信勝君が鎮守府に着任しました。   作:古明地響

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作者「ぶっ殺す!ぶっ殺す!!」
清音「燃やせ!燃やせ!」
静謐「蝙蝠なんぞ私の敵ではありません!!ブッコロリです!」
?「えー、、、これはどういうい状況なのでしょうか?まだ召喚されるか分からない私としてどうでもいい、、、わけではありませんが、、、。」
信勝「これはグラサンと蝙蝠男に対してかなりのフラストレーションが溜まってるようです。」
?「ふむふむ、、、あれ?そうなったら私にも矛先が向くような?」
信勝「あぁ、それは君が特に怒りを溜めさせるようなことをして無いと、単純に作者の好みに合ってるってだけなんだ。」
?「えぇー(困惑)」


とある英霊の物語~新たなる三体の獣~

私は求めた。

究極の力を、、、。

求め、そして手に入れた、、、。

だが、手に入れてどうだ?何が残った?

人々から恐れられ、知人達も離れていき最後には、、、。

 

大切な親友を殺してしまった。

 

そんな私に付けられたレッテル?忌み名?二つ名?多すぎて忘れた。

ある時は禁忌(きんき)魔女(まじょ)と呼ばれ、、、。

ある時は巫女殺(みこごろ)しの魔女(まじょ)とも呼ばれた。

だが、どの人物も口を揃えてこう言うだろう。

「あれは、人類悪(じんるいあく)だ。」と。

そんな私が何故、座に刻まれているのか?

全くもって意味がわからない。

私のような悪は消えてしまえばいいんだ、、、。

 

 


 

 

なんて考えてたら私は溺れていた。

?「ゴボゴボ!!ふはぁ!!いきなりなんなのぜ!え?」

そこは海のど真ん中。

黒い集団が一人の少女を襲っている。

その少女の手の甲にチラッと令呪が見えた。

?「あー、なるほどねー。そう言うことか!」

私はすぐさま箒に跨がり空を飛ぶ。

そして、状況を伺う。

なるほど、座で見た深海棲艦があれか。で、一人で戦ってる少女が艦娘と、、、。

劣勢、、、いや、最早これは集団リンチだ。

明らかな力差がありながら快楽のために踊らせているにすぎない。

反吐が出る。

だから、終わらせる。

?「居場所も役割も何もかもただただ、堕ちていく。受け取れ!これが私の究極だ!『究符(きゅうふ)・ジャッジメント・スパーク』!!

八卦炉(はっけろ)から放たれた巨大な直線上に伸びた弾幕は海もろとも深海棲艦を文字通り消す。

?「あ、やり過ぎた。」

海が消える。弾幕が着弾した場所は消えている。そこに海水が滝のように流れると近くにいた艦娘はどうなるか。

考えなくともわかるであろう。

そう、飲まれ堕ちていく。

堕ちていく少女を無事にキャッチする。

?「ふー、危ないところだったのぜ。ま、原因を作ったのは私だけどな!とっ!おい!大丈夫か?って、気絶してるのぜ。まぁ、無理もないか。」

少女を腕に抱きながら月夜の空を飛ぶ。

 

人類悪・解放


 

 

ふむ、、、

エンド、カラミティ、デスペア、カオス、エンペラー、ディマイズ、タブーが既に召喚されたか。

もうじき我も召喚されるであろう。

本来ならこのようなことは無いが神の悪戯なのだろうか?

人類悪がこれだけいて終わらぬ世界とは、、、実に面白い。

だが、人類悪はまだまだいる。

それに対抗しての冠位(グランド)のはずなのに、、、。まぁ、面白ければそれで、、、。

、、、良くないか、我はこの世界の人類を知っている。

何も悪くない人類もいる。だが、それを抜きにすればどうだ?

最早ゴミしかいないではないか!

そんな世界、この我が創造し直してやろうではないか!

壊し、無にし、創造す。

それが我が人類悪である所以。

おや?我を召喚しようとするものがいるか、、、。

よろしい!このクリエイトの力を思う存分振るってやろう!

 

 


 

 

と、息巻いたのはいいが、、、。

ぼろぼろで真っ暗で何もない部屋。

寝床もなければ机も無い。 

そんな部屋のど真ん中でただ一人座る少女。その目は虚ろでどこか虚空でも見ているようだ。

?「おー、もしもーし。お前が我のマスターか?」

返事がないただの屍のようだ。

?「えー嘘でしょー。召喚されたら無言で虚空を見るマスターがいたと、、、。流石の我でも運命はどうしようも『ピンポンパンポーン』ほへ?放送か?」

アナウンス『駆逐艦黒潮(くろしお)、直ちに執務室へ来い!以上だ!』

それだけでアナウンスは終わる。すると、虚空を見つめるだけだった少女が動き出す。

そして、そのまま出ていてしまった。

?「、、、。ふむ、こりゃ、不味いな、、、よし!ここはこの我が殺ってやろう。虫酸が走るようなゴミみたいな人類をな!」

 

人類悪・轟臨


 

 

私は宇宙より飛来しこの星を滅ぼす者?だったらしい。

全ての世界の私であるからどれが正解か分からない。

でも、私がやることはサーヴァントとしてマスターを守ること

召喚されればの話ですけど。

私のような愚かな人類悪など誰が呼ぶのでしょう。

この愚かなるジェノサイドを。

私が呼ばれるわけが、、、え?呼ばれている?この私を!?

そうか、そうなのですね、、、。

では、参りましょう。

 

 


 

 

さて、マスターは、、、マス、、、ターは、、、?

はーい、何でですかねぇー?いきなり無数の銃口を向けられてるのですけど!!?

っと、マスターは私の後ろにいるようですね。

まずはマスターの御尊顔を、、、。世界は残酷なのですか?

ふざけてるのですか?世界はこの私をぶちギレさせました!!

?「へいへーい!愚かなる人間共!!この私の、、、人類悪コード・ジェノサイドの養分となるのです!!」

グチャズチャビチャ

悲鳴、切り裂く音、血飛沫が堕ちる音、臓物が引き摺られる音。

あぁ、制御できていなかったようですね。

まぁ、この状態です。制御できるわけ無い。

さて、愚かなる者達は皆悉く死にましたね。では。

?「ご無事ですか?マイスター。」

 

人類悪・飛来

 


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