東京 新宿
信勝「さてと、そろそろ昼時だな。何処か食べに行くか。」
CEO「そうだな。」
吹雪「そう言えば、ペンテシレイアさんはいつ着替えたんですか?さっきまで血だらけだったのに。」
CEO「さっきのサービスエリアで着替えた。何枚か替えのスーツを持ってきておいて良かったよ。」
吹雪「そうですか。司令官、沖田提督をあそこに置いてきても良かったのですか?」
信勝「僕の予想では自力で戻ってくると思うよ。それよりも、早く昼飯を決めようか。」
CEO(これはまたカットされるな。作者よ、最近手抜きしてないか?)
作者(してないよ!ただ単に思いつかなかっただけだ!)
CEO(こいつ!直接脳内に!ん?ちょっと待て!それは尺埋めと言うものではなかろうな!)
警視庁 取調室
桜子「いつまでこの沖田さんをこんなところに閉じ込めるつもりですか!!甘味をください!!」
薫「相変わらず甘いもの好きだなぁー。安心しろ、俺の部下にお前の金で買いに行かせた。」
桜子「なっ!いつの間に私の財布を!」
薫「そんなことは置いとけ。まずお前に聞きたいことがある。お前ら海軍が隠してるであろう事だ。」
桜子「いくら佐川さんでも軍の秘密は話せません!」
薫「ほー、ならそうだなぁ、、、。網走刑務所から死刑囚が脱獄したのは知ってるよな?」
桜子「知ってますよ。それがなにか?」
薫「網走刑務所から脱獄したのは二人なんだ。世界五ヶ所の刑務所から五人の死刑囚が脱獄した、、、。おかしいと思わないか?」
桜子「数が合わない?網走刑務所、、、。まさか!!」
薫「何か心当たりがあるのか?」
桜子「大有りですよ!!佐川さんは三年前に起きた[志摩鎮守府虐殺事件]を覚えてますか?」
薫「あ?知らねぇわけがねぇだろ。俺が警視庁に来て初の事件だったからな。まさか、東京にいて近畿の事件に行かされるのが意味不明だったからな。」
桜子「まぁ、鎮守府にいた[人間のみ]虐殺された大事件でしたからね。所轄より警視庁の方が良かったんでしょう。」
薫「だが、その事件は迷宮入りしたはずだが?」
桜子「いえ、迷宮入りになんてなってません。解決した事件なんですよ。あの事件は海軍が表向きは無解決事件にしただけです。」
薫「はぁ!?つまりは、海軍の隠蔽があったってことかよ!」
桜子「はい。ちなみにこの話を知っているのは私、土方さん、斎藤さん、山南さん、近藤さん、近藤の秘書艦の大和さん。計六人しか海軍でも知ってる人はいません。」
薫「つまりは、近藤元帥の直属の部下であるお前らだけの秘密か。あれ?そうなるとあの青空姉弟は知らねぇのか?」
桜子「あの二人は当時提督でありませんでしたし、それにあの二人は今は私の部下に当たりますが元々は吉田さんの部下でしたので。」
薫「そう言うことかよ。でも、あの二人には教えなかったのか?」
桜子「雨牙君は口が固いですし大丈夫なんですけど、問題は雪花ちゃんです。あの子は能天気で私とも気が合うんですけど口が軽くて。」
薫「なるほど。で、あの事件の犯人は誰だったんだ?」
桜子「そんなに気になるんですか?」
薫「あぁ、あの事件を調べているうちに警官が三人死亡。それと、俺の先輩が死んだ。警察関係者が四人死んだんだ。気にしないわけないだろ。」
桜子「、、、。その話、私達は知りませんが?佐川さん。貴方達警察も何か隠してますよね。それも、重大な何かを。」
薫「、、、。四人の死因がおかしすぎたんだよ。明らかに人の犯行ではなかった。」
桜子「詳しく聞かせてください。そうすれば海軍が隠してることを話します。」
薫「分かった。まず一人目の犠牲者の死因だ。死因は首を鋭利な刃物で刎ねたことによる出血死亡。まぁ、首を刎ねられた時点で即死だった。」
桜子「首を刎ねるですか。次は?」
薫「次の被害者なんだが、、、。何て言えばいいかだな。心臓が破裂した?かな?表現しにくいがそれだな。」
桜子「心臓が破裂した?外傷は?」
薫「外傷は無い。ただただ心臓が破裂したな。」
桜子「三人目は?」
薫「殴り殺された。しかも、一撃で顔が変形する程の威力だ。」
桜子「、、、。四人目。」
薫「四人目は俺の先輩だ。先輩は多分毒殺だと思われる。殺された場所はここ警視庁内部だ。で、ここまで何か分かったことでもあるか?」
桜子「、、、。四人中三人は明らかに普通の人間ではありません。四人目はもしかするとと言う人物はいますが断定は出来ません。でも、彼女が殺るとはとても思えませんが。」
薫「彼女?つまり、お前がかもしれないと思ってる人物は女か?」
桜子「はい。彼女は殺しのプロ。誰かを殺すために産み出されたと言ってもいい。」
薫「殺しのプロか、、、。毒殺か?」
桜子「はい。彼女の毒は少しでも肌に触れると即死します。」
薫「なるほど、つまりその毒にさえ気を付ければ「彼女を捕まえることは不可能です。彼女を捕まえたいなら殺すしかありませんよ。」は?どう言うことだ?」
桜子「彼女の毒は彼女のそのもの。彼女に触れた時点で死です。」
薫「そんな人間がいるのかよ、、、。」
桜子「そもそもですが、彼女は殺したくて殺しをしている訳じゃないんですよ。彼女は自分に触れても死なない人を求めるだけなんですか。」
薫「なんか、可哀想だな。」
桜子「えぇ、可哀想ですよ。でも、彼女が殺しを進んでするのであれば話は別です。誰かの命令か誰かを守るためですかね。」
薫「そうか、、、。残りの三人についてはどうなんだ?」
桜子「分かりませんね。でも、これがだけは言っておきます。私は何があっても彼女を守ります。彼女が犯人であっても守ります。彼女には罪がありませんから。」
薫「そうか、、、。なら、お前が知ってることを話してもらうぞ。三年前の事件の犯人は誰なんだ?」
桜子「、、、。犯人について話す前に一つ。あの事件で一人だけ人間の生存者がいませんでしたか?」
薫「あぁ、いたぞ。名前は[
桜子「は?何で佐川さんと暮らしてるんですか!?」
薫「なんか、上の人らがどうしても手元に置いておきたかったそうでな。事件を見ているかもしれない重要参考にだからな。そんでもって第一発見者である俺が預かることになったし、それになんだか俺にかなり懐いてたから。」
桜子「あれ?何歳でしたっけ?」
薫「発見当初が中学二年生で今は高校一年生だ。三年経ってかなり明るくなったぞ。ただ、たまに部屋で一人で何か喋ってるけど。」
桜子「、、、。その子は佐川さんの先輩が死んだ日に警視庁にいましたか?」
薫「あぁ、俺と一緒にいたぞ。何故か何処からかずっと見張られてる気がしたが。でも、先輩が死んだ時間の一時間前後だけその視線がなかった気が、、、。」
桜子「、、、。なるほど、そう言うことですか。それだけ聞けたのなら十分です。さて、あの事件の犯人ですね。犯人は艦娘です。」
薫「艦娘だと!?そうか、だから軍は隠してたのか。でも、なんで殺しをしたんだ。」
桜子「、、、。ただただ守りたかったんですよ。残された一人を。」
桜子は意味深な言葉を言って天井を見上げた。
桜子「本当にこの世界は残酷です。大切な人を守るために立ち上がるには誰かを殺さないといけない。残酷で無惨で慈悲の無いこのふざけた世界。この世界で美しく健気に咲く花達を踏みにじるのは人と言う悪魔。」
天井を見上げていた顔を今度は下に向けて呟く。それも薫には聞こえないように。
桜子「今でならなぜ人類悪が産まれたのか分かる気がしますよ。マスター」