みんなの頼れるスタッフさん 作:SUN
YouTubeで大人気となったバーチャルYouTuberたち。
今や累計1万を超える程の数のバーチャルYouTuberたちが活動している。
そのなかで一際目立つもの達。
とあるひとつの会社が運営しているVtuberプロダクション、"ホロライブ"。
そこに所属しているタレントは今や30程に(ホロライブプロダクション全体の数ではなくあくまでホロライブだけ)
一人一人キャラが立ち……いや、立ちすぎていて誰もが有名なアイドルタレントになっている。
そんな彼女たちの日常は一体どんなものだろうか?
◆◆◆
一人の男がデスクワークをしていた。
パソコンの画面とにらめっこで目の下にはなかなかに濃い隈が。
彼の耳には己がキーボードを叩く音しか入ってこず、パソコン画面しか目に映っていなかった。
そんな彼の元へ声が掛かった。
「もっぶ〜今度の企画また一緒に考えて〜」
「モブくん!モブくん!次の配信、歌枠と雑談、どっちがいいと思います!?」
「モブくーん、次またマイクラでドッキリ仕掛けようと考えてるぺこなんだけど、このトラップの作り方教えて欲しいペコ」
「モブさん!今度私と牛丼の大食いの企画してくれませんか!」
「モブさ〜ん。どうすればasmrって出来るようになるんスか〜?」
「ええいうるさい!俺は仕事中だあっちに行け!」
背後から5つの声が掛かり、鬱陶しそうに手を振り回し声の主らを払おうとする。
「そう言ってるけどもう何日もその調子じゃーん。まだ終わんないの?」
一番最初に声をかけてきた活発そうなサイドテールの女子がそう言う。
「「「「うんうん」」」」
その言葉に同調するようにほかの4人も首を縦に振った。
「おう、もう終わってるはずだよ………あんなことがなければな!?」
「「あ、あぁ〜……」」
「「「あはは……」」」
彼の言葉を聞き、ある2人は露骨に目を逸らし、他の3人は乾いた笑い声しか出てこなかった。
あれは2日前のこと……
『うし、出来たっと』
そう言ってパソコンからUSBメモリを引き抜くモブ。
『後はユージンと二人で確認すればい・い・がぁ〜…』
と事務所内を見渡すモブ。
しかし、そのユージンと呼ぶ目的の人物はどこにもいない。
『いないか……出掛けてんのかねぇ。っと、んな事より便所行くか。だいぶ我慢してたし』
そう言ってUSBメモリを自分の机の上におきその場を後にする。
その後、彼はトイレに行き用を足し、戻る途中にある自販機にて飲み物を買いペットボトルのコーラを一気に飲み干したあと、事務所へと戻ってきた。
そして、そこには、
『『あ』』
『……は?』
無惨に地面に落ち砕け散ったUSBメモリとそれをちりとりで綺麗に掃除しようとしている女子2人がいた。
活発そうなサイドテールの女子とうさぎの耳を生やした、髪に人参が絡まっている女子だ。
『んーーー、何?』
2人に聞く彼。
『え、あーえーと』
『そ、そうペコねー……こ、これは事故ペコ』
その後2人には雷が落ちたそうな。
「いやもうほんとその節は申し訳ありませんでした」
「死んで詫びをさせて頂きたいペコ」
そう言って彼に土下座する2人。
活発そうな女子、『夏色まつり』と兎の語尾にペコという変な言葉をつけている「変じゃないペコ」『兎田ぺこら』だ。
「いやまあね。あのことに関してはもうね、こっちも許しました。はい。ずっと怒っててもね?何も解決しませんのでね?でもまあ今日よく俺に話しかけようと思ったねーほんと」
「「ほんとにすみません(ぺこ)!!!!」」
そんなことをしていると、
「兄貴!!」
「ん?ああ桐生か……」
「Hey!兄貴!近くのコンビニでsandwich3つ買ってきました!どうぞ!」
そう言ってコンビニの袋を渡してきてくれる女子。
身長が180cmもある、女子にしてはなかなかにでかい体躯の彼女。
名前は『桐生ココ』。
彼のことを兄貴と呼び、慕ってくれている女子である。
「昨日からどうもな」
そう言ってコンビニの袋を受け取る彼。
そして、
「桐生は色々やってくれてていい子だなぁ」
「いえいえそんな」
「それに比べて先輩方と来たら……」
そう言うと体をびくつかせる2人。
「私たちにもどうぞなんなりとご命令を!」
「どうぞこき使ってくれぺこ!」
傍から見れば何かのプレイと見間違えそうなこの光景。
しかし、桐生ココと他の3人にとっては見慣れた光景だった。
「あーそう?ならぺこぺこは木製バットで清楚(笑)さんは釘と金槌よろしく」
「うえ?」
「……え、えーとちなみにそれを使って何するペコですか?」
「釘バット作ってお前ら2人の頭かち割る」
「「ごめんなさい!!!!」」
今日も事務所は平和です。
スタッフ:モブ
(愛称:もっぶ、モブくん、モブさん)
年齢:20/身長:165cm/体重:59kg
まあ、何となく書き始めたものですので批判とかはもう覚悟の上ですはい。
続くかは分かりません。