信勝君が鎮守府に着任しました。   作:古明地響

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はたて「、、、。何で私とあんたが前書き担当な訳?」
文「あやや、、、。そういう文句は作者に言ってくださいよ!」
はたて「はぁー、、、。まぁいいわ。それより、今回の題名だけど、安直すぎない?」
文「安直すぎですよねぇー。でも、これぐらいがいいんじゃないでしょうか?さて、メモの方は、、、。はたて、解読お願いします。」
はたて「え?何これ。」

KAMIKITARU.SEKAINOOWARIWOHUSEGUTAME. 

はたて「これ読めるの人いるの?」
文「無理でしょ。今回はどっちも解説無しなので本編行ってみましょう!」


狂気の電

蓮司VSザザミの決着が着く数十分前。

 

天津風side

 

天津風「何なのよ!このヘンテコな生き物は!!」

ちびノブA「ノブノブノッブー!(どこがヘンテコじゃ!)

ちびノブB「ノブノブノッブノー(わしらのこと侮っとりゃせんか?)

ノブ選組A「ノブ?(なんじゃ?)ノッブノー!!(総員道を開けろ!!)

ちびノブ達が急いで道を開ける。

電「貴女が侵入ですか、、、。」

ちびノブ達の視線の先にいたのは電であった。

天津風(なんだろ、、、。凄い悪寒がする。あの子、、、。強い!)

電「残念ですが、、、。貴方の旅はここで終わりなのです。」

電は手にしていた錨のような武器を構えたいた。

天津風(やるしかないようね。)

天津風も構える。

だがしかし、天津風には武器がない。

天津風(このへんなの達だけで手一杯なのに明らかに強いのが出てきちゃった。)

電「来ないのですか?なら、、、。電からいくのです。

いきなり電が距離を詰める。天津風に近づき錨を振り下ろす。

天津風「危な!」

振り下ろされた錨を避ける天津風は先程まで自分がいたところを見る。そこの地面は酷く抉れていた。

天津風(ヤバイ!この子強いとかの次元じゃない!)

電「よけちゃダメなのです。安心してほしいのです。痛みも感じずに死ねるのです。

天津風は後ろへと後退りする。

恐怖、、、。それが今の天津風を包み込む。

電「後退り、、、。電のことこわいのですか?

天津風に近づく電。そして、錨をまた振り上げる。そして振り下ろすが、、、。

シンタロー「大丈夫か?マスター。」

?「ダメだよマスター。殺しちゃダメだ。」

天津風「ありがとう。魔術師(キャスター)。」

電「止めないでほしいのです。詐称者(プリテンダー)。」

シンタローが天津風を抱き抱え、詐称者(プリテンダー)と呼ばれた男が電の腕を掴んでいる。

シンタロー「マスターは離れてろ。ここは俺がやる。」

天津風「大丈夫なの?」

シンタロー「大丈夫だ。マスターは物陰に隠れてくれ。あっ

お前ら着いてきてたのか。天津風のこと頼んでいいか?」

ちびノブD「ノッブ!ノッブノー!(まかせよ!このわしらが守り抜く!)

ちびノブA「ノブノブ?(向こうで何があったのじゃ?)

ちびノブC「ノブノッブー.(まぁ、いいろあってな。)ノッブノー.(とりあえずこ奴らは敵ではない。)

詐称者「ちびノブが指示を聞いている?なるほどねー、、、。まずはマスターを落ち着かせないとねぇー。君、協力してくんない?」

シンタロー「協力してやるよ。これはさすがに不味い。」

電「詐称者(プリテンダー)?何故敵に味方するのです?裏切ったのですか?」

詐称者「裏切ってなんかないよ。マスター落ち着いて。」

電「もういいのです。プリテンダーも殺すのです!

シンタロー「マジかよ!」

詐称者「あちゃー、、、。こうなっちゃったかー、、、。あっ、紹介がまだだったね。僕はラグ。クラス詐称者(プリテンダー)の記憶喪失者さ。」

シンタロー「サーヴァントなのに記憶喪失なのか?」

ラグ「そうみたいだよ。でも、おかしいことに座のこととかは分かってるのに自分のことだけが分からない。名前も本当にこれなのかも分からない。でも、それでいいのさ。関係を築くのに本当の名前なんて必要ないんだよ。」

シンタロー「あんたも苦労人かよ。」

ラグ「そうかもね。さて、マスターを止める方法だけど僕も知らないんだよねー。」

シンタロー「はぁ!?」

ラグ「だって召喚されてこんなことになるなんて今までなかったから、、、。まぁ、攻撃してみますか。傷付かない程度に。」

シンタロー「はぁ、、、。やるしかねぇか。サイクロン。」

シンタローが風を纏う。

ラグ「えーと、君の名前は?」

シンタロー「如月伸太郎だ。シンタローって呼んでくれ。」

ラグ「OK、シンタロー君ね。すまないけど、君に囮を頼んでいいか?」

シンタロー「好きにしろ。」

ラグ「そう、、、。ありがとう。」

そう言ってラグはその場から消える。

シンタロー「メタル。」

シンタローの手には鉄の棒が現れる。

電「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す、、、、、、、。

シンタロー「こりゃやべぇな。」

電が錨で攻撃しそれを鉄の棒で防ぐ。

シンタロー(サーヴァントになってあの人らの力も受け継いだ。でも、それでも俺の本来の力は人間と同等でしかない。今、防げてるのが奇跡だ。)

電「しぶといのです。これならどうですか?

シンタロー「ヤバ!!」

電はシンタローに向け魚雷を放つ。

シンタロー(ほぼゼロ距離で魚雷!?そんなことしたら、、、。)

電「電もろともふき飛びやがれです!

シンタロー(自分もろとも殺る気かよ!)

 

ドーーーン!!

 

魚雷が爆発する。だが、その場にはシンタローも電もいない。

シンタロー「危ねぇ、、、。サイクロンで何とか脱出できた。で、あの子はと、、、。」

ラグ「ふー、、、。何とか間に合ったかな?」

電「詐称者(プリテンダー)、これはなんなのです?」

ラグ「フフフ、さてさてさーて!ようこそこの()()()へ。ここからは勝者が転落、敗者が表彰台へ。のるかそるかは自分次第!狂気のギャンブルの開幕さ!さぁ!シンタロー君よ!この空間を維持するのに僕は動けない!マスターのこと頼むよ!!」

シンタロー「はぁー、、、。だろうと思ったよ。サイクロン&ジョーカー。」

風と謎のオーラを纏うシンタロー。

電「はぁー、、、。イライラするので。さっさと死んでほしいのです。

シンタロー「悪いけどな、俺は死ぬ気はねぇんだ。いくぜ。さぁ、お前の罪を数えろ!」

電「電の罪?そんなものすでに数えきれないのです!

シンタローと電がお互いの距離を詰める。

電は錨を振り上げるがシンタローは拳を構えるだけだ。

錨と拳がぶつかり合い衝撃波が産まれる。

電「お前達に電達の苦しみが分かるのですか?また居場所を、帰る場所を失うこわさを!

シンタロー「、、、。分からねぇよ。分かりたくても争ってちゃ分かるもんも分かんねぇよ!」

ラグ(この空間での二人の力は互角。シンタロー君、サーヴァントの中でも人間よりのスペックなのに戦えてて凄いよ。)

シンタローと電はお互い距離をとる。

シンタロー(、、、。接近戦でこれだ。卑怯だがルナ&トリガーに、、、。いや、待てよ、、、。俺が使えるのは本当にこの六種だけじゃねぇよな。なら、あのメモリを試してみる価値はある、、、。()()()()の記憶の中からサルベージして、、、。これで行ける!)

シンタローは一気に電へ近く。

電「来るなら、殺してあげるのです!

電は錨を振り上げる。だが、シンタローはそれを待っていた。

シンタロー「トライアル!」

シンタローは急加速し電の懐まで潜り込む。

電「なっ!」

シンタロー「メモリー&ジョーカー」

シンタローの拳が電にヒットする。だが、ダメージはない。

シンタロー「これが、、、。君の、いや、君達の記憶、、、。この鎮守府の呪縛か、、、。その呪縛からも少しは解放されてるんだな。提督のお陰か?でも、提督は着任してすぐに大本営に呼ばれあのヘンテコな生物に指示を少しだしただけ。まだ関われてねぇのか。」

電「電からはなれろなのです!

シンタローがまた距離を取った。

シンタロー「君達の記憶を見せてもらった。だけど、俺にはどういう言葉を伝えたらいいか分からない。俺は当事者じゃないから苦しみを分かち合うこともできない。だけど、せめてその苦しみを和らぐことはできるはすだ。」

電「フフフ、電がそんなあまい言葉でゆらぐとでも?

シンタロー(揺らいでるな。ラグ、分かってるよな?これを待ってたんだろ?)

ラグ(シンタロー君ナイスだ!今のマスターは揺らいで!なら!)

ラグが電へと近づく。

電「来るな!

電が錨を振るう。だけど、そこにはラグはいない。

電「どこに、、、。あれ?

電の視界が揺らぐ。

ラグ「この()()()()()()。つまりはマスターが見た僕は数秒前?数分前?数時間前?の僕に過ぎない。まぁ、この中なら数秒前なんだけど、、、。ごめんねマスター。しばらく眠っていてくれ。次目覚めるときはいい目覚めのはずだから。」

倒れる電をラグが抱き抱える。

シンタロー「終わったか?」

ラグ「ありがとう。シンタロー君。僕はマスターを安全なところに寝かせてくるから。それが終わったら僕も騒動鎮圧に動くよ。」

シンタロー「あぁ、頼むよ。」

ラグの姿が消える。

シンタロー「今のは認識できなかったけど、、、。あの力はヤバすぎる。」

シンタローは次の場所へ向かうのであった。

 




名前 (いなずま)

詳細 久美浜鎮守府に所属する暁型(あかつきがた)の四番艦。普段はおとなしいが戦闘時にトラウマが蘇り狂気を帯びてしまい暴走する。


名前 ラグ

クラス 詐称者(プリテンダー)

召喚者 (いなずま)

詳細 座に刻まれる前の記憶が一切ない謎のサーヴァント。その実力はかなりのものであり能力は名前そのものでありラグである。どういう経緯でサーヴァントになったかが不明な為これ以上の詳細は不明。

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