この素晴らしい世界で仲間と仲魔に祝福を   作:入江文学

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前回のこの素晴らしい世界に祝福を~STRANGE JOURNEY~

モー・ショボー召喚してカズマさんとキャッキャしてもらおうと思ったけどなんか足んねぇよなぁ?お前チOコまで偉そうじゃねぇか あっタクヤさん!あったよ蛙の群れが!でかした!
落ちろ!(ドルミナー)落ちたな 落ちろ!(シバブー)落ちたな 落ちろ!(超低耐久) 落ちたな(自分が)
だいたいそんな感じ ストレンジ ジャーニー



命を粗末にするやつは殺すが生き返るのならば粗末に使っちゃえ~2020秋~

「はぁ・・・はぁ・・・・あ”ぁーっクソッ・・・・っは・・・・」

疲れた(小学生並みの感想)

「大きいだけの蛙とはいえ、大きいというのはそれだけで堅いものですわ、まぁウドの大木と言い換えてもいいですが、この場合は」

それもタクヤさんの尊い犠牲によってなんとか無傷で勝てたのだ、合掌ばい!おいには真似出来ん自己犠牲精神にもす。

「そう・・・ハァ・・・そうかぁ?っていうか、死んじまったのか?さっきのタクヤさんってのは」

タクヤさんは何故か知らないが他の仲魔とは違いなんか知らないけどいつの間にか復活するので大丈夫だろう、普通は仲魔が死んだ、というか戦闘不能に鳴った場合は復活アイテムなり呪文なり施設なりで回復する必要があるのだが、タクヤさんは本当に知らない間に復活する上に勝手に召喚されたりする。バグかな?

カズマこそ随分息が荒いが大丈夫だろうか?あなたはカズマを気にかける。

「あ、おう・・・俺はちょっと息が切れただけだよ・・・そっちは随分余裕そうじゃねぇか」

こちらは平気だ、ココに来るまでに散々あっちこっちをかけずり回されたり戦ったりしてきたのだ、カズマは平和な日本からここに来たようだし仕方がないことだろうが。

「むしろ私としてサマナーの順応っぷりのほうが怖いですわね」

ジト目で見られても困る、自分だって最初は随分戸惑ったが殺らなきゃ殺られる、デッドorダイとなった東京では躊躇ったものから経験値とマグになってしまうのだ・・・

とにかく少しここから離れよう、先程のようにカエルがドバドバ現れては流石にしんどい、もう十分だ!もう十分だろう!もう十分カエルは堪能したよ!

「お、そうだな」「そうですわ」

セーフポイントへイクゾー!そんな物があればの話だが

「ならとりあえずカエルが来た方と逆へ行こうぜ、俺らが拠点にしてるアクセルって町あそっちにあるんだよ」「ではそちらへ、あの大きな木の影で少し休憩してから町へ行きましょう。ちょっと小休憩を取らせてくださいな・・・流石に疲れました。」おっそうだな。

 

そういう事になったため、あなた達は死屍累々の草原から離れてゆく、なおデロデロアクア様はカズマが運んでいった。

足首をとても嫌そうに掴んで引きずる運搬方法を取っていたが。

 

と、ここで貴方はふと気がつく。結構激しい戦闘をしたしそこそこの時間仲間を召喚してしまっている・・・マグの残量は大丈夫だろうか?

「マグ?」「マグネタイトの事ですわ」

仲魔を呼ぶにも、召喚を維持し続けるのにも”マグネタイト”という物質が必要なのだ。

「マグネタイト?何だそれ、マグネシウムとかアルミニウムみたいなもんか?」

似たようなものだろう

「いえ似たような物では無いと思います」

 

ツッコミが入ったがマグネタイトとは磁鉄鉱の一種なのだ。それについてはすごくうろ覚えなのだが、そういう意味では”似たようなもの”だろう、だが自分たちが話しているのはそっちではない、マグネタイトとは悪魔を召喚するのに必要な一種のエネルギーの事である。

 

モー・ショボーやタクヤさん、他すべての”悪魔”が物質界・・・要するにこの世、ここのことらしい。悪魔は本来肉体を持たない生物であるため、物質界である”ここ”では自らの肉体を実体化させるために必要であり、そしてそれを多く所有しているのは悪魔と人間である。

「これがなければ戦うことは愚かここに居ることも出来ません、切れた瞬間私はCOMPの中へ逆戻りということですわ」

「へぇー」

それを手に入れるためには悪魔を狩ったり、人間の”感情”を強く動かすと発生する・・・もっとストレートに言えば、悪魔は人間を恐怖させたあと殺す事で手に入れるのだが・・・そちらの説明は後回しでいいだろう、今は自分のマグ残量を確認したい。モー・ショボーも悶絶少年専属調教師タクヤさんもマグの消費は少ない方なのだが、それでも考えなしにバカスカ使っていたはあっという間に枯渇、戦力がガタ落ちだ。

 

そうしてCOMPを確認するが、どうにも操作がおぼつかない 拾ったばかりでろくに操作方法も確認していないためなんだかよく分かんないい画面とか出ちゃうのだ。赤ちゃんかな?

「あー、俺も一緒に見ようか?こういうのなら分かるかもしれねぇし」

四苦八苦している自分を見かねたのか、おずおずとカズマから声をかけられた。カズマは機械の類に強いのだろうか?であれば非常に心強い、自分も趣味でパソコンをなんとか組み立てたりしていたが、これはどうも勝手が違う、なんというか、全体的に・・・キーボードなどが無く、画面に触る事で操作するインターフェースなど・・違う、そう、違うのだ。

「違う?」

上手く説明できないが、自分が使っていた物と大きさはそこまで変わらない・・・といってもこちらのほうが小さいが、それでも動作のスピードや画面の綺麗さ(あやふやな語彙力)が違うのだ、なんというか・・・

「じゃあもともと使ってたのはどんなやつなんだよ」

そう問われ自分の腰のベルトにぶら下げていたハンドベルトコンピュータを見せる。

「うわ・・・ダッセ・・・あ、いやなんか、でもなんか古臭っ・・・」

確かにすこし不格好でかもしれないがこれでも自分で組み立てた最新モデルなのだ、古臭いは言いすぎだろう、あなたは少し気を悪くする。

「いや悪い悪ぃ・・・でもこれ、何時のモデルなんだ?見たこと無いんですけど・・・」

慌てて手を合わせて謝るカズマへ、これが199X年の最新モデルで、しかも自分が組み立てた世界に1機だけのハンドメイド品である事を伝える。

動作など諸々、今のほうが圧倒的だに良い物であるが、万が一今のCOMPが壊れたりして使えなくなってしまったことを考えると、これも使えるようにしておきたい。それに愛着というものもあるのだ・・・そう考えていたあなただがカズマの表情は妙な顔をこちらに向けている。どうしたのだろうか?

「199X...いやXて何?Xは置いておいても・・・1990年代から・・・?」

なにかおかしなことを言っただろうか

「あ、いや・・・俺は、生まれが90年代なんだが・・・」

ん?・・・・それはつまり、自分にとってはカズマは未来人ということだろうか?

「ですがサマナー、貴方様も実質的にはタイムスリップをなさった人間、カズマさまが未来の人であろうとそこまで驚くことでは無いのでは?」

そうかもしれない、自分も気がつけば数年むしろ未来人と考えればこのCOMPの事も含めてプラスに働くだろう、そういう事で今後ともヨロシクだ。

「あ、お、おう・・・そっちがそれで良いんならいいやもう。」

 

そんな会話をしながらもCOMPを二人と一匹の悪魔で確認していたが、前のCOMPには表示されていたマグ総量の欄がどうしても見当たらない。

「あ、ここ、これ、マグがどうこうってヘルプ欄あるぜ、そこ、そうタップして、チョンって」

画面を触るだけでカズマが指差す部分を読んでみるとどうやらこのCOMPに搭載された悪魔召喚プログラムは倒した”悪魔”からマグを自動的に吸い取って溜め込み、戦闘程度の召喚ならば”自分が呼び出せるレベル”の悪魔の召喚に必要なマグの調節を自動で行ってくれる、なんとも便利なマグ調節システムが搭載されているらしい。

「えーっと・・?」

「要するに戦闘のときはきちんとそれ相応に強くなって、戦闘終了したら帰還させたり、低コストで維持させたりしてくれる機能があるということですわ」

 

しかし使いすぎればあなた自身からマグを吸い取り、それすらもなくなれば強制帰還、あなた自身も気絶、下手すれば死んでしまうことになるだろう、もっとも、マグが減ってくれば警告メッセージを出してくれるようだ。あ、カズマ、これじゃない?ここ、ほら、Mに横線が付いてるこれ、ちっちゃいけど、これ多分マグネタイトの総量だ

「ほーん・・・これはどんくらいなんだ?多いのか?」「635487M・・・かなり溜め込んでますわね、これならしばらくは出しっぱなしでも問題ないですわ?」

 

全く頓着せず戦っていたのだが、かなり溜まっていたようだ、あまり消費しない仲魔を使っていたのが功を奏したのだろう。

3人で額を突き合わせ液晶を眺める。

 

「それじゃこのアプリってやつはなんだ?」「ポイントで習得する機能・・・」「ポイントはかなり溜まっていますね」「こっちのページのヘルプ開いてくれ」

あれこれ言いながらCOMPを突いていたが、隣のカズマの鼻息が若干荒い、モー・ショボーが近くにいるからだろうか?

だがその気持ちはわかる、非常に可愛らしい上に本来無邪気にこちらを殺しに来る少女がモー・ショボーという悪魔なのだが、彼女は協力的で物腰も丁寧だ。

あくまで悪魔の中では、という話だが。なんだかいいにおいもするし、たぶんお花の香りだ。

「サマナー、ここのエネミーソナーとDリンガルを・・・」「スキルに・・・」「ステータスが・・・!?」「こっちの・・・」「ファンドが・・・」「これを・・・」

そんなアホな事を考えながら2人と1匹で色々と確認していると後ろから声が聞こえた

「ん・・・んっんむ・・・うえっ!くっさ!」

気絶していたアクアが起きたようだ、後ろでホニャホニャ言っている。

COMPの確認がてら休憩も取れたことだし、先程カズマが言っていた、アクセルという町へ移動することにしよう。

アクアがずっとネッチョンチョで生臭いままなのは正直見ていて可哀想だ。あと臭うしよくよく見たらきったねぇし見てて気持ちのいいものでもないし、さっさと風呂なに何なりして綺麗になってもらおう

「後半はただのサマナーの文句では?」「いや臭いのは同感けどな」

起きて早々延々文句を言うアクアを無視してカズマへ案内を頼む。

 

「っていうかそれなんだか臭い・・・いや変な匂い・・・そう、オリエンタル、オリエンタルな臭いがするんですですけど!?そこのちっちゃい子って人間じゃないわよね!・・・あーちょっと!?待ってよ!置いてかないでー!?」

 

「・・・わたくし臭いますの?」

「超いい匂いするから安心してくれ」

してくれ

「そう強く断言されるとそれはそれでちょっとキモいですわ、二人共」

 




4時間かけて家を掃除してもこのすば1巻が見つからないのでせめてメガテン1か4Fあたりをやり直しながら書こう、と思ったんですけどそっちも見つからないってわけ なんかおかしいところがあったら怒ってください、いっぱい

アクアさんが麻痺るのおかしくね?って思ったけどアルコールでォェォェ(可愛らしい表現)するし腕っこきのハンターに麻痺弾撃たれたらシビビビビ・・・ってなるでしょう・・・ほら、魔法じゃなくて、薬物なら、こう・・・

ところでUAとお気に入りがじわじわ伸びてて泣いて喜んでいます ありがとうございます もうUAが8億突破で感謝感激(大嘘)

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