葉を除いて、だ。

聞くところ、彼の言う【終末】とは、今の全国の霊地の活性化を超えるさらなる災害。

異界を超え、地上に悪魔が溢れ、人々は悪魔に謀られ争い合い、文明は崩壊し、地上全てが荒野となる地獄であるとの事だ。

なにを馬鹿なと思いはしたが、それも今の我々の現状の酷さを考えれば、霊地の活性化の行き着く先を考えれば、それも十分あり得る。

そう、この今の絶望的な状態を()()()()で済ませ、その先を彼らは見ていたのであった。

 

「……それは、ガイア連合内での共通認識なんですか?」

 

「そうだ。

 俺と仲間達は、この組織の名前ができる前からその事態に備えていた。

 ある人はその終末を食い止める為、ある人は終末を見据えて生き残る為、あるいは文明最後の幸福を楽しむ為。

 皆が皆、その為に全力を尽くしている。

 それが、俺達ガイア連合の内情だ」

 

彼の言葉を聞き、ようやく彼女はストンと納得した。

一見、こんな元一般人なのに、皆が終末思想持ちで有るなんてあり得るかとも思ったが、彼らが皆それを共通認識として持っていると考えれば彼らの行動に自然と納得いくからだ。

彼らが何故異常なほど悪魔を倒し続けるのか、何故彼らが強さを求め続けるのか、何故彼らが自分たちのような地方すら助けてくれるのか?

そう、それらも皆、このままでは本気でこの日本が、この人類文明が、本気で滅ぶと確信しているが故なのだ、と。

 

「……本当にそんなものが来るのでしょうか?」

 

「……分からない。が、もし来るなら恐らくもうそこまで猶予はない」

 

「私は、いえ、私たちは生き残れるでしょうか?」

 

「……俺とあんたはもう友達のつもりだ。

 だから、絶対それで死なせはしない」

 

彼の真っ直ぐなセリフに、思わず笑顔になってしまう。

彼は、彼とその仲間である【ガイア連合】は今の状況に全く絶望していない。

それどころかその先を見据えて、さらなる絶望が待っていると知りながら、それを乗り越えることを微塵も疑っていない、強くて頼もしい瞳だ。

それの何と頼もしいことか、この絶望溢れる現代に、さらなる絶望が待ち構えるその未来に、彼とともにならどこまでも、たとえ道半ばで途絶えたとしても後悔せずに進める。

だからこそ、彼の心に自分は惚れ込んでしまったのだろう。

そう彼女は思いながら、同時にこう口にしたのであった。

 

「……【ガイア連合】(貴方様)、どうか私たちもその輪に加えてください」

 

かくしてこの日、新しく恐山のイタコたちが【ガイア連合】の輪に加わることになったのでした。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

★ガイア連合山梨支部雑談スレ その58

 

119:名無しの転生者

というわけで、とうとう来たあああぁぁぁぁぁ!!!!

 

120:名無しの転生者

>>119 あー、ついに来ちゃったかぁ

 

121:名無しの転生者

やったぜ!!!!!

 

122:名無しの転生者

家庭持ちのワイ歓喜

 

123:名無しの転生者

>>119 え?何の話?

最近まで異界に潜ってたから話についていけんのだが

 

124:名無しの転生者

>>123 地方民乙~

いや、普通に外部からのガイア連合入社も認めるよって話だ

 

125:名無しの転生者

喜べ派遣社員、今回の決定で地方派遣が楽になるぞ!

多分

 

126:名無しの転生者

>>123 とりあえず、コピペだとこんな感じ

>>今回神主及びガイア連合運営人により

以下の条件を満たすもののみ、非転生者でも【ガイア連合】に加入することを認めることにしました。

①転生者の紹介がある

②紹介者及び本人の同意がある

③山梨支部及び星霊神社への入居は認めない

以上の基本条件を満たし、書類審査と山梨支部による許可が下りた場合のみ、非転生者の新規のメンバー【ガイア連合】を認めます。

※なお、これは簡易決定なため、詳しい条件は後程改めて発表します

 

127:名無しの転生者

ほー、その件か

やっぱりなと思う反面寂しくもある

 

128:名無しの転生者

>>127 わかる

転生者だからこそのガイア連合ってところあったのにね

 

129:名無しの転生者

今までは俺らが手綱握ってたからガイア連合って名前でも大丈夫だったけど、地元民のみでやるとあっという間に原作ルート入りそう

 

130:名無しの転生者

>>俺らが手綱握ってた

ここだけ聞くとすごく不安に聞こえる不思議w

 

131:名無しの転生者

あれ?もしかして普通に非転生者にやらせた方がいいのでは?(白目)

 

132:名無しの転生者

>>131 流石に呪いみたいな名前だけ残して放置はNG

 

133:名無しの転生者

外部入れる位なら大人しく依頼数やらを減らせよとは思った

 

134:名無しの転生者

>>133 依頼数が減ったら、マッカ収益率下がっちゃうだろ!(修羅並感)

 

135:名無しの転生者

非転生者入れは事務員やら派出社用作業員であって、地方サービスの上昇の為って側面が強いからなぁ

それに内部でも結構な人が要望として非転生者加入容認を嘆願しまくってたからだろ

依頼数云々はあんま関係ない

 

136:名無しの転生者

どっちにしろ派出社が増えるんなら、出張ガチ勢の自分としては文句ない

 

137:名無しの転生者

加入容認派のワイ

取り敢えず、自分が死んだ時の家族への保険ができたようで一安心

 

138:名無しの転生者

というか、結構容認派も多いな

こんな陰コミュニティだからもっとこじれるかと思った

 

139:名無しの転生者

>>138 実際時間の問題だったし

人類存亡の未来まで見据えたら、こうならざる得なかったというかね

 

140:名無しの転生者

>>138 せめてもう少しモブ共が頼もしければなぁ……

 

141:名無しの転生者

最近マジで悪魔関連のニュース増えてるからな

明言されてないとはいえ、表の新聞紙で悪魔関連事件がのるのはあかんやろ

 

142:名無しの転生者

それに実際ここのコミュに参加はしていても、知り合い家族は非転生者が普通だからな〜

大抵のやつが【非転生者の知り合い家族】>>【転生者仲間】>【一般市民】だろ

 

143:名無しの転生者

家族なし勢のワイ涙目

 

144:名無しの転生者

>>143 俺たちがいるじゃない!!!

 

145:名無しの転生者

式神がいるじゃない!

 

146:名無しの転生者

>>142 【マイ式神】>>>>>>>>>>>>【転生者仲間】>【その他】ですがなにか?

 

147:>>143

お前ら……ヽ(○´3`)ノ チュゥ♪

 

148:名無しの転生者

>>147 オエッ

 

149:名無しの転生者

キッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!

 

150:名無しの転生者

毒状態不可避

 

151:名無しの転生者

>>147 恩を仇で返す人間の屑がこの野郎

 

152:名無しの転生者

>>147~>>150 アホはさておき

実際問題お前らはここを誰かに紹介する予定はあるんか?

自分は一応いつ大破壊や俺が死んでもいいように、ヨッメとムッスメとムッスコ位に話くらいは通しておこうかなと

 

153:名無しの転生者

>>152 自分はもう少し具体的な内容が決まってからかな~

 

154:名無しの転生者

一応は親にと

こんな前世の記憶持ちの自分でも文句言わず育ててくれたから多少はね

 

155:名無しの転生者

そんな人はいない(涙目)

 

156:名無しの転生者

自分はいま交渉中の異能者集団にかな

正式に契約が結べるなら、仲間になるって言ってるから

 

157:名無しの転生者

自分は弟子かな

いや、弟子っつっても異界で悪魔に絡まれてた野良異能者っ子だけど

そろそろどこかにあずけられるところが欲しかった

 

158:名無しの転生者

ワイのいっぬとねっこは保護してくれますか?

 

159:名無しの転生者

私は先輩かな~

バイト時代からずっとかばってくれたし、安全が確保できたらそれとなく避難所くらいは紹介してはおきたい

 

160:名無しの転生者

ワイはちょっと小会社経営しとるんやけど、

社長命令で全員ガイア連合に入れようと画策しとるんやけど、セーフか?

 

161:名無しの転生者

>>160 どう考えてもアウトだろwwwww

 

 

(しばらく誰を紹介するかしないかを議論中)

 

304:名無しの転生者

ところで、紹介紹介言ってるけど、お前らちゃんと>>126読んだか?

いくらおまえらの大事な人をガイア連合に入れても、別に神社や本部棟には入れるわけじゃないんだぞ?

それどころか下手に契約させたせいで、奴隷扱い……なんてことにもなりかねんぞ

 

305:名無しの転生者

>>304 流石に今のガイア連合でそれはおきんやろ

 

306:名無しの転生者

>>305 でも契約創るのショタおじだぞ?

修行という名目で、無限地獄巡りを体験させるような人だぞ?

 

307:名無しの転生者

>>306 くっそ急に不安になってきた

 

308:名無しの転生者

流石に超人基準の契約は経営陣がはじいて……

いや、でもあいつらも割とヒャッハーだった

 

309:名無しの転生者

というか、そもそも外部から人入れるってどの程度とかちゃんと決めてんの?

増員すると決めただけでは実際何も変わらんだと一番困るぞ

 

310:名無しの転生者

今運営に問い合わせてるけど、どうやらみんな同じこと考えてるのか全然通じんな

 

311:名無しの転生者

今本部か神社にいる奴誰かいないの?

 

312:名無しの転生者

ノ けど今上のやつらはどいつもこいつも忙しそうでなぁ

 

313:名無しの転生者

相談受付も休止中だな

というか、職員も詳しくわかっとらん奴らの方が多いっぽいし

 

314:名無しの転生者

とりあえず、メール10000件送って様子見てみた

 

315:名無しの転生者

やりすぎだろwww

 

316:★運営

>>314 ぶっ殺すぞ

 

317:名無しの転生者

あ!運営!運営じゃないか!

どうしてここに?仕事はどうした?

 

318:名無しの転生者

まさか自力で脱出(さぼり)を!?

 

319:名無しの転生者

あ、中の人ちーっす

最近忙しそうな中良く来てくれたな

とりあえずこれは俺のおごりだ、受け取れっ!! (っ'-')╮三(魔石)

 

320:名無しの転生者

じゃぁ俺も (っ'-')╮ = (マッカ)

 

321:名無しの転生者

(っ'-')╮三(蠱毒皿)

 

322:名無しの転生者

(ノ・∀・)ノ = ●クソマロー!

 

323:名無しの転生者

 増える魔球くらえ!(っ'-')╮三(紹介状)(質問)(質問)(式神制作依頼)(質問)

 

324:★運営

>>319 >>320 とりあえず賄いサンキュー!!

>>321 >>322 ぶん殴るぞ

>>323 ぶち殺すぞ

ここに来たのは少し休みの意味もあるけど、とりあえず、これだけは伝えたくて来た

……みんな一斉にメールを送り付けるのはマジやめろ!!!!!!!

ただでさえ「式神制作依頼」「嘆願書」でメールはいつもパンパンなのに、「紹介状」やら「質問」やらのせいで今回とうとうメールボックスが壊れやがった!!

特に>>314!!おまえ、わざわざ簡易呪術まで悪用してメール送りやがって!!!!

とりあえずショタおじに通報しておいたからな!!!

 

325:名無しの転生者

ちょwwww

 

326:名無しの転生者

ですよねーw

 

327:>>314

……あれ?もしかしておれやり過ぎた?

ちょやめおぐくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

 

328:名無しの転生者

>>327 流石に1万の呪物メールはねwww

 

329:名無しの転生者

ショタおじ仕事早すぎぃ!!

 

330:名無しの転生者

>>327 これって実際なにされてるん?

というか急になんか起きるのなんてできるの?

 

331:名無しの転生者

>>330 ヒント・基本高級式神は神主製

 

332:名無しの転生者

>>330 ヒント・神主は場所さえわかれば龍脈使って遠距離呪術ができる

 

333:名無しの転生者

俺の時は、一日トイレにこもりっぱなしになったけどはてさて

 

334:名無しの転生者

ところで運営、ここに来たってことはいろいろ質問に答えてくれる感じ?

 

335:名無しの転生者

それよりも紹介者についての扱いを教えて

 

336:名無しの転生者

派出所の数が増えるってホント?

 

337:名無しの転生者

それより順番的に、この話題の直前に話されてた新型の式神についてをだな

 

338:★運営

>>334 半分当たりで半分外れ

とりあえず、今のところ決まってる話を流しておいて、質問箱への負担を減らして置こうという話

>>337 それは管轄外だから今回はすまんな

 

339:名無しの転生者

>>338 りょ

 

340:名無しの転生者

おk把握

 

341:>>337

(´・ω・`)

 

342:名無しの転生者

了解、できればまとめてくれると助かる

>>341 元気出せw

 

343:名無しの転生者

そういえば話変わるけど、結局ジャスコニキの方はうまくいったのかな

 

344:★運営

とりあえず、今回の外部員受け入れについての変更点を書いておくぞ

①今回から【ガイア連合】はいくつかの外部霊能団体及び霊能警備会社と提携及び合併することが決まった

②それに従い【ガイア連合】に少なくない数の非転生者の入団を認めることになる

③さらに、地方の霊能作業の効率化のために、いくつかの【支部】を作ることを決定。

大体こんな感じかな。

なお、現在新しく支部を立てることが決まってるのは、東京、瀬戸内、北陸、青森、九州などだ。

【支部】は派出所の強化版、最低限回復施設と武器庫と対霊結界は備えるつもりだ

 

345:名無しの転生者

来たか

 

346:名無しの転生者

大体ここまでは知ってる情報だな

 

347:名無しの転生者

>>いくつかの【支部】を作る

おお!ついに正式決定してくれたのか!

今まで派出所によって回復設備に格差があったけどこれでようやく解決されるんやなって!

 

348:名無しの転生者

ようやく地方でも武器交換&弾薬補充できるようになるんですねやったー!!

でも、地方の霊能組織との提携とか規制されるに決まってるじゃないですかヤダー!

 

349:名無しの転生者

>>348 むしろ肉盾にする気概でイケ^^

 

350:★運営

で、【非転生者】の扱いについて

基本的には組織の中心に入れないがそこまで差別はせず。

具体的には①転生者限定の掲示板観覧及びそこでの情報共有禁止②山梨支部及び星霊神社での修行及び宿泊禁止③【高性能式神】のオーダーメイドは受け付けない

でも代わりに【式神以外の霊的武器の売買】や【支部の利用】は受け付けるし、今回のためにガイア連合全体の掲示板も作るつもりだから式神云々を抜かせばそこまで問題はないはず

 

351:名無しの転生者

>>山梨支部及び星霊神社での修行及び宿泊禁止

まじかー、いや、そうなるのは予想はついてたけど

 

352:名無しの転生者

とりあえず、現地ボッチ民の俺としては、モブ共に俺たちの聖地が踏み荒らされないようで何より

 

353:名無しの転生者

あの、ここに非覚醒転生者地方民の俺がいるんですけど

違いが掲示板くらいしかなくなるんですけど

 

354:名無しの転生者

>>353 かわいそう

 

355:名無しの転生者

それくらいはしゃーなし

 

356:名無しの転生者

最近は転生者の覚醒率がますます上がってるらしいから(震え)

 

357:名無しの転生者

>>350 いやいやwこれまだほとんど支部ができてないのにこの条件は実質メリットないだろw

これで入りたい奴なんかおるん?

 

358:名無しの転生者

>>357 一応派出所も使えるんだろ?

なら、その辺にある自称霊能拠点(笑)よりはましになるんだから十分メリットだろ

 

359:名無しの転生者

>>358 いや実際にそうなんだが

それでも、紹介する側としてはせっかく紹介するのに万全のサポート受けられずこの業界に入れるのは心苦しいのが本音

 

360:★運営

>>359 個人で非転生者に肩入れするのは自由となっております

 

361:名無しの転生者

>>360 ですよねー

 

362:名無しの転生者

(要約)やりたいなら自分でやれ

 

363:名無しの転生者

つまりは、自分のオキニを十分に守りたいなら、自分で稼いで貢げってことですね、わかります

 

364:名無しの転生者

>>363 なんだ!今までと何ら変わりないじゃん(白目)

 

365:名無しの転生者

>>364 つまりは、ガチャを回せば、アタリ装備やスキルは式神に貢げるし。

外れ装備や消費アイテムはリアルお気にに渡せば、無駄がないということですね!

 

366:名無しの転生者

なんというガチャ脳ww

 

367:名無しの転生者

ガチャ万能説

 

368:名無しの転生者

やはりガチャ、ガチャはすべてを解決する……!!

 

369:★運営

【支部】について

皆様の要望につき、近日中に派出所の強化版【ガイア連合地方支部】を開設する予定です

なお、ここは【地方霊能依頼中継拠点】と同時に【対大破壊用避難所】とするため、それなりの装置と設備を備えているつもりです

そのためすべての支部に【回復施設】【シェルター】【食料武器倉庫】【結界】【緊急用式神】を配置する予定です。

さらにはすべての施設に常勤の事務員連絡員守衛等も配属、24時間稼働させる予定です。

 

370:名無しの転生者

まさかの運営ガチャネタをスル―

 

371:名無しの転生者

>>【対大破壊用避難所】

来たか……!!

 

372:名無しの転生者

運営も大破壊憶えていたようで何より

 

373:名無しの転生者

家族紹介するつもりのワイ

思わずこれにはガッツポーズ

 

374:名無しの転生者

運営にも人の心があったんやなって

 

375:名無しの転生者

いやいや、そもそもどんな大破壊があるかわからんのに対大破壊用避難所とか大丈夫なん?

それちゃんと意味があるもの?

 

376:名無しの転生者

とりあえず、核融合炉があればエネルギー問題は解決だな!

 

377:名無しの転生者

>>376 普通に星霊神社へのテレポート通路だろ?

え?そんなもんはない?ですよね~

 

378:★運営

>>375 現在のところ具体的な大破壊の流れはわかっていないため、対核戦争用シェルター及び対霊結界に非常用発電施設に拠点防衛用式神程度を予定しております。

しかし、それでも一般避難所よりも優れた防衛性を持っていると自負できるものは出来上がる予定です

 

379:名無しの転生者

>>拠点防衛用式神程度

なにこれ超気になる

 

380:名無しの転生者

>>核戦争用シェルター

いつの間にこんなものを

 

381:名無しの転生者

これ、最後に人が多くて入れないの流れになりそうw

 

382:名無しの転生者

>>381 その時は転生者優先だろ?しらんけど

 

383:★運営

なお、今回募集する【非転生者】は主にこの支部での従業員として雇うつもりです。

これは強制ではありませんが、所属していただければきちんとした霊的装備の支給及び給料福利厚生、さらにはいくつかの特権も差し上げるつもりです

そのため、もし今から紹介される方がいれば是非その方にもここの求人を紹介してください

・ガイア連合地方支部求人情報サイト

>>ttp//×××.×××

 

384:名無しの転生者

>>霊的装備の支給

え、これまっておれまだそんなもの持ってないんだけど

 

385:名無しの転生者

おい!!!これ非覚醒者の俺でも求人出せるんだよな?

 

386:名無しの転生者

ワイ覚醒一般会社就職ガイア連合職員

ガイア連合支部の予定月給がすでに俺の今の月給の倍で大草原

 

387:名無しの転生者

oi、流石に守秘義務ありとは言え、特に資格なしでも年給1000万超えるぞ?

まじで、ほんとにいいのか?

 

388:名無しの転生者

>>387 嘘乙wwww

……と思ったら、マジで草

高卒OKで中卒でも面接次第とか流石にぶっ飛び過ぎでは??

 

389:名無しの転生者

どう見てもブラックもしくは宗教法人で草wwwwww

……そういえば、どっちも当てはまってたわ(白目)

 

390:名無しの転生者

>>389 ここは本物のオカルトだからセーフ(震え) 

 

391:名無しの転生者

というか、これ雇用条件にしろ支部の設備にしろどう見ても金使い過ぎだろ。

……これ、本当に資金足りるのか?

 

392:名無しの転生者

資金不足でガイア連合解散とかダサすぎて冗談になってないぞ

 

393:★運営

>>391 とりあえず現在のところは大丈夫です

それに関しては優秀なスポンサー及び無数の資金援助及び金策の成功

さらには、【どうせ数年後には現金は紙くずになるから問題ないよね☆】という未来予想図のもとで行われております

 

394:名無しの転生者

>>393 全然大丈夫じゃなくて草wwww

 

395:名無しの転生者

>>393 う~んこのwwww

 

396:名無しの転生者

借金踏み倒す気満々

 

397:名無しの転生者

う~ん、この終末思想

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

――なお、イタコ集団が【ガイア連合】に加わってから数日後

 

「あの、すいませんが先日断っておいてなんですが、やっぱり先の婚約の話、やっぱり考えてもらえませんか?」

 

―――キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

「いえ、決して今すぐあなたと結婚したいわけじゃないんですが。

 それでも、先日同盟が決まってから里に行くたびに、イタコのおば……お姉さま方がおもてなしという名の夜這いをされてきまして。

 【夜這いは文化】とか【強い子孫を残すのは異能者の使命】とか言われて、連日夜が来るたびに襲われまして……

 だから、せめてあなたと婚約していることにすれば多少はましになると思うので、どうかよろしくお願いします」

 

―――(´・ω・`)アッ、ハイ ナンカウチノサトノモノガスイマセン

 

 

かくして紆余曲折あったものの、霊視ニキとイタコの里の若き天才(いうほど若くない)との婚約も決まりましたとさ。

めでたしめでたし。




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