信勝君が鎮守府に着任しました。   作:古明地響

7 / 103
時に雨、止まぬ雨あり

車内にて

 

信勝「あのー、、、。吹雪?なんでさっきから拳銃を突き付けてるのか理由を教えてくれないか?」

吹雪「え?拳銃は嫌ですか?なら、この主砲で、、、。」

信勝「そうじゃなくて!!なんで僕が命狙われているか聞いてんの!!」

吹雪「だってこうした方が眠たくならないじゃないですか!」

桜子「、、、。えーと、、、。この吹雪ちゃん、頭のネジが何本か抜けてませんか?」

信勝「多分ネジどころかナットもボルトも何もかも抜けてるよ!!」

CEO「はぁ、マスター、、、。少しは常識を学んだ方が、「これが私の中での常識です!」、、、。だそうだぞ。」

信勝「、、、。これは帰ってから学習だな。あと、響に拳銃の入手経路を聞かないと、、、。」

桜子「まぁ、この前までブラック鎮守府だったらしいですからね。まぁ、ノッブの弟がちゃんとした教育を出来ると思えないですけどね。」

信勝「おい、、、。僕のことをディスるのは良いとして、姉上を侮辱したのは罪が重いぞ。」

信勝が桜子に拳銃を向ける。

桜子「いやいや!冗談に決まってるじゃないですか、アハ、アハハ(焦)」

信勝「、、、。それならいいけど、、、。」

朝日が登る。朝日が登ると高速道路で走る車の運転手達は気を付けなければならないことが1つある。

桜子「うおっ!!まぶしっ!!」

そう、日光によって目を瞑ってしまう。これにより起こる事故もある。

信勝「なんだ?これぐらい予測してなかったのか?ちゃんとサングラスぐらい用意しとけよ。」

桜子「うるさいですね!!こうなったら車内での会話は全てカットです!!異論は認めない!!」

信勝「ちょっ!暴れるな!!」

 

 

 


 

 

大本営 近藤元帥執務室

 

近藤「うむ、、、。」

?「元帥、、、。どうされました?」

近藤「ん?なんだ、[大和(やまと)]か。こんな朝早くなんて珍しいな。」

大和「そうですね。まだ四時半ですもんね。で、何を見てるんですか?」

近藤「あぁ、これだよ。」

大和「これって、、、。世界五ヶ所から脱獄した死刑囚達ですか?」

近藤「そうだ。だが、我々海軍はこの情報に圧力をかけている。」

大和「それは何故ですか?」

近藤「この五人の死刑囚のうち一人は日本の[網走刑務所(あばしりけいむしょ)]から脱獄している。そして、網走から消えた囚人は二人。この意味が分かるか?大和。」

大和「あれ?世界五ヶ所から脱獄した死刑囚は五人ですよね?なら、人数が合いません、、、。まさか!!」

近藤「そうだ。網走刑務所最悪の囚人、、、。奴が脱獄した。本来ならこの件は稚内の八幡君が適任だと思ったが相手が悪い。」

大和「八幡提督、、、。そうでしたね。五年前のあの日、その日からあの人の心は[空っぽ]になってしまいましたね。」

近藤「最愛の艦娘を亡くした彼を慰めることは我々にはできなかった。別の個体だとしても会うだけで彼の傷を抉ることになる。出会うことはないと思うがな。」

大和「そうですね。もし、もう一人の死刑囚と共に行動しているなら今はこの東京にいる可能性が高いと思われます。」

近藤「そうだな。警視庁に連絡して包囲網を展開してもらうことにしようか。」

大和「わかりました。では、連絡して来ますね。」

大和は執務室から出る。

 

 


 

 

東方 某所 ホテル

 

?「もう朝か、、、。」

少女が目覚める。その右目には令呪があるだけで黒髪の美しい少女だ。

?「お目覚めですか?マスター。」

ベッドに横たわる少女の隣に一人の女性が立っていた。その姿は浮世離れしたような美しさなのに、服装はごく普通の服装だった。ちなみにつるぺたである。

?「今、変なことを考えた人は明日の朝痺れて動けないでしょう。」

?「どうしたんだい?」

?「いえ、スルーしていただいて結構ですよ。あっ、そうだった!先ほど[氷鬼(ひょうき)]が戻られましたよ。」

?「そうなのかい?で、彼は?」

?「彼は今、「朝食を買いに行ったところだぜ。」、、、。貴方、いらっしゃったんですね。[フォーリナー]。」

女性の言葉を遮ったのはいつの間にか部屋にいた金髪の男性。この男性は[フォーリナー]らしい。

そのフォーリナーを女性が睨む。

フォーリナー「おいおい!待ってくれよ、、、。確かに昔は敵どうしだったけどよぉ、今はこうして味方じゃねぇか。」

?「貴方が味方ならあの[破壊者]が味方の方がよほど安心します。あの方は人間を殺しても自然を破壊しませんから。それに比べて貴方ときたら、、、。どれだけの自然を破壊したら気が済むんですか?」

フォーリナー「いや、その、、、。マジですみませんでした!!」

フォーリナーはDO☆GE☆ZAしていた。

?「はぁー、、、。この世界に[バトラ]はいないのかしら?」

?「[バトラ]?生前の彼氏かい?」

?「えっ、、、。いえいえ!違いますよ!彼は私の双子の弟みたいな存在でして、、、。「え?てっきり彼氏かと」おい、くそ野郎は黙ってろ。」

フォーリナー「あっ、はい。」

?「弟ねぇー、、、。」

女性の顔は真っ赤になっていた。

フォーリナー「お?バグったか?[ルーラー]がバグったからバグったルーラーか?wwwwwwwww」

フォーリナーが爆笑している。[ルーラー]と呼ばれた女性の表情がだんだん鬼のようになっていく。

ルーラー「、、、。」

ルーラーは無言で立ち上がり、、、。

ドンッ!

フォーリナー「ぐはぁっ!」

フォーリナーに腹パンを決めてフォーリナーを引き摺りながら部屋を出ていく。

?「、、、。はぁー、、、。」

一人残された少女はため息をつく。そして部屋にあったテレビのリモコンを取りテレビを付ける。

テレビを付けると丁度ニュース番組がやっていた。

アナウンサー「世界五ヶ所の刑務所から脱獄した死刑囚。今回はそのうちの一人、[氷鬼蓮司(ひょうきれんじ)死刑囚]について紹介していきたいと思います。氷鬼死刑囚は今から25年前の1995年12月25日、丁度クリスマスの日に秋田県秋田市で産まれました。彼が罪を犯したのは2012年の6月のこと。まだ梅雨の時期で連日のように雨が降り、その日も雨が降っていました。当時高校二年生だった彼は、教師を含めたクラスメイト35人を刃物で切り、殺害しました。その後裁判で死刑判決をくだされ網走刑務へと投獄されていましたが、つい先日彼の牢屋には[東京に最後の恨みを晴らしに行く]と書かれた紙が置かれており氷鬼死刑囚の姿はありませんでした。ここから分かることは8年前の虐殺事件は幕を下ろしていなかったと言うことです。当時学校での彼の評価は[根暗で成績も悪くいつも一人で何を考えているのか分からない不気味な生徒]と言う評価でした。しかしこれは学校側の評価です。彼の弁護を担当した弁護士からの評価は[真面目そうで物事もしっかり考えられていて頭も良く、とても根暗で成績も悪かったとは到底思えないし不気味でもない。どちらかと言うと優秀な生徒ではなかったのか]とのことでした。この事に学校側は、[そんなことはある筈がない!]と強めの否定をしており怪しさを増していました。実際、学校側が何かを隠しているとの声は多く近くに住む住人の方々も氷鬼死刑囚に対して悪い印象はなく、むしろ[ボランティア活動などに積極的に取り組む好青年]だったそうです。ですが、事件の三ヶ月程していきなり警察による弾圧が始まりました。なんと、氷鬼死刑囚を擁護した住人や弁護士を次々と逮捕していきました!それと同時期に当時の校長は辞職、翌日死体となって発見されました。」

ピッ!

そこで少女はテレビを消す。

少女の表情はどこかつまらなそうであった。




キャラクター紹介

名前 大和(やまと)

艦種 戦艦

詳細 近藤元帥の秘書艦。仕事はしっかりこなすのだが私生活はだらしない。家事が殆ど出来ないが料理だけは出来る(高級レストランで食べるより美味しいらしい)。実は胸にPADをいれているとか。


名前 繝「繧ケ繝ゥ

クラス ルーラー

呼び名 守護神のルーラー

召喚者 譎る岑

詳細 太平洋上の南西諸島のどこかの島に存在する人類を守る守護者。とある破壊者に何度も挑み敗れ、時に協力した。双子の弟がいるらしいが周りからはカップルだと思われている。とあるフォーリナーから[バグったルーラー]と呼ばれキレた。


名前 繧ュ繝ウ繧ー繧ョ繝峨Λ

クラス フォーリナー

呼び名 三つ首のフォーリナー

召喚者 氷鬼蓮司(ひょうきれんじ)

詳細 元は宇宙からやって来た三つ首の龍だったらしいが英霊になってからは二本の首は無くなってしまった。その代わりに腕が生えたらしい。守護者のルーラーやとある破壊者とは因縁の相手であるため敵意が無くても殴られる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。